CarPlayとAndroid Autoに両対応のディスプレイオーディオ

本来なら新しい楽ナビを勧めるべきだし、個人的にも「運転に不慣れな人ほど、見やすくて使いやすくナビ性能も安定した楽ナビを使って欲しい」と思います。が、普段は知っている道しか走らないし、本当にナビが必要なドライブは年に数回という人の中には「カーナビに10万円も20万円も払うのはどうも…」と思う人もいるでしょう。そんな人に向けてカロッツェリアが用意したのが6.8型ワイドVGAモニター搭載のディスプレイオーディオ、FH-8500DVSです。


Apple CarPlayとAndroid Autoの両方に対応していて、スマートフォンを接続すれば、各サービスをFH-8500DVSのディスプレイに表示。FH-8500DVSのタッチパネルでコントロール可能です。車内でのスマホ使用が快適になりますね。iPhoneの場合は、Siriアイズフリーにも対応。音声認識でiPhone内の音楽を呼び出して再生したり、より快適な操作が可能です。さらにYahoo!カーナビがApple CarPlayに対応したというニュースが最近流れたばかりなので、より快適に使えると思います。

ディスプレイは1980×1080pのフルHD画質で動画再生に対応。USBやポータブルHDDなどに保存した大容量の動画データを楽しむことができます。ハイレゾ音源の再生にも対応。とはいえダウンサンプリング再生になりますが、192kHz/24bitまでは44.1kHz/16bitに変換して再生可能です。他にもMP3/WMA/AAC/WAVFLACの音声データからJPEGの画像、H.264/MPEG4の動画まで、多彩なファイルに対応します。DVDならDivXの再生にも対応しています。

48bitデュアルコアDSPを搭載し、タイムアライメントやネットワークモード、13バンドグラフィックイコライザーの調整が可能。圧縮音源をCDに迫る音質に変えるアドバンスド・サウンドレトリバーや、ノンストップで音楽再生が楽しめるMIXTRAX EZといったオーディオ機能も楽しめます。

価格はオープンですが、市場予想価格はおそらく4万円台。同価格帯のケンウッドDPV-5000と比べると、画面サイズが7型ワイド(DPV-5000)に対し6.5型と少し小さく地デジチューナーを内蔵していないという弱みはありますが、FH-8500DVSにはApple CarPlayとAndroid Autoに対応しているという大きな強みがあります。ケンウッドでApple CarPlayとAndroid Autoに対応したいわゆるディスプレイオーディオとなると、DPV-7000というモデルで価格は一気に7万円台まで上がるので、車内でTVを見ることは無いという人には、かなりお買い得なんじゃないでしょうか。

ナビが必要なドライブは年に数回だから、ナビは要らないというかたにはお勧めしたいモデルです。