グラウンドゼロから最新セパレート2ウェイ・システム

こんな時期ですが新製品は発表されています。今回は、ドイツのカーオーディオ・ブランド、グラウンドゼロのスピーカー。16.5cmセパレート2ウェイ・システムのGZRC165.2SQ-IV(38,000円/税別)です。


振動板が光ってはいませんが、ウーファーの振動板にはアルミニウムを用いているそう。ツィーターは25mmのシルクドーム型です。特徴はウーファーに3Ωのボイスコイルを採用していること。アンプへの負担はありますが、一般的な4Ωよりも効率が高く能率90dBのエネルギッシュなサウンドが楽しめます。

またウーファー端子の近くにクロスオーバーを搭載しているのも特徴。ツィーター 用のクロスオーバーも別に付属しているので、バイアンプ接続も可能というわけです。DSPを利用したシステムだと、ツィーターとウーファーにそれぞれ別のパワーアンプを接続するわけで、この場合にパッシブ・クロスオーバーネットワークとタイムアライメントを組み合わせることもできるので便利ですね。

ツィーターは砲弾型のハウジングも付属しているので、ダッシュボードの上に置くような簡単な取り付けにも対応。もちろんハウジングを外してAピラーに埋め込むインストールも可能です。ウーファーのフレームはスチール、マグネットはフェライトとオーソドックスな作りですが、ドイツ製らしいダイナミックなサウンドが楽しめると思います。

ツィーターのネットワークには+2dB、0dB、-2dBに切り替え可能なアッテネーターを搭載。まあ、DSPを使っていれば、それでレベル調整ができるので不要でしょうが、ネットワークでの調整も可能です。

ウーファーの取付穴径は142.5mmで取付奥行きは68mm。まあまあ深いほうです。再生周波数帯域は35Hz〜26kHz。定格入力は120Wなので、まあまあ出力が大きいパワーアンプを接続しても大丈夫だし、能率が90dBなので内蔵アンプを使ってもそこそこ鳴ってくれると思います。という意味では、使い勝手は良さそうです。

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されて、出歩くのを自粛している人も多いと思いますが、逆に言えば家で欲しい商品を選ぶチャンスでもあります。最終的にはお店に行って試聴してみるのが一番ですが、その前に気になる商品をじっくり見比べてみて、好みの製品を選んでみませんか。