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フォーカルの創業30周年記念の限定スピーカー発売開始!

創業当時は従業員3人の小さな会社だったが、いまや世界に名だたるスピーカーメーカーに成長したフランスのフォーカル。1980年の創業だから、来年、創業30周年を迎える。それを記念して、限定スピーカー、165V30(65,100円)を開発。日本では300台限定で発売される。

165ミリウーファー採用のセパレート2ウェイシステムで、ウーファーの振動板はポリグラスコーン、トゥイーターはアルミ/マグネシウムの振動板を採用。つまり、素材はポリグラス2シリーズと同じ系統だ。ただし、ポリグラス2ではウーファーにフェイズプラグを採用していたが、ダストキャップに変更しているし、振動板の形状そのものが違う。またフレームも違うし、ネットワークも別物。またトゥイーターはフェイズプラグ付きのグリルを新設計している。ちなみに付属ネットワークは非対称のスロープで、スイッチによりローパス-6dB/oct・ハイパス-12dB/octかローパス-12dB/oct・ハイパス-18dB/octに切り替えられる。クロスオーバー周波数は3.7kHzだ。

音もポリグラス2シリーズとはエネルギーバランスが異なる。低音が深くタイトになって、重心が低い安定感のある音が楽しめる。またヴォーカルの表現力の高さは、フォーカルらしさを保っていて、高域は、より滑らかで自然になった。某カーオーディオ評論家いわく「歴代のフォーカル・スピーカーの中で、一番好きかも」とのこと。

○周年限定モデルというと高価な製品を出すメーカーが多いなか、6万円台のお手頃モデルを出してくれたのもうれしい点。これなら、普通の音楽好きでも、ちょっとがんばれば手を出せる金額だろう。しかも、高級スピーカーに負けない魅力的なサウンドを奏でてくれるのだから、このスピーカーは買い! だ。

【仕様】
●再生周波数帯域:55Hz~25kHz●定格入力:80W●入力インピ ーダンス:4Ω●出力音圧レベル:92.0dB(2.8V/1m)●取付口 径サイズ:142ミリ●取付奥行サイズ:72ミリ

クイズ&アンケートに答えてネットブックが当たる!


インクリメントPが9月に発売した「MapFan Navii(マップファン・ナビィ) Ver.1.5」は、Windowsのパソコンをカーナビとして使える地図アプリケーション。昨年、WILCOM D4専用のアプリケーションとして登場したが、バージョンアップにより汎用性を高めたものだ。

この発売を記念して、インクリメントPでは、ネットブックが当たるオープンキャンペーンを実施中。応募サイトから、簡単なクイズとアンケートに応えると、抽選でBRULE「viliv S5」、工人舎「PM1WX16SA」、ASUS「EeePC」の計3台が当たる。もちろん「MapFan Navii Ver.1.5」と「MapFan.net 10」の体験版付き。ネットブックの購入を考えている人なら、まずは応募。応募期間は11月12日まで。

DIY用レアルシルトがサイズアップして新登場

積水化学工業のレアルシルトは、優れた振動吸収性により音質改善効果に優れ、カーオーディオショップにもハンドメイダーにも好評を得ている制振シート。損失係数は他社製品の5〜20倍。耐荷重性能はアスファルト系制振材の約24倍、アルミ系と比べても約3倍と破れにくく、粘着力がアスファルト系製品の約8倍だから冬場でもヒートガン要らずで施工できるという扱いやすさも併せ持っている。

そんなレアルシルトのDIYユーザー用2枚入りパック・RSDS-02がRSDS-02 V2(4,200円)にモデルチェンジ。1枚当たりの面積がRSDS-02の1.6倍の300×400ミリにサイズアップして、より広い面積を制振できるようになった。ブチル系製品と違い、作業中に手が汚れないのもうれしい点だ。

カロッツェリア楽ナビLiteもモデルチェンジ

カロッツェリアでは楽ナビと同時に、メモリーAVナビの「楽ナビLite(ライト)」もモデルチェンジした。
   AVIC-MRZ90
新しい楽ナビLiteはAVIC-MRZ90(152,250円)とAVIC-MRZ80(オープン価格)の2機種に増殖。AVIC-MRZ80は初代楽ナビLiteと同じ5.8型ワイドVGAモニターを採用したモデルだが、AVIC-MRZ90は7型ワイドモニター採用の新設計モデル。従来のHDDナビに採用されていた地図データを5分の1以下の容量に圧縮できる独自のデータ圧縮技術を使った地図データフォーマット「L-format」を採用し、HDDナビと比べても遜色のない10メートルスケール詳細市街地図のクオリティを実現したほか、地図データの差分更新も可能になった。

その新フォーマットのおかげで実現したのが、ナビチャージ機能のなかのマップチャージ機能。これはインターネットに接続したパソコンに付属のSDメモリーカードを差し込むだけで最新の地図データを自動取得できる機能。それをAVIC-MRZ90のSDメモリーカードスロットに差し込めば、新しくできた道路などが部分的に書き換えられる。同時に、お気に入りの音楽をSDメモリーカードに入れて楽しめるマイミュージックチャージと天気予報や渋滞情報を自動取得できるインフォチャージも実現。このマップチャージ+マイミュージックチャージ+インフォチャージの3つの機能の総称をナビチャージといい、マップチャージは3年間追加料金無しで利用可能、マイミュージックサーチとインフォサーチは無料で利用できる。

もちろんスマートループ渋滞情報にも対応。Bluetooth対応携帯電話かウィルコムのデータ通信モジュールを使用すれば、駐車場満空情報やガススタ価格情報、ウェザーライブにも対応する。駐車場満空情報とは、周辺にあるタイムスなどのコインパーキングを検索したときに、満車か駐車の空きがあるかがわかる機能。ガススタ価格情報は、ガソリンスタンドを周辺検索したときにガソリン価格までわかる機能で、ウェザーライブは天気を表示してくれる機能だ。

CD/DVDのほかiPod/iPhoneの音楽も楽しめるし(要別売ケーブル)、第5世代iPodならビデオ再生にも対応。さらにUSBメモリーに保存した音楽も再生できるし、Bluetoothオーディオにも対応する。ちなみに再生に対応する圧縮音源&動画はWMA/MP3/AAC/WAV/DivX/MP4/AVIと多彩だ。ワンセグチューナーも内蔵だ。

上記はAVIC-MRZ90の機能で、AVIC-MRZ80はナビチャージ機能は無し。AVIC-MRZ80については、サイトで確認のこと。

カロッツェリア楽ナビがモデルチェンジ

「高性能をカンタンに」がコンセプトのカロッツェリアHDD楽ナビがモデルチェンジした。ラインアップはAVIC-HRZ900(262,500円)、AVIC-HRZ800(210,000円)、AVIC-HRV200(262,500円)、AVIC-HRV100(189,000円)の4モデル。AVIC-HRZ900とAVIC-HRZ800が2DIN一体型で、AVIC-HRV200とAVIC-HRV100が、7型ワイドモニター+1DIN HDDナビのセット。両タイプの上級モデルのAVIC-HRZ900とAVIC-HRV200がフルセグ対応の地上デジタルチューナーを内蔵&付属し、AVIC-HRZ800はワンセグチューナーを内蔵、AVIC-HRV100はTVチューナー無しだ。

基本的には昨年モデルのマイナーチェンジだが、エコドライブ機能を充実させたのが特徴だ。とくに2DIN一体型のトップモデル・AVIC-HRZ900はスマートループ渋滞情報の対象道路が、カロッツェリアナビの最上級シリーズ「サイバーナビ」と同じ約70万キロに拡大。この距離は従来の楽ナビの33万キロに比べても2倍以上、現在VICSが渋滞情報を提供している道路に比べると約10倍だ。このように、きめ細かく渋滞情報を取得でき、それを考慮してスムーズに目的地に着けるルートを探し出してくれるから、結果的にCO2の排出量を減らせる=エコドライブにつながるというわけだ。ちなみにAVIC-HRZ900以外の3モデルもスマートループ渋滞情報に対応しているが、情報を取得可能な道路の総延長は、従来の楽ナビと同じ約33万キロだ。

個々のユーザーが使いやすいようにカスタマイズできるマイセットアップも便利。表示にしたがって設定していくだけで、よく使う機能を表示させたりボタンの色や大きさを変更したりできる。また、走り慣れた道では音声案内や交差点案内などの割り込み表示を抑えるサイレントガイドなど、気の利いた機能が盛りだくさんだ。

検索、案内、測位精度など、カーナビとしての基本性能は、カロッツェリア・クオリティだから安心。AVIC-HRZ900のみVGAモニターを採用しているので、地図も地デジ放送も高画質で楽しめる。それぞれの細かい特徴はカロッツェリア楽ナビのサイトで確認のこと。
     2DIN機の上級モデル、AVIC-HRZ900

     オンダッシュモニター採用の地デジチューナー付属モデル、AVIC-HRV200

人気のパンチSW搭載のボックスサブウーファー

ロックフォードのP1シリーズ・サブウーファーをバスレフタイプの本格的なエンクロージャーに組み込んだボックス・サブウーファーが登場した。バリエーションは、25センチウーファー搭載のP1L-1×10(36,750円)と30センチウーファー搭載のP1L-1×12(41,790円)の2タイプ。外部パワーアンプとのセットでトランクやラゲッジルームに置いて、本格的な低音を再生できる。組み合わせ推奨パワーアンプは、P300-1ロックフォード(43,050円)。
P1L-1x10

■主な仕様
■P1L-1x10
●ウーファーサイズ:25センチ●定格入力(RMS):150W
●最大入力:300W●インピーダンス:4ΩSVC●ボックスタイプ:バスレフ型●サイズ:幅432×奥行333×高さ400ミリ

■P1L-1x12
●ウーファーサイズ:30センチ●定格入力(RMS):150W
●最大入力:300W●インピーダンス:4ΩSVC●ボックスタイプ:バスレフ型●サイズ:幅486×奥行384×高さ416ミリ

ハイ/ロー変換もできるバランスラインドライバー

ロックフォード・フォスゲートの「3SIXTY」RF-BLD(23,100円)は、高出力のラインドライバーであり、ハイ/ローコンバーターとしても使えるユーティリティ・アイテム。入力/出力ともに2chで、入出力側とも、切り替えによってアンバランス/バランスが選べる。つまり、バランス伝送に対応したロックフォードのパワーアンプと組み合わせれば、デッキ直後からパワーアンプまでの信号伝送を、ノイズの影響を受けないバランス接続にできるわけだ。ハイ/ローコンバーターとして使えるから、純正システムのスピーカー出力をライン出力に変換することも可能。この出力もバランスに切り替えられる。ヘッドユニットから出た音声信号の出力電圧をもっと上げたい、ノイズのないバランス伝送にしたい、ライン出力の無い純正システムに外部アンプをプラスしたいなど、様々な用途に使える。

■主な仕様
●可動電圧:9〜16 VDC●アイドリング電流:300 mA●入力インピーダンス :20kΩ●出力インピーダンス:55Ω●入力電圧:650mV〜10.5V RM ●ゲイン:+0.8 dB〜 +24 dB●周波数特性:20Hz〜 50kHz/±1dB● S/N 比:90dB 以下(2V)/110dB以下(10V)●最 大出力レベル:11Vrms( アンバランス )/22Vrms( バランス )●入力インピーダンス:20KΩ ●出力インピーダンス:55Ω●ヒューズ容量:1A●サイズ:幅150 ×奥行104×高さ34ミリ

ロックフォードから大口径パワード・サブウーファー登場

手持ちのオーディオシステムへの追加が手軽なパワードサブウーファーといえば、コンパクトボディ&小口径スピーカーが一般的。その常識を破る大口径パワードサブウーファーがロックフォード・フォスゲートのPS300-12(112,140円)だ。

搭載したスピーカーは30センチの大口径。内蔵アンプは定格300W、最大600Wの出力で、パワードサブウーファーながら130dBに近い音圧と、28Hzまでの低音再生を実現するから、コンパクトなパワードサブウーファーとは一線を画す。

それでいてパワードサブウーファーだから、RCA入力の他にハイレベルインプットも装備。純正システムなど、RCA出力のないシステムのスピーカー出力を利用して、手軽にシステムアップできる。スピーカー出力からの信号を検知して電源をON/OFFするオートターンオン/オフ機能を搭載しているから、リモート出力が無くても電源のオン/オフが可能だ。

ボディは超硬質ABS樹脂で、横置き、縦置きの両方に対応。付属のアクセサリーで、縦置き壁付け、縦置き床付け、横置き床付けなどフレキシブルな取付ができる。別売のPEQ(40,95円)を用意すれば、ウーファーの出力を手元でコントロール可能。なお、配線キットは付属していないので、別売のRFK8X(11,865円)が必要。

■主なスペック
●スピーカー口径:30センチ●最大出力:600W●定格出力:300W●最大入力:600W●エンクロージャー形式:6thオーダーバンドパス●エンクロージャー容量:26.3リットル●再生周波数帯域:28 〜 90Hz ●入力電圧:150mV ~ 3.9V ●入力インピーダンス:20k Ω●ローパスフィルター:24dB/oct (90Hz )●内蔵ヒューズサイズ:40A ●電源ケーブルサイズ:8 ゲージ●サイズ:幅53.8cm ×奥行38.7×高さ28.8センチ●重さ:15キログラム