モンスター・ケーブルから全5種類のケーブル登場

M&Mデザインなどの超高級ケーブルが出る前は、高級ケーブルの代表格だったモンスター・ケーブル。最近はホーム用、プロ用、楽器用、ヘッドホン&イアホンなどにシフトしている感がありましたが、久しぶりにカーオーディオ用の新製品が出ました。 今回登場したのは、最上級のラインケーブル「Mシリーズ」のM900iを始め、リーズナブルなM200i、M100iとラインケーブルが3種。加えてスピーカーケーブルのM800SとリモートケーブルのM800R18の計5種類を用意しています。

フラッグシップのM900iは0.5mから1m、2m、3m、5mの計5種類で、もっとも高い5mで50,000円(税別)。0.5mなら24,000円(税別)なので、0.5mで130,000円(税別)のM&Mデザインのフラッグシップ・ケーブルと比べると、ものすごくリーズナブルに感じます。


それはさておき、M900iはモンスター独自の3ウェイ・バンドウィズバランス構造やタイムコレクト構造を採用。ハイ/ミッド/ローの帯域ごとに芯線の太さを変えて3分割したり、周波数の違いによる到達時間の差を補正したりして、全帯域にわたりエネルギーに満ち溢れ、正確な音像定位と奥行き感ある音を再現します。

導体は錫メッキPC-OFC。端子はマイナス側に螺旋状のスリットを8本入れて設置面積を増大させ、伝送効率を高める24金メッキ8カット・ターバインプラグを採用。プラス側にも端子部にスリットを1本入れて設置面積を増大させるスプリット・チップ・センターピンを採用しています。

M200iは2ウェイ・バンドウィズバランス構造やタイムコレクト構造を採用し、導体は高純度OFCを採用。6カット・ターバインプラグやスプリット・チップ・センターピンも採用しています。価格は0.5mで2,900円(税別)から5mで3,800円(税別)まで5種類。M100iも2ウェイ・バンドウイズバランス構造やタイムコレクト構造を採用し、価格は1,200円(0.5m/税別)から2,100円(5m/税別)まで。こちらも5種類の長さを用意しています。

スピーカーケーブルのM800Sは12ゲージと14ゲージ、16ゲージ、18ゲージの太さを用意。すべて2芯並行型で12ゲージが1m1,200円(税別)、14ゲージが800円(税別)、16ゲージが500円(税別)、18ゲージが300円(税別)という価格です。それぞれバルク品も用意しています。

中高域用と低域用に線径を変えた2ウェイ・バンドウィズバランス構造とタイムコレクト構造を採用した高純度OFCケーブルで、プラス側が赤の四角形状、マイナス側が黒の丸形状にして認識性を高めたデザイン。中央から容易に2分割可能な新ジャケットです。

リモートケーブルのM800R18は18ゲージのリモートケーブルで、1mにつき100円(税別)とリーズナブル300m巻きのバルク品(30,000円/税別)も用意しています。超高級ケーブルが音が良いのはわかりますが、ラインケーブルがヘッドユニットより高かったり、スピーカーケーブル代がスピーカー代を超えているのでは「?」マークが付いてしまいます。なによりもバランスが大事。そういう意味ではちょうどよいケーブルかと思います。