最新の探知機は移動式オービスに反応する?

オービス情報では最大級のサイト「Orbis Guide」を運営しているパソヤが、移動式オービスの現状についてまとめて、現在販売されている最新のレーザー&レーダー探知機の反応具合をテストしてみました。


まず移動式オービスとは、速度違反を自動で取り締まることができる新型の小型取り締まり装置のこと。現在、三脚に載せて使う小型タイプのLSM-300と、ストロボとカメラ本体を別々の三脚にセットするセパレートたいぷのSensys MSSS、埼玉と岐阜で運用されている中型オービスのLSM-300HKの3タイプがあるそうです。

これらを導入中または導入予定の都道府県は、北海道・青森・岩手・宮城・秋田・島根・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・富山・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・兵庫・奈良・岡山・広島・香川・福岡・佐賀・長崎・宮崎の29カ所。来年には、すべての都道府県に導入が予定されています。

これまでのオービスは場所がわかってしまうと効果が落ちますが、移動式オービスはまさに神出鬼没。畳1畳ほどのスペースで設置できるので、狭い道でも設置が可能なのでやっかいです。その上、レーザーで計測するタイプは、従来のレーダー探知機では対応不可能。東京や愛知では、手前に警告看板を設置しないで運用しているというし、ネズミ捕りは、その場で違反切符の処理を行うので広いスペースが必要でしたが、移動式オービスは後日呼び出す方式だから、スペースは不要。2名程度の少人数で取り締まれるので、効率も上がります。ドライバーにとっては、やっかいですね。

この移動式オービスに対応する探知機は、現在、ユピテルのLS300とコムテックの807LVの2機種。これを実際に南知多道路の移動式オービスでテストしてみたのが、こちらの動画です。さすがに最新モデル、どちらもしっかりと反応していますね。ただし、周囲のクルマが遮蔽物になったり、コーナーの先に移動式オービスが設置されていたりすると探知距離が短くなる可能性もあるようなので、注意です。

いずれにしても、オービスガイドなどのアプリと併用しながら、法定速度を守って安全運転を心がけるのが一番ですね(笑)。