パナソニックの新型ミドルクラスHDDナビが登場

新ストラーダ・ミドルクラスは4×4チューナーに

パナソニックのポータブルナビ「ストラーダ・ポケット」の一新と同時に、HDDナビの「ストラーダ」ミドルクラスもモデルチェンジした。CN-HX900D(302,400円)/CN-HW88W(260,400円)/CN-HW850D(249,900円)の3モデルで、CN-HX900Dがブルートゥース内蔵インダッシュモニター搭載の1DIN地デジTV/AVシステム+1DIN HDDナビ(DVD/CDプレーヤー内蔵)という2DIN構成。CN-HW880D(260,400円)とCN-HW850D(249,900円)は地デジ/DVD/CD内蔵の2DIN一体HDDナビで、両機の違いは、ブルートゥースを内蔵している(CN-HW880D)か、していない(CN-HW850D)かだ。

というように、2DIN一体機、CN-HW880DとCN-HW850Dの関係は、従来のCN-HW830DとCN-HW800Dの関係と同じ。これに、フラッグシップシリーズ「Fクラス」の08年モデル、CN-HX1000Dに極めて近い1DIN+1DIN機を加えて、09年「ストラーダ」ミドルクラスを構成したというわけ。という意味では、CN-HX900Dはとってもお買い得かもしれない。

また2DIN一体機も、大きく進化している。内蔵の地上デジタルチューナーは、従来モデルの2チューナー×2アンテナタイプから、より広範囲で12セグの受信が可能な4チューナー×4アンテナタイプへ変更。使いやすさで好評の簡単ツートップメニューはデザインのリニューアルや、検索時のジャンル名称の見直しなどで、使いやすさをさらに高めている。

Googleマップ連携で情報は無限大

そしてGoogleマップとの連携を図ったのが、大きな進化のポイント。これまでも、ユーザー専用サイトの「おでかけストラーダ」で、Web連携を図っていたが、Googleマップで探したお店や観光スポットなどの情報をカーナビに転送して、目的地設定などに活用できるようになったのだ。

しかも、ブルートゥース内蔵機なら、情報の転送は簡単(もちろんブルートゥース携帯電話をお持ちの人に限る)。Googleマップからおでかけストラーダに地点を送信しておけば、クルマに乗り込んだときにナビ画面ののオンラインデータ取得にタッチするだけで、情報を転送できる。自分で作った地図の地点情報も転送できるので、インターネットからうまく拾えば、情報は無限大だ。


HDDにリッピングした音楽の音質も改善。最大4,000曲リッピングできる標準モードに加え、ビットレートを上げて曲数を約2,500曲に減らした音質優先モードも用意して、曲数優先か、音質優先かを選べるようになった。またiPodとの連携も強化。iPhoneを始め、現行のiPodが接続でき、ナビのタッチパネルでの操作、充電ができる。ただし、iPodのビデオの再生には対応していない。

このように進化した09年ミドルクラスの発売は6月1日からの予定。

【関連リンク】
・パナソニック