アルパインが新型リアビジョンナビを発表

アルパインが「リアビジョンナビX08プレミアム」を発表。5月上旬から発売する予定だ。10.2インチWVGAディスプレイ採用のフリップダウン式モニター=リアビジョンを付属したVIE-X08RVと、リアビジョン未装備、2DINサイズのAVナビ本体のみのVIE-08の2機種で、VIE-X08RVはさらにモニターがグレーの-VGとゴールドの-GBの2タイプある。価格はオープンだが店頭ではVIE-X08RVが25万円前後、VIE-X08が22万円前後と予想される。



特徴は

  • 高音質と高画質の追求
  • 差分更新を活かした鮮度の高い地図
  • 通信機能&パソコン連動の強化
  • 別売カメラをプラスした時の強力なドライブアシスト
  • リアビジョンの使い勝手の向上
といったあたり。

iPodやUSBに保存した圧縮音源のデジタルダイレクト伝送や、HDDのリッピングへの独自のコーデックチューニングの採用、音質対策パーツの多用などで音質を追求したほか、高輝度ホワイトLEDバックライト搭載のWVGA液晶の採用や画素単位で画像の濃淡を自動補正するライブコントラストの採用、動画応答速度の高速化などで画質を追求した。

地図更新は2010年版地図ディスクが無料で配布されるほか、年に5回ほど、高速道路のデータ配信を予定。ナビ購入後に開通した高速道路が、少し待てばナビの地図に反映される。この新設高速道路の情報配信は、携帯電話によるデータ通信、もしくSDカードによるデータ転送でできる。

またゼンリンデータコムのインターネット地図サービス「its-mo Drive」と連動し、パソコン上で作ったドライブプランを簡単にナビに転送できるし、地元に精通した推薦人が選んだおすすめスポットの自動配信もできる。さらに別売のフロントカメラを接続すれば、あらかじめ登録した地点に連動して画面をフロントカメラの映像に切り替えたり、車速が落ちた時に自動的にカメラ映像に切り替えたり。これは見通しの悪い交差点などで役立つ。

リアビジョンモードは、地デジやDVDビデオなどの音声を、前席のみ、後席のみなどに簡単に切り替えられる機能。子供がリアビジョンでアニメを楽しんでいるとき、ドライバーのお父さんがアニメの音を聴きたくないと思ったら、リアビジョンモードを後席に切り替え。こうすれば、聞きたくないアニメの音をフロントスピーカーから聴かずにドライブできるというわけ。もちろん、ナビの音声ガイドはフロントスピーカーから聞こえる。

地デジチューナーは高性能の4チューナー×4アンテナタイプ。チューナーが本体に内蔵されているのはもちろんのこと、B-CASカードも本体内蔵だ。

このリアビジョンナビX08プレミアムのターゲットは団塊ジュニアのミニバンユーザーとのこと。アルファードなどの高級ミニバンに、純正ナビ+後席モニターを加えると、思いの外高くてびっくりする金額だが、それに比べると低コストでナビ+リアビジョンを導入可能。オーディオレスでクルマを購入して、リアビジョンナビX08プレミアムをシステムアップするのもひとつの手。純正のステアリングリモコンが使えるアダプターやリアカメラ/フロントカメラ、ETC、VICSなどをリアビジョンナビに加えたとしても、十分にお釣りがくる。なお、フリーモニタータイプのリアビジョンや各種カメラ、ビーコンなどのアクセサリー、地デジチューナー等も同時発表。5月以降に順次発売する予定だ。

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