ブラムのサブウーファーが計7種類登場

Liveシリーズ、Relaxシリーズともにリニューアルしたブラムですが、サブウーファーもLiveシリーズ、Relaxシリーズともに一新しています。

Liveシリーズは25cm口径のLS P25(34,000円/税別)と20cm口径のLS P20(26,000円/税別)の2種類。インピーダンス2Ω×2のデュアルボイスコイル・タイプです。出力音圧レベルはLS P25が92.5dB、LS P20が89.4dBで再生周波数帯域はLS P25が30〜500Hz、LS P20が35〜500Hz。両モデルともシールド・タイプのエンクロージャーを推奨していて、容量はLS P25が15〜45リットル、LS P20は10〜25リットルが推奨です。

   LS P25
   LS P20

取り付け奥行きはLS P25が140mm、LS P20が122mm。オーソドックスなサブウーファーですが、ギーさんが作ったものだから期待ができます。実はギーさん、無類の低音好きなんですよね(笑)。まだフォーカルにいてカーオーディオ部門の責任者をやっていた時代、フランスでのセミナーに取材に行ったことがあり、そこでギーさんのクルマの音を聴く機会があったんですが、その低音の音圧とクオリティには驚きました。そんなギーさんが作ったサブウーファーだから、悪いわけがないと思うわけです。

Relaxシリーズのサブウーファーはユニット・タイプが3モデル、ボックス・サブウーファーが1モデルです。ほかに、25cm薄型サブウーファー用のボックス単体(ユニット無し)も用意されています。
   R12

ユニット・タイプは30cm口径がR12(16,000円/税別)とRS12(18,000円/税別)、25cm口径のRS10(16,000円/税別)の計3種類です。R12は取り付け奥行き138mmとオーソドックスなサブウーファーですが、インピーダンス2Ωで出力音圧レベル94dBの高能率。推奨容量20〜50リットルのシールド・ボックス、または30〜50リットルのバスレフ・ボックスのどちらでもOKな使いやすさがあります。

RS12とRS10はスリムなボディが特徴。取り付け奥行きはRS12が67mm、RS1066mmとLiveシリーズの165mmウーファーよりも短い奥行きです。Relaxシリーズの165mmウーファーと比べても3〜4mm長い程度でしょうか。
   RS12
   RS10

だから取り付けスペースに制限のある車にはぴったり。薄く仕上げたエンクロージャーでも迫力の低音を再生してくれます。再生周波数帯域はRS12が30〜500HzでR12と変わらず。RS10でも35〜500Hzと、低い方が5Hz上がっただけですから、十分でしょう。

推奨エンクロージャーはシールドで、RS12が15〜40リットル、RS10は10〜30リットルでOK。RS10専用の別売ボックス、CR25(15,000円/税別)もシールド・ボックスでユニットが下向きに付いてゲタを履いたようなスタイルをしています。おそらくラゲッジルームの床をプレッシャーボード代わりにして、低音を車内全体に広げる造りなのでしょう。これなら上に荷物を載せても大丈夫です。
   CR25

出力音圧レベルはRS12が87.5dB、RS10で86.2dBと、R12に比べると少し低いですが、この薄いボディは魅力。サブウーファーになるべくスペースを取られたくないから導入を悩んでいる人には強い味方です。

最後にボックス・サブウーファーのCR30(34,000円/税別)。これはバスレフ・エンクロージャーにR12を入れたモデルですが、インピーダンスが4Ωなので2Ω対応ではないパワーアンプでも使いやすいと思います。サイズは幅500×奥行200×高さ360mm。3万円台のお手頃価格で手に入れられる、気持ちの良い低音です。
   CR30