ソニックデザインの新世代コンセプトモデルが面白い

今日、24日も東京モーターショーへ出かけてきました。昨日、見落としたソニックデザインのブースにお邪魔するためです。

ソニックデザインのブースはちょっと変わっていて、中に入れるのは商談をする人だけ。中にはメルセデス・ベンツが置いてあり、たぶんショップがお客さんを連れてきて、購入予定のクルマの新システムはどうするか、相談したりするんでしょうね。もしくはクルマ・メーカーの担当者と、ディーラー・オプション品のスピーカーの相談をするとか。いずれにしても、中に入るには事前のアポが必要なようです。

その入り口近辺の壁際に新製品やら、コンセプトモデルやらが展示していました。その中にあったのが、次世代スピーカーのコンセプトモデル。これは注目です。なにしろ小さい! これまでも小口径がソニックデザインのスピーカーの持ち味でしたが、このコンセプトモデルは、従来の77mmよりも小さい52mm口径。しかもスピーカーとエンクロージャーを一体化したフレームレス構造で、より低歪化を実現しています。


しかも音域は従来の77mm口径のものと同じか、それ以上とのこと。低域から高域まで、これ一つでOKのフルレンジ・ドライバーなんです。この一体型エンクロージャーのサイズは公表されていませんが、メルセデス・ベンツの純正スピーカーの上にバッフルごと載せられるサイズです。メルセデス・ベンツの純正スピーカーはリベットがなく、外したり交換したりが非常に面倒で難しいのですが、このようなクルマにも簡単に付けられます。

これ、うまく使えば、3ウェイスピーカーのミッドレンジを高い位置に配置することができそうですよね。たとえば、マツダ3の3ウェイシステムのミッドレンジなんかです。サイズがサイズなので、どこにでも付けられそうなイメージです。窓への反射が気になる可能性がなきにしもあらずですが、トヨタ車のダッシュボード上のスピーカーと交換するのもアリかもしれません。

価格はまだ決まっていませんが、プレミアム・ラインほどにはならず、カジュアル・ラインのトップグレードやハイグレードあたりの値段で収めたいとのこと。できる限り求めやすい価格で、ユーザーを増やしたいとのことです。まだ、どのお店で手に入れられるのかも決まっていませんが、できればソニックプラスセンターだけではなく、カスタムインストールを得意とするお店でも手に入れられるようになってほしいものです。

自動運転が近づくに連れて、車内でのエンターテインメントも変化しようとしています。まさに、今が過渡期と言えそうですが、自動運転が現実化した時に、カーオーディオ&AVはガラリと変化して、今よりももっともっと楽しくなりそうです。その時に備えて、新世代のカーAV製品は注目していきたいところです。