ベンツCLクラスのオプションでソニックデザインが選べる

ソニックデザインがメルセデス・ベンツの新型CLクラス専用オプショナル・サウンドシステムを開発。メーカー装着オプション「CL Sound Suite」として、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて販売される。(2011/2/9)



この「CL Sound Suite」はメルセデス・ベンツ日本とソニックデザインのコラボレーションによって生まれた完全受注制作方式コンプリート・カーオーディオ開発プロジェクトとしては「CL 550 Sound Suite」「CLS Sound Suite」に続く3作目。前2策は特別仕様車として販売されたが、「CL Sound Suite」新型CLクラス全車で注文可能なオプション品として販売される予定。受注後、ソニックデザイン本社にて選任技術者が一貫して架装作業を行い、装着後にメルセデス・ベンツ日本の車両整備センターで純正としての厳しい基準にクリアしていることを検査・確認した上で、登録・納車される。したがって、ソニックデザインでの直接販売や単独での販売は行わない。

左右スピーカー+サブウーファー+デジタルプロセッサーアンプで構成

「CL Sound Suite」はスピーカーが、専用設計のアルミダイキャスト製エンクロージャーにソニックデザインの最高級グレード52mmワイドレンジドライバー・SD-N52Nを4個組み込んだ一体型フルレンジドライバー・モジュール「The Suite Unison-Array」が2個と、77mmマイクロウーファーユニット・SD-N77Nを4個組み込んだサブウーファー・モジュールの「The Suite Super-Bass」という2+1の構成。これに特別仕様のデジタルプロセッサーアンプが組み合わせられる。

2個の「The Suite Unison-Array」は左右のフロントドアに装着。「The Suite Super-Bass」はパーセルシェルフとボディフレームの隙間に収まる設計だ。デジタルプロセッサーアンプは幅297×奥行210×高さ58mmで、CLクラス専用アタッチメントによってリアバルクヘッドとトランク側ライニングの間の車載機器収容スペースに固定している。車室内やトランクルーム内に一切の突起物がなく、車両の修理や整備も容易に行える設計だ。加えて、システム全体の軽量化と省電力化を図っているため、車両側への負担も少ない。

純正の室内環境を損なわない設計
ソースユニットは純正システムを使用。コマンドコントローラーを含めて、純正の操作性を一切損なうことがなく、多彩なオーディオ/ビジュアルソースを快適に操ることができる。一般的に純正システムを使って高級オーディオをシステムアップした場合、純正システムからアナログ信号を取り出す際の音質劣化によって、高音質再生にも限界があるものだが、「CL Sound Suite」では「SonoRevive」という独自技術によって高精度にアナログ音声出力を抽出。音質劣化を最小限に抑え、純正ソースを高音質再生できる。加えて、CLクラスの車体形状や車室内音響特性に最適化したチューニングを、1台ごとに綿密にほどこしているため、純度の高い良質なサウンドが楽しめる。

大音量で聴いても、車外への音漏れがないないのも、エンクロージャーを採用したソニックデザイン・システムの良さ。周囲への迷惑を気にせずに、音楽に浸ることができる。またリバースギア選択やドアの開閉と連動して音量が上下したり、乗車人員に応じて音場や音質を自動調整するカーオートメーション機能も、高級システムにふさわしい。これから新型CLクラスの購入を考えている音楽好きは、ぜひ「CL Sound Suite」の導入を検討してみてはいかが?

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