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クラリオン・ハイクラスAVナビの最新モデル

クラリオンがAVナビのフラッグシップモデル「CRASVIA(クラスヴィア)」NX809(294,000円)を発表。6月初旬から発売する。



7型VGAディスプレイ搭載の2DIN一体HDDナビで、フルセグの地上デジタルチューナー、DVD/CDプレーヤー、ブルートゥースを内蔵。これを活用して、ブルートゥース携帯電話をお持ちの人なら、日立製作所が提供する交通情報提供サービスをリアルタイムに取得できるのが、新しいクラスヴィアの最大のウリだ。

その交通情報提供サービスは、タクシーの実走行データをプローブ情報として収集し、VICSセンターやクラリオンナビユーザーからの情報を統合して、高精度&広範囲な交通情報をカーナビに提供するというもの。タクシーからは、無線を通じて、3秒周期で車両の位置や帰国等のプローブ情報を収集し、高速処理して5分間隔で鮮度の高い情報を提供する。プローブカーとして活用しているタクシーは約数千台で、当初は東京23区内に限定されるが、情報を提供する範囲を順次拡大していく予定だ。

今いる場所の近所にあるグルメ/観光スポットなどの写真を画面下に表示して、簡単に情報を見たり目的地に設定したりできるピクチャービューは従来モデルにも採用していた機能だが、クラリオンが運営する地図コミュニティサイト「チズルとススム」と連携してWeb連携を強化。MYツアーという機能を使い、同サイトに投稿されたスポット情報の写真やコメントを、SDカード経由でカーナビに取り込めるようになった。

また、地デジを試聴中に受信エリアが変わったとき、系列局や中継局を従来モデルの約半分の時間で高速サーチするチャンネル高速自動サーチや、地図デザインの見やすさ向上、最新iPodへの対応、2系統カメラ入力によるサイドビューカメラへの対応などが、新クラスヴィアの進化した点だ。

タクシーをプローブカーにした渋滞情報だが、携帯ナビの「全力案内!」も同様の事をやっている。それをiPhoneで使っているが、便利な反面、客待ちで停車しているタクシーが多い場所も渋滞箇所として表示されてしまうこともある。クラスヴィアに搭載した交通情報提供サービスは、VICS情報やクラリオンナビユーザーのプローブ情報も取り込むので、客待ちのタクシー等はうまい具合にフィルタリングされ、排除されているかもしれない。このあたりは、実走行してみなければわからない部分でもあるので、後日、レポートしようと思う。

パナソニックの新型ミドルクラスHDDナビが登場

新ストラーダ・ミドルクラスは4×4チューナーに

パナソニックのポータブルナビ「ストラーダ・ポケット」の一新と同時に、HDDナビの「ストラーダ」ミドルクラスもモデルチェンジした。CN-HX900D(302,400円)/CN-HW88W(260,400円)/CN-HW850D(249,900円)の3モデルで、CN-HX900Dがブルートゥース内蔵インダッシュモニター搭載の1DIN地デジTV/AVシステム+1DIN HDDナビ(DVD/CDプレーヤー内蔵)という2DIN構成。CN-HW880D(260,400円)とCN-HW850D(249,900円)は地デジ/DVD/CD内蔵の2DIN一体HDDナビで、両機の違いは、ブルートゥースを内蔵している(CN-HW880D)か、していない(CN-HW850D)かだ。

というように、2DIN一体機、CN-HW880DとCN-HW850Dの関係は、従来のCN-HW830DとCN-HW800Dの関係と同じ。これに、フラッグシップシリーズ「Fクラス」の08年モデル、CN-HX1000Dに極めて近い1DIN+1DIN機を加えて、09年「ストラーダ」ミドルクラスを構成したというわけ。という意味では、CN-HX900Dはとってもお買い得かもしれない。

また2DIN一体機も、大きく進化している。内蔵の地上デジタルチューナーは、従来モデルの2チューナー×2アンテナタイプから、より広範囲で12セグの受信が可能な4チューナー×4アンテナタイプへ変更。使いやすさで好評の簡単ツートップメニューはデザインのリニューアルや、検索時のジャンル名称の見直しなどで、使いやすさをさらに高めている。

Googleマップ連携で情報は無限大

そしてGoogleマップとの連携を図ったのが、大きな進化のポイント。これまでも、ユーザー専用サイトの「おでかけストラーダ」で、Web連携を図っていたが、Googleマップで探したお店や観光スポットなどの情報をカーナビに転送して、目的地設定などに活用できるようになったのだ。

しかも、ブルートゥース内蔵機なら、情報の転送は簡単(もちろんブルートゥース携帯電話をお持ちの人に限る)。Googleマップからおでかけストラーダに地点を送信しておけば、クルマに乗り込んだときにナビ画面ののオンラインデータ取得にタッチするだけで、情報を転送できる。自分で作った地図の地点情報も転送できるので、インターネットからうまく拾えば、情報は無限大だ。


HDDにリッピングした音楽の音質も改善。最大4,000曲リッピングできる標準モードに加え、ビットレートを上げて曲数を約2,500曲に減らした音質優先モードも用意して、曲数優先か、音質優先かを選べるようになった。またiPodとの連携も強化。iPhoneを始め、現行のiPodが接続でき、ナビのタッチパネルでの操作、充電ができる。ただし、iPodのビデオの再生には対応していない。

このように進化した09年ミドルクラスの発売は6月1日からの予定。

【関連リンク】
・パナソニック

パナソニックのPND「ストラーダ・ポケット」が一新

「迷いまセンサー」搭載で測位精度をアップ

パナソニックのポータブルナビ「ストラーダ・ポケット」がモデルチェンジ。全2タイプ4機種を6月12日から発売する。すべてオープン価格で、実売は6〜7万円前後と予想される。

2タイプ4機種の内訳は以下の通り。
  • CN-MP200DL(ワンセグ内蔵/ACアダプター&家庭用スタンド付属)
  • CN-MP200D(ワンセグ内蔵)
  • CN-MP100DL(ワンセグ無し/ACアダプター&家庭用スタンド付属)
  • CN-MP100D(ワンセグ無し)

ACアダプター&家庭用スタンド付属モデルは家電量販店でも販売。それ以外のモデルはカー用品店を中心に販売される。

全モデル5型ワイドディスプレイを採用し、4GBマイクロSDにナビデータを収録。「迷いまセンサー」というジャイロセンサー&加速度センサーを搭載し、GPS信号が受信できない状態でも自車位置を正確に表示できるほか、FM-VICSチューナーを車載スタンドに内蔵したので、渋滞情報を表示できるようになった。

Googleマップ連携で情報収集力が拡大

Googleマップとの連携も新しく採用した機能だ。従来のストラーダ・ポケット、CN-MP50Dもユーザー専用サイト「おでかけストラーダ」のスポット情報をSDカードを介してカーナビに転送し、目的地設定などに活用できたが、Googleマップと連携したことで、さらに幅広くインターネットから情報を取り込むことができるようになった。

検索やルート探索、案内など、ナビ機能のプログラム&データベースはHDDストラーダと、ある程度共通。ビルが立体的に建ち上がる3D詳細市街地図などの見た目がハデな表現はないが、2画面表示、3D表示はするし、5ルート同時探索もできる。検索データは、電話番号約920万件、住所約3,600万件など充実。案内機能も立体交差点拡大図、ハイウエイ入口案内、ビジュアルシティマップ、交差点拡大図(2D/3D)、ETCレーン案内、都市交マップ、レーンリスト、高速道路方面案内など多彩だ。

さらに、秋にはナビ用のマイクロSDを容量が倍の8GBのものに無償交換するキャンペーンも行う予定。また同社のブルーレイレコーダーDIGAで録画したワンセグ動画を保存したSDメモリーカードを再生できる「ワンセグ持ち出し」機能に対応するバージョンアップデータも、09年秋にWebで公開する予定で、早くも購入後の機能向上、容量アップの予定が組まれている。

【関連リンク】
・ストラーダ・ポケット

パナソニックから2種類の地上デジタルチューナー登場

パナソニックが高画質の12セグ放送とワンセグ放送が楽しめる車載用地上デジタルチューナー2機種を発表した。より広範囲で12セグ放送の受信を可能にする4チューナー×4アンテナ方式のTU-DTX400(68,040円)と、2チューナー×2アンテナ方式のベーシックモデル、TU-DTV40(オープン価格)だ。

サイズは両モデル同じで、幅178×高さ27×奥行き120ミリのコンパクトサイズ。質量はTU-DTX400が約610グラム、TU-DTV40が約600グラムと、従来のTU-DTX300Aに比べて、容積で8%の小型化、12%の軽量化を実現している。また消費電力も、約10%の省エネ化を果たした。

家庭用TVのノウハウを持つパナソニックだけに、地デジを快適に試聴するための機能が充実。見たい番組を簡単に選べる電子番組表や、出かけた先で容易にみたい放送局を選択できるホーム/おでかけ切り替え機能、移動中に受信できなくなった番組をスキップして選局するチャンネルスキップ、受信状態のいい中継局を探し出す中継局サーチは従来モデルから引き継ぎ、新たにこれまで見ていた番組の中継局/系列局を自動で探し出す放送局サーチを搭載した。そのためロングドライブ中、なにも操作しなくても、これまで見ていた番組を長く見続けていられるようになった。

家庭用のデジタルハイビジョンTV「ビエラ」のノウハウを車載向けに進化させた新PEAKSプロセッサーを採用しているので、映像は高画質。もちろん受信状態に応じて12セグとワンセグを自動的に切り替える機能もあるし、データ放送、字幕表示、緊急警報放送にも対応。アンテナは、フロントガラス用のフィルムタイプを付属する。

AV端子は入力出力ともに各1系統。AV入力端子を装備しているので、TV/ナビ側の外部入力端子にあまりが無い場合も、地デジチューナーの増設が可能だし、リモコンとリモコン受光部を付属しているので、さまざまなカーナビ/カーTVへの接続ができる。発売はTU-DTX400が5月26日、TU-DTV40は6月の予定。

ソニックデザインが限定スピーカーキットを発売


「スピーカーユニットとエンクロージャーの設計は本来、不可分であり、車載環境でユニットの能力を最大限に活かすにはエンクロージャー一体型が理想」という基本理念の元、スピーカー全製品のエンクロージャー一体化を進めてきたソニックデザイン。その一方で、スペースが限られているためエンクロージャーを組み込めないなどの理由でユニット単体の要望も多く、それに応えてリーズナブルな2ウェイスピーカーキットを数量限定発売する。

77ミリセパレート2ウェイ・スピーカーキットKIT-1877Eiは100セット限定。オリジナルボックス入り

同社の原点でもある77ミリの小口径スピーカーと、18ミリトゥイーター、専用パッシブネットワークをセットにしたソニックキットKIT-1877Ei(24,800円)がそれ。スピーカーユニットは同社カジュアルライン・カースピーカーの最新モデルTBE-1877Biに使用したユニットと同等のもので、ウーファーは77ミリ新開発DMF(ディファインド・マイクロファイバー)振動板を、トゥイーターにはマイクロファイバー振動板を採用。小口径だから、ダッシュボードに組み込まれた小口径の純正スピーカーとの交換や、純正ミッドレンジとの交換にも適しているし、車両の空きスペースに合わせてエンクロージャーをカスタムメイドして、装着する手もある。また、家庭で使う趣味のスピーカー工作に使用するのも良し。ユーザーの工夫で、様々な用途に使えるスピーカーだ。100セット限定の予定で、4月22日より全国のソニックデザイン製品取扱認定店で、注文を受け付ける予定。

【関連リンク】 ・ソニックデザイン製品認定販売店

パナソニックからカード有効期限を知らせるETC車載器

5,250円割引の新規導入助成制度のおかげで一気に利用者が増えたETC。助成が受けられる台数は4輪車で累計115万台(助成受付台数は09/4/16現在で994,311台)だから、この新機種が助成に間に合うかは微妙だが、パナソニックからETC車載器のニューモデルが発売される。発売は5月20日の予定。

アンテナ分離型のCY-ET909D/KD(14,000円)とアンテナ一体型のCY-ET809Dの2タイプで、CY-ET909D/KDはボディカラーがプレミアムシャンパンとメタリックブラックの2種類あり。CY-ET809Dはブラックの1種類のみのラインアップだ。

アンテナ分離型のCY-ET909D/KD(シャンパンゴールド)


こちらはアンテナ一体型のCY-ET809D

この2タイプ3モデルに共通する特徴は、ETCカードの有効期限を音声で知らせる機能を搭載したこと。ETCカード挿入時や、ETCカードを挿入済みでエンジンをかけたときに、逐一「カードの有効期限は○月○日です」と教えてくれる。ほかにカード未挿入や抜き忘れ、料金案内などの音声ガイドが充実。その声は、TVアニメ「タッチ」の朝倉南役でもおなじみの声優、日高のり子が担当! カード未挿入警告は5パターンの設定ができ、抜き忘れ警告はオン/オフ切り替えができるなど、カスタマイズ性もある。

アンテナ分離型はアンテナ部にスピーカーを内蔵し、アンテナ内部のLEDが光る使用。幅65×奥行き96×高さ14.5ミリの本体は最小サイズだ。アンテナ一体型もフラットでスリムなデザインを実現。12/24ボルトの兼用だから、乗用車だけではなくトラックやバスでも利用できる。また専用の接続ケーブル(別売:CA-EC40D/3,780円)で、対応するパナソニックのカーナビと接続すれば、料金所に近づいたときにカーナビの画面にETCゲートの3D拡大図を表示したり、料金上法や支払い履歴の表示もできる。適用するカーナビは以下の通り。

CN-DV150D/RD、CN-DV155D/FD/RFD/RD、CN-DV250D/RD、CN-DV255D/FD/RD/RFD、CN- HDS620D/RD、CN-HDS625D/TD/RD、CN-HDS630D/RD、CN-HDS635D/TD/RD、CN-HDS710TD、 HDS700TD/D、HW800D、HW830D、HW1000D、HX1000D、CN-HDS900D、HDS905D、HDS910TD、HDS930MD、HDS935MD、HDS940TD、HDS950MD、HDS955MD、HDS960TD、 CN-DV2200D/YD、CN-DV2520ID/IXD、CN-DV3020D/WD/XD/XWD、CN-DV3300GWD/GSD/XWD /XSD、CN-DV3500XWD/XSD、CN-DV5500WD、CN-DV7700WD/SD、CN-HD9000D/WD/SD

【関連リンク】
・パナソニックETC車載器
・ETC車載器新規導入助成
・ETCマイレージサービス

アコースティックハーモニーの最新高級ケーブル

アコースティックハーモニーは、完成に訴える音づくりを目標にこだわり抜いた製品開発に取り組む、カーオーディオ用ではトップクラスの高級ケーブル。そんなアコースティックハーモニーから、2009年モデルとしてRCAケーブルとスピーカーケーブルが各2種類登場した。
GR1

SR1

RCAケーブルはGR1とSR1の2種。導体の素材は両方とも高純度銀をコートした無酸素銅だが、GR1は+側−側ともに0.26の線が37本、SR1は0.18の線が19本と、太さ&本数が違っている。音質は、両方ともワイドレンジかつ自然な鳴り方だが、SR1のほうがクセが無くバランスのいい音で、GR1は情報量豊かにゆったりと鳴る方向とのこと。各ケーブルの価格は以下の通り。


●GR1(RCAインターコネクトケーブル)
 1m×2  100,000円(税抜)
 1.5m×2 124,000円(税抜)
 3m×2  196,000円(税抜)
 4m×2  244,000円(税抜)
 5m×2  292,000円(税抜)

●SR1(RCAインターコネクトケーブル)
 1m×2  58,000円(税抜)
 1.5m×2 65,500円(税抜)
 3m×2  88,000円(税抜)
 4m×2  103,000円(税抜)
 5m×2  118,000円(税抜)

●G1(スピーカーケーブル/30mリール)
 1mあたり 10,000円(税抜)

●S1(スピーカーケーブル/30mリール)
 1mあたり 6,800円(税抜)

サンヨーのポータブルナビ「ゴリラ」の新モデル

サンヨーがポータブルナビ=ゴリラの新型3モデルを発表。4月24日から発売する予定だ。7型ワイドモニター採用のNV-SD730DTと5.2型ワイドモニター採用のNV-SB540DT&NV-SB530DTの3モデルで、5.2型ワイドモニター採用モデルはバッテリーを内蔵し、徒歩ナビに対応。NV-SB540DTとNV-SB530DTの違いだが、NV-SB540DTがFM多重VICSに対応し、NV-SB530DTは対応していないという部分だけだ。

7型ワイドモニター採用のNV-SD730DT




5.2型ワイドのバッテリー内蔵モデルは歩行ナビにも対応


3モデルに共通する特徴は、メモリータイプのポータブルナビとしては最大の8GB SSDを搭載したこと。そのおかげで、全国1,157エリアの詳細市街地図や建物の立体表示など、DVDナビやHDDナビと同等の詳細な地図データを収録できた。検索データも約4,000万件(個人宅3,000万件/職業別1,000万件)の電話番号に、約3,500万件の住所、約450万件のジャンル検索など豊富だし、約5,440画像の3Dリアル交差点や約29,310画像の方面看板表示など、案内画面も充実している。

測位精度の向上も09年ゴリラの進化した点。これまではGPSの信号だけでクルマの現在地を割り出していたが、ジャイロセンサーと加速度センサーにより、GPSの信号をキャッチできない場所での測位を補完するため、たとえばトンネルの中、高架道の下の道などでも、ある程度正確に地図上の自車マークがクルマの動きに追従できるようになった。

ワンセグチューナーを内蔵しTV番組が楽しめるほか、SDカードにワンセグ番組を予約録画することも可能。またSDカードに保存したMP3/WMAの圧縮音源やMPEG4の動画、JPEGの画像も再生できる。バックカメラ入力端子があるので、別売のバックカメラを加えれば、画面上でクルマの後方の映像を確認することもできる。

バッテリー内蔵機は歩行ナビとしても使えるし、エコ運転をアシストするエコドライブ情報機能も搭載。価格はオープンで実売価格はNV-SD730DTが90,000円前後、NV-SB540DTが70,000円前後、NV-SB530DTが65,000円前後と予想される。

【関連リンク】・三洋電機コンシューマーエレクトロニクス株式会社

アルパインが新型リアビジョンナビを発表

アルパインが「リアビジョンナビX08プレミアム」を発表。5月上旬から発売する予定だ。10.2インチWVGAディスプレイ採用のフリップダウン式モニター=リアビジョンを付属したVIE-X08RVと、リアビジョン未装備、2DINサイズのAVナビ本体のみのVIE-08の2機種で、VIE-X08RVはさらにモニターがグレーの-VGとゴールドの-GBの2タイプある。価格はオープンだが店頭ではVIE-X08RVが25万円前後、VIE-X08が22万円前後と予想される。



特徴は
  • 高音質と高画質の追求
  • 差分更新を活かした鮮度の高い地図
  • 通信機能&パソコン連動の強化
  • 別売カメラをプラスした時の強力なドライブアシスト
  • リアビジョンの使い勝手の向上
といったあたり。

iPodやUSBに保存した圧縮音源のデジタルダイレクト伝送や、HDDのリッピングへの独自のコーデックチューニングの採用、音質対策パーツの多用などで音質を追求したほか、高輝度ホワイトLEDバックライト搭載のWVGA液晶の採用や画素単位で画像の濃淡を自動補正するライブコントラストの採用、動画応答速度の高速化などで画質を追求した。

地図更新は2010年版地図ディスクが無料で配布されるほか、年に5回ほど、高速道路のデータ配信を予定。ナビ購入後に開通した高速道路が、少し待てばナビの地図に反映される。この新設高速道路の情報配信は、携帯電話によるデータ通信、もしくSDカードによるデータ転送でできる。

またゼンリンデータコムのインターネット地図サービス「its-mo Drive」と連動し、パソコン上で作ったドライブプランを簡単にナビに転送できるし、地元に精通した推薦人が選んだおすすめスポットの自動配信もできる。さらに別売のフロントカメラを接続すれば、あらかじめ登録した地点に連動して画面をフロントカメラの映像に切り替えたり、車速が落ちた時に自動的にカメラ映像に切り替えたり。これは見通しの悪い交差点などで役立つ。

リアビジョンモードは、地デジやDVDビデオなどの音声を、前席のみ、後席のみなどに簡単に切り替えられる機能。子供がリアビジョンでアニメを楽しんでいるとき、ドライバーのお父さんがアニメの音を聴きたくないと思ったら、リアビジョンモードを後席に切り替え。こうすれば、聞きたくないアニメの音をフロントスピーカーから聴かずにドライブできるというわけ。もちろん、ナビの音声ガイドはフロントスピーカーから聞こえる。

地デジチューナーは高性能の4チューナー×4アンテナタイプ。チューナーが本体に内蔵されているのはもちろんのこと、B-CASカードも本体内蔵だ。

このリアビジョンナビX08プレミアムのターゲットは団塊ジュニアのミニバンユーザーとのこと。アルファードなどの高級ミニバンに、純正ナビ+後席モニターを加えると、思いの外高くてびっくりする金額だが、それに比べると低コストでナビ+リアビジョンを導入可能。オーディオレスでクルマを購入して、リアビジョンナビX08プレミアムをシステムアップするのもひとつの手。純正のステアリングリモコンが使えるアダプターやリアカメラ/フロントカメラ、ETC、VICSなどをリアビジョンナビに加えたとしても、十分にお釣りがくる。なお、フリーモニタータイプのリアビジョンや各種カメラ、ビーコンなどのアクセサリー、地デジチューナー等も同時発表。5月以降に順次発売する予定だ。

【関連リンク】
アルパイン
同時発表のアクセサリー類

アルパインX08と同時発表のアクセサリー類

アルパインが「リアビジョンナビX08プレミアム」と同時に発表した機器は以下の通り。

リアビジョン
TMX-R900(49,770円)-フリップダウン式9インチWVGAモニター
PKG-M1000A(59,850円)-10.2インチWVGAフリーモニター
PKG-M900A(47,040円)-9インチWVGAフリーモニター
PKG-M800A(39,900円)-8インチWVGAフリーモニター
PKG-M700A(29,820円)-7インチQVGAフリーモニター

TOPVIEWフロントカメラ、フロント/リアカメラ
HCE-C200FD(36,540円)-X08専用ダイレクト接続フロントカメラ
KCX-C200B(5,250円)-HCE-C200FD等専用コントロールボックス
HCE-C107D(17,640円)-X08専用ダイレクト接続リアカメラ

X08アクセサリ
HCE-T062(22,000円)-X08専用VICS電波/光ビーコン
KCU-450iV(3,150円)-X08専用USBメモリ/iPod/iPhone接続ケーブル

地デジチューナー
TUE-T330(62,790円)-4アンテナ×4チューナー方式12セグ/ワンセグチューナー

リアビジョン取付キット
KTX-Y1000K(10,290円)-10.2/8.5インチリアビジョン取付キット
※対応車種:トヨタエスティマ(H19/6〜現在)サンルーフなし車/トヨタノア・ヴォクシー(H19/5〜現在)サンルーフなし車

軽自動車で高級車並みの静けさを

レアルシルトは建築用の制振材などで培った積水化学工業の高い技術をカーオーディオ用にカスタマイズしたもの。これまでドアの制振材、拡散材などを発売してきた。そんなレアルシルトの最新アイテムがアブソーブ。クルマの天井やドアに貼ることで、車内が驚くほど静かに変わるという。



その効果はグラフの通り。160Hz以上の可聴帯域で−5〜10dB程度の騒音低減効果があるというから凄い。だから外部の騒音が車内に侵入しやすい軽自動車などには効果大。クルマの中が静かになるので、騒音によるストレスが軽減されて、ドライブが快適になるというわけだ。

各種の難燃試験をクリアした高発泡ポリエチレン「ソフトロン」の断熱・緩衝材で、表面に特殊加工を施すことで吸音&定在波拡散の効果を向上。雨水を吸い込まないので安心してドアのアウターパネルにも貼りこめる。

当然、車内の音も吸収するだろうから、部屋(車内)がデッドになりすぎるのでは? など、オーディオ用途としての効果のほどは不明だが、車内の騒々しさにお悩みのかたは試したい。

レアルシルト・アブソーブはルーフパネルやサイドパネルなど、面積が広い部分に貼るLサイズ(490×138ミリ)と、ドアなどに貼るのに適したSサイズ(90×138ミリ)の2サイズ。価格は、Lサイズ12枚入りのRSAB-L12が37,800円。Sサイズ48枚入りのRSAB-S48が30,240円。

【関連リンク】
イース・コーポレーション

スピーカーのインストールに効果大

ショップのインストーラーやカーオーディオをハンドメイドしている人に役立つインストレーションアイテムの紹介。オスカーパーツのウェーブキャンセラーは、ドアスピーカーから出た音が内張り側に回り込まないよう遮断するとともに、定在波の解消ためのアイテムだ。今回プロのインストーラーからの要望を取り入れてマイナーチェンジ。高さを40ミリから30ミリに変更することで、高さ合わせのためにカットする手間を省き、穴あき形状を変更するなどして、自由度の高い貼りかたができるようになった。



高密度低反発素材なので、押し込んで変形したあとはその形状を維持。スピーカーの振動が内張りに伝わることも減るので、付帯音の少ないクリアなサウンドが狙える。長さは60センチで、左右のドア分の2本入りが2,625円。12本入りの業務用バルクセット(26,775円)も用意。

【関連リンク】・オスカーインターナショナル

今、使用中のシステムでiPodを楽しみたいなら

クルマでiPodの音楽を楽しむ方法は、FMトランスミッターを始め多々あるが、ある程度いい音で聞きたいなら、最低限でもこんなアイテムを使いたい。それが、ケンウッドから4月中旬に発売される予定のKOS-A300(42,000円)だ。


ディスプレイとコントローラー、ハイダウェイユニットの3点セットで、ハイダウェイユニットにUSBとAUX出力を装備。USBにiPodを接続し、AUX出力を手持ちのカーオーディオに接続すれば、クルマのスピーカーでiPodの音楽が聴けるようになるというわけだ。また手持ちのオーディオにAUX入力が無くても大丈夫。FMモジュレーターを内蔵しているので、デッキとアンテナの線に割り込ませてKOS-A300を配線すれば、AUX接続ほどのクオリティではないものの、カーラジオを通じてiPodの音楽が楽しめる。

USBはiPodだけではなく、USBメモリーなどのUSBデバイスに保存した音楽も再生可能。MP3/WMA/AACの圧縮音源の他、リニアPCMのWAVファイルの再生にも対応しているので、できるだけいい音で音楽を聴きたいならWAVファイルでリッピングしておけばいい。

iPodなどの選曲はコントローラーで操作。iPodのように「押す&回す」の操作で選曲できるので、使い勝手はいい。またiPodコントロールハンドモードも搭載しているので、iPod側のコントローラーで操作することもできる。対応iPodは第5世代以降(with Video&classic)のiPodおよび、1〜4世代のiPod nano、iPod touxh(1〜2世代)、iPhone3G。このうち、第1世代nanoと第5世代iPodだけはiPodコントロールハンドモードに対応していない。

ディスプレイの表示は5行で、日本語表示も可能。ディスプレイの色は10色のプリセットカラーから選べるほか、ユーザーの好みの色に自由に設定できる。その数、約1,000色だ。またコントローラーもリング状にイルミネーションが光り、その部分も10色に切り替えることができる。

AUX入力を装備しているので、DVDプレーヤーや地デジチューナーなどの音を手持ちのシステムに割り込ませることも可能。別売のブルートゥースユニットを加えれば、ブルートゥース携帯電話のハンズフリー通話にも対応する。純正/市販を問わず、iPodなどのデジタルメディアに対応していないオーディオ/ナビシステムをお持ちの人はまだまだ多いと思う。そんなクルマでiPodをはじめとしたデジタルメディアを快適に楽しみたい人にぴったりのアイテムだ。

復活! イメダイのホーントゥイーター

かつてIASCA(アイアスカと読む)などのカーオーディオ競技が盛んだった1990年代から2000年初頭にかけて、コンペティター(競技出場者)の間で一世を風靡したイメージダイナミクスのホーントゥイーターが復活した。



コンプレッションドライバー部は44ミリチタンダイヤフラムを採用したCD-ULTRADR(84,000円)が1種類。これに別売りのホーン部を合体して、クルマに装着する。ホーン部は開口部の幅38×高さ6.8センチのフルサイズホーン、CD-HORNと幅25×高さ5.7センチのミニホーン、MH-CD1E(ともに31,500円)の2タイプが用意されているので、クルマに応じて、取付可能なものを選べばいい。


ダッシュボードの下に取り付けるため、どんなクルマでも取り付けられるというわけではなく、取付られるとしても大がかりな加工を要する場合が多いが、能率の高さと優れたダイナミックレンジ&スピード感、低い帯域まで再生できるあたりはホーントゥイーターならでは。数年前から続いているACGなどのカーオーディオ競技に出場しているコンペティターの間で、かつてのようなブーム再来か!?

【関連リンク】・イースコーポレーション

サウンドシャキットの新型が登場

サウンドシャキットは、音の波形を変えずに元の音に超低音と超高音の聞こえない音を加え、音の臨場感を強調するプロセッサー。その名の通り、音がシャキッと生々しく聞こえるようになる。



そんなサウンドシャキットの最新モデルがPA504Z(63,000円)。独自開発のDSPを4基搭載して音質劣化無く音響制御を行うほか、今回新たにタイムアライメント機能を搭載。各スピーカーとリスナーとの距離に応じて最適なタイミングで音を出力することができるので、自然な音場感と明確な音像定位を実現する。

高域特性のパラメーターも改良点。長時間のリスニングでも気持ちよく聞けるようになった。また、強力な臨場感が得られ小音量時にとくに効果が絶大な「サラウンド」と自然で聞きやすいマイルドな音質の「ナチュラル」、ロードノイズや風切り音などにスポイルされないよう、LFE(臨場感増幅回路)の効果を高めた「スーパーLFE」の3モードの音質に、コントローラーのダイヤルを回すことで調整できる。

純正カーオーディオに追加するためのハーネスなども用意。BMW3シリーズ用には、専用ハーネスを用意しているほか、E90/91、ボルボXC90、スバル車など7機種には車種専用モデルも用意する予定だ。また、ウェブ限定販売の特別仕様モデルもある。興味のある人はサウンドサイエンスのホームページを参照のこと。

イタリア、マクロムの創立25周年記念スピーカー

マクロムは1983年にドイツで創立されたカーオーディオメーカー。その後、何度かの本拠移転の後、現在はイタリアに本社を置くが、昨年で創立から25年となった。そのアニバーサリーモデルとして誕生したのがMOSシリーズ。マクロムのサウンドポリシーである「MASTERS OF SOUND」を意味するシリーズ名だけに、期待が持てる。



2タイプ×2サイズのミッドウーファーとトゥイーター、2種類のパッシブクロスオーバーネットワークが用意され、それぞれ単品(左右ペア)で販売。ユーザーは好みのミッドウーファーのタイプとサイズを選び、トゥイーターを組み合わせ、必要ならばクロスオーバーネットワークをプラスすればいいので、とても合理的だ。

2種類のミッドウーファーとは、中高域の位相を改善するフェイズプラグを備えたタイプと、キックウーファーと呼ばれるセンターキャップを採用したタイプ。中高域のクオリティを重視するならフェイズプラグ仕様のミッドウーファー、低域の再生能力を重視するならセンターキャップ仕様のキックウーファーといったところか。両仕様とも16センチと13センチの2種類のサイズが用意されている。

トゥイーターは26ミリ口径のソフトドーム型。特殊コーティングを施したシルク振動板は、同社のトップエンドトゥイーター、EXT-T28のノウハウを投入したものだ。特性は低域側の再生レンジが広いため、クロスオーバー周波数を低く設定することが可能。2種類のクロスオーバーネットワークは、組み合わせるミッドウーファーによってクロスオーバー周波数が異なり、さらにサイズによってクロスオーバー周波数を変更できる仕様だが、もっとも低い設定(16センチ・キックウーファー使用時)ではクロスオーバー周波数2.3kHz(-12dB/oct)となっている。

各ユニットの価格は以下の通り。
MOS-26(52,500円) 26mmソフトドームツィーター
MOS-5(52,500円) 13cmミッドウーファー
MOS-6(57,750円) 16cmミッドウーファー
MOS-5K(52,500円) 13cmキックウーファー
MOS-6K(57,750円) 16cmキックウーファー
MOS-X2P(31,500円) ミッドウーファー用2WAYネットワーク
MOS-X2K(31,500円) キックウーファー用2WAYネットワーク

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