東京五輪のワールドワイドオリンピックパートナーでもあるパナソニックは昨年、2020年の開催を見越してゴリラ史上最強モデルを発売しましたが、新型コロナウイルス の影響で残念ながら五輪は延期に。さすがに今年はやる気が失せているのでは? と思っていましたがゴリラ史上最強の2020年モデル以上に性能を高めたモデルを出してくれました。CN-G1500VDです。
このモデル、全国の市街地図を100%カバーする全国どこでも市街地図を搭載しているのは昨年モデルと同じですが、GPSモジュールを一新して、準天頂衛星みちびきの24時間受信に対応しています。昨年モデルはみちびき1号機のみの対応だったから受信できる時間に制限がありました。それでも十分、測位精度は高かったのですが、新モデルは24時間1から4号機のいずれか(3号機は静止衛星なので非対応)のみちびきが天頂近くにいるため、常に高精度な測位が可能になるわけです。高いビルが立ち並ぶ市街地などではとくに高い精度を発揮してくれそうです。
さらにGPSとみちびき、ロシアの衛星グロナスを加えたトリプル衛星受信とGジャイロまで手伝って測位をサポートしているわけなので、本格ナビ並みの測位精度と言っていいでしょう。
また全国どこでも市街地図は地方の町を走っている時の安心感が違います。というのも多くの人は、地方に出かけた時、地図情報のスカスカぶりに不安を抱いた経験があるかと思います。ところが全国どこでも市街地図なら、建物があれば家形が表示されているから町中であれば地図のスカスカ感は感じません。これだけでもかなり安心感が増しますね。
最大3年間に1回は全地図更新が無料でできるし、部分地図更新なら3年間何度でも無料で可能なあたりも太っ腹。加えてVICSワイドの情報をもとに、スイテルート案内で渋滞を回避してくれるので、渋滞に巻き込まれるリスクも軽減できます。さらに安心・安全サポートも充実しているし交差点拡大図等もカラフルで分かりやすいもの。これだけ至れり尽せりのナビはスマホでは無理でしょう。
昨年モデルはゴリラ史上最強でしたが、早くも史上最強を超えるモデルが出てしまいました。シンゴジラならぬ史上最強のシンゴリラとでも呼ぶべきでしょうか(笑)。オープン価格の商品ですが、実売では65,000円(税込)前後で売られそうです。発売は7月上旬の予定です。