2月9日から11日までの3日間、大阪南港のインテックス大阪で開催されるドレスアップ&チューニングカーのイベント「大阪オートメッセ2013」。今週末に迫ったこのイベントに参加するオーディオ・デモカーの情報をわかる範囲でお伝えする。
大阪オートメッセは、この手のイベントの中では、カーオーディオショップやメーカー&インポーターの出展が多く、オーディオをカスタマイズしたクルマを見たり、試聴したりするのも楽しいイベント。今年はメーカー系がカロッツェリア(パイオニア)、ケンウッド、ソニックデザイン、ダイヤトーン(三菱電機)、データシステム、ピーウィズ。インポーターがエムズライン、ディナウディオ、そして最近DLSの輸入元となったフェリース・ソニードといったところ。ショップは、サウンドステーション・グループがAVカンサイ、サブライム、ジパング、オートステーションK2の4店で、ほかにエスイズといった名前も出展社リストにある。
|
昨年のオートメッセ。オーディオメーカー&ショップが固まったゾーン |
今年は、メーカーではアルパインが出ないし、ショップも10年連続で出展していた大阪のカーオーディオ・クラブやASデザイン、滋賀のサウンドステーション・ウイニングが出展を見送っているので、例年よりはやや寂しくなる感じだが、それでも試聴可能なオーディオ・デモカーが20台以上はあるので、カーオーディオ・ファンには楽しいはずだ。
|
セレナのデモカー。トゥイーターは付属スタンドで装着 |
中でもダイヤトーンのブースは注目。発売されたばかりの話題のスピーカー、DS-G20(DS-G20のレビューは
こちら)を実際にクルマに装着した状態で聴けるチャンスだ。DS-G20を装着したデモカーは、マツダ・アテンザGTと日産セレナの2台。とくにアテンザはオートサロンのマツダブースにも展示されていたサウンド・スペシャル・モデルで、オートサロンではDS-G50だったフロントスピーカーをDS-G20に入れ替え、DIATONE SOUND.NAVIのサロン&メッセスペシャルモデル&サブウーファーのSW-G50を組み合わせた仕様で展示する。またセレナは、DIATONE SOUND.NAVIのスタンダードモデル、MR-MZ60にDS-G20を組み合わせたシンプルな仕様となっている。他にも、NR-MZ60で純正スピーカーを鳴らすスバルインプレッサ、DIATONE SOUND.NAVIのPREMIとDS-SA3+SW-G50で構成したクライスラー300Cを展示予定だ。
|
制作途中の86のピラー。PRSシリーズスピーカーを搭載 |
カロッツェリアはBMW320iとトヨタ86の2台。BMWはフラッグシップシステム、カロッツェリアXのフルシステム。CDプレーヤーはRS-D7XIII、DSPプリアンプがRS-P99X、パワーアンプはRS-A99Xが3台で、スピーカーはRSシリーズの全4ウェイ構成というシステムだ。もう1台のトヨタ86は、ヘッドユニットにDEH-P01を使用。スピーカーは、PRSシリーズの4ウェイ構成で、フロントスピーカーは17cmセパレート2ウェイのTS-Z172PRSに、6.6cmミッドレンジのTS-S062PRSを加えた3ウェイ構成。さらに25cmサブウーファーのTS-W252PRSをプラスした4ウェイ構成とし、コンパクトなデジタルアンプ、PRS-D700を4台使って鳴らしている。
ケンウッドはオートサロンで発表し、2月上旬に発売する新しい「彩速ナビ」の展示が中心。新「彩速ナビ」はOSををAndroidに変えフルモデルチェンジ。フリック&ドラッグ、ピンチイン/アウトが可能になるなど、スマートフォンに近い操作感を実現した。しかも「彩速ナビ」だけに、操作レスポンスはスピーディ。この操作性の良さは、実際に触って体感してみないとわからないので、カーナビの購入を検討している方は、会場で触ってみるとよい。また新「彩速ナビ」のプレミアム・モデル、MDV-Z700(MDV-Z700のレユビューは
こちら)を搭載したプジョー3008のデモカーも展示。スピーカーは、新「彩速ナビ」と同時に発表されたXSシリーズに変更されており、手軽にいい音が楽しめるシステムに仕上がっている。
|
ケンウッドは新しい彩速ナビ、MDV-Z700搭載のプジョー3008を展示 |
ビーウィズは例年通り、メーカーサイドとショップサイドに分かれ、メーカーサイドにはメルセデス・ベンツCLS350とプジョー308CCの2台を展示する。CLS350はフロントスピーカーを入門クラスとして新発売した
BE-FITに交換。純正の雰囲気を損なわないシンプルなシステムだ。音楽プレーヤーは約7年半ぶりにフルモデルチェンジしたルームミラー型リニアPCMプレーヤー、
STATE MM-1Dを使用。DSPプリアンプのBEWITH STATEを組み合わせ、オートメッセで初公開となる限定モデルの新作パワーアンプで駆動する。プジョー308CCはフラッグシップスピーカー、ConfidenceIIサンライズの3ウェイ構成。やはり新作の限定アンプで駆動する。ショップサイドに展示されるのは、ボーン・トゥ・ランのレクサスRX270、カーオーディオスタジアムのメルセデス・ベンツCLS350&S550L、ヴァイブスのレクサスGS450h Fスポーツの計4台だ。
|
ジパングのデモカーBMW353iのトランク |
ソニックデザインは、車種専用スピーカーの
ソニックプラス、SP-212Mを装着したメルセデス・ベンツEクラス(W212)を展示。ショップのデモカーだが、現時点で判明しているのがジパング。BMW525iはヘッドユニット〜デジタルプロセッサー〜パワーアンプまでがカロッツェリアXで、スピーカーは
モレルの新フラッグシップ機、SUPREMO602にミッドレンジのCDM880を加え、さらにサブウーファーのULTIMO104をプラスした4ウェイ構成という豪華仕様だ。ほかのショップやインポーターのデモカーは、判明次第、随時追加する予定。
いずれにせよ、これだけ多くのオーディオ・デモカーが1カ所に集まる機会はそれほど多くは無いので、カーオーディオに興味がある人は、ぜひ会場に足を運んで実際にデモカーを試聴して見ることをお勧めしたい。
・大阪オートメッセ
・
カロッツェリアのデモカー情報
・
ダイヤトーンのデモカー情報
・
ソニックデザインのデモカー情報