オーディソンのパワードサブウーファーがアップデート

トライムの「春の新製品祭り」の続きです。オーディソンのパワード・サブウーファーがバージョンアップしました。

今回バージョンアップしたのは20cm(8インチ)ウーファーを搭載したAPBX8AS2(63,000円/税別)と25cm(10インチ)ウーファー搭載のAPBX10AS2(72,000円/税別)の2モデル。今回のアップデートでは、アンプ・モジュールにDBT(ダイナミック・ベース・トラッキング)という新技術を投入し、パフォーマンスの向上を図っています。


このDBTは入力ステージに実装されていて、入力信号をリアルタイムでモニターしています。そしてピークを事前に検知し、人間の聴覚システムに基づいて最適化されたパラメーターを使ってピークのアタックとリリースを事前に処理して歪みを防ぐわけです。その結果、聴感上の音圧や音質を損なわずに、ダイナミックかつ明瞭な低音を、大きな出力でも再生可能。従来の同社パワード・サブウーファーも薄型モデルとはまったく違う本格的な低音を再生していましたが、これはうれしいバージョンアップです。

肩特性がバターワースのローパスフィルターは、カットオフ周波数を50〜300Hzの間で調整可能。フィルターのスロープは-12dB/octです。ボックスは両モデルともシールド・タイプで、内蔵アンプの定格出力は20cmユニット搭載のAPBX8AS2が250W、25cmユニットのAPBX10AS2は400Wのハイパワーです。バスブーストはフェーズ・コントロールも搭載。バスブーストは45Hzを0〜6dBの範囲でアップでき、リモートコントローラーを付属しているので手元での調整も簡単。位相も0〜180度の範囲で調整できます。

サイズはAPBX8AS2が幅380×奥行294×高さ158mm、APBX10AS2は幅460×奥行338×高さ158mm。両モデルとも高さを158mmに抑えているので、ラゲッジルームの横に立てて置いたりすれば、それほどスペースを使わずに済むでしょう。フロアを15cmほど高くして埋め込み、空いたスペースにBit Oneなどのプロセッサーなどを置く手もありますね。これならフロアをフラットに仕上げられます。

音楽を下支えする低音が充実すれば、音楽が厚くなり迫力が高まること確実。純正システムに低音を加えるだけ音はガラリと変わるし、フロントスピーカーを含めてシステムをグレードアップすればクオリティは一気に高まります。低音フェチだからいうわけではありませんが(笑)サブウーファーの追加は、オーディオ・グレードアップの第一歩。ぜひ、サブウーファーの増設をお勧めします。