カロッツェリアがアプリユニット、SPH-DA09のバージョンアップを計画。東京オートサロン2013の会場に参考出品していた。
ナビゲーションやインターネットラジオなどの音楽系、SNSといったスマートフォン・アプリを車載機のディスプレイで操作できるカロッツェリアのアプリユニットが発売されたのはiPhone5が登場する前の2012年春。その後iPhone5が登場し、iPhone4Sまでの30ピンDockコネクタからライトニングコネクタに変更され、対応が問題になった。今回のバージョンアップは、iPhone5にも対応するための変更で、アプリユニット本体のファームウェアのバージョンアップで対応。ライトニング→HDMI変換コネクタや別売ケーブルは新たに入手しなければならないが、既存のカロッツェリア・アプリユニット(SPH-DA09&DA05)のユーザーも、無償提供のデータをダウンロードしてアプリユニットに読み込ませることで、iPhone5への対応が可能になるという。
メニュー画面もバージョンアップする |
面白いのはこの接続によってiPhone5とアプリユニットのディスプレイがミラーリングすること。iPhone5とアプリユニットに同じ画像が映り、iPhone5で操作するとアプリユニット側の画面も動く。だからLinkwithモード対応のアプリ以外でも、アプリユニットで使えるようになるというわけ。例えばナビアプリはカロッツェリアLinkwithカーナビゲーションfor iPhoneという有料アプリが用意されているのだが、iPhone標準のマップアプリもアプリユニットで使えてしまうのだ。ただし、iPhoneの表示がそのまま映るわけだから、メニュー画面を含めて縦画面専用のアプリの場合、アプリユニット側には画面の左右に黒みを残して、ディスプレイの中央に縦に小さくiPhoneと同じ画面が表示されるので、使えるのはiPhoneを横に倒したときに画面も横に切り替わるタイプのアプリということになろう。
このアップデート・データは、3月上旬には配布予定で、同時にバージョンアップ済みのSPH-DA09が販売されるはず。興味のある人は1月13日まで幕張メッセで開催中の東京オートサロンに展示してあるので、会場で触ってみるべし。
・カロッツェリア
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