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カーナビの試乗インプレッション、カーオーディオ機器の試聴。気になる製品を徹底的にテスト!

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スズキの全方位モニターが市販ナビでも見られます

スズキの全方位モニター付き車に乗っている人はいますかね。確かに便利だけど、これを使うとナビを市販モデルに変えられないんですよね。それが残念なんですが、3Dビュー機能無しの全方位モニター付き車であれば、市販ナビに替えても全方位モニターの映像を写し出せる変換アダプターがワントップから出ました!

このTPS087BA(10,780円/税込)は平成29年12月から現在までのラパンのほかイグニス(H29/12〜R2/2)、スイフト/スイフトスポーツ(H29/9〜R2/5)、ソリオ/ソリオバンディット(H29/12〜H30/7)、ハスラー(H27/12〜R2/1)、ワゴンR/ワゴンRスティングレー(H29/9〜R2/1)の各車。原稿車ではラパンだけに限られますが中古車を手に入れt全方位モニターがついていたら、ナビを市販機に替えても全方位モニターを利用できるんですね。これ便利です。

純正互換のボタンスイッチが付属していて、これをボタンホールに設置すれば、後付け間のない自然な見た目。10Km/n以下の状態でボタンを押すかギアをRに入れると全方位モニターの映像が表示され、各ビューの切り替えもボタンスイッチでできます。

全方位モニターを活かしたいからカーオーディオのグレードアップを諦めるというのはもったいないものですが、そういう人も多いことでしょう。これを使えば、高性能な市販ナビに変えても全方位モニターが使えるので、市販ナビに替えて音を良くしたいものです。Amazonでも買えます。

JVCケンウッドが開発したHUDの新技術が興味深い

4月9日の発表なのでちょっと古いネタですが興味深いので紹介しておきます。HUD(ヘッドアップディスプレイ)は市販ナビではイマイチ売れていませんが純正ではADAS(先進運転支援システム)として普及が進んでいます。でも特殊ガラスを使っているのでコストがかかってしまうのが現状。フロントガラスの表と裏で二重像が生じてしまうので、それを解消する特殊ガラスが必要なわけです。

その二重像の解消を特殊ガラスを使わず普通のガラスで実現したのが、JVCケンウッドが開発した新技術。従来はダッシュボードから画像を投射し、フロントガラスの反射を用いて画像を映し出す方式だったんですが、ガラス自身の表面反射を利用することになり、その裏面の反射が二十蔵を原因となっていたんですね。それを防ぐために、面と裏面にわずかな角度を付けたくさび型特殊ガラスが必要だったんです。

JVCケンウッドが開発した技術はガラス表面反射と裏面反射の光路を最適にほどこすことによって一般的な閉口ガラスのフロントウインドウでも違和感の少ないHUD表示を実現しています。高価なくさび型特殊ガラスは不要だし、凹面鏡に新たな合額部品を追加することも不要。HUDトータルでコストダウンを実現しています。従来のフロントガラスが使用できるということは、市販品が出てくる可能性もありですね。
開発したプロトタイプ

この技術に関しては国内特許登録が11件で出願中が7件。海外特許ものべ18件の登録をしています。ADASがより身近なものになりそうな技術だけに、既存のクルマへ実装できそうな製品をぜひ出してもらいたいものですね。

Pioneer Smart Syncアプリがアップデート

スマートフォンリンクに対応したカロッツェリアのメインユニットを使っている人はいますかね。MVH-7500SCなどがそのモデルです。Pioneer Smart Syncというスマホアプリ(iOSとAndrroid向けの両方あり)を」使えばさまざまなアプリケーションや機能を楽しめるようになるんですが、そのPioneer Smart Sync自体もVer3.3にアップデートして、より使いやすくなっています。

なにがアップデートしたかというと、Amazon Alexaの表示カードに対応したことがひとつ。すでにAlexaには対応していたんですが、Alexaと対話すれば必要な情報が画面に表示されるようになり、よりわかりやすく使いやすくなっています。

また画面デザインをカスタマイズできるインターフェイスも採用。画像や動画がそれぞれ数種類用意されていて、背景を好みのBGP(バックグラウンドピクチャー)やBGV(バックグラウンドビデオ)に設定することができます。

さらに画面を上下にフリックするとボリュームのアップ/ダウンができたり、ホーム画面に置ける機能アイコンの数が6種類に増えたり、より使いやすいインターフェイスになっています。置き方も、画面下に横並びで置けるDashモードと左右に3つずつ置くMuxicモードが選べるなど、カスタマイズ性も高まっています。

Alexaに聞けば天気もわかるし周辺施設の情報も教えてくれます。その候補一覧から行きたい施設を選択するとナビアプリが自動で起動して、目的地設定やルート探索も手軽に。オーディオをがっつり付けた人は、いまさらスマートフォンリンク対応機に変えるなんてことはないでしょうが、それとは別のセカンドカーとか、ちょい乗りに利用する奥さん(またはパートナー)用のクルマにとかにはちょうど良いかもしれませんね。

史上最強のゴリラを超える2021モデルが登場

東京五輪のワールドワイドオリンピックパートナーでもあるパナソニックは昨年、2020年の開催を見越してゴリラ史上最強モデルを発売しましたが、新型コロナウイルス の影響で残念ながら五輪は延期に。さすがに今年はやる気が失せているのでは? と思っていましたがゴリラ史上最強の2020年モデル以上に性能を高めたモデルを出してくれました。CN-G1500VDです。

このモデル、全国の市街地図を100%カバーする全国どこでも市街地図を搭載しているのは昨年モデルと同じですが、GPSモジュールを一新して、準天頂衛星みちびきの24時間受信に対応しています。昨年モデルはみちびき1号機のみの対応だったから受信できる時間に制限がありました。それでも十分、測位精度は高かったのですが、新モデルは24時間1から4号機のいずれか(3号機は静止衛星なので非対応)のみちびきが天頂近くにいるため、常に高精度な測位が可能になるわけです。高いビルが立ち並ぶ市街地などではとくに高い精度を発揮してくれそうです。

さらにGPSとみちびき、ロシアの衛星グロナスを加えたトリプル衛星受信とGジャイロまで手伝って測位をサポートしているわけなので、本格ナビ並みの測位精度と言っていいでしょう。

また全国どこでも市街地図は地方の町を走っている時の安心感が違います。というのも多くの人は、地方に出かけた時、地図情報のスカスカぶりに不安を抱いた経験があるかと思います。ところが全国どこでも市街地図なら、建物があれば家形が表示されているから町中であれば地図のスカスカ感は感じません。これだけでもかなり安心感が増しますね。

最大3年間に1回は全地図更新が無料でできるし、部分地図更新なら3年間何度でも無料で可能なあたりも太っ腹。加えてVICSワイドの情報をもとに、スイテルート案内で渋滞を回避してくれるので、渋滞に巻き込まれるリスクも軽減できます。さらに安心・安全サポートも充実しているし交差点拡大図等もカラフルで分かりやすいもの。これだけ至れり尽せりのナビはスマホでは無理でしょう。

昨年モデルはゴリラ史上最強でしたが、早くも史上最強を超えるモデルが出てしまいました。シンゴジラならぬ史上最強のシンゴリラとでも呼ぶべきでしょうか(笑)。オープン価格の商品ですが、実売では65,000円(税込)前後で売られそうです。発売は7月上旬の予定です。

今、電源強化がブーム。安定化電源のすごいの出ました

ハイエンド・オーディオの世界では今、ホーム、カーを問わず電源系の強化が熱いようです。光城精工のアース強化ボックスなんかがいい例ですね。ドイツのハイエンド・カーオーディオ・ブランド、マイクロプレシジョンからもすごいの出ました。オーディオレギュレーターというか安定化電源の7-Sreries DC/DC Conberterです。

価格は352,000円(税込)と、ちょっといいアンプが買えるほどの金額ですが、マイクロプレシジョンの7-Series MONO Amplifierと同一の筐体デザインとサイズだから、複数台を並べて設置してもレイアウトしやすいのが良いところ。なにしろ7-Series MONO Amplifierは1チャンネル分で704.000円(税込)ですからね。ステレオだと約140万円、さらに2ウェイ・マルチアンプ・システムだとその倍と、どんどん高額になるわけですから、安定化電源が約35万円といわれてもしょうがないと思えるのかもしれません。僕には無縁の世界ですが(笑)

この安定化電源は接続するオーディオ機器の動作電圧に合わせて、サイドパネルに備えたディップスイッチで、出力電圧を調整できます。設定できるのは12.6Vから15.5Vの範囲で9パターン。出力電圧は定格で90Aに対応しているので、1台あれば6台の7-Series MONO Amplifierを接続できるというわけです。

となるとパワーアンプだけで450万円以上。約35万円の安定化電源も安く感じられます。いや、無理か(笑)。金額はともあれ、これがあれば車両側の電圧変動の影響を受けずに、クリーンで安定した電源電圧をパワーアンプやプロセッサー等に供給することが可能で、上質なHi-Fiサウンドを楽しむことができます。良い音のためなら金に糸目はつけないという太っ腹な人にはおすすめです。

モンスターからラインケーブルM700iが発売に

今でこそバカっ高いケーブルはたくさんありますが、かつてハイエンドのカーオーディオ・ケーブルはほぼモンスター・ケーブル一択だった時代がありました。僕もライン・ケーブルを使っていたことがあります。

そんなモンスター・ケーブルから、Mシリーズのライン・ケーブル、M700iが出ました。フラッグシップのM900iに続くモデルです。しかし、今となってはリーズナブルに感じてしまいますね。

このモデルは、上位モデルと同様の3Wayバンドウィズバランス構造やタイムコレクト構造を採用。錫メッキ処理を施した高純度無酸素堂でトリプル・ソリッドコアを形成した導体素材で、高解像度かつスピード感があり、コントラスト豊かでエネルギッシュなサウンドを聴かせてくれます。

RCAプラグの接合部分は、コールド側に12カットのスリットを螺旋状に施すことでコンタクトを強固にする12cutターバインプラグを採用。ホットピンはセンター部にスプリット(中割れ)を入れ強力に圧着させるスプリット・チップ・センターピンで、大きな設置面積と確かな伝送を確保しています。

導体の外径サイズは7.8mmφで、耐熱性・耐摩耗性に優れたデュラフレックスジャケットを採用。柔軟性にも優れているので、扱いやすいケーブルです。価格は0.5mが16,500円、1mが17,600円、2mが19,800円、3mが22,000円、5mが25,300円(すべて税込)。最近の高額ケーブルから見ると、ほんとリーズナブルです。これでギフトボックスに入り、白手袋やロゴ入り巾着袋も付属しています。

個人的には、機器のグレードアップをすべてやり尽くしてもう何も手をつけるところがないと思った最終手段としてケーブル類のグレードアップを行うと考えているので、普段使いのケーブルには、これくらいのものがちょうど良いかもしれません。

スイフトに続きホンダN-ONEにも9型ナビを

カナックが大画面ナビへの対応を積極的に推し進めています。先日のスズキ・スイフトに9型ナビを取り付けられるインストレーションセットに続き、ホンダN-ONEに9型ナビを取り付けられるカーAVインストレーションセット、TBX-H011(27,500円/税込)を発売しました。

対応車種は令和2年11月以降に発売されたN-ONEのオーディオレス車。ナビ装着用スペシャルパッケージ車も含みます。またスポーツグレードのRSにも対応しているのがいいですね。

このクルマの場合、メーカー・オプションのナビは最大で8インチですが、より大画面の9型が選べるようになるわけですから、そりゃオーディオレス車を手に入れて大画面ナビをインストールするにつきますよね。

付属のパネルは、高級感のあるピアノブラック加工で、違和感のない装着感を実現。軽自動車の室内に9型の大画面ですから、ちょっと画面がデカすぎな感も無きにしも非ずですが、慣れるのはすぐ。そして慣れたら「大画面を選んで良かった」と実感するでしょう。5月27日発売なので、すでにお店で入手可能なはずです。

イートンからコンパクトなD級アンプ登場

Macが不調の間に、新製品がいろいろと出ていますね。イートンのパワーアンプ、POWERシリーズも新しいモデルです。

このPOWERシリーズは、2チャンネルのPOWER-450.2(71,500円/税込)と4チャンネルのPOWER-220.4(82,500円/税込)、そして6チャンネルのPOWER-150.6(93,500円/税込)の3モデルをラインナップ。6チャンネル機のみ幅が270mmとちょっと長いですが、他は幅249mm×奥行146×高さ50mmとコンパクト。ちょうどA4サイズの紙を半分に畳んでA5サイズにしたのよりも少しだけ幅が長いくらいのサイズです。コンパクトですね。
  POWER-450.2

   POWER-220.4

このコンパクト・サイズながら定格出力は2ch機が270W×2、4ch機が145W×4、6ch機が100W×6(すべて4Ω)。2Ωでの使用も可能で、2Ω時の出力は2ch機が454W×2、4ch機が237W×4、6ch機が150W×6。どうやら型番の数値は、2Ω時の出力が参考になっているようです。ちなみにブリッジ接続時は2ch機が908W×1、4ch機が475W×2、6ch機が300W×3(すべて4Ω)となります。
   POWER-150.6

電源部は強力MOS-FETのパラレル構成で、平滑部のコンデンサーは大容量。出力インピーダンスの変動を抑えて、安定した電力を供給できる回路としています。また入力のアナログ部にはオーディオ専用のオペアンプを採用。初段部、フィルター部ともに高音質な回路構成を採用しています。

さらにPWM変換駆動部のオペアンプにMUSE8820を採用したり、PWM変換回路に日本製の1チップICトランスコンダクタンスアンプを採用したり、低歪化と高S/Nを実現するデバイスを搭載しています。

全モデル、ヘッドユニットのスピーカー出力に接続できるハイレベル入力に対応。ヘッドユニットに連動してリモートをオンにできるオートパワーオン機能を持っており、DC検出と信号検出を選択できるのであらゆるヘッドユニットに対応しています。だから純正ヘッドユニットの交換が不可能なケースでもパワーアンプの追加が容易になりますね。

2chアンプなんかはブリッジ接続した場合でしか使わないでしょうが、全モデルにリモートレベルコントローラーを付属しているのも親切。内蔵クロスオーバーをローパスに設定した時には、これでサブウーファーの音量を調整できるので、追加でオプション品を用意しなくて済みます。

ETONのロゴが入ったブラックプレートを外すと内蔵クロスオーバー等の調整パネルが出てくるので、アンプを設置後の調整も楽。また2chのPOWER-450.2のみ、システム発展を考慮してプリアウト端子を装備しているので、複数アンプの使用が可能。コンパクトで場所をとらないから、2chアンプを複数並べてシステムアップするのも良いかもしれません。

イートンのアンプは以前使ったことがありました。コンパクトなAB級アンプで、他メーカーのOEM品だったんですが、オリジナルと比べて格段に音が良かったんですね。開発者に音を良くする術を知っている人がいるんだと思います。だから新しいPOWERシリーズにも期待大。新世代のスタンダードD級アンプになるかもしれません。

ではしつこいようですが、みなさんのカンパ、お待ちしています。
みずほ銀行 北沢支店 普通1483082 イシダイサオ

DIATONE SOUND.NAVIも新しくなっています

またまたMacが固まってしまい、昨日必死で復旧しました。なんとか動いています。いよいよ買い替えを考えないといけないですね。その間も新製品は出ています。先日のダイヤトーンの続きです。スピーカーだけではなく、サウンドナビも新製品が出ています。

NR-MZ300PREMI-4(294,800円/税込)。8型モニターを搭載したモデルです。名前を見てすでにお気づきのかたもいると思いますが、従来モデルからの変更点は地図データを最新バージョンに変えたことと思っていいと思います。「えー、ハイレゾ対応じゃないの?」と不満の人もいるかと思いますが、ハイレゾ音源も再生はできます。ダウンコンバートしますけど。

なぜハイレゾに対応するべくフルモデルチェンジしないのかというと、今のDIATONE SOUND.NAVIはすでに完成品なんですね。それは音を聴けばわかると思います。開発時に奇跡的なタイミングで32bit DACと64bit DSPが入手できて、そこから開発が進んだわけで、ハイレゾに対応するためにチップを変えたりするとあの高音質を超えるのは至難の技なんです。現状でもハイレゾ対応ナビと比べて遜色のない音ですから、すべてを一新してハイレゾに対応するにはリスクが大きいんだと思います。当然、価格も上昇するでしょうしね。

また開発を担当した寺本さんは、定年ですでに三菱電機を退職しており、開発するとしたら他の若手が担当することになると思います。まあ、カロッツェリアなんかは若手が開発して良いものを出しているので、とくにデジタルものに関しては若さは関係ないと思いますが、先にあれだけの素晴らしいものがあると、新規開発のプレッシャーは相当大きいと思います。

さらに、これはあくまでも噂で確かめてもいないんですが、寺本さんが消息不明という情報もあります。となると、現在のDIATONE SOUND.NAVIを超えるハイレゾ対応機は、そうとう難しいのではないかと思います。

とはいえ、このNR-MZ300PREMI-4も音の良さはすでに実証済み。という意味では安心して使えるモデルかと思います。繰り返し言いますが、ダウンコンバートするもののハイレゾ音源の再生は可能です。個人的には、クオリティも大事ですが聴けることがより重要だと思うんですけどね。

なお、みなさまからのカンパは相変わらず募集中です。このサイトは、みなさまからのカンパにより成立していますので100円でも200円でも500円でも1000円でも1万円でも5万円でも100万円でも、可能な金額のカンパをお待ちしています。1人あたり1000円を100人がカンパしてくれれば、パソコンを新調できる計算です(笑)。よろしくお願いいたします。 振込先は、
みずほ銀行北沢支店 普通1483082 イシダイサオ
です。

お待たせしました!ダイヤトーンが新スピーカーを発表!!

しばらく新製品が出ていなかったので「もう開発をやめちゃったのかなぁ」と心配していたダイヤトーンですが、安心してください。久しぶりに新製品が出ました! DS-G400(110,000円/税込)。17cmセパレート2ウェイ・スピーカーの新製品です。

「G500とG300の中間のグレードかぁ」と思ったあなたは、正真正銘のダイヤトーン通(笑)。型番的にはその通りです。が、さすがに新しく開発しただけあって、DS-G500よりも進化している部分は多数あります。たとえば振動版は、これまでフラッグシップのDS-SA1000にしか使われていなかったNCV-Rを採用。ウーファーだけではなくツィーターにもNCV-Rを採用することで、低域から高域まで音色の統一を図っています。

またWサイド・ソリッドライン構造はDS-G300でも採用していますが、振動版にある5本のリブを表裏に貫通させて、最内周から外周ギリギリまで延長。こうすることで内周部と外周部の剛性の変化量を抑えています。これまでは外周部のたわみが少しあったんですが、DS-G400では外周部がほとんどたわまず、正確に効率的に空気を振動させるというわけです。

高性能ウレタンエッジの採用も、高音質に貢献しています。ウーファー・コーンの不要共振を抑制することで、DS-G300よりもDS-G500よりも特性がフラット化。人の耳が敏感になり始める1〜2.5kHzの帯域が滑らかになったことで、クリアさが増すしヴォーカルがより鮮明に聴こえます。

ツィーターは従来同様のドーム&コーン型ですが、ボイスコイルの接合部分は上位モデルで使っていたYコンタクト構造を採用。振動板の変形が少ないので不自然な硬さや耳にまとわりつくような不快な音がなく、自然で心地よい高域特性が得られます。ダイレクターも、複数の形状で試聴を重ねて選んだこだわりの設計。音の放射を効果的に制御して、音の浸透力を高めています。

もう一度ウーファーに戻ります。フレームは樹脂のアドバンスドHDフレームで、磁気回路にはフェライト・マグネットを搭載。ネオジウムじゃないので、グレード的にちょっと…と思う人もいるかもしれませんが、サブウーファーの名機、SW-G50の技術を生かした重量級マグネットだしダイヤトーンのノウハウを生かした磁気回路シミュレーションにより駆動力を最適化しているので、身体の芯まで響く重低音を生み出してくれるそうです。

このへんは聴いてみないとわかりませんが、今、新型コロナウイルスの影響で三田にも行けないし、残念ながらまだ聴いていないんですよね。ま、試聴できたらすぐに報告したいと思います。

新製品が出るまでにずいぶん期間が開きましたが、時間をかけて開発してきただけに、期待を裏切ることはないはず。これまでのダイヤトーン・スピーカーのように、レスポンスがよく臨場感のある素晴らしい音を出してくれるでしょう。早く聴いてみたいスピーカーのひとつですね。

スイフトに9型ナビがインストールできる!

スズキ・スイフトにお乗りの人は注目です。これまでは純正オプションの8型が最大で9型を取り付けるとなるとワンオフで制作でしたが、あまりにも多く「9型ナビを取り付けたい!」という要望が寄せられたため、カナックが作ってくれました!!

スズキ・スイフト9インチカーナビゲーション用カーAVインストレーションセット、TBX-S005(33,000円/税込)です。これでスイフトにも9型ナビのインストールが手軽にできるようになります。

3万円越えとちょっと高いですが、パネルにはブラック塗装を施しています。また取り付け機構部は特許出願中のアプローチを採用。これまでとは異なる取り付け方法を実現しています。これで、カロッツェリアでもケンウッドでも、好みの9型ナビを取り付け可能。YouTubeにインストール事例が上がっていますが、なかなか迫力の大画面です。

対応車種はスイフトおよびスイフトスポーツの現行車種。年式でいうと、スイフトが平成29年1月以降のモデル、スイフトスポーツは平成29年9月以降のモデルです。タイプはオーディオレス車が適合するので、これから新車を手に入れる人は、オーディオレスを注文して好みのサイズのカーナビをカスタマイズするといいでしょう。

オーディオウェーブのアスパイア・プロが進化

オーディオウェーブのパワーアンプって、めちゃ高いけどめちゃくちゃ音が良いので憧れるアンプのひとつです。代表的なのが最初に登場したAspire(アスパイア)シリーズ。2009年に初めて登場して以来、2010年にはAspire Proシリーズを発表し、2016年には日本限定のスペシャル・モデルのAspire Pro JDPを発表。2018年にはそれが世界標準モデルになり、2021年、ついに新型が登場するわけです。

そのモデルは、Aspire Pro V2。モデル名はAspire Proのヴァージョン2というマイナーチェンジっぽいネーミングですが、新開発のオペアンプをはじめ、大幅にアップグレードしています。たとえばPCBは3オンスの金メッキで表面処理したゴールド仕様の両面基板。ここに新開発のAUDIO WAVE Dual Op Ampを搭載するとともに、Nichiconと共同開発したGold TuneキャパシタやTakman Electronics社製レジスタなど、スペシャルオーダーした最高級グレードの音響パーツを投入しています。

またゲインコントローラーには、なんとアルプス・アルパイン製のポテンショメーターを採用。RCA入力端子にはアクティブスプリングコンタクト採用のWBT社製コアキシャルソケットを搭載しています。これは車載アンプとしては初めてのこと。このように徹底的に音質を追求しているわけです。

筐体は厚さ2mmの溶融亜鉛メッキ鋼板に結晶塗装を施したもの。トップパネルは、樹脂+アクリルだった従来型からステンレス+ポリカーボネイト製のクリアパネルへとアップグレードしています。

すべての政策工程を、熟練した職人によるハンドクラフトで行っているのもオーディオウェーブのこだわり。新開発のDual Op Ampに至っては、たったひとつの制作に5時間以上かかるそうで、アンプ1台が完成するまでに2週間以上もの時間を費やすそうです。そりゃ、100万円以上するのもうなづけますね。

価格は税込で1,023,000円。定格出力190W×2(4Ω)の2チャンネル・モデルのみの展開です。マルチアンプ化すると、これが2台も3台も必要で電源強化も必須なので、パッシブ・クロスオーバーネットワークを利用したシンプルなシステムをおすすめしたいと思います。

ハイエンド・オーディオ機器といえでも量産品ではけっして味わうことができない芸術性や感動を得たいなら、熟練の職人による手作業で作り上げるオーディオウェーブのモデルはおすすめ。スーパーハイエンドのスタンダードとして注目したいアンプです。

トライムが好評のアルミバッフルを追加で用意

新型コロナウイルスの拡大がなかなか収束せず、家にこもっている時間が長くなっている人も多いことでしょう。こんな時にはクルマいじりのチャンス。D.I.Y.でスピーカーを交換してみる手もあります。

そんな人にも、ショップで手軽にスピーカーを交換してもらう人にも便利なのがトライムが出しているD-Baffleというアルミダイキャスト製汎用バッフル。昨年、トヨタ/スバル/ダイハツ用など2種類のバッフルを発売して、大変好評だそうです。

それに気を良くして、新たに日産/三菱/スズキ用のKSM-002とホンダ用のKSM-008、そしてマツダ用のKSM-011という3タイプのバッフルを追加ラインナップしました。これでトヨタ車だけではなく、国産車ならたいがいのメーカーに対応するわけですね。それぞれの対応車種は販売店等でご確認ください。
   日産/三菱/スズキ用

   ホンダ用

   マツダ用

これで装着可能なスピーカーはトライムが扱っているブラムやオーディソンの16.5cmスピーカーのほとんど。KSM-002とKSM-008はブラムのLiveシリーズとRelaxシリーズ、オーディソンのPrimaシリーズの16.5cmスピーカーに対応しているし、ブラムのSignature(Multix)やオーディソンのTH6.5II SaxはM&MデザインのPCD-1を併用すれば装着可能です。

KSM-011はもっと対応が幅広くて、ブラムのLive、RelaxのほかSignature(Multix)やオーディソン TH6.5II Saxもそのままで装着可能。ほかDLSやシンフォニ/クアトロリゴなど様々なスピーカーに対応します。

ユニット固定用のM4ボルトや取り付け用のボルト、ナット、ワッシャーも付属。バッフル裏面には振動を吸収するためにウレタンを貼り付けていて、すでにチューニング済みなのも嬉しい点です。

お店でワンオフで作る木製のバッフルは経年変化によってどうしても弱くなってしまいますが、アルミダイキャストのバッフルは経年変化に強いので、いつまでも性能が劣化しないのが利点。しかも強度は抜群。スピーカーは、なんと言っても取り付け強度がものを言いますから、アルミダイキャストのバッフルは強度において最強といっていいでしょう。

カーオーディオの装着でお金をかけるところはいろいろありますが、どうせなら音をよくするために使いたいもの。このバッフルなら、カスタムメイドのワンオフのバッフルよりもリーズナブルだし、しかも効果は大。こんなところにお金をかけて作り込みたいですね。価格はすべて同じで税別12,000円、税込で13,200円。十分にリーズナブルです。

マイクロプレシジョンのスピーカー新ラインナップ続き

昨日に続いてマイクロプレシジョンのスピーカーに新たに追加されたラインナップのニュースです。5シリーズと3シリーズをまとめてお伝えします。

まずは5シリーズ。昨日お伝えした最上位の7シリーズのウーファーは青紫色の繊維で強化したペーパーコーンを採用していましたが、5シリーズのウーファーは、軽量ながら強度が高いグラスファイバー・コーン。また基本は5.16s 2-Way Speakerset(217,800円/税込)という16.5cmウーファー+28mmツィーター+クロスオーバーネットワークの2ウェイ・システムですが5シリーズにのみ5..8Wide Range(74,800円/税込)という8cmミッドレンジも用意されています。もちろん7シリーズにも3シリーズにもこのミッドレンジを組み合わせて3ウェイ化できますが、3ウェイ化を考えるならすべて5シリーズで、というのが無難な気がします。

ツィーターは7シリーズ同様、コーティング処理を施したシルクドーム型の振動板を採用。切削加工されたアルミ製のハウジングや28mm径のボイスコイルを装備した磁気回路も同様です。Fsは7シリーズ・ツィーターの840Hzに比べると高く1,400Hzで、推奨フィルターは3kHz@-6dB/oct。ネットワークもムンドルフ 製のM Capキャパシタなど、高品質パーツを搭載しています。

また7シリーズ同様、マルチアンプ・システム対応用としてツィーターとウーファーのペア売りも行います。ツィーターの5.28MK II Tweeterは税込で92,400円、ウーファーの5.16MK II Mid Bassが税込で110,000円。若干安くなるので、DSPを使っている人はペア売りを揃えたほうがいいし3ウェイ化もしやすいでしょう。

3シリーズ・スピーカーの3.16 2-Way Speakerset(151,800円/税込)は取り付けやすさを重視したシステム。ツィーターの取り付け深さは14mmと薄いので、純正位置に用意にインストールできるし、オプションの3.28 MK II Tweeter-Podを使えばスタイリッシュにインストールすることもできます。

ウーファーはライトシルバー・カラーのアルマイト処理を施したアルミ振動板を採用。スチールフレームはユーロDIN規格だし取り付け深さは65mmなので、純正スピーカーの位置にトレードインできる可能性も高いユニットです。オプションとしてトヨタ・日産用アルミインナーバッフル、ES-T09AL(14,080円/ペア・税込)も用意されています。

15万円超でスチールフレームは、ちょっと高い気もしますが、音は聴いてみないとわかりません。きっと、素晴らしい音がするんでしょう。

マイクロプレシジョンが新スピーカーを追加

受注生産のZ-Studioパワーアンプが「高いけど音が良い」と評判で、アンプ・メーカーと思っている人も多いと思いますが、一番最初に日本に登場したのは試作機っぽい作りのスピーカーだったマイクロプレシジョン。ドイツのメーカーです。そのマイクロプレシジョンがスピーカーの追加ラインナップを発表しました。7シリーズ、5シリーズ、3シリーズだそうです。なんだかBMWっぽいですね(笑)

まずは今回発表の最上位となる7シリーズのスピーカー、7.16i 2Way Speakersetから。税込で316,800円ですから、アンプと比べるとリーズナブルに感じます。28mmツィーターの7.28MK IV Tweeterと16.5cmウーファーの7.16MK III Mid Bassをセットにした2ウェイ・システムで、ムンドルフのM Capをはじめとした高品質パーツを使ったクロスオーバー・ネットワークも付属しています。またマルチアンプ・システムに対応するため、ツイーター(154,000円/税込)とウーファー(143,000円/税込)は、それぞれペア売りもするのがうれしいですね。

ツイーターはコーティング処理したシルクドーム型の振動板を採用。CNCマシニングにより切削加工したアルミニウム製のハウジング内にネオジウム・マグネットと28mm径のボイスコイルによる強力な磁気回路が収められています。また天然ウールを素材としたダンピング材も封入。周波数特性は800Hzから24kHzと広く、低めの帯域から使えるのがいいですね。推奨フィルターは2.5kHz@-6dB/octとなっています。

ウーファーはアルミよりも軽量で、かつ強度や減衰能力に優れたマグネシウム合金のフレームを採用。ボイスコイルは25mm径で、マグネットは大型のフェライトを採用しています。振動板は青紫色の繊維強化ペーパーコーンを採用。エッジとダンパーは柔らかくしなやかとのことで、おそらく自然なサウンドが楽しめるのでしょう。

ウーファーは取り付け穴の直径が147mmとちょっと大きめで、取り付け深さも70mmとやや深め。以前のスピーカーと比べるとオーソドックスなスタイルになりましたが、パワーアンプの音の良さを考えると聴いてみたくなるスピーカーのひとつです。

カナック企画からもエブリイ用8型ナビ取付キット登場

4月前半にカロッツェリアのスズキ・エブリイ用8型ナビ取り付けキットを紹介しましたが、少し遅れて製造元のカナック企画からも8インチカーナビゲーション用カーAVインストレーションセット、TBX-S004が登場しました。

カロッツェリアものは24,200円(税込)でしたが、こちらのカナック企画ものは2万円を切る19,800円(税込)。どう考えても同じものでしょうから、こっちを選んじゃいますよね(笑)。しかもケンウッドでもクラリオンでもダイヤトーンでも、8型ナビなら装着可能です。

取り付けキットに付属したパネルは艶消しのシボ加工。インテリアに溶け込むよう、違和感のないデザインにしています。取り付けるカーナビによってはステアリングスイッチでの操作もできるので、純正風に使えますよね。これは取り付けるナビによって異なるので、要確認です。

平成27年2月以降のスズキ・エブリイ/エブリイワゴンのほか、日産NV100クリッパー/クリッパーリオにも対応。キャブオーバータイプの軽バンの需要が高まっているだけに、セカンドカーとして持っているかたもいるかもしれません。そんなクルマにも8型ナビを装着して快適にしてみませんか?

もうひとつブラムのニュース。リーズナブルなアンプです

もう1機種、ブラムの新製品のニュースです。先日お伝えしたのは音楽好きのためのライブ・シリーズのパワーアンプでしたが、こちらはよりリーズナブルなリラックス・シリーズのパワーアンプ。コンパクトながらハイパワーなモノラル・アンプのRA 501Dです。

サイズは幅198×奥行92×高さ36mm。このコンパクトなボディながら4Ω時で300W、2Ω時には500Wの出力を発揮します。50W×4クラスの内蔵アンプを使ってフロントスピーカーを鳴らしているシステムにサブウーファーを追加しようと思った時に、これくらいの出力があったら十分でしょう。コンパクトだから使いやすいし、ローパスのクロスオーバーを内蔵しています。

内蔵ローパスフィルターのカットオフ・スロープは-12dB/octの設定。クロスオーバー周波数は35〜500Hzの間で調整できるので、ヘッドユニットにDSPを内蔵していないタイプでも手軽に使えます。ベースEQも装備。45Hzの低音を0〜12dBの範囲でブーストできるます。手元でサブウーファーのレベルを調整できるリモートコントローラーも付属しています。

価格は税別で45,000円だから税込だと49,500円。ぎりぎり5万円を切る価格なので、たとえばCR 8ELというブラムのボックス・サブウーファーと組み合わせても9万円を切る金額で手に入ります。このCR 8ELは2Ω仕様のバスレフ・ボックスなので、RA 501Dとの組み合わせにぴったりかもしれません。

やはり音楽に低音が加わると迫力が増すし、より音楽が生き生きと感じられます。どうせなら本格的なボックスとアンプを加えて、より生き生きとした音を目指したいですよね。

ブラムからスペアタイヤホイール利用のサブウーファー

昨日に続いてブラムの新製品のニュースです。CRS27Aというユニークなパワード・サブウーファーが登場しました。価格は税別で90,000円というから税込だと99,000円。ぎりぎり10万円を切る価格です。

古いカーオーディオ・ファンなら、丸いこのスタイルを見て、なんか見たことあるなぁと感じる人もいるでしょう。かつてカロッツェリアがロードスター専用としてラインナップしていた、スペアタイヤホイール内のデッドスペースにセットするタイプです。僕もロードスターに乗っている時に愛用していました。

ロードスターはオープンだしトランクが独立していることもあって、効果はそれほど大きくはなかったと記憶していますが、このブラムのモデルは30cmウーファーを搭載し150Wアンプを内蔵。トランクが独立しているセダン・タイプだとちょっとツラいかもしれませんがハッチバック車だったりワンボックスなら、効き目は十分かと思います。

サイズは直径360×高さ145mm。取り付け部のサイズが記載されていないので装着可能車種は不明ですが、気になる人は販売店、またはトライム(092-986-1603)へ問い合わせてみてください。

ワイヤードリモコンを付属しているので、手元ででゲインやカットオフ周波数、位相切り替えなどの調整が可能。大袈裟にサブウーファーを装着するのではなく、デッドスペースを利用してさりげなく低音を追加したい人にはぴったりかと思います。

ブラムからライブ・シリーズのパワーアンプ登場

みなさま、ご無沙汰しております。約3週間ぶりの更新です。実はMacが不調で書き込みができずに困っていたんです…。どうにか治ってだましだまし使っていますが、書き込みがものすごく遅くて限界かもしれません。

となるとパソコンを新調すればいいのですが、その資金も乏しく…。というわけで、みなさまから大々的にカンパを募集することにしました。「しょうがないなぁ、少しなら出してやってもいいかな」と思ったかたは、100円でも200円でも500円でも1,000円でも1万円でも100万円でもいくらでもかまいません。下記口座までカンパをお願いいたします。

みずほ銀行北沢支店 普通1483082 イシダイサオ

みなさまのカンパをお待ちしています。マジです。

さて今日のニュースは、ブラムのパワーアンプです。ブラムというとスピーカーのメーカーというイメージですが、パワーアンプも出しているんですね。

ラインナップは4チャンネルアンプが1機種と、モノラルアンプ2機種の計3モデル。このうち4チャンネル機とモノラルアンプのハイパワーなほうは近日発売予定になっていて、先に出るのはLA500という230W×1(4Ω)のモデル。税別で88,000円だから、税込だと96,800円ですね。

1Ω駆動も可能で、その時の出力は500W。2Ω時は400Wと、幅346×奥行217×高さ60mmのわりとコンパクトで控えめなデザインながら、ハイパワーを発揮します。ローパスのクロスオーバーも内蔵していて、スロープは-24dB/octの設定。クロスオーバー周波数は30〜250Hzの範囲で調整可能です。

またベースEQも内蔵していて、45Hzの周波数を0〜10dBの範囲でブースト可能。サブソニックフィルターは15〜35Hzで設定できます。周波数特性は15〜250Hz。完全に低音再生に絞ったパワーアンプです。リモートコントローラーも付属しています。

多くの人が気になるのは、近日発売予定の4チャンネル機、LA4100でしょう。こちらも価格はLA500と同じく税別88,000円で税込だと96,800円。しかし10%の消費税は高いですね。税込価格の表示が義務化されてから、その価格の違いにびっくりします。

このLA4100は4Ω時に100W×4の出力を発揮。2Ω時には130W×4に出力がアップします。またブリッジ時(4Ω)では260W×2でも使用可能。スロープ-12dB/octのクロスオーバーやベースEQ(3/4チャンネル)も内蔵しています。

サイズは幅416×奥行217×高さ60mmなので、幅がLA500よりも長いだけで奥行きと高さは同じ。LA4100とLA500を2台並べてインストールすればしっくりと決まります。シンプルで控えめなデザインは、なかなかハイエンドな雰囲気が漂っていますね。

もう1台のモノラルアンプ、LA1000(110,000円/税別・税込121,000円)は4Ω時400W、2Ω時660W、1Ω時には1,000Wを発揮。サイズは幅369×奥行228×高さ59mmで、これだけ他のアンプと共通の部分がありません。おそらく、他のモデルとは別設計なのでしょう。なんか、コストはかかりそうです。

ドイツ製やイタリア製と違って、フランス製のアンプにはかつて印象に残ったものがありませんが、ギー氏が送り出すものだから注目したいもの。自然な音楽を細部まで再現し、印象的な力強さを発揮できることを目標に、各コンポーネントを比較試聴しながら開発したとのことなので期待が持てます。ましてや低音好きのギーさんのことだから、モノラル・アンプはわりと狙い目かもしれません。

いずれにしても10万円以内の4チャンネルアンプは今、数が少ないので早く試聴してみたいものです。

スズキ・エブリイに8型ナビゲーションが付く!

春の新製品でカーナビ本体は発表しなかったカロッツリアですが、8型カーナビゲーション取り付けキットのニューモデルは出しました。スズキ・エブリイ/エブリイワゴン用です。

このKLS-S803D(24,200円/税込)を使えば、平成27年2月以降のスズキ・エブリイ/エブリイワゴンにカロッツェリア製の8V型ナビをすっきりと取り付けられます。カロッツェリアで言うとラージサイズ・カーナビゲーションってヤツですね。サイバーナビでも楽ナビでもOKです。

適合機種はサイバーナビAVIC-CL911や楽ナビAVIC-RL911など。詳細についてはカロッツェリアのホームページでご確認ください。型番の最初に「K」の文字があることから、もう気付いているかたもいるでしょうが、この製品はカナック企画製。だから仕様に関する問い合わせは、直接カナック企画に聞いたほうが早いでしょう。電話番号は03-5660-1234です。取り付けキットに関しては実績のあるカナック企画製だから、安心ですね(笑)

なお、今回はスズキ・エブリイ/エブリイワゴン用だけですが、2021年夏にはスズキ・ソリオ、ホンダ・オデッセイ、ニッサン・ノート用のラージサイズ・カーナビゲーション取付キットの発売も予定しているので、それらのクルマのオーナーもお楽しみに。