クルマじゃ使えませんが、ネタとして。SL-1200MK6が2010年に生産終了してから約10年。シリーズ累計販売台数が350万台を超え、世界中のDJに愛されてきたテクニクスのターンテーブル、SL1200シリーズ。今年の正月明け早々にラスベガスで行われたCES2019でも、夏に発売を予定とアナウンスしていたSL-1200MK7の発売日と価格がついに決まりました。
発売日は5月24日、価格は9万円(税別)です。
このSL-1200MK7、フェダー式のピッチコントローラーなど、多くの部分で従来のSL-1200シリーズを引き継いでいますが、さまざまな改良が施されています。たとえば、78回転に対応したり、逆回転再生が可能になったり。ピッチ切り替えには「×2」ボタンがつき、±8%と±16%の設定ができます。またトルクを向上したほか、トルク/ブレーキスピードを4段階に調整できたり、電源やフォノケーブルを着脱可能にするなど、より使いやすい改良が施されています。
さらに2016年に発売したSL-1200Gなど、新生テクニクスのHi-Fiオーディオ開発のノウハウを採用。ダイレクトドライブの課題だったコギングを抑えてスムースな回転を実現するためコアレス・ダイレクトドライブモーターを採用したり、モーターの回転制御にブルーレイで培った制御技術を応用して回転を安定させたり、さまざまな技術が盛り込まれています。
ボディはマットな質感のブラック。ボタンやトーンアームなどもすべてブラックで統一され、質感の高いデザインに仕上がっています。もちろんトーンアームはテクニクス店頭のスタティックバランス型S字ユニバーサルタイプです。赤か青に切り替えられるLEDもいいですね。
世の中、ハイレゾ再生に向かっていると思いきや、一方でアナログ盤の人気も復活。パナソニック(テクニクス)がターンテーブルの新製品を出すとなると、これは本物でしょう。月産は300台というから、それほど多くはありませんが、この機会にアナログ盤の再生を復活してみるとかチャレンジしてみるとかもいいかもしれませんね。