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カーナビの試乗インプレッション、カーオーディオ機器の試聴。気になる製品を徹底的にテスト!

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【レビュー】オーディソン AP F8.9bitを聴いた

アンプ内蔵DSPの2機種目はオーディソン のPRIMA AP F8.9bitです。従来のAP8.9bitよりも少し大きくなって、定格出力が35W×8から85W×8へと大幅にパワーアップしています。コントローラーのDRCが付かないモデルが14万円(税別)、DRC付きが15万円(税別)。純正システムをベースに手軽に音質向上が図れます。

アンプは内蔵していないけど、bit OneというDSPを出した先駆者的メーカーだけに、洗練されていますね。まずデザインがいい。天板が軽く丸みを帯びていて、サイドのラインも軽くカーブしています。このあたりのデザインの良さがイタリアを感じます。型番に追加された「F」の文字は「Forza(フォルツァ)」の意味。イタリア語でパワーを意味するそうです。1チャンネルあたり35Wから85Wにパワーアップしたのですから、フォルツァを名乗ってもいいと思います(笑)。2Ω駆動なら130W×8、4Ωブリッジでは260W×4でも使えます。

内蔵アンプが8チャンネル分あるからシステム対応力は豊富。フロント3ウェイ+リアスピーカーでもいいし、フロント2ウェイ+リア2ウェイのマルチシステムも組めます。DSPは9チャンネル分あるから、サブウーファーの追加も可能。また5チャンネルアンプ内蔵のAP5.9bitや4チャンネルアンプ内蔵のAP4.9bitもあって、システムに応じて必要なチャンネル数が選べるのも嬉しい点です。このあたりは、さすがにこの手のモデルに早くから取り組んでいるなぁということを感じます。

パワーは増えましたが音はおとなしいというか、ちょっと細身というか、Hi-Fi的には少し物足りない面もあります。が、より高音質を求めるならbit One HDがあるし、好きなパワーアンプも選べます。このAP F8.9bitはより手軽なサウンド向上を狙う人向けなので、これで良いんだと想います。ハイレベル入力やRCA入力、スピーカー出力、リモート入出力など、付属の端子類も充実。調整をしっかりと行えば、純正システムを活かしたままで手軽にサウンドクオリティの向上を図ることが可能です。

内蔵チップはクロックスピード147MHzのシーラスロジックの32bitチップ。光デジタル入力を装備していて最大192kHz/24bitのファイルを読み込むことができるので、光出力のあるDAPなどを繋げば、ハイレゾ音源を楽しむことができます。ただしネイティブで再生できるのは96kHz/24bitまでのようですが。今のハイレゾ音源は96/24のファイルが主流なので、これで十分でしょう。

システム設定はあらかじめ11のモードが用意されていて、最初にスピーカー構成を選べばのちのちの調整も楽。その設定はフロント2chの簡単なものからフロント2ウェイアクティブ+センタースピーカー+サブーファーといったものまで用意されているので、ほぼどんなシステムでも対応可能でしょう。もちろんフロント3ウェイアクティブも可能です。

純正システムが様変わりしてオーディオの入れ替えが難しいクルマに対してグレードアップを図る時、アンプ内蔵DSPはもっとも手軽な手段。おそらく、きちんと調整さえすればスピーカーを変えるだけよりも効果が高いと思います。このアンプ内蔵DSPを入れて、リーズナブルなもので良いのでスピーカーも入れ替え、きちんと調整を行えば確実に音質向上できるので、これから増えると予想されるディスプレイオーディオ標準装備車のオーディオを手軽に音質アップするには、良いアイテムなんじゃないでしょうか。

【レビュー】マッチM-5DSP MK2を聴いた

高いスピーカーがひと段落したので、次は比較的リーズナブルな製品を。純正システムに追加して手軽に音質アップを図るためのアンプ内蔵DSPです。

カローラがディスプレイオーディオ(DA)を標準で採用するなど、純正オーディオの形は変わりつつあります。いや、すでに異形の純正オーディオは増えているし、9インチなどの大画面モニターを純正で搭載したクルマも増えています。それよりも、純正システムを外すとエラーが起きて、ヘタするとクルマが動かなくなる事態もありますよね。もうオーディオをグレードアップするのに1DINや2DINサイズのヘッドユニットに変える時代は終わったのかもしれません。

そんな時代に、純正システムを活かしたままでオーディオをグレードアップするにはDSPを足して、それ以降をグレードアップするという手段があるわけですが、それをより手軽にするのがアンプ内蔵DSP。今回、試聴した中でちょっと驚いたのが、マッチのM-5DSP MK2(95,000円/税別)というモデルです。

ボディは幅110×奥行85×高さ35mmというコンパクトさ。シート下など、どこにでも置ける小ささです。この小さなボディに定格で35W×4+90W(すべて4Ω/ノーマルモード)の5chパワーアンプと7chをコントロールできるDSPを内蔵しています。おもしろいのはノーマルモードの他にハイパワーモードが用意されていること。こちらに切り替えると定格出力は60W×4+160W(サブウーファーのみ2Ω、他は4Ω)に切り替えられます。

スペックを見ると「どうせデッキの内蔵アンプに毛が生えた程度だろう」と思いがちですが、国産モデルでは一般的な表記の最大出力に直すとノーマルモードで70W×4+180W。ハイパワーモードだと180W×4+320Wに達します。十分に外部アンプのスペックですよね。そういえば数年前、モスコニの超小型アンプ、pico2を試聴して衝撃を受けたことを思い出しました。最近のD級アンプ、ものすごく進化していますよね。

今回はハイパワーモードで試聴しましたが、音はまとも。そりゃ、80万円越えのブラックスのアンプや同時に聴いたフェイズ・モガミモデルにはかないませんが、低域から高域まで素直に全域に厚みのある音でしっかりと再生してくれます。内蔵アンプだと、どうしても低域の押しの弱さが気になるところですが、このモデルにそれはなし。低域の解像力も確保されているし、けっこう力もあります。このコンパクトさでこの値段でこの音が得られるなら、満足度はかなり高いと思います。

内蔵アンプが5chだから3ウェイシステムをそのままコントロールすることはできないし、ハイレゾは48kHz/24bitまでしかネイティブで対応していません。そのため使用するには割り切りが必要です。でもフロント2ウェイ+サブウーファーのシステムなら問題なし。僕は調整がめんどうだしミッドレンジが目立つ取り付けはどうにも嫌いなたちで、3ウェイにするなら質の良い2ウェイを探したいタイプなので、これで十分と思っています。ハイレゾに関しては、できれば96/24まではネイティブに再生してもらいたいし、プレーヤーも内蔵しているのが理想ですが、純正オーディオをベースにして手軽に音質を向上させるというコンセプトを考えると十分でしょう。

純正オーディオの入れ替えが難しいクルマがどんどん増えていますが、そんなクルマでも純正システムをベースに手軽に音質向上を図ることができるアンプ内蔵DSPは、今後のカーオーディオにとって救世主といえるかもしれません。

【レビュー】イートンCORE S-3を聴いた

試聴したスピーカーの新製品は、今回はこれが最後です。イートンの3ウェイ・システム、CORE-S3です。なんと左右ペアで70万円(税別)! 高いですね。まあダイヤトーンDS-SA1000は2ウェイで67万円(税別・ネットワーク付き)だし、最近高いスピーカーが多いので驚きはしませんが、やはり高いと感じます。

昨年のオートサウンドWebグランプリを受賞した2ウェイのCORE S2に8cmミッドレンジのCORE-80を加えて3ウェイ化したもので、ツィーターからウーファーまで、すべてのユニットは、マグネシウム振動板を採用。ツィーターはケロナイト加工を施し、マグネシウムの表面をセラミックに変えています。ミッドレンジとウーファーは、陽極酸化皮膜加工を施したマグネシウムで、センターキャップはシルク製。全ユニット、磁気回路にはネオジウムを採用しています。

高いから良いに決まっているという思いで試聴に臨みましたが、聴いた後は思っていたよりも良いという感想。実はこのスピーカーで音楽を聴いたのは2度目で、1度目は新潟・胎内スキー場でのイベントで岩手のサウンド・フリークスのデモカーに乗った時。このクルマはブラックスのDSP&アンプにイートンのCORE S-3を組み合わせて鳴らしていたのですが、今までクルマの中で聴いた音の中でも1、2位を争うほどの出来の良さでした。

その時は「ブラックスのDSPとアンプ、すげえ」と思っていたのですが、後でこのスピーカーを聴いてみると、このスピーカーだからこその、あの音だったんですね。とにかく自然な音。情報量も抜群で、音源の情報をすべて描き切ってくれる感じです。しかも、振動板素材が同じだから、それぞれのスピーカーが鳴っているような違和感がなく、一体感のある音です。紙のスピーカーのような自然でしなやかな音色。それでいて分解能は高いし、小音量で聴いても爆音で聴いても同じイメージで鳴ります。

またミッドレンジが加わったことでボーカル帯域が充実。本当にそこでしゃべっているような声に、ドキッとしました。さすが、ヨーロッパでもユニット・メーカーは数少なくなっているようですが、そんなメーカーが本気で作るとこうなるかという底力を感じます。

クロスオーバーネットワークがないので、マルチアンプ・システムで鳴らすことになりますが、このスピーカーを使う人のほとんどはDSPを使うでしょうから、そこは心配しなくていいでしょう。今回の試聴時は、あいにく編集部がDSPを設定ミスして、2チャンネルが鳴らない状態だったので、急遽、ツィーターをダイヤトーン・サウンド・ナビの内蔵アンプで鳴らし、ミッドレンジとウーファーをDSP経由でブラックス・アンプで鳴らすという変則的なシステム構成だったのですが、各ユニットのレベル合わせもままならない状態ながら良い音を奏でて、少しずつレベルを合わせていくうちにどんどん良くなっていくことが確認できました。機器側の調整に敏感に反応するあたりも、持ち味だと思います。

高いのでなかなか手は出ないだろうし、3ウェイだと取り付け場所を確保するのも大変。しかもツィーターとミッドレンジの角度も含めセッティングも重要だから、試聴室で聴いた音が簡単に出るとも思えませんが、チャレンジしがいのあるスピーカーだと思います。我こそはと思う人は、ぜひチャレンジを。

サイバーも楽ナビも。年3600円で最新地図に!

今どき、Googleマップを始め、無料のWeb地図や地図アプリがたくさんあるから、なかなか「地図に金を払う」人はいないと思うんだけど、カロッツェリアのカーナビ・ユーザーはちょっと違います。なにしろ、地図データの更新にダウンロード版では16,000円(税別)かかるところが、年3,600円(税別)で済むんですから。

それが、インクリメントPが行なっているサブスクリクション・サービスの「MapFanプレミアム」で行なっている地図割プラスというサービス。この会員になっておくと、カロッツェリアのカーナビの地図を毎月最新の地図に更新できます。年会費を払っておけば、地図更新時に追加費用は一切なし。これまで対象機種は2011年から2015年モデルのサイバーナビだけでしたが、2019年11月からは、2011年〜2018年モデルの楽ナビ/楽ナビLite/楽ナビポータブルにまで対応機種が広がり、全118機種になりました。

マイカーのカーナビが対象機種かを詳しく知りたいならこちらを参照してもらうとして、対象のカーナビをお持ちの会員は、毎月最新の地図データをダウンロードできるから安心。今、都心は2020東京五輪に向けて新しい道路がバンバンできているので、都内に住んでいる人には、とくにありがたいですよね。SDカードでの地図更新を望むユーザーも、MapFanプレミアムに入会すれば特別価格で購入できるプランがあります(19,000円が6,380円・ともに税別)。

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【レビュー】オーディソン THESISIIスピーカーを聴いた

今日は雨が降っているので、部屋でのんびり原稿を書いています。オーディソン からもフラッグシップ・スピーカーの新製品が出ました。THESISスピーカーの新型「THESIS II」の2ウェイモデルです。

この新型、従来同様、ツィーターとウーファー、それぞれ単体に価格が付けられています。ツィーターのTH1.5II Vioninoはペアで125,000円(税別)、ウーファーのTH6.5II Saxはペアで180,000円(税別)。2ウェイ・システムを揃えると305,000円(税別)。結構な値段です。従来モデルはミッドレンジもありましたが、今回も年明けの発売が予定されているようです。

見た目はウーファーが大きく変わりました。振動板が半透明なんです。どうやらTPX(ポリメチルペンテン)という樹脂系の素材で、三井化学の登録商標だそうです。耐熱性と耐薬性が高く、電気絶縁性も優れています。密度が低いのは、素材固有の音が出にくいという点で優れているんでしょうね。

さっそく音を聴いてみます。瑞々しいというか艶っぽいというか、一言で言うととてもエロい音がします(笑)。この中高域にどっぷりハマる人は多いんじゃないでしょうか。ツィーターにはViolinoという名前が付けられていますが、まさにヴァイオリンなんかは極上の響き。ちょっとゾクゾクっとする音色がします。だから弦楽器中心の音楽が好きなひと、バラード系の音楽が好きな人なんかにはピッタリなんじゃないですかね。

このように聴く音楽を選ぶ傾向があるスピーカーなので、僕のようにロックをガンガンに聴くタイプにはちょっと物足りない面もあります。中高域のインパクトはものすごくあるのですが、それに比べて低域のインパクトは弱め。もちろん反応は速いし自然な音色なんですがインパクトが穏やかなんです。僕の場合、スネアの音がバシッと響いてこないとイヤなので、物足りないなぁと感じた次第。このあたりは好みなのでしょうがないかなぁ、と。

聴く音楽や好みがピッタリ合う人には、これ以上のものはないくらいに最上のものだし、音楽が合わなければ「なんだこれ?」なサウンドのスピーカーだと思います。最近は、どんな音楽もまんべんなく鳴らすスピーカーが多く、結果、残念ながらつまらない音になってしまっているものも多々ありますが、そんな中で個性を発揮しているスピーカーは貴重だと思います。

もし、弦楽器だったりバラード系だったりが大好きな人がいたら、このスピーカーはぴったりハマるんじゃないでしょうか。

【レビュー】ブラムSignature Multixを聴いた!

モレルの次はフランスのブラム。フォーカルのカーオーディオの責任者を務めたギー・ヴォンネビル氏が約5年前に立ち上げた、比較的新しいブランドです。

聴いたのは同ブランドのフラッグシップ・シリーズ「Signature Multix」の25mmピュア・マグネシウム・ドームツィーター、TSM25MG70HR(75,000円/税別・ペア)とマルチマグネットを採用した165mmウーファー、WS6Multix(150,000円/税別・ペア)を組み合わせたセパレート2ウェイシステム。基本的にマルチアンプ・システムでの使用を前提としており、パッシブ・クロスオーバーネットワークは用意されていないのですが、今回は一緒に送られてきた何かのクロスオーバーネットワークを利用して聴いています。

そのためか、なんとなくネットワーク部分がボトルネックとなっているような雰囲気もあったのですが、それでも魅力的な音がします。とにかくヴォーカルが生々しいのが魅力。フランスのスピーカーは、優しく囁くような歌声に魅力があると勝手に思っているのですが、このスピーカーはまさしくそんな感じ。という意味では、とてもフランスっぽいスピーカーです。グローバル化が進んだ最近では、お国柄が出るスピーカーは少なくなったのですが、コンセプトに「フレンチ・サウンド」を掲げているだけあって、フランス製っぽさが色濃い、今となってはとても貴重なスピーカーと言えます。

ただし、フォーカルなどフランスのスピーカーというと、低音がゆるくて膨らむ感じがどうしても許せなかったのですが(笑)、ブラムのスピーカーにはそれがありません。レスポンスがよく解像度もあります。その上で、厚く深い低音。このあたりはギー氏の好みなのでしょう。僕の好みともピッタリと合っていて、いろんな曲を長く聴き込んでしまいました。

ギー氏には、来日のたびに何度かお会いしましたが、とても音楽好き。しかも低音好き。このあたりは、僕と共通しているところがあります。フランスでのフォーカルのセミナーに出かけた時に、自分のクルマだったと思うのですが、サブウーファーがガンガン鳴っているクルマに乗せられ、大ボリュームで音楽を聴き「どうだ、いい音だろう」と自慢するものだから、ちょっとビビったのを思い出しました(笑)

ビビったといえば、ツィーターのプレートの色(笑)。ブラムはアラブの国々でも人気のようで、その好みに合わせてゴールドも用意しているのですが、今回試聴したモデルは、まさしくそれでした(笑)。これはちょっと…と思ったのですが、ブラックのプレートのバージョンもあるので安心してください。この外形は51mm。けっこう大きいので、ゴールドだと目立ちますからね(笑)。

ウーファーは複数のネオジウムマグネットを使ったマルチマグネット方式を採用。実は、この方式のウーファーにはあまり良いイメージが無くて、フォーカルの時も低域の一部の帯域だけ力が抜けるというか音圧が出ないような感覚だったんですよね。ところがブラムのこのスピーカーは全域で力があります。フォーカルで感じたネガティブなイメージはひとつもありません。低音好きな僕がいうんですから、間違いありません(笑)。

今回は2ウェイでの試聴でしたが、このシリーズには80mmのフルレンジというか、ミッドレンジ・スピーカーも用意されています。このスピーカーを加えて3ウェイで聴けば、もっと中域が充実するんだとは思うのですが、ツィーターの再生範囲が1.18〜43kHzと広いため2ウェイでも十分に中域に厚みのある音が楽しめます。

その前に試聴したモレルなんかは、2ウェイと3ウェイでは明らかに中域の情報量に違いがあって、圧倒的に3ウェイのほうがよかったのですが、ブラムの場合は2ウェイでも十分に厚みのある声で情報量も十分。もちろん、3ウェイにすれば一段と良くなることは間違いないとは思いますが、2ウェイでも十分に満足できる音です。ならば、むしろ取り付けや調整が難しい3ウェイよりも、2ウェイを選ぶ手はありです。

ギー氏が作ったフラッグシップ・モデルだし僕の好みにぴったり合っているということで、多少贔屓目に見ている感もあるかもしれませんが、それを抜きにしても良いスピーカーであることは確実。フランスを感じさせるし、音楽を表情豊かに聴かせるという点でも、優れたスピーカーに間違いありません。 ※追記 Webカタログを見たところ専用クロスオーバーネットワークの記載がなかったため「専用ネットワークはない」との趣旨の記載をしましたが、Signature Multix専用の2ウェイ・クロスオーバーネットワークは45,000円(税別)で用意されているとのこと。輸入代理店から連絡がありました。

【レビュー】モレルVIRTUS NANO602/603を聴いた

先週はオートサウンドWebグランプリの試聴があり、試聴室でじっくり新製品を聴くことができました。スピーカーは4ブランド5セット。すべて10万円以上の高級機で、1メーカーを除いて最上級のフラッグシップ・モデルでしたね。だから、試聴するのも楽しみ。その中で唯一、フラッグシップではなかったモレルのVIRTUS NANO CARBON 602(128,000円/税別)と603(172,000円/税別)の印象を、まずはお届けしましょう。

まずは見た目の印象。ウーファーがとにかく薄くてびっくりします。スペックを見ると、取り付け奥行きはわずか17mm。ツィーターや3ウェイのミッドレンジよりも奥行きが短いんじゃないの? というくらいに薄いユニットです。

だから軽自動車など、ドアの厚みがあまりなくてあまり奥行きのあるスピーカーの取り付けは不可能というクルマでも安心。今後、自動運転時代が始まると快適性を高めるためにインテリアの形状がガラリと変わって、ドアからスピーカーが無くなるんじゃないか? とも言われていますが、そうなった時にもこの薄さなら対応できそうですよね。まあ、今のクルマにはまだほとんど関係はありませんが、普通に付けられます。

薄いスピーカーというと、どうしても「低音が鳴らないんじゃないか?」と思いがちですが、このスピーカーは普通に低音を再生できます。もちろん、低音の解像力に優れたモデルに比べると正直いってかないませんが、薄くないスピーカーのように普通に鳴ります。「薄いスピーカーにしては」という前置きは要りません。

音色は自然。解像度がめちゃくちゃ高いわけではないし、高域レンジがめちゃめちゃ伸びているわけでもありませんが、聴き心地のよいナチュラルなサウンドが楽しめます。音にエッジを付けてインパクトや鮮度を出すタイプではないので、音楽から受けるインパクトは弱めですが、じわじわ〜っと心に響いてくるタイプ。案外、運転しながら聴く音楽だと、解像度がバリバリ高くて集中して聴き込んでしまうタイプのものより、ある程度ルーズだけど聴き心地が良いこちらのタイプのほうが向いているかもしれません。

確かに、低音側でちょっと力が抜けているところがあって、低音好きの僕には物足りない点もあるのは事実ですが、この自然さと聴き心地の良さは、モレルらしいところ。2ウェイと3ウェイだと、3ウェイのほうが中域の密度がグンと上がるので、ミッドレンジを取り付けられる場所があるなら、絶対に3ウェイのほうが良いでしょう。ということは、2ウェイは少し物足りないということでもありますが(笑)。

JVCからリア専用のドライブレコーダー

JVCケンウッドから、JVCブランドのドライブレコーダー「Everio(エブリオ)」の新ラインナップが出ました。GC-BR21。あおり運転対策として最近流行りの後方撮影専用モデルです。

とはいっても先に出ていたGC-BR20とサイズもスペックもまったく同じ。リア用なのにモニター用のディスプレイも付いています(笑)。まあ、取り付け時に、映る範囲を確認しやすいという点では前後2カメラタイプやカーナビ連動型よりはやりやすいかと思います。ルームミラーを見たときに画面が見えて気になるのと、やはりモニター無しのものに比べると大きいので視界に入りやすいという点は、どうかな? とは思います。まあ、1分以上操作しないと画面は消えるので、ルームミラーを見るたびに画面が気になるということはなさそうですが。

という具合に、リア専用とはいえ本体はGC-BR20と同じといっていいものですが、違うところといえば取り付けブラケットの粘着テープがスリット入りのところと8mのロング・シガープラグコードを付属しているところ。8mあれば乗用車ならダッシュボードから電源を取る時でも、十分に足りるでしょう。まあ、リアカメラ用にわざわざダッシュボードから電源を引くかという問題もありますが(笑)。粘着テープにスリットが入っているのは重要ですね。熱戦を入れて粘着部がドロドロになると剥がすのも大変ですから。

機能的にもGC-BR20と変わりませんからWi-Fiも搭載しています。だから映像をスマホに転送することも可能。映像をそのままストリーミング再生することもできるし、必要な動画だけをスマホに転送することもできます。専用のアプリ「JVC Cashcam」を使えば日時を自動に設定されるので、まあまあ便利です。

スマホアプリではフロント/リアカメラの2台同時接続はできない(切り替えて使えばOK)など、リア用も必要なので慌てて出した感がありありの製品ですが(笑)、あおり運転が問題になっているこのご時世、リア用カメラの設置は必要。まだフロント用のドラレコしか付けていない人なら、このモデルもありかと思います。録画中のステッカーも付属しているので、あおり運転を抑止する効果もあります(笑)。

毎度のソニックデザイン試聴会情報です

しょっちゅう試聴会の情報をお伝えしているので「ネタがだぶった?」という感じですが(笑)、この情報はまだでしたね。ソニックデザインが11月23日と24日の2日間、全国のソニックプラスセンターで、SonicPLUSを装着したトヨタ車デモカーの試聴体験会を行います。

今回、試聴体験会を行うのは京都、大阪、神戸、金沢、札幌、柏、神奈川、山梨、豊田の9店舗。京都、大阪、神戸のソニックプラスセンターではRAV4を、金沢ではカローラ・スポーツを、札幌、柏、神奈川ではC-HRを、山梨、豊田ではプリウスのデモカーを用意します。ほとんどがハイグレードモデルを装着していますが、神戸だけはスタンダードモデルを装着したデモカーです。

確か今、ソニックデザインでは秋のプレミアムセール&ツアーを敢行中で、11月23日は山梨、24日は柏の予定なので、ここではトヨタ車のほかにツアーで回っているフォレスターの試聴もできるということですかね。

今回は、来場プレゼントとしてソニックデザイン特製ボトルホルダーをプレゼント。500mlペットボトルがすっぽり入るもので、アルミ蒸着フィルムを内側に入れているので保冷と保温のどちらにも対応。外側にはソニックデザインのロゴが入っています。これをもらいに行くだけでもお得かもしれません(笑)。プレゼントは1組1個だそうです。

ソニックデザインといえば小口径のユニットをエンクロージャーに組み込んだ独自のスタイルで、ボルトオン&カプラーオンで装着できるので、加工作業を一切行わないのが特徴。外部への音漏れが少ないし、取り付けによる不安定さがなく安定して良い音を提供できるのが特徴です。その良さを確認しに、出かけてみませんか?

【レビュー】フェーズ・モガミモデルを聴いた!

昨日(11月12日)と今日の2日間、ステレオサウンドの試聴室で試聴だったので、ついでにフェーズ・モガミモデルも試聴してきました。その結果は?

結論を先に言うと「古くても良いものは良い!」です。今回はオートサウンドWebグランプの試聴で、今年の新製品が集められたのですが、パワーアンプは少なくて、13万円台のものが2機種と80万円台の超高額機が1台というラインナップ。その中に混ぜてもらったのですが、クオリティ的に13万円台のモデルは比較にならず。80万円台のものと比べるとさすがに低域の押しの強さあたりにかなわないところはありますが、中高域のクオリティに関しては、けっしてひけをとりません。最新モデルと比べて聴いてもそうなのですから「古くても良いものは良い!」なのです。

実は、試聴前は、多少の不安もありました。従来のフェーズの青いアンプは自分のクルマに積んで使っていたことがあったので、その良さは十分に知っていましたが、試聴したモガミモデルは長く未使用な状態が続いていたので、コンデンサー等、中のパーツから電気が抜けてしまって、十分に電気がたまるまでは音がスカスカなんじゃないかと。しかし、アンプだけでは無くAVナビやDSP、スピーカーの試聴もあるから、電気がたまるまで待っている時間は無いよな…と。これで実力を発揮できる前に聴き終わったらどうしよう、と思っていたんです。

しかし、そんな不安は音が出た瞬間に吹き飛びました。音が出た瞬間から、質の高い密度の高い音が流れます。ほっとすると同時に、思わず拍手をしてしまいました(笑)。組み合わせたスピーカーは、一世代前のダイヤトーンのフラッグシップ機、DS-SA1。ヘッドユニットはダイヤトーン・サウンド.ナビのNR-MZ300PREMI2です。

このスピーカー、今でも素晴らしい音がするのですが、少し鳴らしづらいところがあって、アンプに制動力がないと低音がうまく鳴ってくれません。したがって、アンプの制動力を測るのには、良いスピーカーとも言えるわけです。そしてモガミモデルは、この気難しいアルミハニカムを挟んだアラミド・コーンを、しっかりと制動してくれます。AVナビの内蔵アンプやアンプ内蔵DSP、そして13万円台のアンプでは鳴らしきれなかった低い周波数の音を、はっきりと聴き取れるように再生してくれました。このあたりは青いアンプから進化した部分じゃないですかね。

音の密度感、情報量も上々。細かい音、小さい弱い音まではっきりと聴き取れるので、内蔵アンプのものを試聴した時よりも、音数は一気に上がった感じです。まあ、これは当然として、なんとなく聴こえるのではなく、音像をはっきりと描いているところが見事。それは小さい弱い音でも同じで、サウンドステージのあちこちから小さい音がピンポイントで聴こえてくるのは、感動すら覚えます。

そして質感の良さ。たとえばシンバルが鍋ぶたを叩いたような安っぽい音じゃなく、重さのあるちゃんとしたシンバルの音に聴こえるし、ヴァイオリンの音色も艶を伴って気持ちのいいもの。ただし、アンプで音色を作っているわけではなく、正確そのものといっていいでしょう。一緒に聴いていたオートサウンドのスタッフは、このアンプを聴いた時に初めて「ようやくハープの音だってわかった(笑)」と言っていました。それは上原ひろみとハープ奏者のエドマール・カスタネーダのデュオのライブを聴いていた時。僕は都内でやったライブを見ているのでハープだとわかっているのですが、普通の優雅なハープの弾き方と違うので実際に見ていなかったらなかなか音色でハープと認識するのは難しいのでしょう。それでもハープだとわかったというあたりは、国産アンプの正確さ、真面目さと言えるでしょう。ちなみにハープと認識できたのは、これと80万円台のアンプだけだったとのことです。

この音の良さは、やはり聴いてみないとわかりませんよね。僕も不安だったくらいですから(笑)。でも、この良さは、聴いてみてしっかり確認しました。友人には126,000円(税別)で買えるから、すぐにクーポンコードを入力して注文するように伝えておきました(笑)。

確かに2チャンネルアンプだから、マルチアンプが主流の今のハイエンド・オーディオ市場ではウケないかもしれません。でも、クオリティの高さは本物。幸い、幅280×奥行235×高さ55mmと、わりとコンパクトに作られているので、4チャンネル分必要なら、2台並べるという手もありです。1台3.4Kgと、サイズのわりにけっこう重いですが。その重みが、音の良さを感じさせる点でもあります。

気になるのはトラブルが発生した時に、ちゃんと修理できるのかということですが、その点は設計者の最上さんが元気だから大丈夫とのこと。もっとも、これまでめったにトラブルはなかったそうですが。ただし、端子への結線時にドライバーとボディが接触してショートする可能性もあるので、とくに自作のかたはご注意を。ボディにテープを貼って絶縁してから作業するなどの対策が必要でしょう。なにしろ、今は生産を終了したパーツも使われているので、大事に使いたいものです。

前回もお伝えしましたが、このアンプは、定価が21万円(税別)のところ、読者には126,000円(税別)で出してもいいとのこと。その際は「CAP2019」というクーポンコードが必要で、販売元のクラスAにメールや電話で伝えてください。販売店で、お客に売りたいという人も同じです。クラスAのサイトはこちらお問い合わせのサイトも載せておきます。

2チャンネルアンプだし、マルチアンプ・システムを組んでいる人には少し使いづらい面もありますが、これ買わなきゃ損でしょ、くらいの勢いでおすすめしたい気持ちです。質の良いアンプを探している人は、最新モデルだけに気をとられないで、多少古くても良い物にも目を向けてみてください。

香川・高松でDENONのフラッグシップ試聴会

ホームオーディオで、しかも香川・高松というピンポイントなネタですが…。11月10日、高松のオーディオ専門店、オーディオサミットでデノンのフラッグシップモデル、SX1 LIMITEDシリーズの試聴会が行われます。

用意されるのはプリメインアンプのPMA-SX1 LIMITED(780,000円/税別)とSACDプレーヤーのDCD-SX1 LIMITED(750,000円/税別)。それにレコードプレーヤーのDP-1300MK2(220,000円/税別)もあります。これでB&Wのスピーカー802D3/PEを鳴らします。

デノンといえば、かつてカーオーディオも出していたので、おなじみの人も多いでしょう。当時は「デンオン」と呼んでいましたが(笑)。ヘッドユニットが素晴らしく、僕もしばらく愛用していました。

このSX1 LIMITEDシリーズは、サウンドマネージャーの山内慎一氏が4年の歳月をかけて作り上げた新世代のフラッグシップ・モデルで、37種にもおよぶカスタムコンデンサーを使い分けてサウンドを磨き上げているとか。とにかく、サウンドマネージャーとして培ってきた経験、技術、感性のすべてを注ぎ込んで4年もかけて作りあげたモデルなので、評判が良いのもうなづけます。

日時は11月10日の10時から17時まで。場所は繰り返しになりますが、高松市のオーディオサミットです。メーカースタッフによる解説もありますが、基本的にはフリー試聴会なので、音源の持ち込みも可能。普段から聴いているお気に入りの音源を持ち込んで聴けば、より違いがわかると思います。

カーオーディオの音を良くするには、まず良い音を知ることが大事。という意味では、家のオーディオシステムを充実させるのも重要です。これを買えとは言いませんが、試聴会でもいいので良い音を体験しておけば、クルマの音の向上を図る上で優位に働くはずです。

ロードノイズ等の外来ノイズを低減する遮音・吸音材

もうひとつ、オーディオテクニカのネタです。先日発売されたAquieTの追加製品。ドア内部やフロア、天井などに貼って、ロードノイズなどの外来ノイズを提言させる、ノイズレスラグを、HDMIケーブルと同じく11月15日から発売する予定です。

このノイズレスラグは、遮音効果のあるソフトゴムマットと、吸音・断熱層のスポンジ層の異種2層構造。異なる種類の材質を組み合わせることで、遮音・吸音効果を高めています。スポンジ層は5mm厚。これが吸音効果を高めるだけではなく断熱効果も発揮します。

最近、軽量化のためなのかコストダウンなのか、天井の吸音がされていなくて、雨が降ると屋根がやたらとうるさいクルマが増えているような気がしますが、そんなクルマの天井に貼るのも効果があるかもしれません。最近、乗って音がとっても気になったのはアクアだったと思います。

ソフトゴムとスポンジの柔らかい素材だから、凸凹の多いドアのインナーパネルとかフロアパネルにも追従性がよく、簡単に施工可能。接着剤も強力だから、しっかりと貼り付いて長時間の使用も可能です。寒い地域にお住まいのかたは、屋根とフロアに貼って外に熱が逃げるのを防ぐこともできますよね。逆に熱い場所にお住まいなら、遮熱のために貼ることも可能です。

サイズは500×750mm。これの1枚ものがAT-AQ430で2,600円(税別)、10枚入りのセットがAT-AQ431P10で26,000円(税別)です。ドアに貼るなら2枚あれば十分でしょうが、フロアや天井なども防音するなら10枚は必要でしょうね。セットを手に入れても、安くはなりませんが(笑)。

高級車に乗っていれば、あとで防音は不要かと思いますが、リーズナブルなクルマほど気になってくる外部からのノイズ。これがイヤなら、遮音材等で高級車並の静かな空間を手に入れるしかありません。これで、音楽を聴く環境としても一段、レベルが上がるんじゃないでしょうか。

オーディオテクニカがHDMIケーブルを2種発売

HDMIを装備したカーナビが普通になって、リアモニターを搭載するには必需品になったのがHDMIケーブルです。ほかにも変換アダプターを利用してスマホを繋げば、カーナビの画面で動画を楽しむ(動画配信サービスの中には不可能なものもあり)こともできるし、音声と映像をデジタルで同時に送受信できるので、なにかと便利です。

そんなHDMIケーブルの車載用がオーディオテクニカから出ます。長さは5mのAT-BC93/5.0(4,000円/税別)と、3mのAT-BC93/3.0(3,000円/税別)の2種類。11月15日に発売予定です。

車内の過酷な温度環境にも対応した耐熱シースを採用しているほか、シースが柔らかいので取り回しが楽。芯線はOFCを採用しているので、高音質&高画質で信号を伝送できます。またプラグは金メッキなので、接触抵抗が小さく経年変化にも強い仕様。車載用としてはぴったりです。

リアモニターがない人でも、カーナビにHDMIがあるなら、3mのケーブルをグローブボックスあたりに出しておけば、あとあと何かと便利に使えるかもしれません。

128万円! RSオーディオの3ウェイスピーカー

ドイツのRSオーディオが、スーパーハイエンドな3ウェイスピーカー・システム、RS Master 3 MkIIを発表しました。価格はなんと128万円(税別)! 10%の消費税を加えると140万円越えです。しかし高いですね。消費税。このスピーカーは完全受注生産品で11月中旬からの発売です。

MkIIだから、従来のRS Master 3の改良モデルと思いきや、ほぼ新設計と言っていいでしょう。ウーファーは、新開発の18cm口径。ミッドレンジは10cm、ツィーターは28mmと、従来モデルよりもサイズアップしています。それに伴って重量もアップ。18cmウーファーは、3.14Kgもあるそうです。アルミ合金の無垢材を切削加工したフルバスケットタイプのフレームを使い、取り付け奥行きも88.5mmと超巨大。ゴツいという表現じゃ済まないゴツさがあります。

10cmミッドレンジもウーファー同様の作りで取り付け奥行きは39mm。ツィーターも取り付け深さは31mmもあります。いずれのユニットも、アルミ合金の無垢材を削ってアルマイト加工を施したもの。磁石は強力なネオジウムで、ウーファーはカーボンファイバーの振動板を採用。ミッドレンジはセルロース素材に特殊コーティングを施したもので、ツィーターは特殊コーティング処理を行なったテキスタイルドーム型だそうです。

資料に記載されているのはこの程度で、細かい技術的なトピックスはありませんが、この製品は受注後にひとつひとつ丁寧な手作業によって組み上げられるとのこと。納品時は、専用のアタッシュケースに入れられて送られてくる特別なプロダクトというから、音も素晴らしいんでしょう。きっと。

ちなみに再生周波数帯は、ウーファーが50Hz〜4kHz、ミッドレンジが100Hz〜8kHz、ツィーターが630Hz〜30kHzで、ツィーターが低い帯域まで再生可能なので、2ウェイでも使えそうです。マルチアンプ・システムでの使用を想定しているので、パッシブ・クロスオーバー・ネットワークの設定は無し。これは、無駄になるものが無いので良いと思います。

一般的なカー用のスピーカーとはサイズが異なるし奥行きも深いので、取り付けには大加工が必要だし、取り付け強度も一般的なスピーカーよりも要求されるとは思うので、付いたからといってすんなり良い音が出るとは思えませんが「いや。俺が付けて良い音を出してやる!」という剛気な人はいませんかね(笑)。

ソニックデザインが秋のプレミアムセール&ツアー

東京モーターショーでコンセプトモデルを展示し、ますます小口径に磨きをかけているソニックデザインですが、東京モーターショーが終わったあとの11月9日から12月22日までの各週末に、全国のソニックプラスセンターを巡回する「秋のプレミアムセール&ツアー2019」を開催します。タフですね。

このイベントは、お客さんにソニックデザインの最新サウンドを体験してもらうための販売店協賛イベント。ソニックデザインの公式デモカーのスバル・フォレスターが各地を巡回するほか、各販売店が用意するデモカーと合わせて、ソニックデザインの最新のサウンドをクルマで聴くことができます。

ちなみにソニックデザインの公式デモカーであるフォレスターは、Sonic PLUSのトップグレードモデルを装着。各販売店が用意するデモカーは各自、独自に用意する予定なので、各店舗にお問い合わせください。

実施店舗および開催日は、
11月9日  ソニックプラスセンター大宮(オートブラスト)
11月10日 ソニックプラスセンター神奈川(荒井タイヤ商会)
11月16日 ソニックプラスセンター豊田
11月17日 ソニックプラスセンター金沢(サウンドクリエイト金沢)
11月23日 ソニックプラスセンター山梨(クレアーレ)
11月24日 ソニックプラスセンター柏(サウンドワークス)
11月30日・12月1日 ソニックプラスセンター名古屋
12月7日・8日 ソニックプラスセンター大阪(SOUND21)
12月14日・15日 ソニックプラスセンターいわき(ユーズダイナー四倉店)
12月21日 ソニックプラスセンター京都
12月22日 ソニックプラスセンター京都

当日は、販売店独自のセール特典が用意される予定。またソニックデザインのスタッフがカーオーディオに関する質問や相談に答えてくれるので、ぜひこの機会を活用してください。成約した人には、ソニックデザインのオリジナルの純正ロゴバッジやロゴステッカーのプレゼントもあるようです。

買う買わないはともかく、試聴できるし質問や相談にものってくれるので、収穫はあるはず。近くのソニックプラスセンターに出かけてみませんか?