JBLがDSPアンプ「MS」シリーズを発売!

JBLがユニークなDSPアンプ、MSシリーズを発表。7月20日から発売の予定だ。


写真は4チャンネルのMS-A1004
このMSシリーズは4チャンネル・アンプのMS-A1004(54,600円)とモノラル・アンプのMS-A5001(52,500円)の2機種。ともに幅185×奥行185×高さ70mmのコンパクトなボディのトップパネルに、ディスプレイと3つのコントロールスイッチを配置したデザインがユニークだ。このディスプレイ&ボタンでは、内蔵DSPによるクロスオーバーネットワークの調整が可能。クロスオーバー周波数は97ポイント、スロープは−6dB/oct、−12dB/oct、−24dB/octの3タイプに設定でき、MS-A1004なら、これ1台で手軽に2ウェイ・マルチアンプシステムのセットアップができる。ライン入力のほか、ハイレベル入力にも対応。つまり、純正デッキを残したまま、アンプ追加+スピーカー交換でシステムアップを図るときに、とても重宝するアンプだ。

入力した音声信号と同じ信号を出力するパススルーオーディオ出力を装備しているので、システムアップも容易。たとえば、MS-A1004を2台使って、フロント2ウェイ+リア2ウェイのマルチアンプシステム、またはフロント2ウェイマルチ+リア+サブウーファーのシステムが組めるし、MS-A1004+MS-A5001なら、フロント2ウェイマルチ+サブウーファー、またはフロント+リア+サブウーファーのシステムを構築できる。

リモート出力の無い純正デッキと組み合わせても、音楽を聞くときだけパワーアンプの電源をオンにできるように、音声信号の入力を関知して自動的に電源が入るオートリモート・ターンオン機能を搭載。ワイヤレス・バス・コントロール、MS-WBC(4,200円)も別売で用意されていて、これを使えば低域の量感を総合的に調整できる。このバス・コントローラーは、MS-A1004の使った場合、プロセッサーで設定したクロスオーバーポイントを維持して、ウーファーとミッドレンジの音量を連動させる優れものだ。

純正システムの音に満足できないなら、まずは純正デッキ&純正スピーカーのままで、MS-A1004を加え、フロントスピーカーを2ウェイマルチアンプ化してみる。それでも満足できないなら、スピーカーを交換してみる。これで、サウンドクオリティはずいぶん改善されるはず。純正デッキを外すのが難しい、または純正デッキは交換したくないという人の音質改善策として、重宝するアイテムだ。

【主な仕様】
■MS-A1004
●最大出力:400W●定格出力:500W×1(4/2Ω)/200W×2(4Ω)●周波数特性(−3dB):10Hz〜27kHz●サイズ:幅185×奥行185×高さ70mm●質量:2.5㎏

■MS-A1004
●最大出力:500W●定格出力:100W×4(4/2Ω)/200W×2(4Ω)●周波数特性(−3dB):10Hz〜27kHz●サイズ:幅185×奥行185×高さ70mm●質量:2.5㎏

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