リーズナブルなディスプレイオーディオも登場

カロッツェリアの新製品はまだまだ続きます。ディスプレイオーディオ(DA)の新製品も登場しました。6.8V型モニターを搭載した2DINサイズのFH-6500DVDです。


カロッツェリアのDAといえば、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したFH-9400DVSやFH-8500DVSがありますが、このモデルはスマートフォンリンクはありません。ただしBluetootnを搭載しているので、スマホないの音楽をワイヤレスで再生できるし、USBに別売のケーブルで接続して音楽を楽しむこともできます。カーナビやメッセージなどはヘッドユニットから操作することはできませんが、曲送りなどの操作はDA側でもスマホ側でもできるし、楽曲情報をDAに表示することも可能。またBluetooth接続時は電話の発着信履歴が見られるし、ハンズフリー通話もできます。音楽が聴ければいいという人には問題ないと思います。

オーディオ部はハイレゾ音源のFLACファイルの再生に対応しています。ただし、ダウンサンプリングではありますが。192kHz/24bitの音源までは再生できるので、32bit音源とかDSDとかを聴かない限り、再生可能です。まあ、これらは数は少ないし、よほどのマニアじゃない限り音源を持っていることは無いと思いますので、普通の音楽ファンなら心配ないかと思います。

またDSPを内蔵し、タイムアライメントや13バンドイコライザーが使えるほかネットワークモードも搭載。3ウェイのネットワークで、フロント2ウェイ+サブウーファー・システムの音のつながりを調整できるし、内蔵4チャンネルアンプをフロントのウーファーとツィーターにそれぞれ割り当てて、個々にタイムアライメント調整することもできます。アドバンスド・サウンドレトリバーは、圧縮音源を圧縮音源をCDの音質に迫る音質で再生できる機能。MP3など、圧縮音源が中心の人には重宝します。

モニターはVGAですがフルHDの動画も再生可能。MPEG4やMPEG2、DivX、Xvid、H.264、H.263、WMVと、多彩なフォーマットに対応しています。ポータブルHDDにも対応しているので、大量の動画やハイレゾ音源をクルマに持ち込んで楽しめますね。

ユーザーインターフェイスはドライバーの好みに合わせてカスタマイズできます。といってもホームキーのアイコンの並び順を変えたり、大きさを変えたりといった程度ですが、使いやすく変えられます。ホームキーやボリュームキー、発話キーなどは画面横のハードキーなので操作がわかりやすいのも良いところです。ただし画面の左側にあるので、右ハンドル車では各キーが遠いかも。海外向けモデルをそのまま持ってきた感じですね。

DVD/CDも再生できます。スロットは画面の上にあるので、モニターは6.8型と少し小さくなっていますが、モニターを開いてディスクを挿入しなくていいので、操作性は良いです。バックカメラやリアモニター、ドライブレコーダーの接続にも対応。多彩なオプション品を加えることも可能です。

遠出はしなくて、近所に買い物へいくだけの奥さん用のクルマとか、セカンドカーなどにはよいかもしれませんね。オープン価格ですが予想価格は3万円前後だそうです。安いですね。