ホンダ車用の純正アクセサリーを開発しているホンダアクセスが「家族での長距離ドライブに関する調査2019」を実施。その中から抜粋して結果を報告します。
まずサンプル数ですが、20歳から59歳までの男女1,000人(男性500人/女性500人)で、家族で長距離ドライブ(片道50キロ以上のドライブ)をしたことがあるドライバー。この中で興味深いのは、長距離ドライブの際に家族が車内でどのように過ごすことが多いかを聞いた項目。「音楽を聴く」が80.5%もいます。2位が周りの風景の話をするの49%ですから、もうダントツの数字です。ドライブと音楽は、もう切り離せない関係と言えるでしょう。
そのわりに、高音質スピーカーの装着率は22.1%でした。音楽を聴くけど、純正スピーカーのままという人は、60%近くもいるわけですね。これは、高音質スピーカーをせめて50%程度まで引き上げたいところです。ちなみにリア席モニターの装着率は16.5%でした。
カーナビの装着率を見ると89.4%と高い数字を表しています。逆に、カーナビが付いていないクルマも10%程度あるんだなぁというのが、正直なところ。どんなクルマに乗っているんでしょう。カーナビが付いていないクルマというと、クラシック・カーにお乗りの人? でしょうか。ちなみに、長距離ドライブで便利だと思うカーナビの機能を尋ねたところ、ルート上の施設表示が56%で1位。その次が50.3%の到着予想時刻の表示だそうです。僕が便利だと思う渋滞時の迂回ルート案内は33.6%、複数ルートを探索は27.6%に止まっています。
ドライブレコーダーの装着率は34.9%だそうです。一昨年以降、急速に売り上げが伸びているというから、50%程度はいっているのかなぁと思いきや、まだ約65%は未装着なんですね。これは、まだまだ上がっていくでしょう。ただし、装着率には地域で差があって、東海エリアは43.3%なのに対し、北陸・甲信越では27.5%に止まっています。運転の荒さとか、事故率の高さなども関係していそうです。いずれにしても、安心を買うと思って、ドライブレコーダーはもっと装着率が上がっていいのではないでしょうか。
家族での長距離ドライブに欠かせないアイテムを聞いたところ、1位は80%でカーナビ、2位は71.8%でETCになりました。ここから率はガクンと下がって、3位は28%のドリンクホルダー、4位が22.2%のドライブレコーダーと続きます。ここでも、ドライブレコーダーの重要度は、カーナビやETCに比べるとガクンと下がりますね。
いずれにしても、カーナビの装着率が約9割もあって、クルマの中で8割以上の人が音楽を聴くということは、カーオーディオをグレードアップするニーズは、まだまだありそうです。ドライブ中に少しでも良い音で音楽を楽しめば、ドライブがより楽しく豊かになることは間違いなし。まずは、そんなに高いものではなくて良いので純正スピーカーを高音質スピーカーに替えてみることから始めてみませんか?
ちなみにドライブ中に眠くなった時、聴くと眠気が吹き飛ぶと思う曲を聞いたところ、1位はダ・パンプの「U.S.A.」、2位がB'zの「ウルトラ・ショック」、3位がウルフルズの「ガッツだぜ!!」と、アップテンポな曲が並んでいます。