オーディオテクニカが2種の制振材を5月中旬に発売予定

オーディオテクニカがドアチューニング材として人気の「Aquiet(アクワイエ)」シリーズの、2種類の新製品を追加。5月中旬から発売を開始する予定だ。(2011/4/12)

ひとつは、AT584R(2,380円)。側面衝突からクルマの乗員を守るためにドア内に装備されているインパクトビームを制振するための制振材だ。このインパクトビームは、中が空洞のものが多いため、ドアのスピーカーの音が共振して、音楽を濁らせてしまうケースもある。その共振を抑えて音楽をよりクリアに再現するために効果を発揮するのがAT584Rだ。素材は比重2.7と高比重のヴァージンブチル。厚さは2.1ミリで、長さ250×幅50ミリのものが4枚入っている。1枚あたりの重さは80グラム。片側のドアに通常なら2枚、インパクトビームが長いクルマなら4枚を片側に貼って使う。

AT584Rは4枚でワンセット
粘着性に優れ、凹凸に対する追従性が高いため、ヒートガンなどの専門工具が無くても施工可能。粘着面は作業時のベタつきが少なく、温度変化に対して強い特性を持っているので、真夏の暑い時期から冬の寒い時期まで、どんな気温に対しても音質変化を最小限に抑えてくれる。角を丸めたカットをしてあるのは、縦横方向の制振効果のムラを抑えるとともに、はがれにくくするためだ。ドアのスピーカーから出る音が、なんかモヤッと感じるようなら、AT584Rで解消できる可能性大だ。

もうひとつのAT582R(2,940円)は、インナーパネルやアウターパネル、ドアの内張りなど、ドアパネル全般に使用できる多目的ドアチューニング材。長さ62.5×幅50ミリにカットした制振材が、20枚入っている。
AT582Rは20枚入り
素材はAT584Rと同じく、比重2.7の高比重ヴァージンブチル。厚みも同じく2.1ミリで、重さは1枚あたり19グラムだ。こちらも作業時のベタつきが少なく、温度が変化しても音質変化を最小限に抑える使用。専門工具が無くても、しっかり粘着するし、制振効果のムラや剥がれを抑えるために、角を丸めてカットしてある。スピーカーから出る音によって共振している部分に貼ってうまく抑えてやれば、より音楽がクリアに生き生きと再生できるようになることウケアイだ。

オーディオテクニカ


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