クラリオンからAVナビ2014年モデルが5機種新登場

昨年、クラウド型のGoogle音声検索で話題を振りまいたクラリオンのAVナビが早くもモデルチェンジ。音声検索のインテリジェントボイスに、新たに自然対話型音声認識を加えたAVナビ4機種とリーズナブルなAVライトナビ1機種の計5モデルを発表した。
自然対話型音声認識を採用したのは、NX714/NX714W、NX614/NX614Wの4機種。画面サイズはすべて7型で、ボディサイズはNX714とNX614が2DIN、NX714WとNX614Wが、横幅200mmのワイドボディ。上位モデルのNX714/NX714WとNX614/NX614Wの違いだが、地図更新無料期間がNX714/NX714Wは3年なのに対してNX614/NX614Wは1年。地デジチューナーがNX714/NX714Wは4チューナー×4アンテナなのに対してNX614/NX614Wは4チューナー×2アンテナ。ほかに4chプリアウトを増設可能か、DSRCやビーコンを追加できるかなどで、ナビ部分は基本的には700系も600系も変わらないようだ。

700系のワイドモデル、NX714W
従来のインテリジェントボイスは、自由発話型といい、ユーザーが自由に話した言葉の中から検索キーワードを拾い上げて、候補をリストアップする方式。今回、新たに採用した自然対話型音声認識はそれを進化させ、カーナビと会話している感覚で情報を検索できるように進化したもので、おもにぐるなびやホットペッパー、Yahoo! JAPANの情報を元にしたグルメ検索ができる。その技術にはイナゴ社のnetpeepleを採用。従来のインテリジェントボイスは、検索した施設の候補をリストアップするまで音声で行い、目的地設定はタッチパネルで行っていたが、自然対話型では電話をかけたり目的地を設定するところまで音声でできるようになった。
600系の2DIN機、NX614
昨年モデル同様、スマートフォンとの連携も充実。スマホアプリをナビ画面で操作できるSmart Access 4Carは、アプリをクラウドサーバー内に格納しBluetoothでHTML5データを送受信するから、スマホのOSの左右されず、多くのスマホで利用できるのがいい。

AVライトナビのNX404は6.2型モニターを搭載したリーズナブルなAVナビだが、内蔵地デジチューナーはワンセグ+12セグのフルセグ受信が可能な2チューナー×2アンテナタイプ。USBデバイスによるデジタル音楽再生はMP3やWMA、AACのほかFLACにも対応し、ハイレゾ音源も再生できる。
NX404は6.1型モニターを搭載
地図データはキャンバスマップル社の2014年春最新版「マップルナビ4」。3月開業のあべのハルカスが載っているのはもちろんのこと、6月開業予定の虎ノ門ヒルズも掲載。風のマルシェ御前崎など2014年4月までにオープンした道の駅が載っているし、マッカーサー道路などの最新道路もしっかりと掲載されている。旅行ガイドブック「マップルマガジン」の情報を元にした、観光ガイド情報も充実している。

インテリジェントボイス対応機も含めて、これら5機種の発売は発売は6月初旬を予定している。

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