パナソニックのPND、ストラーダ・ポケットがモデルチェンジした。新しいストラーダ・ポケットは5機種9モデルのラインアップ。モニターサイズは7型ワイドと5型ワイドの2タイプで、カー用品ルートと家電ルートのモデルで型番が異なるので、同じ7型VICS付きモデルでもCN-MP700VD-K(カー用品ルート)/CN-SP700VL-K(家電ルート)の2モデルとなる。以下、7型VICS無しモデルがCN-MP700D-K/CN-SP700L-K、5型VICS付きモデルがCN-MP500VD-K/CN-SP500VL-K、5型VICS無しモデルがCN-MP500D-K/CN-SP500L-Kで、計8モデル。これに家電ルートのベーシックモデル、CN-SP300L-Kを加えて全9モデルという内訳だ。
CN-MP500VD-K
CN-SP700VL-K
全モデル、ナビデータの収録には8GBのマイクロSDHCカードを採用。また全モデル、ワンセグチューナーを内蔵しているので、テレビ番組が楽しめる。ベーシックモデルのCN-SP300L-Kを除けば、MP3/WMA再生機能を搭載しているので、SDメモリーカードに保存した音楽データの再生も可能。またCN-SP300L-K以外は加速度センサーとジャイロセンサーを組み合わせた3Dハイブリッドセンサーを搭載しているので、GPSの信号を受信できない場所でも、わりと正確に自車位置を表示できる。
すべてに共通する特徴は、ランドマークセレクトと迂回ルート探索機能の搭載だ。ランドマークセレクト機能は、画面上のアイコンにタッチすると、駐車場やガソリンスタンド、コンビニなどのランドマークをすばやく地図上に表示できる機能。いちいち周辺検索しなくても、今いる場所の近くにある施設がすばやくわかるのがいい。表示できるランドマークは最大5種類。初期設定でユーザーが表示したいランドマークをカスタマイズできる。
迂回ルート探索は、ワンタッチで元々のルートとは違う迂回ルートをすばやく探索する機能。例えば、ルートの先に渋滞があるとき、迂回ボタンにタッチすれば、渋滞を回避するルートを見つけてくれる可能性もある。ただし、本来のカーナビの渋滞考慮リルートとは、区間旅行時間がわかる光/電波ビーコンからのVICS情報を取得しなければならない。そのため、迂回ルート探索は渋滞考慮ルート探索とは違うのだが、ワンタッチですばやく迂回ルートを見つけられるので、手動で渋滞を避けるルートが見つかる可能性があるということだ。
検索データには、従来モデルに搭載されていなかった個人宅電話番号データベースが2,100万件加わり、タウンページの約890万件と合わせて、約3,000万件の電話番号検索が可能になった。詳細市街地図は全国1,022都市を収録。住所検索データは約3,700万件分収録するなど、地図および検索データベースは充実している。加えて、ストラーダ・ユーザー専用の地図情報サイト「おでかけストラーダ」や「Googleマップ」と連携して目的地を検索&設定できるので、目的地を探せなくてルート探索できないといった心配はないだろう。
フルフラットタッチパネルディスプレイを採用したデザインはシンプルで上質。上質なインテリアを持つ輸入車に装着しても違和感なく馴染みそうだ。この新ストラーダ・ポケット、発売は4月16日の予定だ。
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ストラーダ・ポケット2010年モデル発表!
3/19/2010
Ishida Isao