楽ナビ2020モデルは全14機種。12機種はHDパネルを搭載

楽ナビの2020〜2021年モデルが全14モデル発表されました。発売時期は11月で、価格はオープンですが最も高い9型モデルで12万円前後。お安い7型モデルは5万円前後の予定です。

美しいHDパネル搭載したモデルが9型モデル1機種、8型モデル3機種、7型の200mmワイドボディモデルが4機種、2DINサイズのモデルが4機種の12機種。これに加え、ワンセグチューナーを内蔵したWVGAモニター搭載モデルが7型で2DINと200mmワイドボディの2機種あります。これで全14機種。多彩なラインナップです。

   AVIC-RQ911
型番で見るなら数字は911/711/511/111の4種類。その前に付くアルファベットのRQが9型モデルでRLが8型機、RWが200mmワイドモデルでRZが180mmの2DINモデルという具合です。つまりAVIC-RQ911なら9型モニター搭載機、AVIC-RZ711なら2DINモデルという具合です。

911と711の違いですが最新地図データバージョンアップの期間です。911は最大3年分のデータバージョンアップがついてきますが、711は最大1年分。この差はデカいですね。511も1年分のバージョンアップは付いていますが、CDの自動録音機能がありません。ざっと見た限り、違いはここだけです。最リーズナブルな111となると地図データの無料バージョンアップは付かないし、CD自動録音機能もなし。地デジチューナーは内蔵していないしHDMIの入出力もありません。実売価格でいうとRZ511が6万円前後、RZ111が5万円前後なので、1万円の違いなら個人的には511以上を手に入れることをお勧めします。

ここまでがHDパネルを搭載したモデルで、111を除けばすべて12セグ/ワンセグのフルセグチューナーを内蔵。残りの2機種は200mmワイドボディのAVIC-RW303IIと2DINサイズのAVIC-RZ303IIで、これは従来モデルの地図データを最新版にしたものと考えていいと思います。プラットフォームは現在の911〜111系よりも一世代前のものでしょう。

まあ、911〜111系も基本的にはマイナーチェンジですが、これまでHDパネルなのかWVGAなのかわかりづらかった型番を整理してラインナップを拡充したという感じでしょうか。911〜111系はすべてHDパネルを搭載、303はWVGAパネルを採用という感じです。

7型モデルは200mmモデルも2DIN機も911から111までフルラインナップですが、9型のRQは911のみ、8型のRLは911から511までの3種類。HDMIの入出力を持っているのは511以上なので、12月に発売される車載Wi-Fiルーター(25,000円/税別)を積んでFire TVスティックを差し込んでおけば、ネットフリックスなどのサブスク・サービスもYouTubeも使い放題です。

いちおうカーナビなのでナビ機能も説明しておくと、20年以上にわたって磨き上げてきた自車位置の測位精度は抜群に優れているし、地図も見やすいもの。スマートループ を活用した渋滞情報や渋滞回避の精度も高いし、年2回配信予定のデータバージョンアップもあるので、地図データは最新を保てます。このような高性能を、楽に簡単に使いこなせるのも楽ナビの強み。

ナビも最先端で最高のものをと望むならサイバーナビでしょうが、最先端でなくていいのでコストパフォーマンスに優れたものを狙うなら、新型楽ナビは良い選択肢かと思います。