ヘリックスの新エントリー・アンプ「Blueシリーズ」登場

ドイツのオーディオテック・フィッシャー社のカーオーディオ・ブランド、へリックスから、コストパフォーマンスに優れたパワーアンプ「Blueシリーズ」が登場。2月中旬から発売を開始する予定だ。(2011/2/2)



新しいBlueシリーズ・パワーアンプは、80W×2の2chアンプ・B TWO Blue(33,600円)と60W×4の4chアンプ・B FOUR Blue(50,400円)、60W×4+250Wの5chアンプ・B FIVE Blue(63,000円)の3機種。ヘリックスは、プレミアム・カーオーディオ・ブランド「ブラックス」の兄弟ブランドだけに、ブラックスのフラッグシップ・パワーアンプ「MATRIXシリーズ」にも似たデザイン。2chモデルのB TWO Blueあたりは「ベビー・マトリックス」といった雰囲気だ。

80W×2の2chアンプ・B TWO Blue(33,600円)

リーズナブルとはいえ、電源部のスイッチングデバイスはMOS-FETのパラレル駆動し、大型トロイダルトランスや大容量コンデンサーを組み合わせて、強力な電源を構成。パワーアンプ部のファイナルデバイスにもMOS-FETを採用して、パワーを引き出している。

内蔵クロスオーバーは、ハイパス/ローパス切換式。クロスオーバー周波数は15Hz〜4.0kHzの範囲で調整できるから、4chアンプのB FOUR Blueなら、フロント2ウェイ・スピーカーをマルチ駆動するのに、ほかのクロスオーバーやデジタルプロセッサーは不要。簡易的な2ウェイ・マルチアンプシステムを、B FOUR Blueで組むことができる。B FIVE Blueなら、フロント2ウェイ+サブウーファーのシステムにも対応する。

付属の専用コネクターでハイレベル入力に対応しているので、純正システムなど、プリアウトを持たない機器でも、スピーカー出力を利用して接続が可能。45Hzの低音を最大18dBまでブーストできるバスブーストも搭載している。トップパネルのHELIXのロゴは、電源オンで点灯する。

【主な仕様】
■B TWO Blue
●出力:80W×2(4Ω)/120W×2(2Ω)/200W×1(4Ωブリッジ)●周波数特性:10Hz〜30KHz●歪み率:0.03%以下●SN比:95dB以上●入力感度:0.2V〜6.0V●入力インピーダンス:22kΩ(Low)/1kΩ(High)●ダンピングファクター:200以上●外形寸法:幅260×高さ50.5×奥行250mm●質量:4.0Kg

■B FOUR Blue
●出力:60W×4(4Ω)/90W×4(2Ω)/180W×2(4Ωブリッジ)●周波数特性:10Hz〜30KHz●歪み率:0.03%以下●SN比:95dB以上●入力感度:0.2V〜6.0V●入力インピーダンス:22kΩ(Low)/1kΩ(High)●ダンピングファクター:200以上●外形寸法:幅260×高さ50.5×奥行330mm●質量:4.9Kg

■B FIVE Blue
●出力:60W×4+250W(4Ω)/90W×4+320W(2Ω)/180W×2(4Ωブリッジ/AB-ch/CD-ch)●周波数特性:10Hz〜30KHz●歪み率:0.04%以下●SN比:95dB以上●入力感度:0.2V〜6.0V●入力インピーダンス:22kΩ(Low)/1kΩ(High)●ダンピングファクター:200以上●外形寸法:幅260×高さ50.5×奥行420mm●質量:4.9Kg

【関連リンク】
・エムズライン