スマホのような操作感。ケンウッド新「彩速ナビ」登場!

ケンウッドが新しい「彩速ナビ」を3機種発表。2月上旬から発売する。

新しい「彩速ナビ」はプラットフォームからOSまでまったくの新設計。発表会時に「某G社のOS以外はすべてメイド・イン・ジャパン」と発言していたことから、OSはおそらくAndroidと思われるが、新「彩速ナビ」は、操作系がスマートフォンに近づいたのがひとつの特徴だ。
画面下中央にホームボタンを装備。これがホーム画面
象徴的なのがメニューボタンを無くして「HOME」ボタンを設けたことだ。画面下の中央にあるのがホームボタンで、これを押すと右が地図で左がAV画面、その下にカレンダーや時計、天気予報などのウィジェットが並ぶという具合。必要な機能にタッチすればその表示が画面全体に広がるあたり、いかにもスマホライクだ。

当然、フリックやピンチイン/アウト、ドラッグ操作も可能。スマートフォンの地図同様、2本の指で地図をつまむようにすれば地図が広域に変わるし、逆に2本の指の間隔を広げれば地図が詳細側に変わる。これらの操作を採用しているナビはすでに他社にもあるが、新しいケンウッド「彩速ナビ」は、その名に恥じぬ早さで動いてくれる。開発時にiPhoneやAndroidのスマホを傍らに置き、それと同等のスムースな動きを目標にしたというが、それが生きている。
フリック、ドラッグ、ピンチイン/アウトとスマホライクな操作ができる
また、あまりにスマートフォンに近づけてしまうと車内での操作には支障がある。スマホでは、メニューを何枚もめくったり、深い階層に入り込んで操作を行ったりするのもなんなくできるが、そのような手数が多い操作は画面を凝視することにもつながり危険だからだ。

そこで考えたのが、開発時に「引き出し」と呼んでいたという新しい操作。実際に触ってみるとすぐにわかるのだが、画面の両サイド各2カ所に指をおいてドラッグすると、左上/左下/右上/右下の順に、MAPウインドウ/AVウインドウ/SRC(ソースセレクト)ウインドウ/TELウインドウが現れる。それはまさに引き出し感覚。動きも思いのほかスムースで確実性も高く、地図の2画面表示やAV+地図の2画面表示、ソース切り替えなどがスピーディにできるのがいい。
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新「彩速ナビ」は、MDV-Z700、MDV-X500、MDV-R700の3タイプあり、すべて車載スペックSSD搭載のメモリーナビ。ディスプレイはワイドVGAで、4チューナー×4アンテナの地デジチューナーを搭載する。

3機種の違いだが、メモリー容量が16GBなのがZ700のみで他の2機種は8GB。Bluetoothを内蔵しているのがZ700とR700で、X500はBluetoothを搭載していない。またZ700とR700のディスプレイには光沢パネルを採用しているがX500だけ低反射タイプだ。

ほかに、Z700とX500にはDVD/CDドライブを内蔵しているが、R700にはDVD/CDドライブが無いという違いがある。つまり、全部入りがZ700で、CDやDVDなどのディスクメディアが不要なデジタルコンテンツ派向けのモデルがR700。Bluetooth不要な人向けのモデルがX500ということになろう。すべてオープン価格だが、想定価格はZ700が13万円、X500が11万円、R700が12万円とのことだ。

スマートフォン連携も、従来モデルより充実。従来機ではiPhoneだけだったスマホアプリのNaviCon連携はAndroidでも対応するようになったし、音楽系アプリのmusic Chefも楽しめるようになった。またKENWOOD Drive info.というアプリも用意。これをスマートフォンにインストールしておけば、天気予報やフリーワード検索、ガソリンスタンド価格表示、駐車場満空情報などを表示できるほか、カロッツェリアナビでおなじみの、スマートループ渋滞情報も取得できる。しかも、スマートループ渋滞情報の対象道路はサイバーナビと同じ全国約70万キロというから驚きだ。情報取得にかかる費用は、1年間は無料。その後の料金に関してはまだ決まっていないとのことだ。

気になるiPhone5への対応だが、公式には対応を唄っていないものの、新「彩速ナビ」はHDMI/MHL入力を装備。これを利用し、ライトニングコネクタ→HDMI変換アダプターを介してiPhone5と新「彩速ナビ」を接続すれば、ナビ画面でiPhone5のビデオやYouTube動画を観られるようになるはずだ。
HDMI/HML入力を装備する
内蔵地デジチューナーは新たに開発したもので、受信エリアをさらに広域化。デジタル音源の対応フォーマットもさらに拡大し、従来のMP3/WMA/AAC/FLACのほか、WAVやVorbis(ogg)の再生も可能。動画もMPEG4/H.264/WMAに対応し、最大64GBのSDXCカードも使えると行った具合に、細かい部分まで進化している。

実走行に関しては後日レポートする予定だが、デモ機を触ってみた限り、かなり使い勝手が良さそうなナビと見た。