小型でリーズナブルなオーディソンの新アンプ

イタリアを代表するカーオーディオ・ブランド、オーディソンから新しいパワーアンプが4モデル発売されます!

新しいパワーアンプは、SRシリーズ。1988年に発売されて以来、コンスタントに改良を重ねてきた、オーディソンのアンプの中で最もリーズナブルなシリーズのリニューアル版です。今回のラインナップは4チャンネル・アンプがSR4.300(48,000円/税別)とSR4.500(55,000円/税別)の2種類。5チャンネル・アンプがSR5.600(62,000円/税別)、モノラル・アンプがSR1.500(55,000円/税別)という構成です。

   SR4.300
   SR4.500
今回のSRシリーズの特徴は、なんといってもコンパクトなこと。もっともコンパクトな4ch機、SR4.300はB5サイズよりも小さい幅190×奥行155×高さ47.5mmなので、シート下のデッドスペースなど、取り付け場所を選ばず設置できそうです。ちなみに出力が大きい4chモデル、SR4.500とモノアンプのSR1.500は幅264×奥行155×高さ37.5mm、5chモデルのSR5.600は幅294×奥行155×高さ47.5mm。すべて十分にコンパクトな作りです。
   SR1.500

   SR5.600
入力はハイレベル入力とRCA入力の両方に対応。純正システムのスピーカー出力を引っ張ってきて接続することもできるし、市販ヘッドユニットのRCA出力を使って接続することもできます。オーディソン独自のUSS(ユニバーサル・スピーカー・シミュレーター)テクノロジーが組み込まれているので、ロー・インピーダンスの負荷を検知して動作する純正システムにも対応してアンプのオン/オフを行います。

出力ですがSR4.300は4Ωステレオ時に85W×4でブリッジ時(4Ω)は250W×2でも使えます。SR4.500は130W×4(4Ω)でブリッジ時(4Ω)は450W×2。SR5.600は4Ωステレオ時に75W×4+330Wですがブリッジ時は230W×2+310Wでも使用可能。モノラルチャンネルは2Ωにも対応していて230W×4(4Ω)+550W(2Ω)でも使えます。モノアンプのSR1.500は1Ωにも対応。出力はそれぞれ500W(4Ω)、800W(2Ω)、1000W(1Ω)です。

SN比はSR4.300とSR1.500が100dBで、SR4.500とSR5.600は105dB。周波数特性は4chアンプおよび5chアンプの4ch部が10Hz〜35kHzで、モノアンプおよび5chアンプのモノラル部は50〜500Hzです。

すべてクロスオーバーを内蔵していて、SR4.300とSR4.500の4ch機はハイパス/ローパスの2ウェイ・タイプ。5ch機のSR5.600はハイパス/ローパス/バンドパスの3ウェイ・タイプを搭載しています。モノアンプのSR1.500はローパスのみ。スロープはSR4.300とSR4.500およびSR5.600の4ch部が-12dB/oct、SR1.500とSR5.600のモノラルチャンネルのみ-24dB/octの設定です。周波数は4ch機が50Hz〜3.2kHzの範囲で調整可能。5ch機はハイパスとバンドパスが50Hz〜5kHzの範囲、ローパスが50〜500Hzの間に設定できます。モノラル機も同じ数値です。

オプションでサブウーファーボリュームコントローラーのVSR-S1(3,900円/税別)が用意されていて、SR1.500とSR5.600のモノラルチャンネルに利用可能。これを利用すれば、サブウーファーの音量を運転席の手元で簡単に調整できるので便利です。

純正システムの内蔵アンプの音が物足りなくて、外部アンプでも足してパワーアップを図りたいなと考えている人には、手軽に追加できるアイテムとして便利かと思います。その際は、リーズナブルなモデルでいいので、スピーカーも同時に替えてみることをお勧めします。