さすがドライブレコーダーは人気ですね。今日もドラレコの新製品です。今日、発表したのはケンウッド。彩速ナビ・タイプMと連携する2カメラ・ドライブレコーダーです。
新しい彩速ナビ・タイプM(MDV-M906HDL/M906HDW/M906HD)は高精細なHDパネルを搭載していますが、新しいドラレコ、DRV-MN940は、前後ともに1920×1080のフルハイビジョン画質で記録可能。HD対応の彩速ナビと組み合わせることで、録画中の映像や再生映像を、カーナビの大きなハイビジョン画面で見ることができます。解像度は、従来のWVGAパネルと比べて約2.4倍の高解像度。シャープでくっきりとした映像です。
フロント用
リア用
本体は、カメラ部と録画部のメインユニットが分離したセパレート・タイプなので、カメラ部はコンパクト。メインユニットも、前後カメラの映像を1枚のSDカードに記録するなど、コンパクト&スリムを考えた設計。しかもこのおかげで、カーナビの画面や専用ビューアーソフトで録画映像を再生するときに、前後シンクロ再生も可能です。これは便利ですね。
リアカメラは、ルームミラーやバックカメラの補助用としても活用可能。このバーチャルルームミラー機能は、荷物を積みすぎて後ろが見えづらいクルマにはとても便利。カーナビの画面で後ろの映像を確認できます。オーディオを積んで後方が見えないクルマとか、リアウインドウを小さくカスタマイズしたクルマなどにもありがたいと思います。
カーナビの地図上に、再生している走行動画の位置をP in Pで表示させることもできるし、地図と再生映像の2画面表示もできるなど、カーナビ連携の機能も充実。フロント用カメラにはHDR機能を搭載し、トンネルの出入り口や逆光の時など、明暗差が激しい環境でも、白飛びや黒つぶれを抑えて明瞭な映像を記録できるし、偏光フィルターを内蔵しているので、フロントガラスへのダッシュボードの映り込みを低減するなど、映像をきれいに残す装備も充実しています。
撮像素子は1/2.8型の約207万画素CMOSセンサーを採用。レンズは2.0のF値で水平約124度、垂直約68度(対角約133度)の画角で撮影できます。音声記録はオン/オフ可能。常時録画のほか、イベント記録、手動録画、静止画記録、駐車記録のモードもあるので、事故等の記録だけではなく、ドライブ中に出会った美しい風景などを記録するのも良さそうです。手動録画の映像は、常時録画とは違うフォルダーにデータが記録されるので、データの呼び出しや保存も楽です。
イベント記録や駐車録画では、内臓のGセンサーが衝撃を感知すると作動。前後・左右・上下の3軸センサーなので、敏感に反応します。記録メディアはmicroSDHC/SDXCカード。最大128GBのカードに対応します。付属しているのは16GBのmicroSDHC。これだと1920×1080の解像度でフレームレートが27fpsの場合、1時間10分しか記録できないので、早めに大容量のカードへの入れ替えをお勧めします。
フレームレートが27fpsということからもわかるように、LED信号機の光が消えていることがないように配慮。もちろん、地上デジタル放送の電波への干渉も低減する対策を施しています。まぁ、カーナビと連携するカメラなので、当然といえば当然ですが。彩速ナビ・タイプMをマイカーに組み込むついでにドラレコもと考えている人には、良いモデルかと思います。オープン価格ですが、市場想定価格は5万円前後のようです。