再々々緊急事態宣言で取材に出られないし新製品の情報は出てこないしとぼやいていたら(笑)F2Musicより素敵な新製品情報が届きました! カーボンナノチューブを使ったハイエンドな端子類です。
F2Musicといえばロジウムコーティングの高性能な端子類で一躍有名になりましたが、新製品はカーボンナノチューブと銀の複合メッキ。銀メッキの中にカーボンなのチューブを均質に封入してコーティングすることで、接触抵抗を減らして優れた導電性を発揮するんだそうです。 銀はもともと金属の中で最高の導電性を持つ素材なんですが、空気中のわずかな硫黄と結びついて硫化すると絶縁性を持ってしまうため導電性が著しく低下してしまうのが弱点。それを無くすために導電性が圧倒的に優れるカーボンなのチューブを銀メッキの中に均質に封入したんですが、弱点をカバーするどころか硫化後でも硫化前の銀メッキ本来の導電性を上回って、理想を超える銀メッキが完成したそうです。 ラインナップは棒端子が12AWGケーブル用のCNT12G、10AWGケーブル用のCNT10G、8AWGケーブル用のCNT8G、4AWGケーブル用のCNT4Gの4種類。価格は12AWGケーブル用と10AWGケーブル用が4個で27,500円(税込)、8AWGケーブル用が2個で16,500円(税込)、4AWGケーブル用が2個で33,000円(税込)と、棒端子にしては相当高いです。 が、その音は圧巻で、2次元だった音場が3次元に変わるし、楽器やヴォーカルが生き生きとするし、ロジウムメッキと比べてもさらにレスポンスが良くリズム感が増すし、いいことだらけとのこと。ハイエンドなオーディオを目指す人なら、変えずにはいられないでしょう。 発売は7月末から随時ですが、なにしろ生産技術が高度なため、少量ずつしか生産できないとのこと。早く手に入れたいなら、すぐにでも注文したほうがよいかもりれません。なお、カーボンナノチューブ・シルバーコーティングを施したMIDIヒューズのCNT MIDIも発売。30A/40A//60A//80A/100Aの5タイプあり、すべて1個22,000円(税込)です。