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カーナビの試乗インプレッション、カーオーディオ機器の試聴。気になる製品を徹底的にテスト!

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OTOTENへ行ってきました。その1

6月29・30日の2日間、東京国際フォーラムで行われたOTOTEN AUDIO・VISUAL FESTIVAL 2019(通称:音展)。29日に行ってみました。

入場証の受付(入場は無料)のために、東京駅方面からガラス棟に入ってエスカレーターで地下1階に向かうと、カーオーディオ体験コーナーのデモカーが見えてきます。今年のカーオーディオの出展は4社5台。アルパイン、JBL、ケンウッドが1台ずつでダイヤトーン(三菱電機)が2台です。昨年はパイオニアなどもいたので、ちょっと寂しいですね。

受付を済ませ、さっそく試聴待ちの列に並びます。まずはアルパインから。先に5人ほど待っている人がいたでしょうか。アルパインでは1人10分ほどかけてじっくりと聴かせているようです。なので50分待ちは覚悟。この間、アンケートを取ったりしますが、基本的にはじっと待つだけ。もどかしい時間です。時間指定の整理券をまくとか、待ち時間でも飽きない工夫が欲しいですね。

途中、何人か離脱したおかげもあって、30分待ちくらいで試聴開始。デモカーは、アルファード専用の11型ナビ、ビックX EX11Z-AL(オープン価格)を搭載したシステムです。これにリフトアップツィーターと7×10インチ・ウーファーを組み合わせたアルファード/ヴェルファイア専用スピーカー、X3-710S-LUP-AV(110,000円/税別)とパワードサブウーファーを組み合わせています。パワーアンプはナビの内蔵アンプを使用。インストールも、スピーカー裏に拡散材を張った程度で、デッドニングは一切おこなっていないそうです。

そんな、ほぼ素のままで製品を入れ替えただけのクルマですが、これがなかなかいい音でした。ダッシュボード上のリフトアップツィーターは、見た目も音も存在感抜群で、レスポンスが良く力強い中〜高域を再生します。これがもっとリスナーに近い場所で鳴っているとちょっとうるさいかな? と思えなくもないですが、このクルマは幸いダッシュボードが広く、その奥の端っこに純正ツィーターの装着位置があるので、試聴場所からはかなり離れています。そのおかげでしょう。はっきりと通る音ながらうるさくもなく、広がりのある立体的な音場を作っています。

音源はストリーミングでMP3なんですが、そんなの関係なくストレスなく気持ちのいい鳴り方。内蔵アンプなのに力強さもあり、デッドニングしていないのにビビりもにごりもないあたりは、クルマ自体の作りもしっかりしているのでしょう。たぶん、より綿密なチューニングをしているんでしょうが、ナビには車種専用チューニングが組み込まれていて、ナビとスピーカーを替えただけで、この音が得られるなら絶対に欲しくなるはず。そんな気持ちの良い音がしていました。

次に聴いたのはJBLのデモカー、C-HRです。このクルマのスピーカーは、フロント16cmセパレート2ウェイのSTUDIUM GTO600C(30,000円/税別)にミッドレンジのGTO20M(18,000円/税別)を加えた3ウェイ構成。リアドアのスピーカーもコアキシャルタイプのCLUB6250(12,000円/税別)に替えてあります。さらにラゲッジにパワードサブウーファーのBassPro Micro(45,000円/税別)を追加。パワーアンプもコンパクトながら最大出力総合1000Wの4チャンネルモデル、CLUB704(25,000円/税別)を使っています。わりとがっつり作ったクルマです。

ただしクルマの出来としては微妙でした。なんか、全体的に音がつまった感じで、前に出てこない印象。ヌケが悪い音は、ドライブ中に聴いているとストレスがたまりそうです。はっきりとした理由はわかりませんが、おそらくデッドニングのやりすぎのような気がします。がんばってデッドニングをやりすぎると、このような音になりがちなので。

ただ、感心したのは2ウェイシステムとミッドレンジの作り。付属ネットワークにはミッドレンジのネットワークを接続するための端子を設けてあり、2ウェイシステムを簡単に3ウェイ化できます。このシスティマティックぶりは良いですね。音のつながりもなかなか良いです。ま、取り付け時に加工が必須のミッドレンジを付けたい人がどれだけいるのかはわかりませんが、音がクオリティアップするのは確実です。

長くなりそうなので、今日は前半ということで。後半の2社は明日お届けします。

LINEがトヨタとの共同でナビアプリを開発

スマートフォン用のカーナビアプリは色々ありますが、いよいよLINEも参入。9月以降に無料で提供されるそうです。

スマホで普通に使うこともできますが、SDL(スマート・デバイス・リンク)に対応しているので、対応車載器とつないでクルマで使うのを意識した作りでしょう。地図は一見、Android Autoに似ていますが、トヨタが提供するナビエンジンを採用しているそうで、地図の更新は最短で即日。これはスマホ等の通信ナビならではの良さですね。しかも、Google MapやApple CarPlayなどよりも信頼性の高いルート案内をしてくれそうです。このあたりは、実際にアプリが出たらすぐにダウンロードして確かめてみたいと思います。

操作はLINEの音声アシスタント「Clova」が使えます。車内で「ねぇ、クローヴァ」と話しかけたのち「○○へ行きたい」といえば、○○までのルートを検索して案内してくれます。「ねぇ、クローヴァ」はちょっと恥ずかしいですが「OKグーグル」や「アレクサ」よりは、違和感なさそうですね。ま、どっちもどっちか(笑)そのあたりは、こちらの動画で確かめてください。

カーナビだけではなく、LINEミュージックの音楽再生や、LINEのメッセージの読み上げなどもしてくれます。いまや仕事でもLINEを利用している人が多いので、メールの読み上げ以上に役立つかもしれませんね。

高齢者の交通事故の陰に隠れがちですが、ながらスマホの事故件数も年々増加しています。それを食い止めるには、音声アシスタントを使ったインターフェイスはとっても有効。事故削減にもつながりそうですね。

ともあれ、クルマで使うには、車載器がSDL対応じゃなくてはいけません。トヨタではSDL対応のエントリーナビをオプションで販売しているので、これらが増えるのを期待しましょう。まぁ、最初の頃はレンタカー等に搭載されていたら使うという感じでしょうか。

ソニックプラス搭載車が全国で試聴できます

トヨタやスバル、BMWなどの車種専用スピーカーを展開するソニックデザインが、全国のソニックプラスセンターで、Sonic PLUSを搭載したトヨタ車デモカーを試聴できる「Sonic PLUS×トヨタ 試聴体験会」を開催します。

日程は7月6日と7日の2日間。全国に17ある中の11ののソニックプラスセンターで、最新のRAV4、 カローラスポーツ、C-HR、プリウスのいずれかを用意して、車両に装着した状態で試聴することができます。ただし、お店によって用意しているクルマが違うし、システムも多少異っているので、確認のこと。

RAV4があるのは、ソニックプラスセンター山梨京都大阪神戸の4店。京都、大阪、神戸の3点はフロントとリアにハイグレードモデルのSP-R50M/SP-R50RMを装着し、山梨はSP-R50E/SP-R50REを装着しています。カローラスポーツを用意しているのは大宮豊田の2店で、両店ともフロントドアにハイブレードモデルのSP-C21を装着。C-HRは札幌神奈川名古屋が用意し、基本はハイグレードモデルのSP-CHR10M/SP-P31RMの組み合わせですが、神奈川のみリアスピーカーがスタンダードモデルのSP-P31REになります。そしてプリウスを用意しているのがいわき金沢の2店。いわきがスタンダードモデルのSP-P50E/SP-P30REを、金沢はハイグレードモデルのSP-P50/SP-P30RMの組み合わせです。

ソニックデザインの良さは、エンクロージャー入りのため、外への音漏れが極めて少ないこと。またエンクロージャーをクルマに装着するスタイルだから、デッドニングや配線等の取り付けに関する差が出にくく安定して高音質を提供できるし、内装や配線の加工を一切行わないボルトオン&カプラーオンで、手軽に装着できること。このあたりが、小口径のユニットをエンクロージャーに入れた状態で提供するソニックプラスならではの魅力です。7月31日までは、トヨタ車オーナー限定のSonic PLUS夏の購入サポートキャンペーンで、グレードに応じて最大16,000円のキャッシュバックもあり。対応車種にお乗りのオーナーはもちろん、それ以外のクルマに乗るみなさんも、ぜひその魅力を実際に音を聴いて確かめてみてください。

ラズパイがパワーアップして4に進化!

コンピュータに詳しい人なら、Raspberry Pi(ラズパイ)をカスタマイズして車載用として使っている人もいるでしょう。確か、いわきのサウンド・エスパス(だったと思う)もラズパイをカスタマイズしたオーディオをクルマに積んでいましたよね。なかなか良い音がしていた記憶があります。

そんなラズパイに最新モデルのRaspberry Pi 4 Model Bが登場しました!

CPUは1.5GB動作の4コア ARM Cortex-A72で、従来の3倍以上の性能。メモリーはLPDDR4。1/2/4GBの3タイプの容量が用意されているのが、従来のラズパイ3と違うところですね。当然、価格も違っていて、1GBモデルが35ドル、2GBモデルが45ドル、4GBモデルが55ドル。まだ技適(技術基準適合証明または認定)マークが取れていないためか、日本ではまだ買えないみたいですが、いずれ国内でも手に入るはずです。

入出力のインターフェイスも大幅に強化しています。4つあるUSBポートのうち2つは、USB3.0に対応。従来はHDMIポートが1つだったディスプレイインターフェイスも、micro HDMIポートが2個に増えています。つまりデュアルディスプレイができるってことですね。また4K60pの映像出力をサポート。まだ車載ディスプレイがないので、車載には不要という意見もあるでしょうが、性能が高いのにこしたことはないです。電源端子は、従来はmicro USBでしたが、ラズパイ4ではUSB Type-Cに変わっています。

基板の形が変わったので、従来のケースでは使えないのは難点でしょうか。まぁ、公式のラズパイ4用ケースが用意されているので、新しく買ってください。サードパーティからは電動冷却ファンも登場しているようです。おそらく性能が向上したことによって、発熱も増えているんでしょう。ただしオーディオ用に使うならファンの騒音は気になりますよね。ま、このへんは各自の判断で。

といいつつ、日本ではまだ買えないもののことを言ってもしょうがありませんが(笑)、DACを接続してハイレゾを再生したり、BluetoothやWi-Fiで音楽をワイヤレス再生したり、カーナビに使ったり、映像を楽しんだり、さまざまな用途が考えられます。期待して待ちましょう。また、最新のものじゃなくていいので、ラズパイを勉強したいというなら、Amazonでもラズパイ3が買えるので、まずはこちらで試してみましょう。

Amazon限定。25日までに買うと800円!

ドライブ中にスマホのバッテリーが乏しくなってきたら悲しいですよね。幸い、最近は禁煙車も増えてきているので、シガーライターを使わない人も増えているはず。ならば、シガーライターソケット用の急速USBカーチャージャーはどうでしょう。

AUKEYのCC-S2は、アフミニウム合金を素材に使ったシガーライターソケット用のチャージャー。USBが2ポート付き、各2.4Aずつ、最大計4.8Aでパワフルに急速充電できます。これならカーナビアプリを使いながらでも充電できますね。

アルミ合金だから上質感もあるし、出っ張りが少ない超コンパクトなボディだから、目立たないし邪魔にもなりません。12Vと24V車の両方に対応しているのも良いですね。ただし、マツダ車の一部は接点が一般的なクルマよりも深いものがあり、その場合は使えない恐れがあるため、その場合は奥行きを確認してください。本体の深さは41.8mmです。また2014年式のVWパサート・オールトラックには対応していないので注意です。

さて、ここからがお得なお知らせ。Amazonで見ると1,899円のこのAUKEY CC-S2ですが、6月25日までに買うと、58%オフで手に入ります。つまり、買うなら今です!

Amazon.co.jp限定のセールで、カートに入れたときには普通に1,899円と表示されますが、レジに進んだあとにクーポンコードに「AUKEYCCS2」と入力すれば、1,099円オフの800円に変わります。 黒のブラスチック・ボディのモデル(CC-S1)もありますが、こちらは1,099円なのでこれよりもお得です。

PSE認証済みで、2年間の安心保証が付いているので安心。過電圧や過電流、加熱、回路のショートを防ぐ、安全保護機能も搭載しています。再度いいますが、買うなら今がチャンスです!

業務用に特化したMapFanの新機能

わざわざ金を払ってMapFanプレミアムを使っている人は、個人では少ないと思いますが、有償会員ならこんなことができるよというニュースです。ビジネス利用に特化した新機能として、複数箇所の一括ルート自動作成や地図上での顧客管理などが可能になりました。

この新機能は年額3,600円/月額300円(税別)を支払うと使うことができるサービス。iOS/Android向けのカーナビ・アプリ「MapFanアプリ」やパソコンの地図検索サイト「MapFan」で利用できます。新機能の目玉は、まず最大30カ所を効率よく回る最適ルートを自動作成できること。最近はネットショッピングの需要が急増していて、クロネコヤマトや佐川急便などの大手の他に、デリバリープロバイダーなどの小規模配送業者が増えていますが、そんな”仕事で地図を使うすべての人"が便利に使える機能が満載。時間指定や宅配ボックスの有無なども管理できるので、ルート設定の作業を大幅に軽減できます。

CSVファイルの住所リストを、最大2000件分インポートして地図に表示できるのも便利。顧客や配送先の情報を地図上で管理できるし、リストの情報を元に、地図上で分布を一目で確認できるので、顧客が薄いエリアを割り出すなどにも便利に使えそうですね。業務利用を目的とした印刷や複製(2次利用)もできるので、車内資料を作ったり、日報や報告書の作成などにも利用できます。この場合も追加料金は一切かかりません。

アプリとWebは共通IDだから、スマホやタブレットでもパソコンでも、ハードを問わず使えるのも便利なところ。パソコンで作成したルートを、スマホアプリで連携してナビゲーションすることも可能です。これらの機能を普段使いすることはほぼ無いでしょうが、仕事で営業回りしている人や小規模の配送をしている人なら便利に使えるはず。月々300円(税別)なら安いものだし、効率はグンと良くなるはずなので、まだ使っていない人は会社に使用を提案してみませんか?

BMWにオーディソン ・プリマを付ける配線キット

BMWのようなクルマは、純正システムが1DINとか2DINなどのDINサイズでは無いため、オーディオのグレードアップが難しいという難点があります。そのため、オーディソン ・プリマ・シリーズのような、後付けDSPを使って、純正システムをそのまま使いながら、その後のシステムをグレードアップするパターンが多いのですが、その配線をやりやすくするキットの登場です。
   AP BMW BIANP 2

このAP BMW BIANP 2(10,000円/ペア/税別)は、純正アンプが実装されていないBMW/MINIに対応するキット。フロントシートの下にあるウーファー・コネクターから純正ソースのフロント・スピーカー出力を取り出して、オーディソン・プリマAP8.9bitなどのAP bitアンプに出力できます。そしてAP bitアンプからはドアのフロント・ミッドウーファーとシート下のサブウーファーに、それぞれ別の信号を流すことがでるんです。その際、純正ケーブルを切断せずに使えるので、売るときに純正へと戻すのも簡単。ここ、とっても重要です。

ケーブルは450cmあるので、AP bitアンプをトランクにインストールしても、十分に他律長さです。ペアというのは、左右のチャンネルがそれぞれ別という意味。チャンネルセパレーションもよく、一緒にスピーカーも交換すれば、かなり良い音にグレードアップできるはずです。
   PIC6
   AP F IN ADP

PRE IN CONNECTOR 6CH(2,000円/税別)とAP F IN ADP(2,200円/税別)も出ました。PRE IN CONNECTOR 6CHは、アンプ無しのDSPユニット、bit NoveにRCA入力を接続するためのケーブルハーネス、AP F IN ADPは最新のオーディソン・プリマ、AP F8.9bitに、プリマP6Pシリーズの延長ケーブルを入力するための変換アダプターで、エクステンション・インプットのAP560P6P IN、AP260P6P IN、AP160P6P IN、エクステンション・イン/アウトのAP560P6P I/O、AP260P6P I/O、AP160P6P I/Oに対応します。

このように、配線にもきめ細かい対応がされているのも、プリマ・シリーズの人気が高い秘密のひとつ。これを使えば、今まで音に不満を持っていたBMWの音も、手軽にグレードアップできるはず。そんな人なら、ぜひ考えて欲しいものです。

JVCブランドのドラレコ、3色のカラバリで登場

ドライブレコーダー、人気ですね。今日は、ドラレコといえばケンウッドかコムテックというくらい人気が高いJVCケンウッドから「JVC」ブランドのドラレコの紹介です。

7月中旬から発売予定のGC-DR20は、Wi-Fi機能を搭載して、スマートフォンで撮影画像を再生したり、見たい映像を選んで転送することができるモデル。手軽に映像を確認できるのが便利です。これなら、事故やハプニングがあった時だけじゃなく、ドライブ中の美しい風景などの動画を転送してSNSにアップするといった使い方も手軽にできそうですね。

カラーバリエーションを3色用意したのも特徴。ドラレコというとだいたいブラックというのが一般的ですが、ブラックの他にブルーとブラウンを用意していて、内装色に合わせてカラーコーディネイトできます。軽自動車とか女の子のクルマなんかにも似合いそうですね。また外からも目につきやすいので、防犯効果が高まるかも? という期待も持てます。

ボディは幅63×高さ51×奥行約28mmの薄型コンパクトサイズ。小型車でもすっきりと取り付けできるし、フロントガラスとレンズの距離が短くセットできるので、ダッシュボードなどの映り込みを少なくできるという効果も期待できます。

画質は1920×1080のフルハイビジョン撮影に対応。トンネルの出入り口や逆光など、明るさが急激に変化する場所でも白飛びや黒つぶれせずに鮮明な映像を写し出すWDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)を搭載しているし、地上デジタル放送の電波への干渉を低減するノイズ低減設計を施しているので、カーナビの近くにセットしても安心です。1秒間に撮影するコマ数を設定できるので、適切に設定することでLED信号機の色が映らない問題も解消できます。

撮像素子は1/2.7型の211万画素フルカラーCMOSを搭載。F値は2.0で最大記録画角は水平約114度、垂直約60度、対角約145度です。モニターサイズは2型。小さいですが、これはスマホやタブレットで見られるから気にしなくていいですね。各種設定もスマホアプリでできます。専用のスマホ/タブレット・アプリの「JVC Dashcam」は、iPhone用とAndroid用を各々ダウンロードして使ってください。もちろん無料です。

記録用のメディアはmicro SDHCカードで、8GBの高耐久MCLタイプを付属。これだと記録時間が約1時間10分で、古いファイルはどんどん消して上書き録画していくので、できるなら容量が大きいメディアに入れ替えたほうが良いでしょう。最大32GBまで対応していて、32GBのメモリーカードだと約5時間の記録ができます。

GPSは内蔵していませんが、Gセンサーは搭載。これで衝撃をキャッチすると、その10秒前から50秒後までイベント・フォルダーに保存されるので、上書きされて消されることはありません。ま、そうならないように願いたいものです。

電源コードやUSB電源アダプターを付属しているので、シガーライターを利用した簡単な接続にも対応。コードクリップも5個付属しているので、配線も手軽にできます。価格はオープンですが、従来モデルのGC-DR1が15,000円前後で売られているので、おそらく同じ程度かと予想されます。ボディカラーや内装色とコーディネイトして、おしゃれにドラレコを選ぶのはいかがでしょう。

名古屋でも人とくるまのテクノロジー展があります

5月22日から24日までの3日間、パシフィコ横浜で開催された自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2019」が、7月17日から19日前の3日間の日程で、今度は名古屋でも開催されます。

場所はポートメッセなごや。開催時間は17日と18日が10:00〜18:00まで。最終日の19日は10:00から17:00までです。入場は無料ですが登録制で、事前登録はこちらでできます。

出展社が400社を超えた横浜に比べると規模は少し小さくなりますが、それでも世界各国から372社の出展を予定。最近の自動運転や電動化などの進化のおかげで、自動車業界のみならずIT業界からの出展も増え、最先端の技術が集う展示会の名にふさわしい内容です。

出展社はトヨタ、スバル、ダイハツ、いすゞなどの自動車メーカーを始め、デンソー、住友電工、古河電工などのパーツメーカー、デュポンや東レなどの素材メーカーなど、多岐に渡ります。中には戸田レーシングのように、名古屋だけに出展するブースもあります。

新車開発講演や最新車試乗会、往年の名車-同乗体験、エアレスコンセプトタイヤ同乗体験といったイベントも多数。最新車試乗会にはニッサン・リーフやレクサスES300h、ホンダ・クラリティPEHVなど11車種を用意。ポートメッセなごや付近の約6km、約20分の公道コースを、各メーカーの説明員が同乗のもと運転できます。

往年の名車-同乗体験はフォルクスワーゲン・タイプ2や1982年のニッサン・フェアレディZもありますが、土地柄もあってかトヨタ車が断然多くてS800やだるまセリカ、リフトバック2000GTVなど計11台を用意。滅多に乗れないクルマが多いので、こちらも楽しみです。こちらは、クラシックカーオーナーズクラブの協力で行われるので、おそらく助手席に乗るパターンかと思われます。

展示のほか、公道での最新車試乗などのイベントも楽しめる「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋」。会場に行く人は自動車関連のメーカー等の人が多いですが、学生でも誰でもいけます。興味があるかたは、ぜひ事前登録して行ってみてください。

JVCケンウッドがソリューションフェアを初開催!

1ヶ月以上先の話ですが…(笑)。ケンウッドが7月22日と23日の2日間、秋葉原UDXの2階、アキバ・スクエアで「JCVケンウッド・ソリューションフェア2019」を開催します!

このフェアは今年初めて開催されるもの。会場にはJVCケンウッドが展開する映像・音響・無線の技術を生かしたソリューションを、13のテーマに分けて展示します。また、BCPや防災、危機管理への対応、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み、イノベーションや感性をテーマとしたセミナーも実施。初めての開催とあって、中身が詰まったイベントになりそうです。

13のソリューソン展示の内容は、彩速ナビやドライブレコーダー製品をはじめとしたオートモーディブ・ソリューションをはじめ、映像活用、映像セキュリティ、画像解析、空間・音響、防災・減災、エンジニアリング、デジタルトランスフォーメーション(DX)、無線システム、ヘルスケア、蓄電池、感性、デザインと多岐にわたっています。そのうち、みなさんが気になるのはオートモーティブや、通信型ドラレコによる自動車保険フリーと契約者向けてれマティクスサービスなどを紹介するデジタルトランスフォーメーション・ソリューション、ハイレゾ音源によって居心地の良い空間を創り出す空間音響デザイン、KooNe(クーネ)のデモを行う感性ソリューションあたりでしょうが、じっくり見ると新しい発見や気づきがあり、ためになるイベントになるはずです。

セミナーも充実。2日で7回のセミナーが予定されており、詳しくは「JVCケンウッド ソリューションフェア 2019」のサイトを見ていただくとして、なかには「アマゾンのイノベーションとそれを支えるカルチャー」と言ったセミナーもあり、かなり勉強になりそうです。

これで入場は無料。ただし事前登録が必要なので、参加希望のかたは「JVCケンウッド ソリューションフェア 2019」のサイトから登録してください。セミナーは各回、定員100名なので、早いもの勝ちかもしれません。

ゲーム感覚で待ち合わせ場所を送れるMapFanの新サービス

楽ナビやサイバーナビ等でおなじみのインクリメントPが、3つのワードで日本中のあらゆる場所を特定できる「What3word」とのコラボ企画第2弾として、位置情報共有サービス「MapFan Qest」を追加。本日6月17日に公開しました。

これは「MapFanラボサイト」に追加されたもの。インクリメントPの法人向け地図APIサービス「MapFan API」のRPGマップと、what3words社の世界中を3つのワードで表現する位置情報サービス「What3word」とのコラボで誕生したデモコンテンツです。メールやSNSで待ち合わせ場所の呪文(待ち合わせ場所)のURLをシェアすると、送られた友人のスマホでURLをクリックした時に、RPG風マップにドラゴン(待ち合わせ場所)が出現。ドラゴンの100m以内に近づくと攻撃が届くようになって、ドラゴンを倒した回数でセリフや主人公が変化する(かも!?)など、ゲーム感覚で待ち合わせできます。

what3wordsは、世界中を3m×3mのグリッドに切り分けて、グリッドごとに簡単な3ワードを割り振った位置情報サービス。住所では特定できないあらゆる土地を便宜上3つのワードで表現することで、互いの場所を認知できます。現在は世界20言語に対応し、海外の自動車メーカーや公的サービス、宅配サービスなど、様々な分野で採用され始めています。このサービスを利用して、カーナビや歩行者ナビへの活用や、日本の住所に馴染みのないインバウンド旅行者向けサービス、各種デリバリーサービスなどへの活用を目指して、研究開発を進めていこうというのが、インクリメントPの狙い。

まずは、このゲーム感覚で待ち合わせ場所を送れるMapFan Questで、その楽しさと便利さを確かめてみてください。

ニッポンレンタカーでいい音ドライブしませんか?

ニッポンレンタカーがソニックデザインとのコラボで「SUBARU STI Sportキャンペーン」を始めています。

このキャンペーンは、ソニックデザインの車種別スピーカーパッケージ、ソニックプラスを搭載したレヴォーグSTI Sport、WRX STI、BRZ STI Sportの3車種を、レンタカーとして利用できる期間限定の企画。2019年10月14日(返却分)まで、北海道エリアのニッポンレンタカー全営業所(離島を除く)で予約できます。

用意しているのはレヴォーグが8台、BRZが7台でソニックプラスのスタンダードモデル、SFR-S01E(レヴォーグ)とSP-862(BRZ)を搭載。WRXにはハイグレードモデルのSFR-S01Mが搭載されています。ヘッドユニットはカロッツェリアの楽ナビ。調整はソニックデザインが担当していて、どの席に座ってもいい音が楽しめるセッティングだそうです。

また千歳空港営業所でクルマを借りた人のみ、利用後に簡単なアンケートに答えればソニックデザインのロゴ入り液晶クリーナーがもらえるので、千歳空港で借りるのがよいかもしれません。この機会に、飛行機で北海道へ出かけて、レンタカーでソニックデザインの音を体験してみるのもいいかもしれませんね。

ソニックデザインから新型RAV4専用スピーカー

ソニックデザインが、ソニックプラスのRAV4専用スピーカーパッケージを発表。フロント/リア用各3グレードずつ、計6モデルを本日6月14日から発売しました。
   フロント用のトップグレード

   リア用のハイグレード


発売するのはフロント用がトップグレードのSP-R50F(198,000円/税別)とハイグレードのSP-R50M(105,000円/税別)、スタンダードのSP-R50E(61,000円/税別)の3モデル。リア用がSP-R50RF(131,000円/税別),ハイグレードのSP-R50RM(72,000円/税別)、スタンダードのSP-R50RE(35,000円/税別)の3モデルの計6モデルです。

すべてエンクロージャーに組み込まれていて、取り付けは簡単&確実。2時間ほどの作業時間でスピーカーの交換が終わるのもいいし、エンクロージャー入りだからデッドニング等の車両側の加工は無しで、安定した高音質が手軽に得られるのもソニックデザインの良さです。大音量で聴いても、クルマの外へ音漏れすることも少ないですしね。

他車専用のスピーカー同様、トップグレードのモデルはピュアアラミド振動板を採用、ハイグレードモデルはCMF(クロスマイクロファイバー)振動板でスタンダードモデルはDMF(ディファインド・マイクロファイバー)振動板という構成です。サイズはすべて77mm。フロント用に付くセパレートツィーターも、ウーファーと同じ振動板素材を使っていて、低域から高域まで音色の統一を図っています。このあたりに、ソニックデザインの真面目さが感じられます。フロント用のツィーターはハウジング一体型のAC(アコースティック・コントロールド)ツィーターで、ユニット周辺のディフュージョンギャザーとその裏のアコースティックコントロールエレメントで、ツィーター前面に発生する反射音を拡散&吸収。自然でスムースな音色を実現しています。

ハイパス/ローパス・クロスオーバーは高域用と低域用が独立しているので、回路内部での干渉はなし。バイアンプ駆動やバイワイヤリング接続にも対応しているので、純正ナビでもタイムアライメント付きの市販ナビでウーファーとツィーターをマルチアンプ駆動したい時でも、外部パワーアンプを追加した時でも自由なシステム構成が可能です。

新型RAV4を購入したかた、購入を検討しているかたは、オーディオをグレードアップするひとつの手段として、検討してみてください。

市販ナビでも全方位駐車アシストが付けられます

現行のトヨタ・アルファード/ヴェルファイアにお乗りのかたはいますか? もし、カーナビを市販品に変えたら全方位駐車アシスト機能が使えなくなるから、純正ナビのままにしているという人がいたら、カナックからこんなのが6月18日から発売されます!

このアルファード/ヴェルファイア用サテライトビューカメラ、SV-Y010(アルファード用)/SV-Y011(ヴェルファイア用)は、平成30年1月以降に発売された現行車種に対応。これまでは全方位駐車アシスト機能は、メーカーオプションのみで対応したので、市販ナビに後付けはできませんでしたが、市販ナビでも全方位駐車アシスト機能を後付けできます。

しかもCAN信号を読み取る専用コードと接続用タップを新たに付属したので、車両からの信号を読み取って、ステアリング連動ガイドラインも表示できるようになりました。これなら、純正(メーカーオプション)の全方位駐車アシスト機能とほとんど同じ。これが、市販ナビに付けられるのだから、うれしい限りです。

見た目も、メーカーオプション風のフィット感に優れた作り。純正品のような仕上がりで、さりげなさです。それでいて、シフトレバーをリバースに入れれば俯瞰の映像とステアリング連動ガイドライン付きのバックの映像を画面に表示。これで、大きなクルマでも安心して安全に駐車できるはずです。

バックカメラの入力がある市販カーナビなら、どんなモデルにも装着可能。別売のオプションパーツ(SV-X001)を使えば、ディーラーオプション・ナビにも対応しています。アルファード/ヴェルファイアにお乗りなら、大画面の市販ナビに替えて、このサテライトビューカメラを装着するというのはいかがでしょうか?

アルパインからスリムなリアモニター8モデル

アルパインが、薄型でスタイリッシュなデザインのリアモニター「スリム・リアビジョン」を全8モデル発表。7月中旬に発売を開始する予定です。

8モデルの内訳は、天吊り型の10.1型モニターが4モデル、アーム取り付け型の11型と9型が1モデルずつ、ヘッドレスト取り付け型も11型と9型が1モデルずつ。天吊り型はブラックとシルバーの2色あり、それぞれルームランプ付きとルームランプ無しが色違いの2色ずつという具合です。

もう少し細かく説明すると、天吊り型のルームランプ装備モデルがRSH10XS-R-B(ブラック)とRSH10XS-R-S(シルバー)、ルームランプ無しがRSH10XS-L-B(ブラック)とRSH10XS-L-S(シルバー)の4モデル。これらは従来の10.1型モデル(RSA10S-L-B/S)と比べて、本体筐体部で約30%、モニター部で約50%もスリム化したそうです。このおかげで、収納時もすっきりと違和感のない取り付けが可能だし、ルームミラーへの映り込みなども減り、後方視界も良くなっているそうです。その上で、ルームランプ装備モデルは、静電タッチ式のスポットライトを装備しているので、夜、後席でバッグの中から何かを探すときなどに便利ですね。

アーム取り付け型は11型がPKG-M1100、9型がPKG-M910。ヘッドレスト取り付け型の11型がPKG-SB1100、9型がPKG-SB910です。それぞれ、アーム型の取り付けキットとヘッドレスト取り付けキットが付属しています。モニターは、天吊り型がWSVGA、アーム取り付け型&ヘッドレスト取り付け型がWVGA。フルハイビジョンではないので画質はそれなりですが、こちらもスリムでスタイリッシュなデザインを採用しています。モニター本体はピアノブラック塗装なので、高級感は高そうですね。

価格はすべてオープン。天吊り型は車種専用取り付けキットや接続ケーブルが別売、アーム取り付け型とヘッドレスト取り付け型は、それぞれ取り付けキットが付属していますが、接続ケーブルは別売なのでご注意を。実売価格は天吊り型の従来モデルがアマゾンで37,800円なので、4万円前後というところでしょうか。アーム取り付け型とヘッドレスト取り付け型はおそらく2万円前後と思われます。

ヘリックスのDSP.2がDSP.3にアップグレード

ヘリックスが新しいDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)を発表。近日発売予定として、輸入元のエムズラインのサイトに掲載されています。

このHELIX DSP.3というモデルは、HELIX DSP.2をベースに改良した、新設計のデジタル・シグナル・プロセッサー。サイズは幅177×高さ40×奥行き120mmとまったく同じ、出力電圧6VのRCA出力を持ち、ハイレベル入力は6チャンネル分、DSPは64bitのプロセッサーが1基、動作クロックは295MHzと、ここまではDSP.2とまったく変わりませんが、A/DコンバーターやD/Aコンバーターは、DSP.3のバーブラウン製24bitのものから、ADK(旭化成)の32bitタイプ(AK4458/AK5556)に変更。これにより、ビットレートはDSP.2の256倍の会長度を持つ32bitとなり、サンプリング周波数はDSP.2の48kHzから2倍の96kHz。周波数特性はDSP.2の10Hz〜22kHzから10Hz〜44kHzに上がり、デジタル入力時の高調波歪率も0.008%から0.0006%へと性能が高まっています。

またDSP.2では未搭載だったAOC(アドバンスド・コプロセッサー)を搭載することにより、メモリー切り替え時間を短縮。ベース/センター/フロントのエフェクト機能も搭載しています。さらにハイレベル入力は6chをミックスすることができ、純正マルチシステムの出力をフルレンジに近い信号へと合成できるようになりました。また、新開発のADEP.3は、純正ヘッドユニットの軽負荷時のエラー検知を未然に防ぎ、ダミー抵抗の接続などの余分な手間を大幅に省けます。

動作可能な電源電圧は9.6Vから16Vの後半時。5秒間は6Vまで電源電圧が低下しても電源がオフにならない仕様にしたので、アイドリングストップ車がアイドリングストップ作動時に電圧が低下しても音が途切れる現象も防げます。ただし、ヘッドユニットやパワーアンプが止まって音が途切れることもあるでしょうが(笑)。少なくともDSP.3だけは、安定して動いています。

調整用のアプリはATF PC TOOL Version 4に対応。最新の4.50aも使えます。入力信号のタイムアライメント機能を追加しているので、純正信号のタイムアライメントをいったん戻して、出力側で補正することができます。調整はすべてリニアに反映されるので、音を聴きながらの調整も楽ですね。ボリュームやアナログ/デジタルの入力切り替え、メモリー切り替えなどは、別売のDIRECTOR/URC-3でできます。

拡張カードはHEC USB HD INPUT MODULE(28,000円/税別)のほかブルートゥースモジュール(22,000円/税別)、光インプットモジュール(14,000円/税別)、AUXインプットモジュール(14,000円/税別)の4種類を用意。手持ちのプレーヤーに合わせて選べます。標準では6チャンネルのRCA入力とスピーカー入力があり、TOSリンクの光入力も持っています。

デジタル調整機能はクロスオーバーとイコライザー、タイムアライメント。クロスオーバーはハイパス/ローパスともに1/51オクターブステップで20Hz〜20kHzの範囲でセットでき、ウーファーチャンネルはハイパスが20〜100Hz、ローパスが20〜300Hzの間で1Hzステップで調整できます。肩特性はバターワース/ベッセル/チェビシェフ/リンクウィッツの設定ができ、スロープはリンクウィッツが-12/24/36dB/octに設定可能。それ以外は-6/12/18/24/30/36/42dB/octに設定できます。また-12dB/octならQを0.5〜2の間に0.1ステップ刻みで調整して、オリジナルの肩特性に設定することも可能です。

イコライザーは1/3オクターブ刻みで30バンドの調整ができますが、1/24オクターブ刻みの微調整も可能。レベルは-15から+6dBの範囲で、0.1dB刻みで細かく調整ができ、Q特性も0.5〜15の範囲で0.1ステップで変えられます。タイムアライメントは0〜354.17cmの間で、3.5mm(0,01ms)ステップで調整可能。0〜354.375まで5.625度ステップで調整できる位相調整も可能です。あまりに調整可能な項目が多くて調整はかなり難しそうですが、きめ細かく幅広い調整ができるのが、ヘリックスDSPならではです。

DACやADCが24bitから32bitに変わった時点で、クオリティが向上しているのは確実だと思われます。DSP.2より3万円ほど価格が上がっていますが、動作サンプリングレートはDSP.2の48kHz/24bitから96kHz/32bitに変わっているので、ハイレゾ・ファイルへの対応も高まっています。出力が8チャンネルですが、このチャンネル数で大丈夫ならDSP PRO並みのサウンドがDSP PROよりも4万円もお得に手に入ります。という意味では、コストパフォーマンスに優れたモデルと言えるでしょう。

ソニックデザインの公式デモカーが国内を回ります

ソニックデザインのスピーカーがどんな音なのか気になって試聴してみたいけど、近くには試聴できるところがなくて…、とお悩みのかたは、この機会に出かけてみてはいかがでしょうか? ソニックデザインの認定ショップが開催するセールスイベントに合わせて、最新のソニックデザイン公式でもカーが巡回するイベント「夏のプレミアムセール&ツアー2019」が、6月15日から8月4日までの毎週末、全国のどこかのソニックプラスセンターで行われます。

巡回するソニックデザインの公式デモカーはスバル・フォレスター。この車には、ソニックプラスのトップグレード・モデル、SP-S300Fが取り付けられています。大容量アルミハイブリッド・エンクロージャーにG-チューナーという新技術を投入したモデルで、77mmの小口径ユニットながらクリアな中低音を再生します。ツィーターはスバル車専用開発のACツィーターで、ユニット周囲のディフュージョンギャザーと、裏側に内蔵したアコースティックコントロールエレメントによって反射音を拡散・吸音し、スムースな高域再生を行います。振動板は77mmウーファーと同じピュアアラビドの素材で統一していて、音色の統一を図っているのもいいですね。

このクルマを試聴できるのは、
6月15・16日 ソニックプラスセンター金沢(サウンドクリエイト金沢)
6月22・23日 ソニックプラスセンター大宮(オートブラスト)
6月29・30日 ソニックプラスセンター名古屋
7月6・7日 ソニックプラスセンター大阪(SOUND21)
7月13日 ソニックプラスセンター神奈川(荒井タイヤ商会)
7月14・15日 ソニックプラスセンター山梨(クレアーレ)
7月20・21日 ソニックプラスセンターいわき(ユーズダイナー四倉店)
7月27日 ソニックプラスセンター京都
7月28日 ソニックプラスセンター神戸
8月3日 ソニックプラスセンター豊田
8月4日 ソニックプラスセンター柏(サウンドワークス)

前半は土日の2日間、同じ店で行われますが、後半は土日で異なる店に出没する予定なので忙しそうです。また各ショップが用意するデモカーも試聴できる予定なので、色々と比較試聴できるはずです。
        成約したら特製ボトルホルダーがもらえます

このツアーでは、ソニックデザインのスタッフがカーオーディオに関する質問や相談に答えてくれるほか、成約したらソニックデザイン・オリジナルグッズのプレゼントもあり。各ショップでも独自のセール特典が用意されるはずなので、購入するならこの機会がベストです。この機会に、お近くのソニックプラスセンターへ、足を運んでみましょう。

ZRスピーカーからハイエンドツィーターの追加モデル

スロベキアのスピーカーメーカー、ZR Speaker Labから、最上級グレードのExtravagance Line(エクストラバガンス・ライン)のスーパーハイエンド・ツィーター、ZR Extrabagance SATURN-CVが登場。輸入元のイース・コーポレーションで、予約注文の受け付けを開始しました。

このツィーターは、従来モデルのZR Extrabagance SATURNの派生モデル。ZR Extrabagance SATURNは、インストール後でもツィーターの角度を±30度動かせる角度調整機能を持ち、生々しい再現性や音色の美しさに定評がありましたが、なにせツィーターリングの外径がΦ89mmもあって、ドアミラー裏の三角パネルには取り付けできないなどの取り付け性の悪さを抱えていました。
   従来モデルとのサイズ比較。左がZR Extrabagance SATURN-CV

その問題を解消するために開発したのがZR Extrabagance SATURN-CV。ネオジウム・マグネットを3個搭載した強力な磁気回路や振動板はZR Extrabagance SATURNと同じですが、角度調整機能を省略することで外径をΦ65mmにダウンサイジング。従来モデルよりも直径で24mm縮小することで、取り付け性は大幅に向上しています。といっても、まあまあ大きいですが(笑)、がんばればドアミラー裏の三角パネルへの取り付けも可能かと思われます。

受注生産品で価格は360,000円(税別)。高いです。注文してから手に入るまで時間がかかります。が、キットそれなりの良い音がすることでしょう。

▪️主な仕様
●定格入力:100W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:3〜22kHz●能率:93dB●Fs:600Hz●外径寸法:Φ65mm●取付穴直径:Φ43mm丸取付深さ:35mm

CDTオーディオから音像と音場感を強調するMSTシステム

以前、軽く紹介しましたが、インポーターのイース・コーポレーションから正式に発表されたので再掲します。CDT AUDIOのステージング改善システム、MST(ミュージック・ステージング・テクノロジー)の50mmミッドツィーター、MST-02Pとシステムコントロールユニット、MST-1SMが発売されました。MST-02Pは48,000円(税別)、MST-1SMは24,000円(税別)。合わせて72,000円(税別)です。

このシステムは既存のカーオーディオシステムのフルレンジスピーカー出力をMST-1SMに接続し、そのあとにMST-02Pを接続するだけと設置は簡単。MST-1SMには無段階式のレベルコントロールノブが付き、好みの音量バランスに調整できます。ほかに、シックスオクターブ+モードかイメージツィーターモードに切り替えられる周波数切り替えスイッチや、近い音は近くに遠くの音は遠くに感じさせる遠近感モードとノーマルモードに切り替えできるスイッチもあります。

人間の耳はたくさんの情報を受け取っていて、その情報を処理する脳は、音がどこから発せられているのか、どのような音なのかを瞬時に知覚します。その耳に、少しの情報を加えて、音楽の空間的な雰囲気や音が発せられる場所の情報を脳に認識させることで、音像や音場感を強調するのだとか。タイムアライメントのようなデジタル技術ではなくアナログ回路で行うものなので、視聴位置に合わせて厳密に時間軸を調整して…というわけではありませんが、200Hzから20kHzまで6オクターブに及ぶ広範囲の周波数をダッシュボード上のミッドツィーターから再生することで音場再生は有利になるので、純正システムに加えることで、思った以上の改善効果はあるでしょう。

実際にクルマで音を聴いた時には、フロントドアのスピーカーをいいものに変えていたので、もちろん良い音はしていましたが、これがMSTによるものなのかは正直なところわかりませんでした。デジタル・プロセッサーは使っていませんでしたが、音像が自然に定位して音場感も自然です。またデジタル調整したクルマの音のように、運転席は素晴らしいけれども助手席に座って聴くと格差が大きすぎるということもありません。これは隣に人を乗せて出かける機会が多い人には有利かと思います。

いずれにしても、このモデルは手軽なシステムアップで音楽をより楽しく音場感豊かに聴こうというもの。Hi-Fiサウンドを追求する狙いのものではありませんが、純正システムに追加することでこのような音場感が得られるのならば、アリかと思います。