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純正システムに外部パワーアンプを追加するなら

μインターフェイスのUDP-HTL04(3,675円)は、純正デッキやベーシック〜ミドルグレードの市販AVナビなど、RCAの音声出力端子を持たないシステムに外部アンプをプラスしてシステムアップを可能にするハイ/ローコンバーター。入力2ch、出力4chの構成で、フロント/リアの4スピーカーシステムのほかフロント+サブウーファーシステム、フロント2ウェイマルチシステムなどへのシステムアップに対応する。

グランドループアイソレーター方式を採用し、多点グランドによる電位差などが原因で発生するノイズを低減。L/R独立で出力レベルを調整できるのもシビアにクオリティを追い込むときに有効だ。純正デッキからリモートが取り出せない場合でも、音声信号を検出して外部アンプに自動的にリモート信号を出力できるオートリモートも便利。スピーカー入力端子がカプラー式で本体から抜き指しできるから、取付&配線作業も効率よくできる。最大入力は80W。サイズは幅98×奥行き88×高さ29ミリ。

ケンウッドがセンターユニット3機種を発売

最新iPod/iPhone対応のCDレシーバー

ケンウッドから現行のiPod/iPhoneに対応した1DINセンターユニットが3モデル登場した。I-K70V(32,550円)とI-K7O(29,400円)の2機種がCDレシーバーで、VDR--77(34,650円)がDVD/CDレシーバー。I-K70VとI-K70の違いは、イルミネーションを約1,000種類のオリジナルカラーに設定できるバリアブルカラーイルミネーションがある(I-K70V)か無い(I-K7O)か。かわりにI-K7Oには、操作のたびに光が流れたり点滅したりするアドバンスト・イルミネーション・エフェクトを搭載する。

左がI-K70V、右がI-K70。イルミネーション以外は同じ。

それ以外はほぼ同じ仕様。USBを装備し、最新のiPodやiPhone3Gを接続できるiPod用インターフェースケーブルを付属。これを使用するとiPod内の音楽はデジタルデータのままI-K70V&I-K70に送られ、I-K70V&I-K70に内蔵の高性能24bitD/Aコンバーターでアナログ信号へと変換するので、アナログで伝送するタイプに比べてクリアで質の高い音が楽しめる。またニューDSPを搭載し、デジタルタイムアライメントやイコライザーによる調整もできる。

iPodの音楽の選曲は、デッキのコントローラーでできるが、iPodコントロール・ハンドモードに対応しているので、選曲等の操作を使い慣れたiPod/iPhone側で行うことも可能。選曲時はタイトルやアルバム名、アーティスト名などを日本語5行表示するし、再生時は日本語4行+スペアナ1行や日本語1行+スペアナ4行など、多彩な表示を選択できる。またアルファベットサーチやスキップサーチを採用し、スピーディな選曲ができるし、よく操作する機能やお気に入りの放送局などを6種類までメモリーしてダイレクトに呼び出せるフェイバリット・メモリーも便利だ。

モニター追加でiPodビデオやDivXが見られる!

VDR-77はCDだけではなくDVDの再生もできるドライブを搭載。映像入力付きのカーナビやモニター、カーTVと組み合わせて、オーディオ&ビジュアルシステムが完成する。別売の音楽/動画用iPodインターフェイスケーブル、KCA-iP240V(4,200円)を用意すれば、iPhone/iPodの動画を接続したモニターで楽しむことができる。また、USBデバイスに保存したDivXやMPEG1/2、JPEGの圧縮動画、静止画の再生も可能。ほかにMP3/WMA/WAVの音楽ファイルも再生できる。

USBはフロントに装備しているから、接続は用意。USBの下にミニジャックのAUX入力があるので、USB接続できないデジタルオーディオプレーヤーも接続できる。ミュージックサーチ機能は、音楽をスピーディに検索可能。iPodを車内でいい音で楽しめるようチューニングしたiPodEQやデジタル・タイムアライメント、デジタルクロスオーバーネットワーク、dBイコライザーPROなど、音質調整機能も多彩だ。

ケンウッドから最小サイズのパワードサブウーファー

車種を選ばず低音再生を実現するために、サイズを限界まで切り詰めたチューンアップ・サブウーファーがケンウッドのKSC-SW01(22,050円)。スピーカー口径は16センチでボディサイズは幅270×高さ70×奥行き180ミリとコンパクト。だからセッティングスペースに余裕がない軽自動車やコンパクトカー、2シーター車などにも設置できる可能性が高い。

エンクロージャーは密閉型で本体背面にアルミダイキャストフレームを採用。内蔵パワーアンプは、音質重視の回路で構成した最大出力150Wのものだ。RCA入力のほかにスピーカー入力に対応しているので、純正システムに手軽に追加して低音の強化が可能。ボリュームレベルの操作ができるリモコンはブルーイルミネーション付きだから、車内が暗くてもリモコンの場所がすぐにわかる。カットオフ周波数50〜120Hzの範囲で調整可能なローパスフィルター付き。

ケンウッドからコンパクトなクラスDアンプ2種

ケンウッドがコンパクト&ハイパワーなクラスDパワーアンプを2機種発表した。モノラルアンプのKAC-X1DとKAC-X4D(各68,250円)で、サイズは両モデルとも幅235×高さ52×奥行き192ミリ。このコンパクトボディからKAC-X1Dは最大1500W/定格600W(4Ω)、KAC-X4Dは最大1200W/定格120W×4(4Ω)のパワーを発揮する。
KAC-X1Dはバスブースト調整用のリモコン付き

デュアルパワーサプライの採用により、電源ロスを低減し、安定した負荷電流を供給。サーマル・マネジメント・システムが温度を管理しているので、大出力の音楽再生を連続しても安心だ。モノラルのKAC-X1Dには、ホームオーディオの高級アンプにも採用しているデュアルΣドライブを搭載。ブリッジ出力からの音声信号をフィードバックスすることで、ダンピングファクターの改善や歪み&スイッチングノイズの減少などを図っている。

KAC-X1Dは2Ω負荷、最大出力700Wでの使用も可能。KAC-X4Dは2Ω時150W×4、ブリッジ4Ω300W×2での使用もできる。KAC-X1Dはローパスフィルターとインフラソニックフィルター、バスブーストを内蔵。KAC-X4Dは、ローパスフィルター/ハイパスフィルターを内蔵している。

フォーカルKRXスピーカーの日本限定モデル



フランスを代表するスピーカー・メーカー、フォーカルが日本のハイエンド・カーオーディオファンのためにリリースした日本限定モデルが165KRX2 J-Active(86,100円)と165KRX3 J-Active(147,000円)だ。165KRX2 J-Activeが16.5センチウーファーとアラミド繊維の逆ドーム型トゥイーターを組み合わせたセパレート2ウェイ構成。165KRX3 J-Activeは16.5センチウーファー+8センチミッドレンジ+トゥイーター3ウェイ構成。これらのパッシブクロスオーバーネットワーク付属モデルは昨年発売済みで好評だが、日本では、デジタルプロセッサーを使用したマルチアンプシステムが主流で付属のクロスオーバーが無駄になるケースが多いので、あらかじめクロスオーバーネットワークを省いてその分、価格をお安くしたのが J-Activeというわけだ。

アルミシャーシ採用のトゥイーターは両モデル同じ。ウーファーは165KRX2が2Ω仕様でフェイズプラグ付き。165KRX3は一般的なダストキャップで4Ω仕様となっている。165KRX3のミッドレンジは同社のフラッグシップスピーカー、Utopia Beと同じフレームを採用。トゥイーター&ミッドレンジを近くに配置してなおかつ、ピラーに簡単にインストールできる専用パーツも用意する。このパッシブクロスオーバーネットワークを省いたJ-Activeモデルは今回、KRXを先行して発表したが、KRシリーズにも用意する予定。またユニット単品販売も行う予定だ。

ビーウィズからコンパクトなモノアンプ登場

ビーウィズから小型&高性能のモノラルアンプ、Reference R-107S(39,900円)が登場した。エアサーキットなど、上級モデルのAccurate A-110S(134,400円)の設計手法を受け継ぎつつ、幅208×奥行き90×高さ39ミリのコンパクトボディに集約。Accurate A-110Sに比べると、体積で約5分の1、質量で約6分の1に収まった。



とはいえ、幅広い温度で安定した性能を発揮するPC95マテリアルをトロイダルコアに採用し、高純度無酸素銅のリッツ線を巻くなど、徹底的にコアロスの低減と高効率化を図ることで、電源部を強化。コンパクトなサイズからは想像できない、力強く上質、かつ音楽性豊かな音質を実現したという。

チャンネルセパレーションの良さは、モノラルアンプのメリット。シンプルなステレオシステムだと2台で約8万円、4ch分用意すると約16万円。音質にこだわる人はチェックしたい。

【関連リンク】・ビーウィズ