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カーナビの試乗インプレッション、カーオーディオ機器の試聴。気になる製品を徹底的にテスト!

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レクサスのEVコンセプトにマークレビンソンが採用

つい先日、ワンオフで制作したレクサスISにアナログプレーヤーが搭載されていると話題になっていましたが、こちらは次世代レクサスを象徴するEVコンセプトカー、LF-Z Electrifiedの話。こちらにはアメリカを代表するハイエンド・オーディオブランド、マークレビンソンの先進オーディオ・システムが採用されています。

マークレビンソンが初めてレクサスに採用されたのは2001年のこと。それ以来、20年に渡ってレクサスとの協業関係は続き、今では業界のベンチマークとも言える存在になっています。そして、今後のブランド変革の象徴として登場したのがEVコンセプトカーのLF-Z Electrifird。それにふさわしい音を実現するべく、マークレビンソンも音響と先進音声技術を駆使した次世代のオーディオ・システムを考案したわけです。

残念ながら資料には詳しいことが書かれていませんが、次世代のマークレビンソン・オーディオシステムには、世界中のコンサート会場と同じ音響空間を車内に再現する機能が搭載されているそうです。また車内のスピーカーを、場所や状況に応じて綿密に制御することで、ドライバーや乗員それぞれにとって理想的な状態で音楽を楽しむことができるとのこと。さらにノイズキャンセリングを備えた次世代サウンドマネジメント機能により座席間や車外との対話をスムースにし、静かで快適な移動空間を提供します。

まだ聴いていませんが、おそらく素晴らしいんでしょう。たぶんですが。しかし純正オーディオでここまでやられると、市販品に替えてシステムアップという気にはならなくなっちゃいますね(笑)

ふるさと納税でドライブレコーダーが選べます

ふるさと納税をしている人はいますかね。ふるさと納税によって、地元の特産品が返礼品として送られてくるので、活用している人も多いと思います。で、見てみるとドライブレコーダーを返礼品としているところもあるんですね。それを紹介します。

まず神奈川県海老名市。ここではオウルテックの前後2カメラドライブレコーダー、OWL-DR802G-2Cが返礼品として選べます。寄付金額は73,000円。このドラレコ、オウルテックのダイレクトショップのサイトでは26,950円(税込)で販売していて、還元率は36.9%です。

ドラレコ自体は脇阪寿一氏が監修したモデルで、1920×1080のフルHD画質で、前後ともしっかり記録します。前方カメラは体格135度、後方カメラは体格130度(1280×720)で、前方カメラは画素数約200万画素。F1.8の明るいレンズに加えてWDR機能を搭載し、夜間でも明暗さが大きい場所でもクリアに撮影できます。

静岡県焼津市ではF.R.C.のFC-DR220WMが返礼品で手に入ります。こちらも前後2カメラのドライブレコーダーですが、寄付金額が42,000円とリーズナブルなのが特徴。還元率は47.1%ですから、なんかお得な気がしてしまいます。

200万画素の高解像度CMOSセンサーを搭載し、鮮明な録画が可能。STARVIS搭載なので暗いシーンでも明るく撮れるのもいいですね。安心の日本製で3年の保証が付いているのもうれしい点。HDRを搭載し、白飛びや黒つぶれも芸弦してくれます。

安心感から言ったら三重県伊勢市の返礼品でしょう。最近は販売台数ナンバーワンを謳っていませんが、セルスターの前後2カメラドラレコがあります。三重の自社工場で一貫生産しているので安心感抜群。某ショップに聞いたところ「セルスターだけは故障で戻ってきた記憶がない」という話をしていました。それだけ信頼性が高いということでしょう。

CSD-790FHGというモデルで寄付金額は87,000円とちょっと高め。還元率は30.8%ですが安心代も含まれると思えば、けっして高くはないと思います。

ところで、取り付けですがハンドメイド派の人なら大丈夫でしょうが、一度も自分のクルマをばらしたことがない人は危険。きっと手に負えなくて、ショップに持ち込んで付けるということになるでしょう。もう目に見えています(笑)

そんな時でも、ショップは文句を言わずに付けてくれるでしょう(もちろん有料)が、ショップとしては商品代の利益が出ないわけだし、けっしておいしい仕事とは言えません。もしショップに取り付けを頼むことが目に見えていたら、最初から商品も含めてお店に頼むことがおすすめ。だからこのふるさと納税のドラレコ は、D.I.Y派限定ということでしょうね。

NAVITIMEがディスプレイオーディオで利用可能に

3月23日からナビタイムジャパンのカーナビアプリ、NAVITIMEドライブサポーターがApple CarPlayに対応したんですね。これでディスプレイオーディオでNAVITIMEの利用が可能になります。

ディスプレイオーディオ等でNAVITIMEドライブサポーターを利用するには、新設された「プレミアムプラス」コースへの登録が必要。これは月額800円、または年額8,000円(ともに税込)の有料です。このプレミアムプラス・コースは、主にトラックやタクシーなどの商用車を運転するプロドライバーや、一般ユーザーの中でもヘビーユーザー向けに特化した機能を提供するためのコースで、既存のプレミアム・コースで利用できる有料機能に加え、プレミアムプラス・コース専用の機能を使うことができます。

その内容は細かく書いていないのですが、オービス通知とかライブカメラ情報表示など多彩な機能があるみたいですね。また今後は経由地設定数や車種登録数の増加、車高・車幅を考慮した正確な大型車ルート、巡回経路検索など、さまざまなプロドライバー向けの機能追加を検討しているそうです。

NAVITIMEドライブサポーターの良さは、ディスプレイオーディオなどの車載ディスプレイに最適化されたUI(ユーザー・インターフェイス)でのルート表示や案内が可能になること。また車載ディスプレイから取得される車速などの情報を利用できるようになるため(※一部車種には未対応)トンネル内などGPSの電波をキャッチできない場所でも正しい位置情報を取得できて、正確なナビゲーションが可能になります。

Yahoo!カーナビなど、無料でも渋滞情報が取得できるナビアプリが出ている今、月額800円、もしくは年間8,000円を払うのはちょっと…と思う人も多いのはわかります。僕もその口です(笑)がトンネル内でも正確など、良いものであることはわかります。ヘビーユーザーなら、ぜひ活用してみては?

村田製作所製「イオニシモ」搭載の2ウェイ空気清浄機

新型コロナウイルスが猛威をふるって以降、ケンウッドが空気清浄機分野に参入するなど、車内をクリーンにしようという機器が増えているように感じます。これもそう。慶洋エンジニアリングが本日3月25日から順次発売する予定の2ウェイ・イオン空気清浄機、AN-S086です。

この空気清浄機には村田製作所が開発したイオナイザ技術「イオニシモ」を搭載しているのが特徴。イオニシモは高電圧を利用して空気分子をイオン化、オゾン化するデバイスで、空気中にマイナスイオン・オゾンを発生させることで、タバコの煙や浮遊している花粉・ウィルスの除去、除菌、カビ制御に効果を発揮します。エアコンの風邪に乗せて車内全体にプラスとマイナスのイオンを放出すれば、より効果的に消臭・除菌できるというわけです。

2ウェイとはエアコン吹き出し口とサンバイザーのどちらにも設置できるという意味で、両方に取り付けつけられるステー付き。本体は幅70×奥行95×厚さ35mmのコンパクトサイズで重さは約100グラムの軽量だから、邪魔にならないと思います。

運転音は41〜45dBありますが、大音量で音楽を聴いていれば気にならないレベル。コンパクトながら2段階の風量調整もできます。電源はシガーライターから。約3.5mのケーブルが付いているのでサンバイザーに装着してもダッシュボードのシガーソケットまで届くと思います。

価格は慶洋エンジニアリングのサイトに書いていなかったんですが、6,000円程度とのこと。Amazonを見たら6,600円で出ていました。しかし消費税高いですね(笑)。これで新型コロナウイルスが除去できるかは定かではありませんが、消臭&除菌効果はあり。クルマの中をクリーンにすれば、清々しい環境で音楽を楽しめるかと思います。

オーディソンのプリマ・スピーカーがバラ売りで登場

昨年4月にオーディソンのプリマ・シリーズに追加されたリーズナブルなセパレート2ウェイ・スピーカー、APK165P(28,000円/税別)ですが、このウーファーとツィーターがバラ売りで発売されます。別のツィーターを使いたいとかウーファーは他のアイテムにしたいと考えている人にはいいですよね。

ウーファーのAP6.5P(15,000円/税別)は口径が165mm。取り付け口径が141mmのねじ穴が4穴タイプで、一般的な市販バッフルでも固定できます。定格入力が110Wなので、パワーアップしたDSPアンプ、AP F8.9bitと組み合わせても十分に余裕があります。出力音圧レベルが92.55dBと高いので、楽々と鳴ってくれます。

ツィーターのAP1Pは一般的なものよりも大きめの29mm口径。再生周波数帯域が1.2kHz〜25kHzなので、けっこう低い周波数帯域から使えます。クロスオーバー周波数4kHz、スロープ-12dBoctのネットワークも付属しているので、ツィーターの破損も防げます。まあ、多くの人はDSPを使ってマルチアンプ接続するのでネットワークは不要でしょうけど。

取り付け用のマウント類が充実しているのも嬉しいところ。純正位置用のものからアングルマウント、フラッシュマウント、ウォッチバンドまで付いているし、グリルがメッシュグリルとスポークグリルの2タイプ付いていて、お好きなほうを選べます。メッシュブリルは、Aピラー取り付け時にユニット保護を重視する人向け。スポークグリルはアコースティックパフォーマンスを最大化したい人向けということですね。

ツィーターも出力音圧レベルは92dBですから、元気いっぱいに鳴ってくれます。ツィーターが小さくてか細い音しかしないから、もっと元気よく鳴らしたいとか、ツィーターをもう少し低い周波数から鳴らしてヴォーカルを高い位置に定位させたいと悩んでいる人にはぴったりかもしれません。

プリマDSPアンプと同サイズの小型ハイパワーモノアンプ

FORZAになってパワーアップして好評のオーディソンAP F8.9bit(140,000円/税別)と同サイズのモノラルアンプAPF 1D(76,000円/税別)が追加発売されました!

AP F8.9bitはコンパクトなボディにシーラスロジックの32bitプロセッサーと定格で85W×8(4Ω)のパワーアンプを内蔵したDSPアンプ。ブリッジ接続すれば260W×4でも使えるので、フロント2ウェイ・スピーカーならハイパワーでドライブできます。

そこにサブウーファーを加える時に必要なパワーアンプが、このAPF 1D。4Ω時500Wでドライブでき2Ωなら800W。1000Wの1Ωドライブもできるので、たいがいのサブウーファーはドライブできます。

このハイパワーなのに幅238×奥行155×高さ49.55mmとコンパクトなのにも驚き。AP F8.9bitとまったく同じサイズなので、2台ならべてインストールすれば見た目もカッコいいし場所もとりません。たとえば横に2台並べた場合は約480mm程度。大きいアンプ1台くらいの幅に収まっちゃいますね。しかも奥行き方向は155mmなので、ほんと省スペースです。

これでAP F8.9bitのアンプ部をブリッジ接続して使えば、260W×4+500Wのハイパワー・システムが完成。僕なら、これでフロント2ウェイ+サブウーファーをマルチ・ドライブして使うと思います。まあ、AP F8.9bitは8chアンプを内蔵しているので、使いかたはさまざま。それぞれのシステムに応じた使いかたをいろいろと考えてみてください。

クラリオンのカーナビがIFTTT連携でより快適に

クラリオンのカーナビをお使いのかたに朗報です。独自のクラウド情報ネットワークサービス「スマート・アクセス」が提供する「インテリジェント・ヴォイス」で、3月17日からIFTTT連携機能が使えるようになりました! IFTTTとはIFTTT inc.が提供するWebサービスで、異なるプラットフォームやソーシャルメディアを連携させることができます。「IF This Then That」の略で「もし、これをしたら、あれをする」という意味合い。あるツールで特定の動作をした時に、別のツールで付随した動作を自動的に行えるという機能です。

たとえばインテリジェント・ヴォイスに「今から帰るとメールして」と話せば家族にメールが送られるし、IFTTTにはエアコンを付けたりとか、電動ガレージを開けたり閉めたりの操作など様々なサービスが登録されているので、それらを組み合わせて自分でカスタマイズしたアプレットを作ることができます。

アプレットとはIFTTTで作成可能な小さなプログラムのこと。「もし○○が発生したら××を行う」といったように○○と××を組み合わせて実行できるものを指します。メールを送ることに関しては○○の部分がインテリジェント・ヴォイスの発話で、××の部分はメール送信ということ。IFTTTでは数百以上のサービスとの連携が可能で、オリジナルで作成すればユーザー自身が必要としているサービスを組み合わせたアプレットを使うこともできます。

対応カーナビは2015年モデルのMAX775W、MAX675W、NX715、NX615、NX615Wから2019年モデルのNVX997D、NVX897Dまで23モデル。2015年以降のインテリジェント・ヴォイスに対応したモデルはだいたい使えると思ってください。

アップデートは不要なのもうれしいところ。IFTTTのアカウント登録は必要ですが、登録すれば使えます。使用料は無料。この無料プランの場合、1つの操作で1つの動作だけなので、もっと使いたいという人には有料プランもあります。その場合の料金は3.99ドル/月。円換算すると今日の時点で434.42円です。iOSだと550円、Androidだと420〜520円のようですね。

日本語のサイトはありませんが、そのへんはフォルシアと一緒になったクラリオンらしいところ。URLのリンクは以下に貼っておきますのでご参考に。

IFTTTのサイト
iOS
Android

アルヴェルで映像入力がないとお困りのかたは必見

2019年12月以降のマイナーチェンジしたアルファード/ヴェルファイアで、10.5インチの大画面だからとTコネクトSDナビゲーション+JBLプレミアムサウンドシステムを選んでしまって「しまった…」と感じている人は多いかもしれません。マイナーチェンジ前はアナログではあったものの映像をミラーリングできたんですが、マイナーチェンジ後は映像入力がなくなっちゃったんですよね。これを映像入力できるようにするアダプターが、名古屋オートトレンドのビートソニックのブースで先行発表されました。

このデジタル映像入力インターフェース、HVXT01(63,000円/税別)はカプラーオンで車両側に簡単に接続できます。そしてHVXT01にはHDMIとUSBが付いていますから、ここにニンテンドースイッチなどのゲーム機やBlue-rayプレーヤーなどを接続すれば、カーナビのモニターで楽しめるわけですね。HDMI経由のデジタル映像だから画質もきれいです。

Apple純正のライトニング-デジタルAVアダプターがあればiPhoneのミラーリングも可能。そしてお勧めしたいのがAmazon Fire TVステックを用意して動画配信サービスを楽しむ方法です。これがあればYouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflixなど様々な動画配信サービスをカーナビの画面で楽しめます。当然ながらスマホのテザリングとかモバイルWi-Fiなどのインターネット環境が必要で、すでに持っているならそれを利用すればOKですが、もし持っていなかったらカロッツェリアの車載Wi-Fiルーターを利用するのもいいでしょう。

63,000円(税別)だからけっして安いものではありませんが、これをすべて入れ替えるとなると数十万円の出費は確実。オーディオ・フリークなら迷わず交換しちゃうんでしょうけど、そこまで踏み切れない人もいると思います。まあ、最初からナビレスを頼めばいいんじゃないの? と思ったらマイチェン後は無いんですね。純正でディスプレイオーディオが付いてきちゃう…。

それが嫌だし画面が10.5インチの大画面だしとTコネクトSDナビを選んだ人も多いかと思います。ナビレスが選べて、自由に市販ナビを選べれば問題ないんでしょうが、うまく行かないですね。そんなアルファード/ヴェルファイアを少しでも快適にしたいなら、ビートソニックのデジタル映像入力インターフェースはいかがでしょうか?

アルパインも採用しているSTのハイレゾ対応D級アンプ

今日はデバイスの話題。STマイクロエレクトロニクス(以下ST)が車載向けのハイレゾ対応D級オーディオ・アンプ、HFDA801Aを発表しました。

STといえばアルパインのAVナビ、ビッグXにも搭載されているデバイス。D級アンプを搭載したオールニュー・ビッグXは昨年のオートサウンドWebグランプリでも高い評価を得て見事ゴールドアワードに輝きました。僕も試聴しましたが従来のD級アンプで感じたネガティブ要素をすべて無くして、新世代のカーオーディオの音を生み出したと感じています。

アルパイン・ビッグXに搭載されているのはFDA901という品番のデバイスなのでHDA801Aとは違いますが、同様のコンセプトのもとでHi-Fiサウンドが追求されていると思われます。SN比は121dB、ダイナミックレンジは120dBで、出力ノイズはわずか10μV。極めて高いオーディオ性能を実現しています。

LCローパス・フィルター後からのフィードバック構成が採用されていて最大80kHzの超広帯域かつフラットな周波数特性を実現できるため、ハイレゾ対応のオーディオ・システムにも使用可能。また専用のアーキテクチャの採用で必要な電圧をすべてデバイス内部で作り出すため、追加のレギュレータなしで車載バッテリーから電源供給が可能。外付け部品を最小限に抑えられるのはいいですね。2Ωの低インピーダンス負荷でも安定した性能を発揮します。

スイッチング周波数2MHzのバルス幅変調(PWM)を使用するクワッド・ブリッジ構成の車載用オーディオ・アンプで高性能D/Aコンバーターを内蔵しているので、電源オン/オフ時のノイズを発生させずにあらゆる負荷状態においてHi-Fi品質のサウンドを提供します。

さらに自己診断機能やデジタル・インピーダンス・メーター、リアルタイム負荷電流モニターを搭載しているので、AVAS(車両接近通報装置)など、安全性が要求されるアプリケーションへも利用可能。一般ユーザーが手に入れられるものではありませんが、いずれ車載機器に使われることでしょう。その時には「あっ、これがSTのD級アンプか」と思ってください(笑)

京セラとコールマンがコラボしたタフスマホ

今日はauのスマートフォンの話題。このところアウトドア好きが増えているように感じますが、京セラのタフスマートフォン、TORQUE(トルク)とアウトドア・ブランドのコールマンがコラボして、TORQUE 5G Coleman LIMITEDを製品化しました。

TORQUEといえば、耐久性に優れたスマホ。僕の友人が初代のG01というモデルを持っていたんですが、運悪くフジロックの会場内で落としてしまいました。気付いて探し回ったんですが見つからずがっかりしていたら、ラッキーにも落とし物の係のところに届けられていたそうです。

その年は雨も降っていてスマホは雨と泥にまみれてどろどろだったんですが、電源は入ったまま。きれいに拭いて使ったら、問題なく使えたそうです。これだけタフなスマホだからアウトドア・ブランドとのコラボにぴったり。コールマンは1901年の創業から120周年を迎える老舗で世界中のユーザーから高い信頼を獲得しているブランドですから、イメージに合うと思います。

そのコラボ・モデルですが、コールマンのシンボル色であるレッドをベースにカモフラージュ柄を施したもの。画面デザインにもコールマンの世界観が演出されていて、ランタンなどを用意しています。またコールマン120周年の歴史がわかる歴代商品を紹介したオリジナルA4リーフレットも同梱。スマホよりもこれが欲しい人もいるかもしれません(笑)

このコラボレーション・モデルの発売記念としてコールマンコラボキャンペーンを実施。120thアニバーサリー・シリーズランタン2021や120thアニバーサリー・テントセットなど120周年記念の7商品を抽選で各1名にプレゼントします。キャンペーン期間は明日3月17日から5月5日まで。キャンペーン期間中にキャンペーンサイトからの応募が完了していることが条件で、詳細はそこで確認してください。

このスマホの予約受付も3月17日午前10時から。auなのでdocomoやソフトバンクなど他のキャリアではダメですが、TORQUE自体は耐久性に優れ信頼性が高いものだし、コールマンも信頼のある世界のブランド。メカメカしいデザインは車内にも合うと思います。電源を入れると、ランタンが点灯するようなイメージの起動アニメーションがながれるのもいいですね。

ECLIPSEホームオーディオシステムから新製品

今回はイクリプスの話題です。といってもカー用ではなくホーム用ですが。TD( タイムドメイン)シリーズのニューモデル、TD307MK3(27,500円・1本/税込)が4月1日に発売されます。

このスピーカーの初代モデルは、TD502でしたっけ? 卵形のエンクロージャーに12cmスピーカーをセットしたユニークなスタイルのスピーカーは、ブライアン・イーノがスタジオで使っている写真を見て興味を持ちました。で、聴いてみたところ音場感が素晴らしい! 実に生々しい音で、一時期、デスクトップ用のコンパクトなヤツを使っていたこともあります。

今回、新しくなったのはそのコンパクトなモデル。6.5cmユニットを卵形のエンクロージャーに収めたスピーカーです。サイズは幅135×奥行184×高さ212mm。パソコン用のモニターの横に置くデスクトップ・スピーカーとしてはちょっと大きいし奥行きもあるけれど、音楽好きなら多少大きいくらいは許せるでしょう。

現行のTD307MK2Aの後継となるモデルで、現行モデルと比べると明瞭性や空間再現性、スピード感、中域・低域再生をさらに向上させたそうです。具体的には振動板を紙からグラスファイバーに変更するなど12部品を刷新することで、インパルス応答の収束性が向上。また低域再生能力が向上しているので、音楽の土台となるドラムやベースの音までしっかりと再生できるようになったそうです。

また、サラウンド環境を構築する5.1chパッケージのTD307THMK3(247,000円・1組/税込)も登場。これはTD307THMK3が5本とサブウーファーのTD316SWMK2が1本のセットで、5.1chサラウンドを構築するためのシステムで、同一スピーカー5本ならではの立体音場を再現し、ホームシアターで求められるハイスピードな重低音再生にも対応します。

タイムドメインの特徴は、マグネット部分を後ろからがっちり固定することで微動だにしない点音源を実現すること。位相が揺るがないこの音を聴けば、スピーカーにとって点音源と固定強度がいかに重要かがはっきりわかります。フルレンジ・ユニットなので再生周波数帯域は80Hz〜25kHz。ハイレゾ再生には対応していませんが、点音源ならではの良さがあります。これにツィーターをくっつけると、その良さは消えてしまうでしょう。

カー用ではありませんが、自宅のパソコン用のデスクトップスピーカーとして、このスピーカーを選んでみるのはいかがでしょうか。なお色は白と黒の2色あります。

ブラックス、ヘリックス、マッチのDSPをスマートに操作

DSP用のコントローラーって、どのメーカーも似たような形をしているなぁと思っていたんですが、こんなの出てたんですね。ブラックスDSPやヘリックスのDSP ULTRA、DSP.3、DSP MINIなどに使えるCONDUCTOR(20,000円/税別)というリモートコントローラーです。

ACO(アドバンスド・コプロセッサー)を搭載したDSPに対応するモデルで、上記モデルのほかヘリックスV-EIGHT DSP MK IIやV-TWELVE DSP、M-FOUR DSP、そしてマッチのM5DSP MK IIにも対応。コンパクトサイズなのでディスプレイはありませんが、音量調整や入力切り替え、セットアップメモリーの切り替えといった、DIRECTORに準ずる多機能操作ができます。

外径サイズはφ46×28.7(奥行き)mmとコンパクトで、埋め込みサイズは17mm。アルミ製のノブは切削仕上げで、マルチカラーのLEDインジケーターを12個埋め込んでいるので、高級感もあります。埋め込み開口サイズはφ40mmだから、純正アナログ時計の部分など、さまざまな場所に設置できそうですね。

マルチカラーLEDは純正の照明色に細かく調整することが可能。四角いコントローラーを付けて後付け感がバリバリの状態がどうにも嫌いという人には、こちらのほうが良いかもしれません。ディスプレイが無くても、使い慣れると十分に使いこなせると思います。

フランスのブラムからリーズナブルなDSPアンプ登場

オーディオフリークならDSPの有用性をよく知っているので、高いプロセッサーを惜しげもなく使ったりしますが、そんなにオーディオに凝りたくないけど、もうちょっと音がよければなぁ…とお悩みの人は多いことでしょう。そんな人にぴったりのDSP内蔵アンプです。

ブラムがRELAXシリーズに追加したRA704DSP Pro(58,000円/税別)というモデルがそれ。こちらは汎用ですが、トヨタのディスプレイオーディオに加工なしで接続できる変換ケーブルをセットにしたRA704DSP Pro D(62,000円/税別)というモデルもあります。

普通のDSPと同じで、タイムアライメント、クロスオーバー、イコライザー の調整が可能。設定はAndroidのスマホやタブレット、iPhone、iPadなどの端末とBluetoothで接続してワイヤレスで操作できるので手軽。今までのDSPの多くはパソコンとUSBケーブルで繋いでセッティングしていましたから、これは楽ですね。

タイムアライメントは0〜230cmの間で調整可能。ステップは1cm単位です。クロスオーバーはスロープが-6dB/octから-24dB/octまでの4段階で-48dB/octとか-72dB/octは設定できませんが、このあたりの急峻なスロープを使用している例はほとんど見ないし、使っていたとしても良い音がしていた試しはないので、正直、不要かと思います。

イコライザーはパラメトリックで7ポイントの調整ができます。グライコのほうが使いやすいと思っている人も多いと思いますが、パライコはポイント数が少ないのでピークやディップに絞った調整ができます。使い慣れてくるとこちらのほうがやりやすいという人も増えるでしょう。

内蔵アンプは定格で50W×4。これは純正ケーブルで接続した時の出力で、バッテリーから直に電源ケーブルを引いてくれば定格で70W×4に出力がアップします。RCA出力も装備しているみたいなので、パワーアンプを追加してシステムアップもできそうですね。

何十万円もするようなDSPをつけてオーディオを大掛かりに加工するつもりはないという人でも、これならリーズナブルなフロントスピーカーを加えても10万円以内で済むでしょう。本体サイズは幅184×奥行114×高さ38mmとコンパクト。配線も簡単です。

オーディオフリークの支持を集めていることからも分かるように、DSPでの調整はカーオーディオの音質向上に効果的。それが手軽にリーズナブルにできるのだから、少しでも良い音で音楽を聴きたいという音楽ファンにはぴったりの製品かと思います。

新型フィット専用ポケットで車内をすっきり整理

新型フィット(GR-1〜8)にお乗りの人はいますかね。もしオーナーなら、スマートフォンとかDAPとか、さまざまなものの置き場に困っていると思います。まあ、困っていなくてもシートの上とかコンソール周りでごちゃついているんじゃないでしょうか。

そんな人にはこんなのどうでしょう? というわけでカーメイトのフィット専用マルチ収納ポケット、NZ809(オープン価格)です。オープン価格と言いつつカーメイトのオンラインストアでは1,980円(税込)で売っていますね。

まるで純正を目指した作り込みで、フィットの内装に調和するデザイン。ガタつきを抑えるシリコン製ストッパーのおかげで、発進のたびにスマホ等、ここに入れた小物がガタガタすることはありません。ストッパーはほどよい柔らかさで、スマホやカードだけではなくタバコケースなど、少し厚みのあるものにも対応します。底面も斜めになっているので、スマホ等が安定しやすい作りです。

粘着テープで装着できるから、取り付けは工具不要。付属の脱脂用クリーナーで接着部分を拭いて、粘着テープで固定するだけです。温度変化の厳しい車内でも、ノリ残りや貼り付け跡が付きにくいテープを使用しているので、外すときにも安心ですね。

ポケットのサイズは開口部が幅90×奥行26mm。深さは約70mmなので、いろんな小物をまとめて突っ込むのは無理ですが、スマホやDAPをスマートに設置できます。加工して配線を通しておけば、充電にも対応できますね。

カーメイトではフィット専用ドリンクホルダーも販売していて、これと併用するのもおすすめ。センターの溝がドリンクとのフィット感を向上するため、専用ポケット未装着時よりも安定するそうです。

フィットのオーナーもしくは使用している人なら、マルチ収納ポケットやドリンクホルダーをSNSや動画共有サイトで紹介してくれるアンバサダーを募集しています。公募期間は3月9日から(3月31日まで)なので、オーナーはぜひ応募してみてください。詳しくはこちら

コンテストに出るなら車内の香りも大切です

僕自身は芳香剤の化学臭を嗅ぐと頭が痛くなるので絶対に使わないのですが、以前、たしかパイオニア・カーサウンド・コンテストだったと思うんですが、審査員の先生の1人が「審査したクルマの中に車内がものすごく臭いクルマがあって、点数にも影響します」とおっしゃっていたことがあって「マジかよ」と思ったことを思い出しました(笑)。

というように、音楽を聴く上では車内の環境も大切。そりゃ、掃除もしていなくて汚れていて臭うクルマよりは、掃除がきちんと行き届いていて香水の香りが漂うような車内のほうがリラックスできるし、同じ音楽を聴いていても心地よく聴こえそうですよね。

そこで、こんなのいかがでしょう? というわけでサムライ・ポータブル・フレグランスです。SRSジャパンの大人気カーフレグランスシリーズより、ドリンクホルダーにぴったりの新形状のものが、3月30日に発売されます。

サムライとサムライ・アクアマリンの2種類で、価格は1,300円(税別)。全国のバラエティショップ、ドラッグストア、量販店などで販売する予定です。

サムライといえば、フランスの名優、アラン・ドロンが創作したメンズ・フレグランス。1998年に紹介され、高校生や大学生などの口コミで広まり、今や全国の幅広い年齢層に支持され続けています。女性用のサムライウーマンもあって、現在も毎シーズン、常に最先端の香りを発表しており、人気フレグランスとして成長。こちらのサムライウーマンもポータブルが同時発売です。

グラデーションボトルは香りがチェックできるので、甘いサムライの香りと、爽やかさをあわせ持った透明感あるアクアマリンの香りを比べることも可能。持ち運びたくなるデザインだからクルマから部屋への移動もできます。60ミリリットル入りのボトルで、香りは1ヶ月半から2ヶ月ほど持続するとのこと。これからコンテストも多くなるでしょうから、車内をサムライ香で満たして環境を整えることも重要です。

アイドリングストップ付き車にお乗りの人はご検討を

最近、やたらとAmazonからお知らせが来るのが、ワントップのアイドリングストップ・キャンセラー。うちのクルマは古いからアイドリングストップ車じゃないけど、アイドリングストップ車でオーディオを入れ替えて、ハイパワーアンプを積んでいたりしたら、エンジンが止まった時に音が途切れてしまったりすることもあって不安ですよね。

もちろんマニュアルでアイドリングストップをオフにする方法もあるんですが、初期設定はアイドリングストップ機能がオンになっているため、アイドリングストップをオフに設定してもいったんエンジンを切って再始動するとオンになっちゃうんですよね。だから、コンビニに寄ったり給油したり、カフェで休んだりしてエンジンを一度切ると、再始動するたびにもう一度オフに設定し直さなきゃならないのが面倒。そんな、運転するたびにスイッチを押す作業をなくしてくれるのがアイドリングストップ・キャンセラーです。

ワントップといえばカナック系の会社で国産だから安心感もあり。このTPO32AS-W(4,444円/税込)は国産車用ですが下のほうへスクロールすると輸入車用マツダ車用も出てきますので、多くのクルマに対応します。アイドリングストップ車にお乗りで、オーディオを市販品に交換している音楽好きは是非ご検討を。

ケンウッドから車載用低濃度オゾン発生器登場

先日、新たな市場展開として除菌消臭装置を開発しているとお伝えしていたケンウッドから、低濃度オゾン発生器が出ました。車載用は3月初旬、ポータブルタイプは4月初旬の発売です。わりと早かったですね。

車載用のCAX-DS01はクルマのダッシュボードに置けるコンパクト設計。幅125×奥行140×高さ40mmだから、高さは別としてCDケースよりも少し小さいくらいのサイズ感です。上部にあるのは、イメージ図で想像した通り、ソーラーパネル。12/24Vのシガーソケットに対応しているほか、USBでも動くし、ソーラーパネルでも動きます。だから屋外の駐車場なら、駐車中でもクルマの中の空気をクリーンにしてくれるわけですね。

多重リング式コロナ放電によって低濃度オゾンとイオンを効果的に生成&放出するもので、一般的な円筒状や板状の受電極ではなく、同心円状の多重リングに受電極を配置しています。これにより同時多重放電ができるため、低濃度オゾンとイオンを効果的に生成するわけです。

また、連鎖的に起こるコロナ放電が強いイオン風を発生させて、生成された低濃度オゾンやイオンをより強く放出。従来の一般的な円筒状の構造の物と比べて約5倍のイオン風量だそうです。

この電極をCAX-DS01には3つ、ポータブルタイプのCAX-DM01には1つ搭載。これによって、空気中に漂う目に見えない多種多様なウイルスや菌、ニオイのもとに反応することで、有害物質を効果的に抑制するそうです。いちおうすべての菌やウイルス、ニオイに効果があると保証するものでは無いとの注意書きがありますが、新型コロナウイルスを抑えるのにも多少は役立つものと思われます。

ファンがないファンレス・タイプなので静かで快適。手入れもフィルター交換は不要で月に1〜2回を目安に電極プレートの水洗いと針電極のから拭きをすればいいだけなので簡単です。これでウイルスや菌に効果があるしニオイも取れるんだったら、今後カーオーディオイベントに出るクルマには必須かもしれませんね。

ポータブルタイプのCAX-DM01はポケットやバッグに入れて持ち運べるほどコンパクトです。USB駆動で、端子部は180度回転するから、さまざまな設置に対応します。本体の吹き出し口から30cm以上離れて使用してくださいというコーションはありますが、パソコンのUSBに差し込んで使っていればおそらく30cmよりも近づくことはないと思います。

両モデルともオープン価格ですが、CAX-DS01は市場想定価格が税込で23,000円、CAX-DM01は4,500円。このコロナ禍なので一家に1台というか1車に1台、一人に1台いかがでしょうか?(笑)

世界最小クラスの超小型USBチャージャー、オーキーから

iPhone等のスマホを車内で充電する時、最初からクルマにUSBが付いていれば問題ないんですが、USBのないちょっと古いクルマにお乗りの人はチャージャー選びに悩むと思います。これはオーキーが明日3月4日から発売する、世界最小・最軽量クラスのカーチャージャーです。

このEnduro20W(市場想定価格1,340円/税込)は、とにかくコンパクト。シガーソケット内にすっぽりおさまるサイズです。サイズは20.7×20.7×34.6mmで重量は16グラム。目立たずすっきり取り付けることができるので、スマートに充電できます。

これだけ小さいと、取り外しの時に苦労しそうですが、折り畳み式のつまみが付いているので大丈夫。つまみを立てて抜けば、簡単に取り外しできます。本体は軽くて丈夫な高品質メタル合金でマットな質感なので、車内のインテリアにもマッチしますね。

ポートの横にはLEDライトを搭載しているので暗い室内でもポートが簡単に見つかって便利。多くのクルマはシガーソケット内に収まってまったく出っぱらないのでスマートなのがいいですね。

USBはタイプCポートでPDに対応した最大20Wの出力だからハイパワー充電が可能。スマートフォンやタブレットはもちろん、ゲーム機器やデジタルカメラなど、さまざまなUSB-C機器の充電に対応します。

最近は車内禁煙のクルマが増えているし、もともとシガーライターが付いていないクルマも多いので、空いている人は多いと思います。ちょっと古いクルマでもともとUSBがない人はもちろん、USBがすでにクルマについていてもシガーソケットのように運転席から手軽に手が届く場所にUSBがもう一つあると便利。ソケットが空いているなら、装着を考えてみてはいかがでしょうか。