あおり運転が多発している影響で、いまやドライブレコーダーは前後2カメラ・タイプが標準になってきました。が、それでも不安の人はいると思います。例の常磐道でのあおり運転殴打事件の現場を捉えたのは室内用のカメラで「やはり室内や左右も映らなきゃ…」と思っている人は多いんじゃないかと思います。
そんな心配性のあなたにぴったりのドライブレコーダーがケンウッドにあります。8月には、360度の全方位を記録するDRV-C750というドラレコ を出し好評ですが、その第2弾としてDRV-CW560というモデルを11月下旬に出します。オープン価格ですが、市場推定価格は33,000円前後。DRV-C750よりもお求めやすい価格になりそうです。
このDRV-CW560は下向きに付いたカメラで前後左右の360度を記録します。解像度は2160×2160と業界最高(2020/10/27現在)。前方や後方からのあおり運転も、側面からの幅寄せや衝突も、高精細に記録できます。CMOSセンサーは、約840万画素を持つ高感度のソニー製「STARVIS」。F1.8の明るいレンズを組み合わせて、夜間やトンネルなどの暗いシーンでも高画質に記録できます。
ドラレコ本体にモニターはありませんが、無線LANを搭載していてスマートフォンで映像を確認できます。だからスマホがあれば取り付け時の映像確認も大丈夫。記録した映像は、ストリーミング再生できるだけではなく、必要な動画を選んでスマホへ転送することもできます。だからSNSにドラレコの動画をアップしたいと思った時にも手軽ですね。
専用のスマホ・アプリは「Street Tracker Mobile」。これを使えば後からパノラマ、2分割、4分割、切り出しなど5種類のビューモードで、様々な角度から映像を再生できます。ダウンロードは無償。もちろんAndroidとiOS版の両方があります。
GPSに加え、みちびきやグロナスにも対応した測位衛星受信ユニットを内蔵しているので、アプリやビューワーソフトで走行記録の確認も可能。3軸Gセンサーを搭載しているので、イベント記録や駐車監視録画も可能です。駐車監視録画は、別売の車載電源ケーブル、JVC CU-BC100を使用することで可能に。最長約10時間の駐車監視録画に対応しています。
WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)機能を搭載しているので、逆光時やトンネルの出入り口などの明暗差が大きい場所でも白とびや黒つぶれを抑えてクリアに記録。フレームレートが27fpsなので、全国どこでもLED信号の色が消える心配はありません。また地デジやラジオへのノイズ干渉を抑える地デジ干渉対策も万全。警告やお知らせなどのメッセージを日本語の音声で案内してくれる親切さも備えています。
独自の記録システムによって、SDカードの定期的なフォーマットは不要。使用カードはmicro SDで、32GBの大容量micro SDを付属しています。万が一、車両の電源がアクシデントを起こした時でもファイルが破損しないように、バックアップ電源のスーパーキャパシタを搭載しているのも安心ですね。
サイズは幅61×高さ74×奥行81mmと、ちょっと目立つサイズですが、これくらい目立った方が、相手も記録されていることがわかって躊躇するかもしれません。心配性の人にはぴったりのドライブレコーダーかと思います。