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アルパインからコンパクトな地デジチューナー登場

アナログTV放送の停波まで1年余りとなり「そろそろクルマにも地デジを」と考えている人は多いと思う。そんな人に紹介したい、汎用タイプの地デジチューナーがアルパインTUE-T340だ。

弱電界での受信に強い高感度シリコンチューナーで、2チューナー×2アンテナタイプ。幅160×奥行114×高さ22ミリのコンパクトサイズが特徴だ。12セグ/ワンセグの切り替えは当然、自動で、ブラックアウトすることなく、なめらかに基地変えてくれる。また長距離のドライブなどでエリアが変わったときに、中継局を自動的に探す、自動中継局サーチ機能を搭載している。

家庭のTVリモコンのような感覚で操作できるよう、ホワイトの大型リモコンを標準装備。リモコン受光部も付属し、2系統のビデオ出力、1系統の音声出力を装備しているので、手持ちのカーTVやモニターがAV入力端子を備えていれば、メーカーを問わず接続できる。4月下旬から発売。

【関連リンク】
・アルパイン

料理レシピを満載。クラリオンの新PND

クラリオンがPNDの新製品、DrivTrax P10を発表。6月中旬から発売を開始する。従来モデル(DTR-P7DT)に比べると、内蔵メモリーの容量を2GBから4GBを増やし情報量をアップ。画面サイズは4.2インチから4.7インチへと拡大し、画面の見やすさも向上した。


検索データに関しては、住所が約3,600万件、電話番号が約740万件、名称が約730万件、ジャンルおよび周辺検索が約138ジャンル約50万件など、従来モデルと同等のようだが、地図データは10/25メートルスケールの詳細市街地図を収録。収録都市数は公表していないが、都市部では地図に家形を表示できるようになったので、徒歩や自転車での使用では重宝することもあるかと思う。

機能面ではクックポーターという機能が新しい。これは、季節や調理方法から、料理のレシピを探せる機能。約1,000件のレシピが収録されている。カーナビとはまったく関係のない機能だが、買い物の時にレシピをみたり、キッチンで調理法を見ながら料理をしたりといった使い方ができる。もっとも、どれだけの人がこの機能を便利に思うかは不明だが…


この機能からもわかるように、DrivTrax P10は女性ユーザーがターゲット。またクルマやバイク、自転車、徒歩用のナビとしてだけではなく、家庭でも活用できるPNDとして開発したという。その一環として、AV機能は充実。ワンセグチューナーを内蔵し、地デジ番組が楽しめるほか、SDカードや内蔵メモリーへの録画&静止画キャプチャができるし、SD/SDHC/MMCカードに記録したWMV/MP4の動画ファイルの再生もできる。またピクチャービューワーとスライドショー機能を備えているので、JPEG/BMPの静止画を見るデジタルフォトフレーム代わりにもなる。


案内機能は、従来通りの交差点拡大、走行レーンアシスト、ハイウェイマップ、ジャンクション表示などに加え、ETCレーン表示や二輪高速料金表示機能を搭載。地図色やボタンデザイン、レイアウトの改善により、従来よりも見やすく使いやすくなっている。リチウムイオンバッテリーを内蔵しているので、アウトドアでも使用可能。フル充電で約3.5時間、使用できる。価格はオープン。

【関連リンク】
・クラリオン

JLオーディオの新エントリー・スピーカー、C2シリーズ

日本での存在は地味だが、真面目な製品作りで定評のあるアメリカン・ブランドがJLオーディオだ。なにしろ、最近のアメリカン・ブランドといったら、中国を始めとしたアジアで製造しているOEM製品が多く、自社で設計・開発している、本当の意味でのメーカーは、キッカーなど数えるほどしかない。そんな貴重なメーカーのひとつがJLオーディオである。

   C2-650

   C2-525

新発売のC2コンポーネントスピーカーは、エントリーユーザーにもお勧めのセパレート2ウェイシステム。16.5センチウーファー採用のC2-650、16センチのC2-600、13センチのC2-525の3モデルあって、価格はすべて43,050円だ。ウーファーの振動板はマイカを混入したポリプロピレン・コーン。トゥイーターは19ミリのシルクドーム型だ。

最近はトゥイーターを大型化して、トゥイーターにより低い周波数帯域まで受け持たせる傾向の2ウェイシステムが多いが、C2コンポーネントは、19ミリ口径のコンパクトなトゥイーターを採用。自然で聴き心地のいい、レスポンスに優れた高域再生を求めた結果だ。

JLオーディオのスピーカーの持ち味は、クセが無くどんなジャンルの音楽でもそつなくこなす懐の広さと、イメージングの良さ。このC2シリーズも、そんな持ち味を身につけていると思う。

【主な仕様】
■C2-650
●最大入力:100W●定格入力:60W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:59Hz~22kHz●能率:91.0dB●取付穴直径:141.3ミリ(ウー ファー部)●取付深さ:61.9ミリ(ウーファー部)

■C2-600
●最大入力:100W●定格入力:60W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:59Hz~22kHz●能率:90.5dB●取付穴直径:127ミリ(ウー ファー部)●取付深さ:60.3ミリ(ウーファー部)

■C2-525
●最大入力:100W●定格入力:60W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:63Hz~22kHz●能率:89.0dB●取付穴直径:115.9ミリ(ウー ファー部)●取付深さ:63.5ミリ(ウーファー部)

【関連リンク】
・イース・コーポレーション

イートンの新アドベンチャー・シリーズ、4月10日発進

ヨーロッパでも数少ないスピーカー・ユニット製造メーカーのひとつがドイツのイートン。イートン・ブランドで、カー&ホーム用のスピーカー・ユニットを販売しているほか、有名ホームオーディオ・ブランドへもOEM供給しており、そのスピーカー・ユニットはすべてドイツ国内の自社工場で生産しているという真面目なメーカーだ。

そんなイートンの上級スピーカー、Adventure(アドベンチャー)がモデルチェンジ。16センチウーファー+28ミリトゥイーター+クロスオーバーネットワークのセパレート2ウェイシステム・A1-160 SG(178,500円)と、16センチウーファー+28ミリトゥイーター(クロスオーバーネットワーク無し)のセット・A1-160 SG type-M(157,500円)の2モデルが、4月10日から発売される。
   A1-160 SG

   A1-160 SG type-M

従来のA1-160 HG(High Grade)&A1-160 HG Type-Mの後継モデルで、振動板にシルクドームを採用したトゥイーターは従来モデルから継承。大きく変わったのは16センチウーファーで、フラッグシップスピーカーのMSG-180や全世界100セット限定で生産されたD-160SQ BLACK EDITION同様のブラック振動板を採用した。それに伴い、磁気回路定数の最適化と、クロスオーバーネットワークのローパス回路の定数見直しも行われている。

ウーファーの振動板の素材&構造自体は、従来モデルと変わらず、ハニカム構造のコア材をアラミド繊維でサンドイッチしたHEXAコーン。高級モデルでありながら、取付性を考慮して、ウーファーの埋め込み寸法を50ミリに抑えているのも従来モデル同様だ。

【関連リンク】
・エムズライン

オーディソンの新ベーシックアンプ「SR」シリーズ

オーディソンの新アンプ、SRシリーズは、従来のSRxシリーズに代わるベーシックアンプ。2チャンネルがSR2(29,400円)、4チャンネルがSR4(45,150円)の各1機種ずつ。モノラルアンプがSR1D(39,900円)とSR1DK(66,150円)の2機種というラインアップだ。従来のSRxシリーズは3チャンネル機や5チャンネル機もあったが、SRシリーズでは整理された。逆にいうと、3&5チャンネルアンプが欲しい人は、今のうちにSRx3.1(77,700円)やSRx5.1(81,900円)を入手するといいだろう。

   SR4

   SR2

クラスBのシンプル&ハイパワーと、クラスABのクオリティを融合したDYNAB回路やハイスピード・トランジスタのTO247を採用するなど、音質に関わる部分は従来のSRxシリーズと大きくは変わらないようだが、出力を抑えて価格をダウン。ハイレベルインプット対応だから、純正システムやミドルクラス以下のAVナビなど、音声出力を持たないヘッドユニットにも手軽にアンプ増設ができるので、現状よりも少しでもいい音で音楽を楽しみたいという人にちょうどいい。また2台のモノラルアンプは1Ω駆動にも対応し、エキスパートユーザーの要求にも応えている。


デザインも大きく変わった。アルミ・モノブロックのブラックボディは、従来のSRxシリーズに比べて高級かつダイナミックな印象。クラシカルな雰囲気も持ち合わせていて、価格以上の質感だ。電源、ライン、スピーカーの全ての配線が同じ面にあるので配線がしやすく、ゲイン調整や内蔵クロスオーバーのコントロールパネルがアンプ上部にあるためインストール後の調整も容易。このあたりの配慮もうれしい。

【主な仕様】
■SR4
●定格出力:65W×4(4Ωステレオ/14.4V)/175W×2(4Ωブリッジ時)●SN比:83dB(CEA rating)●周波数特性:15Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.08%●ダンピングファクター:110●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅408×奥行213×高さ53.5ミリ

■SR2
●定格出力:60W×2(4Ωステレオ/14.4V)/180W×1(4Ωブリッジ時)●SN比:83dB(CEA rating)●周波数特性:15Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.07%●ダンピングファクター:200●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅288×奥行213×高さ53.5ミリ

■SR1D
●定格出力:280W×1(4Ω時/14.4V)/460W×1(2Ω時)/640W×1(1Ω時)●SN比:74dB(CEA rating)●周波数特性:18Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.3%●ダンピングファクター:150●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅288×奥行213×高さ53.5ミリ

■SR1D
●定格出力:600W×1(4Ω時/14.4V)/940W×1(2Ω時)/1200W×1(1Ω時)●SN比:56dB(CEA rating)●周波数特性:18Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.3%●ダンピングファクター:150●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅408×奥行213×高さ53.5ミリ

【関連リンク】
・アルファ

新サンヨー・ゴリラは16GB SSDを搭載!

サンヨーがポータブルナビ「ゴリラ」の新製品を3機種発表。4月下旬から発売する。7型ワイドモニター採用がNV-SD740DTの1モデル、5型ワイドモニター採用がNV-SB570DTとNV-SB550DTの2モデルで、2台の5型モデルの違いはFM-VICSチューナーを内蔵している(NV-SB570DT)かしていないかだ。7型モデルはVICS内蔵だ。また、全モデル、ワンセグチューナーを内蔵していて、TV番組が楽しめる。

   NV-SD740DT

   NV-SB570DT

新モデルの最大の特徴は、16GB SSDを搭載したことだ。従来モデルは8GBだったから容量は倍増。その大容量を活かして、地図情報が大幅アップした。たとえば郊外や山間部を含め、全国で道幅がわかる地図を採用しているし、詳細市街地図は建物の形や道幅の違いが一目でわかるようになっている。しかも詳細市街地図は、従来の12/25メートルスケールに、5/50メートルスケールを加えて4段階に切換可能になった。

5型モデルには徒歩モードの「あるくナビ」を採用していて、歩行者専用の地図データを格納。階段や歩道橋などをアイコン表示するほか、地下街や駅の連結路、歩道橋、地下通路、公園など、クルマは通行できないが徒歩ならOKの道をルート探索できる。また徒歩モード使用時は、一方通行を考慮しないので、遠回りせずに目的地までのルートを探索できる。徒歩モードが使えるのは電池駆動時のみ。音声案内やリルートは行わない。

徒歩使用時に遠くの地図まで見渡せるように、縦画面表示を採用したのもアイディア。本体を縦向きにするだけで、画面が自動で切り替わるほか、ボタン押しによる手動切換もできる。

実際のナビデータの容量は11〜12GBとのことで、メモリーの空き領域は、音楽/動画/静止画の保存に使用。MP3やWMAの圧縮音源(128bps)なら、1曲4分換算で約400曲、MP4やAVC/H.264の動画なら400分、JPEGの画像なら約750枚を、SDカードから本体メモリーに転送して、好きな時に再生できる。フォトフレーム機能を備えているので、静止画はスライドショー再生や、背景に時計やカレンダーを表示できたりもする。

クイックGPSにより、ナビゲーション起動時の測位時間を短縮したのもウリだ。従来GPSでは約30秒から数分かかっていたのが、約10秒で測位できるという。これは、過去のGPS情報を記憶しておき、新たに電源を立ち上げたときには、情報の取得時間が短い時刻情報から現在地を予測して測位するという方式。だから、初めて使う時や、長時間(3日以上)使っていない状態では機能しない。ただし、レジャースポットで遊んだり食事をしたあと再出発するときに、素早く地図が立ち上がるのはありがたい。

CPUは動作速度を400MHzから500MHzに早め、目的地検索などの動作をスピードアップ。同時にバッテリー駆動時の持続時間も延びた。たとえば、5型モデルの場合、ワンセグ試聴時間は従来モデルで約3時間20分だったが、NV-SB550DTは約4時間30分と鳴っている。

従来モデル同様、ジャイロセンサーおよび加速度センサーによるゴリラジャイロIIを搭載しているので、トンネル内や高架下など、GPS電波を受信しにくい場所でも正確に測位。ルートを外れて何度か同じコースを走行すると、ルート探索時にその道を優先して探索するようになるルート学習機能の搭載は、PNDとしては珍しい。

他にも、エコ運転をアシストするエコドライブ情報機能や、盗難抑止のための盗難多発地点警告機能、バックカメラ入力端子、FMトランスミッターなど、ワンセグ予約録画など、装備は充実。取付スタンドは吸盤タイプだから、取付・他車への載せ替えは簡単だ。

この新型ゴリラ、NV-SB570DTとNV-SB550DTが4月22日、NV-SD740DTが4月28日発売の予定。すべてオープン価格だが、販売予想価格は、NV-SD740DTが80,000円前後、NV-SB570DTが70,000円前後、NV-SB550DTが65,000円前後だ。

【関連リンク】
・サンヨー