純正オーディオでも市販モデルでもディスプレイオーディオが増えていますが、フォルシアクラリオンは一般ユーザー向けではありませんが、法人向け、レンタカー向けのディスプレイオーディオ、TY-1000A-Bを新発売します。
まあ、一般の人がお店で買えるわけではないのでサラッといきますが、2DINサイズのボディに6.75型のVGAディスプレイを搭載したモデルでCDドライブはありません。SDカードスロットもありません。音楽を聴くのはスマートフォンかUSBメモリー、またはFM/AMラジオです。
Apple CarPlayとAndroid Autoの両方に対応しているのでiPhoneでもAndroidのスマホでもどちらでも使用可能。さすがにガラケーでは使えませんが(笑)スマホがあれば音楽再生やカーナビなど、さまざまな機能が使えます。
ナビアプリの使用時にありがたいのは、ジャイロセンサーや車両信号といった自律航法の情報を送り、自車位置の測位精度を高めていること。スマホナビの測位は基本的にGPSがメインなのでトンネル内などの電波の届かない場所で測位が不安定になるなどの弱点がありますが、これなら安心。おそらくアプリ側が対応しているのかにもよるでしょうが、高精度の自車位置測位性能を実現と発表しているので大丈夫なのでしょう。
新型コロナウイルスの影響で来日する外国人が激減している状況ですが、画面に表示される言語は日本語のほか英語、中国語、韓国語の4ヶ国語に対応。コロナ禍が明けて外国人観光客がレンタカーを借りてドライブすることが増えた時にも安心して操作できます。
CDドライブなどを排除したのは、消耗部品を極力減らし、耐久性を重視して設計しているから。レンタカーなどでは、荒い使い方をする人もいると思いますが、壊れにくいのはありがたいですね。以前から、レンタカーを借りたらカーナビはクラリオンだったということがけっこうあったのですが、これからはディスプレイオーディオがクラリオンだったということが増えるかもしれません。