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カーナビの試乗インプレッション、カーオーディオ機器の試聴。気になる製品を徹底的にテスト!

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オーディオテクニカから高級電源ケーブル

音楽信号が流れるラインケーブルならともかく、電気が流れる電源ケーブルなら何を使っても関係ないという意見もあるでしょうが、やはり音が変わるんですよね〜、これが。ここがオーディオの不思議なところで、オーディオテクニカが1月24日にRexatの高級電源ケーブルを3種類発売します。

3種類は太さ違いのもので4AWG相当のものがAT-RX004(16,000円/m)、8AWG相当のものがAT-RX008(8,000円/m)、14AWG相当のものがAT-RX014(4,000円/m)。すべて税別の価格です。


この3つのケーブルは従来の最高クラス、RX5500シリーズの音質を継承したもので、導体には高純度銅の7N-Class D.U.C.C.やPC-Triple Cを含む4種類の素材を組み合わせて使っています。また制振材にもハイブラー、マグネシウムウィスカー、レオストマーの3種類を組み合わせて仕様。このトリプルハイブリッドインシュレーションシステムで、音質に不要な振動の減衰に効果を発揮します。

シースは、最大で106度の高熱にも耐える耐熱仕様。車載での使用も安心です。4ゲージ相当のものは1m16,000円(税別)と安くはないですが、音の響きや繊細な余韻などを正確に表現して豊かな音場空間を感じさせるとのこと。10万円や20万円クラスのアンプにはもったいない気もしますが、50万円を超える超高級アンプを最良の状態で鳴らしたいなら、これくらいのケーブルをおごってもいいかもしれませんね。予算に余裕があれば(笑)。

遅れましたが東京オートサロン2020の報告です

1月10日から3日間、千葉・幕張メッセで行われた東京オートサロン2020へ行ってきました。カーAV関連のブースに限って、その模様をお伝えしたいと思います。

このところのドライブレコーダー人気を反映して、ドライブレコーダー関連のメーカーは増えた気がします。出ていたのはデータシステムやセルスターなど。データシステムでは、リアカメラの映像と、記憶合成した真上から見た画像で駐車位置を確認する1カメラ・スカイトップビューや、わずかな明かりでも鮮明に映し出せるナイトモードを搭載したナイトビューカメラなど、開発中の製品を展示。セルスターも車外と室内を記録できるドラレコやレーザー式取締装置に対応するセーフティレーダーなど、新製品や参考出品を多数展示していました。

それに比べてカーオーディオ・メーカーが減っているのは寂しいところ。カロッツェリア(パイオニア)は昨年も出ていなかったのですが、今年はケンウッドも出ていませんでした。この2メーカーは1月15日からビッグサイトで行われるオートモーティブワールドに出展する予定なので、アフターマーケット(B to C)よりもB to B(企業間取引)に注力するということなのでしょう。ケンウッドは前日に新しい彩速ナビなどを発表したばかりだっただけに、少し残念なところです。

結局、オートサロンに出展したオーディオ・メーカーはクラリオンとアルパインの2社になりましたが、その2社は元気。まずクラリオンはクアッドビュー・ナビとフルデジタルサウンド(FDS)を搭載した2台のデモカーを試聴できました。1台は光岡ビュート、もう1台はスズキ・スペーシアです。

ビュートはメーカー・オプションの8型ナビ&FDSパッケージを装着した仕様。このメーカー・オプションには、ナビ+4スピーカー(292,600円)のベーシック仕様から、8型ナビ+FDSプロセッサー+FDSスピーカーをセット(647,900円)にしたフル仕様まで3パターンが用意されていて、展示されていたビュートはフル仕様にシステムアップ用のサブウーファー(152,900円)を加えたフルフル仕様。8型ナビは無理やり収めた感もありますが(笑)、下部の切り込みなどもしっかりと作られており、純正ならではのクオリティを感じます。

元々のマーチを、数倍の金額で手に入れるビュートのオーナーなので60万〜70万円の追加は余裕でしょう。それで一気に音が良くなるのであれば万々歳。サウンドはドアのウーファーの開口部が実際のスピーカーサイズよりも小さく、それが原因でちょっとこもる傾向がありましたが、FDSらしいクリーンなサウンドを聴かせてくれました。サブウーファー無しでも十分に楽しめる低音で、よりまとまりが良いのはこちら。クアッドビュー・ナビも、画面を4つに切り分けた中心のマークを光岡のロゴに変えたり、背景を光岡車の写真に変えるなど純正オプションらしい仕上がりで、オーナーには満足がいく出来かと思います。

一方のスペーシアは、ディーラーオプションのクアッドビュー9型ナビに、市販のFDSプロセッサー&スピーカーを加えてさらにシステムアップした仕様。ディーラーオプションのナビだと、市販ナビと違って機能や装備を減らしてコストダウンを図ったものが多いのですが、これはデジタル出力を装備したままなので、市販のFDSの追加が可能なんですね。これで、クアッドビュー・ナビの画面で操作ができるしFDSの能力を最大限に引き出せます。

カーナビ本体の取り付けは、それほど音に影響することがないとして、スピーカーは取り付けによって大きく音が変わります。だからスピーカーのインストールは、腕の良い専門店に依頼するのが重要。そんな意味でも、このシステムは理にかなったものだと思います。そのサウンドも、ヌケが良く広がりがあり気持ちよく楽しめるもの。ただ、説明員が「ナビにFDSプロセッサーを内蔵している」など、わけのわからない誤情報を流していたのが気になります。ナビにはFDSは内蔵していないので、お間違えなく(笑)。

アルパインは、アルパインスタイルとしての出展で、2席目以降をエンターテインメント空間に変えたアルファードのコンセプトカーなど、カーナビやオーディオだけではなく、クルマをトータルで仕上げたものを数多く展示していました。それらは説明しませんが、ついにフルチェンジしたビッグXを展示していました。

車種専用にデザインするというビッグXのコンセプトに変わりはありませんが専用スマホアプリで検索した結果をカーナビに転送したり、地図更新がスマホアプリを利用して自動的に簡単にできるようになるなど、進化した部分は多数。またオーディオに関しては、ハイレゾ対応になったのが大きな変更点。それを証明するように、パラメトリックイコライザーの調整範囲は40kHzまで拡大していました。

あのような会場なので試聴できる状態ではありませんでしたが、今後、試聴する機会を作ってなるべく早くレポートしたいと思いますのでお楽しみに。アルファードのコンセプトカーは、モニターや操作部などに新しい技術を搭載するなど、オートサロン出展車らしい仕上がりでした。

もうひとつ。ミラーファンクションというメーカーが用意していたアダプターです。参考出品していたのはミニの純正ナビにスマートフォンの映像を映し出すシステム。純正のコマンダーで操作できるので純正からシステムアップしても違和感なく操作できそうです。ほかに、HDMI入力で純正ナビにスマホのミラーリングなどができるアダプターなども展示。純正ナビに手軽に新しい映像や機能を追加できるアイテムなので、使いようによっては重宝しそうです。

最後に、尾林ファクトリーのデモカーも紹介しておきます。後ろに8台のロックフォード・アンプを積み、リアドアにも20cmクラスのスピーカーを2発搭載したデモカーは、迫力たっぷりのサウンドを発していました。自動車メーカーが入ってきてから、展示車両も変わってきたオートサロンですが、これぞオートサロンならではというクルマですよね。

キッカーHS8の兄貴分、HS10が発表と同時に新発売

アメリカ・ラスベガスで開催中の世界最大規模の家電ショー「CES2020」では、多くのメーカーが最新の技術や製品を出展したり参考出品したりして賑わっていますが、キッカーはCESで発表した新製品を同時に発売開始して話題を集めています。

それが、ハイダウェイ・ウーファーのHS10。昨日1月7日から発売を開始です。これまでもHS8というハイダウェイ・ウーファーがありましたが、HS10はその兄貴分。ウーファーの口径が20cmから25cmへと大きくなっています。

それでいて、ボディ全体のサイズは幅246×奥行314×高さ81mmと、HS8の238×352×79mmと比べても、さほど大きくなっていません。奥行きなんかは、むしろ短いし、総容積もHS8より小さくなっているくらいです。高さが2mm増えているので、シート下に入れられる確率はHS8よりもさらに減っていますが、HS8はラゲッジルームに置いても迫力の低音が室内に響く能力を持っていたので、こちらのHS10も大丈夫でしょう。

そのHS8は2011年のCESに登場し、イノベーションを獲得。僕も、この手のコンパクトなパワードサブウーファーでは唯一、実用できるモデルという認識だったので、ひと回りウーファーサイズが大きくなったHS10にはさらに期待できると思います。内蔵アンプは定格で150W。ライン入力のほか、ハイレベル(スピーカー)入力にも対応しているし、50〜120Hzの範囲で調整できる-12dB/octのローパスフィルターや25Hz(-24dB/oct)のハイパス(サブソニック)フィルターも内蔵しているので、手持ちのシステムに手軽に追加できます。40Hzを6dB増強できるキックEQブーストもキッカーらしいですね。

価格は、キッカー製品の輸入を担当するオージーのサイトにはまだ載っていませんが、千葉・流山のカーオーディオ専門店、サウンドエボリューション・ログオンでは、早くも入荷しキャンペーンを行なっています。それによると、新規購入の場合は取り付け工賃込みで89,000円(税別)。すでにHS8を持っていて載せ替えができる場合は工賃込みで79,000円とのこと。

初回入荷は12台で、次回入荷は3月の予定とのことなので、欲しい方はお早めに。お店でHS8とHS10の比較試聴もできるそうです。

【追記】
HS10の日本での価格がFaceBookで正式に発表されました。78,000円(税別)です。それを考えると、+1,000円でHS8からHS10へ載せ替えできるログオンのキャンペーン価格、お得かも!?

RSマスターの特別仕様が168万円!

2020年の1発目は何にしようか考えていたら、とてつもないスピーカーのニュースが入ってきました。なんと168万円!(税別)。ドイツのRSオーディオの3ウェイ・スピーカー、RS Master3 MK II Limited Platinum Editionです。

このスピーカーは昨年11月にブランド創業20周年を記念して発売されたRSオーディオの新フラッグシップ・スピーカー、RS Master3 MK IIがベース。このモデルは、アルミニウム合金の無垢材を切削加工したフレームを採用していましたが、Limited Platinum Editionは、このフレームにロジウムメッキを施した特別仕様。硬度や耐食性がアップし、希少価値が高いモデルに仕上がっています。

ベースのRS Master3 MK IIが128万円(税別)なので、ロジウムメッキで40万円アップにもびっくりしますが、RS Master3 MK IIを試聴した某ショップによると「間違いなくぶっちぎりNo.1音質スピーカーのひとつ」とのお墨付きだったので、期待は大です。ただし、ウーファーは18cm口径だし、奥行きが88.5mmもあるので、取り付けには相当気合を入れないといけないでしょうね。自分で取り付けるなんて考えないで、腕の良いショップに頼んだ方が安心です。またクルマも選ぶでしょう。

マイカーを最高のオーディオカーに仕上げたい! という野望を持っているなら、このスピーカーが最良の状態で付きそうなクルマ選びからはじめて、見つかったらRS Master3 MK II Limited Platinum Editionを導入というパターンでどうでしょう。

2019年もあと1日と少しで終わりですね。

2019年もあと残り1日とちょっと。1年の終わりに2019年のカーオーディオ&AV関連の総括と2020年以降の展望を考えてみたいと思います。と言っても、個々の製品の総括はオートサウンドWebグランプリで行なっているので、もっと広い意味での総括を。

2019年に起こった出来事として、個人的にインパクトが大きかったのは「カローラがディスプレイオーディオを標準採用した」ことでしょうか。以前から、画面を大型化したクルマや1DINや2DINでは収まらない異形デザインを採用したクルマが増えていて、輸入車を中心にヘッドユニットを交換しづらい状況だったのはご存知の通りですが、かつては販売台数NO.1を誇ったカローラがディスプレイオーディオを採用したことで、今後、純正ヘッドユニット事情が様変わりしそうな気配を感じます。

これまで、純正のヘッドユニットは2DINサイズのAVナビ(ナビヘッド)が主流でした。しかしディスプレイオーディオの場合は、ナビをスマートフォンのアプリにゆだねますからヘッドユニットにナビ機能は要りません。またCDドライブも本体にはないケースも多く、本体の奥行きも2DINより薄い可能性も出てきます。カローラの場合はオプションで従来型のカーナビが用意されているので2DIN分の奥行きはあるんでしょうが、最近のクルマはデッキの裏のスペースが少なく配線でギチギチになってしまうケースも多いので、いずれにしても2DINサイズのカーナビには厳しい環境ですよね。

ということからもわかるように、カローラのディスプレイオーディオ化をきっかけに、今後のカーオーディオ事情はガラリと変わっていくでしょう。もっとも、輸入車は以前から変わってきていて、ようやく国産車も? というパターンですが、いよいよ国産車も2DINというサイズの縛りから解放されて自由になりそうです。

となるとカーオーディオのグレードアップにも影響してきます。これまでのように、まずはデッキを市販品に交換して、というパターンが難しくなりそうなんです。純正システムがスタイリッシュにデザインされたインパネを加工してまで、市販の1DINオーディオや2DINナビを入れようとは、なかなか勇気がいりますよね。実際。今までも輸入車に多く見られたんですが、この流れが国産車にもどんどん広がっていきそうなんです。

でも、グレードアップの方法はいくらでもあります。純正システムを残したままで、そのあとにDSPを加えてアンプやスピーカーを替えればいいんです。もっと簡単に済ませたいなら、アンプ内蔵のDSPというのも出ています。これなら純正システムの形にかかわらず、手軽にシステムアップできますね。

といいつつ、DSPはまだまだ発展途上のような気がしています。というのは、プレーヤーを備えたモデルが少ない点です。ようやくザプコからプレーヤー内蔵モデルが登場したし、エタニのETANI ONEもプレーヤーを内蔵しているのでこれだけで音楽が聴けます。ただし、両モデルとも高い(笑)。もっと手軽な価格で、この手のプレーヤー内蔵DSPが出てこないと、一般に広がっていかないような気がします。

今、DSPを使ったハイエンド・カーオーディオで主流なのは、DAPを使ってハイレゾ音源を楽しむシステムです。これでも良いのですが、プレーヤーを内蔵していると音楽再生がもっと楽。配線も少なく見た目も綺麗です。またカロッツェリア・サイバーナビが実現したように、今後はクルマの中もストリーミング化が進んでいくことでしょう。僕は電磁波の影響が明らかになる前に拙速に5Gを進めるべきではないと考えていますが、僕の思いとは関係なく5Gは進んでいくでしょう。そうなれば車内でのストリーミングはますます加速していきそうです。

となると、クルマにメディアを持ち込むのは古いという時代が、遅かれ早かれやってくるでしょう。カセットがCDに変わり、iPod等のDAPに移ったのちにUSB等のメディアに受け継がれ、メディアを必要としないストリーミングへ。この流れは止めようがないと思います。そうなった時にどうするかはこれから考えるとして、このへんは頭に入れておきたいところです。

という意味では、現状のDSPおよびアンプ内蔵DSPはまだまだ発展途上(というか音源が確立していない状況では決め手がない)な状況ではありますが、今後、カーオーディオのグレードアップを考えるなら、DSPやアンプ内蔵DSPが中心になっていくのは間違い無いでしょう。サイバーナビの開発担当者も「次のサイバーナビがどんな形になっているかはわからない」と言っていました。ブラックボックス・タイプのナビ本体にタブレット形式のディスプレイが付き、音源はストリーミングでという形になっている可能性だってあります。さらにナビの地図自体も本体に内蔵するのではなくオンラインでという時代になる可能性だって、無くはないのです。

また先日、あるショップでは車載用のLAN DACの試作品を見せてもらいました。これがそのまま製品化されるかは不明ですが、ポテンシャルが高いものだけに楽しみです。といいう具合に、プレーヤーやその周辺のアイテムでもさまざまな開発が進められていて、今後の進化がどうなっていくのかは正直言って予想できませんが、2020年がターニングポイントになるのは間違いなさそうです。

年々、縮小を続けているカーオーディオ市場ではありますが、音楽好きは減らないでしょう。そして音楽ライフをもっと快適に楽しむなら、良い音=グレードアップは必然です。それはクルマの中も同じで、少しでもシステムをグレードアップするだけで、車内はより快適に音楽が楽しめるようになります。そんな人たちが少しでも増えて欲しいと思い、来年も情報を提供していこうと思います。今年1年、ありがとうございました。2020年もよろしくお願いします。みなさん、よい年をお迎えください!

東京オートサロン2020は1月10日から12日です

年内の新製品もひと段落したようなので、来年の話題を。年明け早々のクルマ関連のイベントといえば、東京オートサロン2020ですね。来年は2010年1月10日から12日まで、幕張メッセで開催されます。

東京オートサロン2020の出展社リストを見ると、ケンウッドやパイオニアはありません。その辺はちょっと寂しいところですが、アルパインやクラリオンはあります。尾林ファクトリーの名前もありますね。あとデータシステムとかセルスターとか、ドライブレコーダーやレーダー探知機などのメーカーも出ています。ほかにはオウルテックですかね。スマートフォン関連の小物などを扱うメーカーです。カーオーディオ&AV関連の出展は、これくらいかと思います。あっ、あとオートバックスがあります。

この中でクラリオンから届いた情報を見てみると、クアッドビュー・ナビのNXV997Dがメインのようです。デモカーはスズキ・スペーシアと光岡ビュートの2台。こちらはディーラーオプションでクアッドビュー・ナビが採用されているので、それが付いたクルマのようですね。またビュートには独自の音響システム、フル・デジタル・サウンドも搭載しているみたいなので、そちらもぜひ体験してみてください。

さらにSmart Accessによる独自のiotリンクデモも行います。東京モーターショーではお掃除ロボットのルンバを操作できるようになったことを発表していましたが、さらに新しく操作できる何かを追加するんでしょうか。

他に、車載用技術を応用したe-sports用のゲーミングチェアも参考出品します。このチェアを使用したドライビングシミューレーションゲームをブースに設置し、音響システムが楽しめるようなので、ぜひ楽しんでみてください。

アルパインはアルパイン・スタイルとしての出展です。デモカーはアルファードのSCパッケージとSAパッケージの2台とヴォクシー、マツダCX-8、BMW X3、そしてコンセプトデモカーのアルファードの6台です。オートサロンを前に、スタイルワゴンのドレスアップナビ動画が紹介されているので、こちらを見てから会場で実車を確認すると良いかもしれません。しかし、オーディオにはまったく触れていませんね(笑)。

カーオーディオ系のブースが減って寂しい感じは否めませんが、クルマ好きにとっては楽しいイベント。自動車メーカーのブースにもカーオーディオやナビ系の新しい提案があるハズなので、2020年の1発目にぜひ出かけてみましょう。

MTXオーディオからJACKHAMMERパワーアンプ

MTXオーディオからもうひとつ。JACKHAMMER(ジャックハマー)シリーズのパワーアンプが4モデル登場しました。

JACKHAMMERといえば、奥行きがものすごく長い、大迫力のサブウーファーを思い出す人もいると思いますが、このアンプ群はスマート(笑)。価格もそれほど高くはありません。4チャンネルアンプのJH3004が定格出力60W×4で70,000円(税別)。ほかはサブウーファー用のモノラルアンプですが、定格200WのJH5001が62,000円(税別)、定格450WのJH10001が83,000円(税別)、最も大きな定格650WのJH15001が108,000円(税別)です。

MTXのアンプといえば低インピーダンス・ドライブに対応しているのが特徴で、4チャンネル機も2Ω駆動に対応していますが、3台のモノラル・アンプはすべて1Ωドライブに対応。1Ω時の出力は定格でJH5001が550W、JH10001が1100W、JH15001は1650Wにも達し、大型サブウーファーでも楽々ドライブできます。

筐体上部には各種コントロール部を配置。電源起動時には上面に備えたスリットが赤く光るアクセントLEDも装備されています。また別売のハイレベルインプット用接続ケーブルを併用すれば、純正システムなどRCA出力を持たないソースユニットにも接続可能。簡単なシステムアップにも対応しています。

発売は、2020年の1月初旬からの予定です。

MTXオーディオからエントリー・スピーカー登場

年末だから、年内の新製品の発表もそろそろおしまいだよなーと思っていたら、ニュースリリースが届きました。MTXオーディオのエントリー・スピーカー、TERMINATOR(ターミネーター)シリーズです。なんか強そうな名前ですね(笑)。

このシリーズは全部で3種類。一つは16.5cmウーファーを採用したセパレート2ウェイ・システムのTERMINATOR6S(21,000円/税別)、そして16,5cmコアキシャル2ウェイのTERMINATOR6(13,000円/税別)、もう1機種が15.2cm×22.8cm楕円のコアキシャル2ウェイ・スピーカー、TERMINATOR69(18,000円/税別)です。国産のエントリー・モデルナビのリーズナブルさですね。これなら気軽に手に入れられそうです。

このスピーカーは、真っ赤な振動板が特徴。素材はポリプロピレンです。いわゆるPPコーンというやつですね。フレームはスチール製。マグネットはフェライトです。当然ですが、セパレート2ウェイ・モデルのツィーターにはネオジウムマグネットを採用。光景は25mmです。

このセパレート2ウェイ・モデルのクロスオーバー・ネットワークはインライン・タイプなので、配線も楽々。ツィーターはフラッシュマウントとサーフェスマウントの2種類のアダプターを付属しています。また、全モデルにスタイリッシュなスピーカーグリルを装備。なんかホイールみたいですね。だからアウターバッフルを使って、振動板が見える取り付けも派手で良さそうですね。16.5cmモデルなら、イースのインナーバッフルおよびシリコンバッフルにも適合します。

サウンドはパワフルで明るいとのこと。手軽にカーオーディオをグレードアップしたい人にはぴったりです。

ダモーレのアンプが来年1月に受注生産開始

オーディオ製品は大きくて重いものに尽きると考えている人は多いと思います。そんな人には、これ、どうでしょう。ダモーレエンジニアリングのA1500シリーズです。

2チャンネルのA1500.2と4チャンネルのA1500.4が用意されていますが、どちらも幅590×奥行293×高さ57mmの巨大サイズ。重さは12.6Kgもあります。最近は燃費のために軽量化を図るクルマも増えていますが、音を良くするためにはそこを惜しんじゃいけませんよね(笑)。

作りもしっかりしています。2チャンネル機はLチャンネルとRチャンネルを完全分離したデュアルモノラル設計。ひとつのシャーシに組み込まれていますが、共有するのはシャーシだけで、信号も電源回路も完全に分離。つまりモノラル・アンプが2台、ひとつのシャーシに組み込まれたイメージです。回路を見ると、中央を境目に完全に左右対称のミラーイメージ。これを見ただけでも、いい音がしそうだなぁという雰囲気が伝わってきます。

それを証明するようにスペックも素晴らしい数値。SN比は109dBだし、ダンピンブファクターは4Ω時/20Hz正弦波で700もあります。これだけ制動力が高ければ、引き締まった付帯音のない低音が期待できます。

使用パーツも、ニチコンのFine GoldキャパシタとかMuseオーディオ用キャパシタとか、オン・セミコンダクター社製のバイポーラトランジスタとか、厳選した音響パーツばかりを使用。キャパシタはA1500.2にはチャンネルあたり14個(A1500.4には8個)も使用しているそうで、その物量投入ぶりが伺えます。

2チャンネル機は1Ωドライブ(A1500.4は2Ωドライブ)にも対応。パワーターミナルを見ると、1/0AWGの太いケーブルも接続可能で、スピーカーターミナルは8〜18AWGに対応しています。これを見るだけでも凄さが伝わってきますね。シャーシの側面には静音電動ファンを2基装備しているため、熱対策も万全です。定格出力はA1500.2が4Ω時350W×2、2Ω時675W×2、1Ω時1000W×2で、ブリッジ時は4Ωで1350W、2Ωで2000W。A1500.4は4Ω時325W×4で2Ω時は500W×4、ブリッジ時は1000W×2です。

またトップパネルにはLEDディスプレイ・メーターをチャンネル毎に装備。青色LEDで出力レベルをモニターできるほか、クリップ時にはアンバー色に変わり、過電圧や定電圧、過電流、過温度などでプロテクションがかかった時には赤色LEDで知らせてくれます。このあたりは見せる取り付けに向きそうですね。まあ、でかいので隠す取り付けは難しいでしょうが(笑)。

価格は2チャンネル機のA1500.2が90万円(税別)、4チャンネル機は93万円(税別)。値段も立派です(笑)。燃費のために軽量化なんて関係ない、オーディオはでかくて重いほうがいいと思っている人にはいいかもしれませんね。実際、でかくて重いものには、音が良いモデルが多いのも事実ですから。

ストラーダ専用ドラレコのF値が1.2から1.4に

今日は残念なお知らせ。今年の9月に発表されたStrada専用ドライブレコーダーは、F値が1.2でレンズが明るいと話題になっていましたが、そのF値が1.4に訂正されました。

F値だけを気にしている人は少ないと思いますが、F値1.2といえば最高スペックといってもいいくらいに良い数値だっただけに、残念です。まあ、1.4でも十分に優れているんですが。

理由は明らかにされていませんが、開発時に1.2を目標に作ってきたけど、どうしてもその性能に達しなかったということでしょうか。そういえば昨日(だったかな?)パイオニアのスズキ車向けドラレコが、制御プログラムの関係で特定の動作時に録画機能が停止してしまうおそれがあり、自主改善を行うというニュースを見ました。こちらは制御プログラムを書き換えて改善を行うそうなんですが、どうやらドラレコの需要が急激に高まり、短い検証期間で製品化してしまったために、見逃しが出てしまったということが背景にありそうです。

ともあれ、被害を受けるのはユーザーだけに、徹底的な検証と正確なスペックの表示をお願いしたいものです。パナソニックのスペックが変更されたドラレコは、前後2カメラタイプのCA-DR03TDと、1カメラタイプのCA-DR03Dの2モデル。11月上旬から発売されているので、すでに入手している人もいるかもしれませんね。

ビートソニックから24Vを12Vに変えるデコデコ

トラックに乗っている人、いますかね? また一部の寒冷地仕様車にも、24V仕様があります。そんなクルマに乗っている人のための情報です。ビートソニックが、24V車で12Vのカーナビやオーディオ類などの機器を使えるようにするDC/DCコンバータ(デコデコ)のCVT20(6,800円/税別)を発売します。

24V車にカーナビを付けるとしたら、12/24Vに対応したポータブル・タイプのナビを選んでしまいそうですが、手持ちの機器(12V仕様)を付けたいとか、音を良くしたいのでAVナビを付けたいとか、いろいろありますよね。そんな場合はDC/DCコンバータ。CVT20は常時電源が10Aまで使用できて、3Aのアクセサリー電源も取り出せるので、簡単にAVナビの取り付けが可能です。もちろん、ETCやドラレコの接続も可能。トラック・ドライバーには重宝します。

大型ヒートシンクを内蔵したファンレス設計だから音は静か。ヒートシンクは大型ですが本体自体は114×115×41mmとコンパクトだから、設置場所もわずかですみます。PWMによる高効率変換を行うので、変換効率は90%以上。本体の発熱も少なく、バッテリーへの電力負担も軽減されます。といっても、使いかたによっては、かなり熱くなりますけど(笑)。最大可能電力は合計で120Wです。

外部アンプを使ったりといった大掛かりなカスタマイズにはちょっと足りませんが、内蔵アンプなら十分な電力。とくに長距離のトラック・ドライバーは、いかに運転中に快適に過ごすかが重要だと思うので、これを使ってオーディオをグレードアップしてみるのはいかがでしょうか?

ちょっと気になるスピーカーを紹介

自宅のデスクトップ・スピーカーが古くなってノイズも気になるようになってきたので、新調しようと思い探していたらちょっと気になるモデルがみつかりました。Egretta(エグレッタ)のTS-A200シリーズです。

Egrettaはオオアサ電子のブランド。広島に本社があり音響機器や液晶パネル、光学製品などを製造しています。そんな会社の新製品がTS-A200シリーズ。「TS」というと、なんだかカロッツェリアのスピーカーの製品名みたいで馴染みがありますね(笑)

TS-A200シリーズは3種類用意されています。ひとつはアンプ内蔵のステレオスピーカー、TS-A200as(198,000円/税別)、そしてスピーカーが1本のモノラルタイプ、TS-A200a(124,000円/税別)、もうひとつがアンプ非搭載のパッシブ型、TS-A200s(72,000円/税別)です。けっこういい値段です。

これらの特徴は360度全方位スピーカーであること。僕はパソコンに接続して使おうと思っているので360度である必要は無いと思っているんですが、逆に定位がビシッと決まって音像が出るスピーカーだと、仕事中でも聴き込んでしまう危険性もあるので、360度全方位のようなスピーカーのほうが合っているかもしれません。

形も特徴的で、アルミ製密閉型エンクロージャーに収められたウーファーユニットの上にハイルドライバー型ツィーターの部分があります。これが360度水平方向に解放口が開いていて、中央に置いたツィーターから全方位に音を発する仕組み。使用ユニットは粘土を主原料としたポリマー・クレイ・コンポジットで、フィルムの折り方を含めた製法を独自に開発し、自然な音色の再現を図っているといいます。

またウーファーの振動板は、杉由来の新素材である改質リグニンを成分に加えたカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)。さらにサブウーファーとしてアクチュエーター振動ユニットを加えた3ウェイ・システムで、80Hzから45,000Hzの帯域を再生します。つまりハイレゾ対応ってことですね。入力は3.5mmステレオミニジャックのほかUSB(Type B)にも対応しており、192kHz/24bitの再生も可能。DSD5.6MHzにも対応し、ハイレゾ音源も楽しめます。光デジタル入力やBluetooth5.0にも対応しています。

買うならアンプ内蔵のアクティブ・タイプでステレオ仕様だと思いますが、内蔵のアンプは最大出力18W+18W。1.2MHzキャリア使用の高品位デジタルアンプで、Rチャンネルのスピーカーにアンプを内蔵しているそうです。サイズは幅130×奥行130×高さ260mmで、今のスピーカーよりちょっと大きいくらい。底面にはカメラ用三脚と共用のネジ穴が開いているので、ミニ三脚にも取り付けられそうですね。

このスピーカーは12月24日に発売開始とのことですが、その前の22日・23日に東京オフィスのショウルームで試聴お披露目会をやるそうなので、聴きに行ってこようと考えています。

オーディソン&ブラムの試聴会へ出かけてきました

昨日(12月14日)は神奈川・大和市のアドワンサウンドで、オーディソン&ブラムの新スピーカーの試聴会をやっているというので、天気は良いし暖かかったため散歩がてら行ってきました。

外の駐車場には、ブラムのスピーカーを装着したデモカーが置かれ、お客さんが試聴中。2階の店舗に上がると、やはりお客さんがスピーカーをじっくり聴き比べていました。店内のデモでメインで聴かせていたのはオーディソンの新しいTHESISスピーカー。TH1.5II violino(125,000円/税別)という38mmツィーターと、TH6.5II sax(180,000円/税別)という165mmウーファーを組み合わせた2ウェイシステムが、エンクロージャーに入った状態で手前に置かれていました。

このスピーカーはオートサウンドWebグランプリを獲得したように、その良さは確認していましたが、あらためて聴くとやはり良いですね。音が艶っぽくて、引き込まれるような音がします。聴く音楽を選ぶようなところがあって、ビートが強い曲やノイジーな曲などは正直いって似合いません。たとえばヘビメタなんかですね。これらを聴くと「んっ?」と感じます。でもバラードとか弦楽器のアンサンブルあたりを聴くとグッと刺さります。これで一気に好きになる人も多いでしょう。

ずっと聴いていられるような心地よさも、このスピーカーの良さです。在店中、お客さんがけっこう大きい音で試聴していましたが、うるさくて嫌になることはまったくなく、ずっと聴いていられます。この耳当たりの良さと心地よさは、このスピーカーの最大の美点だし、他のスピーカーでは得られない点でしょう。お客さんも、そのあたりが気に入ったようで、お店にいた2〜3時間の間に2セットも売れていました。それほど引力の強いスピーカーです。

下にもどってデモカーを見てみると、ちょうどお客が聴き終わって空いていたのでさっそく聴くことができました。こちらはフロントにブラムのSignature Multxシリーズが付いていました。ツィーターがピュアマグネシウムのTSM25MG45(60,000円/税別)、ミッドレンジが80mmのMS3Multix(105,000円/税別)、ウーファーが165mmのWS6Multix(150,000円/税別)の3ウェイです。これにオーディソンの25cm薄型サブウーファー、APBX10DSを組み合わせています。

パワーアンプはDSPを内蔵したAP8.9bitを使用。これだけでもいいのですが、ハイレゾ音源をより良い音で楽しむために、bit One HDをDACに使用してハイレゾを楽しめるようにしています。

コンセプトは手に入れられる現実的な価格のシステム。とはいっても十分に高いですが(笑)、コンテストに出てくるような金のかかったクルマに比べればリーズナブルに感じる価格で、これから余分なものを省いていったら十分に手に入る価格で収まりそうです。ソースユニットは手持ちのスマホでもいいだろうし、ちょっとサウンドは落ちるものの純正デッキでもOK。bit One HDだって無くても十分なクオリティで音は出ます。

その音ですが、僕の好みからいえばオーディソンよりも、こちらがしっくりきます。リズムのキレが良いことと、音に重みがあること。そして重いのに速いことが理由です。また、ブラムのほうが高域の伸びを感じます。こちらもオートサウンドWebグランプリを受賞していて、その時の試聴では2ウェイでした。それでも十分に厚みのある中域で声がとてもリアルだったので2ウェイで良いと思ったのですが、やはり3ウェイになると中域の密度感が違います。ただ、個人的にはスピーカーが目立つ取り付けは嫌いなので、2ウェイで良いかなとは思いますが。

またオーディソンのサブウーファーが、かなり良い仕事をしている印象です。30,000円(税別)という、フロントスピーカーに比べればリーズナブルなユニットだし、推奨容量に満たない小さなエンクロージャーに入れているとのことでしたが、これがドアのウーファーの下の帯域を支えて重厚感を増しているようです。このサブウーファーはボックスタイプのものやアンプを内蔵したものもあるとのこと。オーディソンはアンプのメーカーと思っていましたが、THESIS IIスピーカーといい、スピーカーもかなり良さそうですね。

オーディソン&ブラム製品の輸入元であるトライムのサイトを見てみたら、デモカーのシステム総額は512,000円(bit One HDとDAPは除く)とのこと。これなら十分に普通の人でも手に入れられる範囲です。今後、試聴会等で聴く機会がある人もいるでしょうから、興味のある人は是非聴いてみることをお勧めします。

ステップワゴンに市販9型ナビを装着するキット

9型モニターを標準装備するクルマが増えてきて、9型の市販ナビもクラリオンにアルパイン、ケンウッド、カロッツェリアと増えてきました。ただし、9型モニターが付くからといって、実際にクルマにつけるときは、車種専用の取り付けキットが必要。というわけで、今回はホンダ・ステップワゴン/スパーダ用のカーAVインストレーションセットです。

このTBX-H008(22,000円/税別)はステップワゴン/スパーダのオーディオレス車(ナビ装着用スペシャルパッケージ付車含む)に市販9型ナビを取り付けるためのキット。パネルのほか、ブラケットやコネクター、変換コード、アンテナ変換コード、アンテナ電源用変換コード、クッションなどがセットで、これと9型ナビを用意すれば、ステップワゴン/スパーダに取り付けられます。取り付けられるのは平成27年4月以降に発売されたモデル。平成29年8月から現在までのハイブリッドにも装着可能です。

ただしカロッツェリアとアルパインのカーナビを取り付けるには、別売の電源ケーブルが必要なので注意。またディーラーオプションの9インチナビ付き車にも取り付けられますが、別途、純正部品のアンダーカバーが必要です。なので新車を手に入れる時は、市販ナビを入れることを前提に考えて、オーディオレス車を選ぶのが良いかと思います。

カロッツェリアの新しいサイバーナビなら、別売の電源ケーブルは必要ですが、ハードキーの無いフルフラットなデザインなので純正以上にすっきりとスタイリッシュに取り付けられるはず。せっかく9インチが入るスペースがあるところに7型ナビを入れると、周囲のパネル部が広くなって画面が小さく見えるので、もし9インチが入るクルマに乗っていたら、頑張って9型ナビを入れることを考えましょう! このステップワゴン/スパーダ用のインストレーションセットは12月12日に発売開始の予定です。

【レビュー】イクリプス録ナビAVN-D10Wに乗った

イクリプス「録ナビ」AVN-D10Wのデモカーに乗る機会があったので報告します。デモカーはトヨタ・ハリアー。このクルマ、ディーラーオプションで9.2型ナビが用意されていて、それを装着するスペースがあるので、7型ワイドのナビだと周囲に余裕があります。横幅200mmのボディだと、右サイドのハードキーの部分までフルフラットで、見た目はスッキリ。これは良いですね。ハードキーが出っぱったモデルが、急に古臭く感じてしまいます。

このAVN-D10Wというモデル、録ナビというサブネームが付いているように、ドライブレコーダーを内蔵しているのが特徴です。付属のカメラはフロント用のひとつだけですが、オプションのバックアイカメラを追加すれば後方の録画もできます。映像は前方も後方も、ナビの画面で確認できるから便利ですね。後方映像は鏡像なので、バックミラーに映ったのと同じような映像で記録されます。

カメラの画素数は約200万画素。フルHDなど目に付く表記はありませんが、クリアな映像で記録できます。暗くなってからは試していないのでわかりませんが、日中であれば、前方のクルマのナンバープレートの細かい文字もくっきり映ります。フレームレートは1秒間に28フレームなので全国どこでもLED信号機の色が消える問題はなさそうだし、画角は水平117度×垂直70度と、もっと広い画角を持つモデルもあることはありますが、十分な広さです。

このドラレコ内蔵ナビの良いところはカメラがコンパクトなところと配線が楽なところでしょうか。本体がナビの中に入っているから、カメラはコンパクト。一体型のようにディスプレイがないので、視界のじゃまになりません。また接続はナビ本体にケーブルをつなぐだけ。ケンウッドやカロッツェリア、パナソニックなどドラレコ連携のカーナビは多々ありますが、それらはカメラがコンパクトでもドラレコ本体をどこかに置くことが必要ですから、それよりはずっと配線が楽です。トヨタ/ダイハツ車なら接続ケーブルを同梱しているので、さらに楽でしょうね。

だからカーナビを替えるついでにドラレコもと考えている人には、候補に入れる価値はあるんじゃないでしょうか。カーナビ部分は正直いって「ここがすごい」という部分は見当たりませんが、わかりやすさとか使いやすさを重視した設計のようで、スムースに使えます。画面上にオーディオの表示をしたり、曲送り/戻しボタンを配置しているのも、画面を見て瞬時にわかることを意識したものでしょう。ナビ操作とAV操作のキーが上下2段に別れていて、それぞれ個別にフリック操作できるのも、操作回数を極力減らす工夫でしょう。

Wi-Fiを内蔵して「つながる」機能も持っています。できるのは、毎月の地図の自動差分更新や施設情報、イベント情報、自車マークなどのダウンロード。Gracenoteから最新のCDDBの取得もできます。デモカーの自車マークはピンク色だったので、おそらくかぐや姫のアイコンでしょうか。こういうのを見ると、富士通テン時代のカーマーティの犬のアイコンを思い出して、懐かしく感じます。ただ、ヘディングアップにしていると、後ろ姿しか見えないんですよね(笑)。だからと言ってノースアップに変えると、かつて紙の地図を使っていた人以外はわかりづらいと思います。そこがもどかしいところです。

地図の自動更新は、テザリング可能なスマートフォンをお持ちなら、テザリングして簡単にできます。2022年10月までは無料。それ以降は、年1回の地図データ年と更新版を有料で販売する予定です。

音もチェックしてみました。それほど大きな声で高音質をうたっているわけではありませんが、ヌケの良いクリーンなサウンドは好感が持てます。もちろんタイムアライメントは簡易タイプだし、イコライザーはパラメトリックの7バンドだし、ちょっと使いづらい部分もありますが、車内音響特性のピークやディップを抑えるのには十分。中心周波数やQを変えられるので、音響特性を整えるには十分でしょう。本気でカーオーディオをシステムアップしようと思ったら物足りないでしょうが、お得な価格で買えるなら、奥さん用のクルマとかセカンドカーに簡単にナビをつけようと思った時に、ドラレコも付いていることだしアリかもしれません。

オーディオ部同様、ナビ機能もとくに突出してすごいというところはありませんが、使いやすくてわかりやすいモデルなので、そんなナビが良い人には好まれると思います。ただ、最初にも言ったように7型モデルしかないんですよね。つくづく、そこが残念です。

バイアスを変えられるグラウンドゼロの新アンプ

ドイツのグラウンドゼロからGZUA SQ-Plusシリーズというパワーアンプが発売されます。2チャンネルのGZUA2.250SQ-Plus(135,000円/税別)と4チャンネルのGZUA4.150SQ-Plus(135,000円/税別)、そして6チャンネルのGZUA6.200SQ-Plus(245,000円/税別)の3モデルです。

アルミヘアラインを配したガングレー・アルマイトのボディは2chと4chが幅360×奥行209×高さ46mmとわりとコンパクト。6chは幅550mmと大きくなります(奥行と高さは2&4ch機と同じ)が、シャープでスッキリしたデザインは良い雰囲気を醸し出しています。

定格出力は2ch機が4Ω時で180W×2。2Ω時は320W×2で、なんと1Ωでも使えます。この時は500W×2の定格出力です。またブリッジ時は4Ωで640W。2Ωだと1200Wだから、SQ(サウンドクオリティ)仕様とはいえ、SPLにも使えそうですね。ちなみに4ch機は110W×4(4Ω)/190W×4(2Ω)で4Ωブリッジ時は380W×2の定格出力です。6ch機は110W×4+160W×2(4Ω)/160W×4+280W×2(2Ω)で、4Ωブリッジ時は320W×2+280Wの3チャンネルアンプとしても使えます。

すべてクロスオーバーを内蔵しており、4ch機と6ch機はバンドバスにも対応。また2ch機にはベースブーストも搭載しており、45Hzを最大12dBブースト可能です。ベースコントローラーも標準装備しているので、サブウーファーを接続した場合は、調整がラクそうです。

そして、このシリーズの最大の特徴は、バリアブル・バイアスコントロール機能を搭載していること。モスコニなどいくつかのアンプも搭載している機能ですが、バイアス電流の流し具合を調整できるんです。これを調整することで、通常のAB級動作から、A級動作の領域まで調整が可能。何Wの出力までA級で動作するのかは資料には書いてありませんが、A級動作領域で使えるのは魅力ですね。ただし、調整のツマミがアンプの底のパネルにあるので、音を聴きながらセットすることは難しそうですが。

実はこのアンプの中の2ch機と4ch機は、オートサウンドWebグランプリの選考のために試聴しています。しかし、僕的には残念ながらあまりピンときませんでした。というのも、同時に聴いたアンプが、あまりにも凄すぎたから。ブラックスのMX4PROは値段が違いすぎるのでしょうがないなとも思えますが、フェーズ・モガミモデルのクオリティがあまりにも高かったので、グラウンドゼロが霞んでしまった印象です。

モガミモデルのレビューはこちらを参考にしてもらうとして、価格は210,000円(税別)のところクーポンコードの入力で126,000円(税別)で出せるというので、それならモガミモデルのほうが断然良いと思った次第。とはいえ、グラウンドゼロが悪いわけではけっしてありません。オートサウンドWebグランプリでは5点を獲得し、みごと受賞しています。とくに脇森さんと藤原さんからは2点ずつを獲得していますから、実力は高いといっていいでしょう。ただ、僕がモガミモデルを聴いてしまったために(他の選者は聴いていません)評価が上がらなかっただけでしょう。

バーブラウンのオペアンプやWIMA社製のハイエンドキャパシタを使うなど、ハイエンド・オーディオ用の最高品質パーツを厳選して使うなど、細部にこだわった作りはドイツ製らしい真面目さを感じます。10〜15万円クラスで質の良いアンプを探している人には、十分に候補になるんじゃないでしょうか。