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オートモーティブワールドは本日から22日まで開催中

オートモーティブワールドが今日1月20日から22日まで東京ビッグサイトで開催されています。今年は新型コロナウィルスへの感染が心配なため行くのをためらっていましたが、主催者側もそれを考えてオンラインでも開催。僕もオンラインで参加することにしました。

リアルなイベントでは、細かいブースがずらりと並んでいる上に来場者がものすごく多いため後半のほうでは疲れ果てて見逃しているものもあったと思います(笑)。その点、オンラインなら歩かなくて済むので見逃す心配はありません。その点、オンラインのほうがありがたいのですが、なにしろ数が多い。ケンウッドも今年新たに開催されるMaaS ExpoにIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間・低コストで実現するSTZ-DR00開発パッケージを初公開しているそうなんですが、まだたどり着いていません。結局、根気の勝負ですかね(笑)。まだ2日あるので追って見ていこうと思っています。

このオートモーティブワールドは一般向けというよりはメーカー対メーカーの商談会という趣が強いので、一般の人が見て「これは!」と思えるものは少ないと思います。みる人が見れば、これはあのパーツのこの部分に使えるかもとか、こんな部品を探しているけどないかなぁとかといった感じですかね。が、中にはエスプレッソマシンとかキックボード用充電器といったようなものも。あと自動運転系のものも多いですね。パーツとかシステムとか、いろいろと。

だからクルマ好きが見たら、今後どうなるかを考えることも含めて興味深いものが見られるかもしれません。今回はプレス登録が見つけられなかったので、一般として名前やメールアドレス等を入力して入ったんですが、普通に入れたので皆さんも申し込めば入れると思います。そのURLをリンクしておきますね。

しかし、ブースを見にいっただけピコンピコンとうるさいのは親切なんだけど、どうにかなりませんかね(笑)

ブラムから広帯域を再生可能なミッド(フル)レンジ3種

ステッグのスピーカーを順に紹介していこうと思っていたんですが、ブラムからかなり気になるスピーカーが登場したので、こちらを先に紹介します。Liveシリーズのミッドレンジ・スピーカーです。

80mmと50mmの2サイズあって、80mmのほうは高性能で高いのとリーズナブルなのの2種類あるので計3モデル。既存の2ウェイ・システムを3ウェイ化するなど、さまざまな用途に対応できるスピーカーです。

この中で、僕がとくに注目したのがフルレンジを謳った50mmユニットのLFR50(25,000円/ペア・税別)というモデル。再生周波数帯域は200Hzから40kHzとかなり広帯域ですから、フルレンジを名乗っていいと思います。ハイレゾ・マークは付いていませんが、高域はハイレゾ帯域までカバーしています。周波数特性のグラフを見ましたが30kHzあたりにピークがあるものの40kHzまで80dBを確保しています。

ちなみにカロッツェリアのCSTドライバーの再生周波数帯域は173Hzから90kHzまで。ただしこちらはワンユニットながら2ウェイで、しかも口径は7.3cmと少し大きめです。それを考えると、フルレンジ・ユニットで200Hzから40kHzの帯域をカバーすることがいかにすごいかがわかると思います。

だからLFR50とドアのウーファーを組み合わせて2ウェイ・システムを構築する手はあり。またダッシュボード上に埋め込まれた純正スピーカーをこれに替えれば、高域がよく伸びた音にグレードアップするでしょう。ダッシュボード上の高い位置で広帯域を再生した時の音場感の素晴らしさはCSTドライバーでも体験しているので、それと同様の効果が得られると思います。しかも25,000円とリーズナブルですしね。

80mmユニットはLFR80(34,000円/ペア・税別)とLM80(20,000円/ペア・税別)の2種類。LM80はミッドレンジですがLFR80はフルレンジ。再生周波数帯域は、LM80で100Hzから25kHz。LFR80はハイレゾ帯域までもう少しの150Hzから37kHzをカバーしています。

これらもダッシュボードよりも高い位置で再生するのが理想。個人的には、できる限り低い帯域から使って広帯域再生できる良さを活かしたい感じです。または、今2ウェイ・スピーカーを使っているなら、これをプラスして3ウェイ化を図るのも良いでしょう。中域の厚みが増した心地よいサウンドが楽しめるようになります。とくにブラムのスピーカーはヴォーカルの生々しさが魅力なので、その魅力がいっそうひきたつと思います。

LM80は既存の2ウェイ・システムに加えて3ウェイ化を図るのが最適かと思われますが、LFR50とLFR80に関しては、高域が伸びているのでウーファーを加えた2ウェイ・システムでも十分に楽しめそう。CSTドライバーの代わりに使ってみるのもおもしろいかもしれません。

ステッグのフラッグシップ・スピーカーを紹介

新製品を投入する今年から体制が変わってスタジオジータが輸入総代理店として取りまとめることになった、STEG製品。とはいえ、従来のビーブレイド、ウィズコーポレーション、タム、グルーブインターナショナルは販売代理店としてこれまで通り流通を続けますので、これまで空白だった東海・北陸・関西エリアのフォローをスタジオジータが行う形。つまり一般ユーザーから見たら、全国のショップで今までよりもより手に入りやすくなったということですかね。

そんなSTEGの新製品を順を追って紹介していきます。まずはスピーカーから。STEGというと、なんといってもマスターストロークというパワーアンプが有名ですが、そのネーミングをスピーカーも受け継いでいます。ハイエンド・モデルはmaster stroke MSK3ウェイスピーカー。SS!というツィーター、SS3というスコーカー、SS6というウーファーで構成された3ウェイ・システムです。

パッシブ・クロスオーバーネットワークの無い3ウェイで、価格は800,000円(税別)。今のところバラ売りは設定されておらず、受注対応品なので多少の納期はかかりそうですが、ちょっと聴いてみたい気にさせる作りです。

SS1は25mm口径のシルクドーム型。周囲のプレートの直径が約6cmあり、結構な大型です。その割に奥行きは13.71mm。取り付け性はそれほど悪くなさそうです。再生周波数帯域は1.3〜22kHz。ハイレゾ帯域には対応していませんが、わりと低い帯域から使えそうなので、スコーカーとの音の繋がりはスムースに調整できそう。1.5kHzでハイパスしたときの定格入力は30Wです。

スコーカーはグラスファイバーの振動板を使った80mm口径のもの。ソリッド・アルミニウムのフレームが薄く、精巧に作られているのがわかります。マグネットはネオジウムを採用。再生周波数帯域は80Hz〜11kHzと広く、さまざまなクロスポイントを試せそうです。奥行きは45.8mm。コーン型なので背面にある程度の量の空気が必要でしょうから、取り付けには気を使いそうですね。

ウーファーはカタログでは160mmと記載されていますが、6.5インチなので正確には165mmでしょう。スコーカーと同じく振動版はグラスファイバー。アルミフレームは振動版ギリギリまで薄い設計で、なかなかカッコいいのですがネジを打ち込む時には気を使いそうです。マグネットはフェライト。奥行きは71mmもあるので、アウターバッフルでがっつり取り付ける感じでしょうか。

音が良いスピーカーはデザインも良いことが多いのですが、このスピーカーはデザイン的には優秀。イタリア製品らしい音楽性に溢れた音を聴かせてくれそうな予感のあるスピーカーですが、まずはどこかで聴いてみたいと思っています。

CESのイノベーション・アワードにキッカーのサブウーファーが選出

1月11日から14日までオンラインで開催されていたCESも終了し、イノベーション・アワードが公開されています。優れたデザインとエンジニアリングを称えるために行われるイノベーション・アワードの今年の受賞数は計算に間違いなければ386。このうち、21がベスト・オブ・イノベーションに選ばれています。

まあ、イノベーション・アワードのオノリーには、金さえ出せば選ばれる確率が高いとの噂(未確認情報です)もあるし、LGとかサムソンとかの韓国企業の製品がやたら多いところを見ると「そうなのかな?」という気がしないでもありませんが、イノベーション・アワードのオノリーに選出されるということは、素晴らしさがあるのだと思います。

以前、速報でお伝えしましたが、キッカーのサブウーファー、ソロバリックL7Xもイノベーション・アワードに選出されています。キッカーは今年、CESへのオンライン出展は無いので、正真正銘のイノベーション・アワード選出でしょう。そのためか、ページを見ても名前以外の説明はなにもありません(笑)。だから詳細はわからないのですが、キッカー製品の輸入を担当しているオージー(キッカー・ジャパン)のFacebookページによると今年発売する予定とのことなので期待大です。そこには12 Volt Newsの記事も載っていたのですが、細かいところはよくわかりませんでしたね(笑)

他にもカーオーディオ関連のイノベーション・アワード・オノリーに絞ってお伝えすると、まずJBLのArena Xというスピーカーがあります。このスピーカー、ツィーターの形を見るとかつてあった60周年記念のフラッグシップ・スピーカー、660GTiの後継のような感じですが、こちらは3ウェイ。革新的な取り付けリングにより、目に見える止め具が無いんだそうです。クロスオーバーは付属しておらず、アクティブなクロスオーバーが必要とのことですが、デジタル・チューニングが主流のハイエンド・カーオーディオでは問題ありませんよね。まあ日本で売られるのかはわかりませんが、期待したいところです。

JBLではこのような製品もイノベーション・アワードのオノリーに選出されています。BassPro Goというポータブル・ブームボックスです。どうやらBluetoothのパワードサブウーファーのようで、クルマに簡単に取り付けて充電できるように設計されているとのこと。車外での使用も可能のようです。

イノベーション・アワードには選出されませんでしたが、モレルでもいくつかの新製品が出ているようで、今後日本にも入ってくることでしょう。モレルでは最新カタログをダウンロードできるようになっていましたが、すでにできなくなっているみたいですね。残念。

カーオーディオ関連は少ない今年のCESでしたが、キッカーのサブウーファーがイノベーション・アワードに選ばれたのは喜ばしい限り。日本での発売を待ちましょう。

オートサロンがWeb上で開催中。今日は入れました(笑)

昨日は入ろうと思っても重くて動かず、あげくに僕のMacが固まってしまって大変なことになったヴァーチャル・オートサロン。SNSでも入れない、動かないと呟いているひとが続出していましたね。さて今日はどうなのかと、恐る恐る改めてチャレンジしてみたら、今日は入れましたね。途中、エラーが起きたブースがいくつかありましたが。

さて今年のオートサロンですが、やはり現物を間近で見られないので寂しいですね。特にカーオーディオ・メーカーが今年は少ない…。純粋なカーオーディオ・メーカーといえばアルパイン・スタイルくらいでしょうか。あとエーモンがオーディアを出しているくらい。いつもは、現地へ行けば尾林ファクトリーの派手なクルマがあったり、オーディオカーがそれなりにあって楽しめたんですが、Web上だとなかなか探せないですね。

さてアルパイン・スタイルのブースではアルファード/ヴェルファイア用のDA移設ナビパッケージや車種専用アンビエントライトなどが紹介されています。アルファードS「Cパッケージ」やヴェルファイアZ「Gエディション」はディスプレイオーディオの設定しかないため、市販ナビに変えるのは大変。そこをアルパイン が解決したわけです。

福岡R3、横浜246、大阪171のアルパイン・スタイル限定発売の商品ですが、純正ディスプレイオーディオをアルパインのビッグX 11に変えられます。希望小売価格は税抜きで35万円からとそれなりの価格ですが、より良い音を楽しみたいならやはりビッグX。デジタルアンプを搭載した最新のビッグXはハイレゾを楽しめるしかなり良い音にまとまっているので、音楽好きには満足できる仕上がりになると思います。

ほかにはエーモンが生まれ変わったニュー・オーディアを出していました。スピーカーは無く、デッドニングに絞ったアイテムです。大きく分けてサウンドのための製品とサイレント=静音のための製品があり、サウンドのためには制振シートや吸音シート、防音テープを紹介。静音のためのアイテムは2020年の日刊自動車新聞用品大賞を受賞したロードノイズ低減シートなどを紹介しています。クルマを静かにすることはカーオーディオの音を聴きやすくすることにもつながるので、静音も合わせて施工すれば相乗効果があると思います。

カー用品ではほかにセルスター工業がドライブレコーダーやセーフティレーダー、ジャンプスターター、車両用エアコン内部クリーンシステムの2021年発売予定新製品を紹介していたり期間限定の特価セールを行ったりしています。オウルテックもあったので見に行ったのですが、ブースだけでなにもありませんでした。残念ながら。

このヴァーチャル・オートサロンは365日楽しめると書いてあるので、1年中見られると思います。またオートサロンTVではスペシャル番組をライブ配信でお届け。明日17日も9時から15時まで配信予定なので、時間がある人はご覧になってください。

ケンウッドから前後用と室内用の2つの2カメラドラレコ

彩速ナビを発表したばかりのケンウッドが、今度は2カメラ・ドライブレコーダーを2タイプ3モデル出しました。ナビ連動モデルでは無くスタンドアローン型で、一般ユーザーが買えるモデルは前後の撮影に対応した「リアレコ」のDRV-MR760と社室内撮影対応の「ナカレコ」DRV-MP760の2種類あります。両方ともオープン価格ですが、市場推定価格はDRV-MR760が35,000円(税込)、DRV-MP760は37,000円(税込)。リアレコは2月中旬に発売の予定で、ナカレコは1ヶ月遅れの3月中旬の発売予定です。

この2モデルは、音声コマンド機能を搭載して、いざという時に声で操作できるのが特徴。声でできるのは、録画開始、写真撮影、表示切り替えという3つの基本操作だけですが、とっさの時に録画開始と話すだけで手動録画を開始し書き換えされない専用フォルダに自動保存するので、たとえば前方で事故が発生したり、いきなり綺麗な景色が目に飛び込んできたり、とっさのハプニングの時に使えます。ボタンを探していたりすると、瞬間を逃す可能性大ですからね。ステアリングから手を離さずに操作できるのも便利です。

また緊急イチ押し録画ボタンという大きなボタンも本体底面に搭載。これを押すだけで手動録画がスタートし書き換えされない専用フォルダに保存するので、しゃべるのが苦手な人でも素早く映像を残せます。これ、クルマから降りて近づいてきた相手への牽制にもなるかもしれませんね。録画を開始したら、マズいと思って引き返す人もいるかもしれません。まあ、怒ってたらそのまま近づいてくるでしょうけど。そんな時は、ドアをしっかりロックしてすぐに警察へ電話ですね。

前方で急な割り込みがあったり蛇行運転を繰り返したりした場合はドライバーに警告音と画面表示でしらせ、設定によって自動的に録画もできるあおり運転検知機能も追加。リアレコの場合は後方急接近にも対応します。従来の運転支援機能は前方衝突警告や車線逸脱警告、発進遅れ警告などだけでしたが、これが強化された形です。

前方用のメインカメラに加え、後方用や室内用カメラもフルハイビジョン録画に対応しているので、走行時の映像を細部まで記録。前方カメラにはHDR機能を搭載して明暗さが激しいシーンでの白とびや黒つぶれを抑えてくれますが、リアレコの後方用カメラにもHDRを搭載。後続車のヘッドライトが当たっても、わりと安定した映像を記録します。

別売の車載電源ケーブルを使用すれば、24時間365日の駐車録画にも対応。Gセンサーが振動を検知すると、ドラレコが起動して前後2台のカメラで映像を記録します。高速起動により従来よりも素早く起動するので、撮り逃しを防ぐあたりもうれしいですね。

ナカレコは主にタクシーやトラックのドライバーのニーズに応えたものですが、使いようによってはYouTuberなんかにも使えるかもしれません。室内用カメラには赤外線LEDを搭載し、香料の少ない夜間やトンネル内などでも室内録画に対応します。また水平152度、垂直80度、対角182度の広視野角レンズを採用しているので、窓越しの側面の映像まで捉えることができます。

それ以外のカメラにはF1.8の明るいレンズを搭載。フレームレートはLED信号の点灯周期と干渉しない設定だからLED信号の無点灯記録を防止できるし地デジ干渉対策も万全。大容量の32GB microSDHCを付属しているのも嬉しいですね。

ウィンドウズPCでもMacでもドライブ情報を確認できる専用ビューアーソフト、KENWOOD ROUTE WATCHERも用意。ドラレコ としての装備&性能に抜かりはありません。もうすでにドラレコを装備している人も多いとは思いますが、買い替えを考えている人はいかがでしょう。声で操作できるのは思いのほか便利かと思います。もう1モデルは、レンタカーなどに採用される特定販路向けモデルです。

エクセレントクライオよりもさらに高品位なフューズ登場

今日は車両用のフューズの紹介です。エクセレントクライオヒューズはご存知の方が多いですよね。厳密な温度管理のもとで超低温処理して信号の流れを向上させる技術を施したヒューズです。

そのエクセレントクライオヒューズの考案したのがサブゼロ処理研究所。すでに創立から15周年になるそうですが、このたびさらに品質を極めたハイパー・サブゼロ・フューズを発売しました。1月12日の発売だから、すでにお店で手に入るかもしれません。

このハイパー・サブゼロ・フューズはエクセレントクライオフューズの高品位製品という位置付け。ハイパー・サブゼロ・トリートメントは、サブゼロ処理研究所と熱処理専門会社である八田工業との共同開発によって生まれました。

液浸法では不可能と言われる厳密な温度管理を、高度なガス法によって行い、分子をきちっと整えて電気の流れをスムースにします。結果、オーディオ機器ではノイズレベルが下がりS/Nの良いサウンドが得られるわけですね。

カーオーディオのオーディオが向上すると同時に、燃費や加速性能が向上したり、エンジンの回転フィールがスムースになるといった相乗効果も得られるとのこと。これはクルマには欠かせないものになりそうです。

種類は低背のLPフューズ、Hyper Sub-zero Fuse-LPが2Aから30Aまで9アイテムあり各1,500円(税別)、MINIフューズのHyper Sub-zero Fuse-MINIが同じく2Aから30Aまで10アイテムあって各2,000円(税別)。ATOフューズのHyper Sub-zero Fuse-ATOは1Aから40Aまで12アイテムあって各2,500円(税別)、MIDI(AFS)フューズのHyper Sub-zero Fuse-SBFW-L(SE)は30Aから100Aまで6アイテムあって各5,000円(税別)です。ほかに、MIDIヒューズホルダー用のメタルコンポーネント、Hyper Sub-zero-Metal component(SE)1(6,000円/税別)も用意されています。

車両用からオーディオ用まで多彩に用意されているので、用途に合わせてマイカーに施工してみましょう。イース・コーポレーションが扱っています。

CES2021がオンラインで開催中

CESが始まっています。今年は1月11日から14日まで。新型コロナウィルスの影響が大きく、アメリカ・ラスヴェガスに集まるのではなくオンラインでの開催です。

10年ほど前までは、年明け早々の大規模イベントとして現地に通っていました。名だたるカーオーディオ・メーカーがいち早く新製品や新技術を展示していたからです。たしかノースホールだったと思いますが、その広いスペースのほとんどがカーオーディオ関連の展示で埋まっていたほどです。

ところがそのうち、自動運転がらみで自動車メーカーの出展が増えたり、ドローンなどさまざまな出展が増えて、カーオーディオ・メーカーの展示が減っていったんですね。ロックフォードなんかは、CESの時期にホテルを借りて展示会を行い、CES本体の会場には出さなくなりました。出展料が高騰したのも原因の一つでしょう。

またキッカーなんかは、CESの展示よりも早く行われるCEMAショーに力を入れたりしています。これはターゲットを絞ったほうが、ユーザーにインパクトを与えるという考えからでしょう。この理屈もわかります。

そんなこんなで、どんどんカーオーディオ・メーカーが減っていったため、高い旅費を出して行くのも辛くなってきて行かなくなったわけです。が、今年はオンライン。現物を生でみる迫力はありませんが、旅費なしで手軽に見られるというわけで、久々に覗いてみることにしました。

プレス登録すれば、無料で見られるのでさっそくブレス登録。わりとあっさり登録できました。一般の人の場合は有料(最安で$149との未確認情報あり)で見られると思います。

で、見たんですが、カーオーディオ・メーカー、めちゃくちゃ少ないですね。CES自体の出展数も従来の4400から1900へ激減したとか。ま、それでも1900社という規模はでかいですが、縮小した感は拭えません。

検索でヒットしたのはオーディオテクニカ、パイオニア、パナソニック、ボーズ、キンバーケーブル、そしてモレルくらい。もちろんメルセデス・ベンツのディスプレイなど自動車メーカーのものはそれなりに「おっ」と思わせるものがありましたが、純粋にアフターマーケットのハイエンド・カーオーディオはモレルとキンバーケーブルくらいしか探せませんでした。

TwitterやFacebookなどの投稿を探っていると、純正ですがマッキントッシュのオーディオがあったり(勘違いか?)、さまざま見かけるのでこれから探っていこうと思っています。皆さんも、興味があったらCESのサイトのRegister Nowから登録してみて、探ってみてください。現地時間の14日までなので、日本だと15日朝までですかね。今日は一般の人が参加できる2日目。夜9時からスタートのはずです。まずは中間報告まで。

ケンウッド彩速ナビ・タイプLも2021年モデルに進化

ケンウッド彩速ナビは、ハイレゾ対応ではないエントリークラスのタイプLも2021年モデルに進化しました。8型モニター搭載のMDV-L308Lと7型で横幅200mmのワイドモデル、MDV-L308W、2DINサイズのMDV-308の3モデルです。すべてオープン価格ですが、市場推定価格は税込でMDV-L308Lが77,000円、MDV-L308WとMDV-L308は60,500円。1月中旬から発売の予定です。

エントリーモデルながらジェットレスポンスエンジン3を搭載し、レスポンスは高速。スマホ同様の快適さで操作できます。特に8型モデルは光沢パネルを採用。見やすく使いやすいモニターに仕上がっています。

タイプS同様、ドライビング3Dマップやダークモードを搭載したのも変更点。ドライビング3Dマップは俯角視点を5段階に切り替えることができ、好みの角度で地図を表示できるし、ダークモードは黒を基調とした地図色で、シンプルかつメリハリのある地図表示に切り替えられます。

GPSに加えて準天頂衛星みちびきにも対応し測位性能を向上。VICS WIDEに対応しているので渋滞情報や気象・災害情報も得られます。iPhoneをケーブル接続した時にはNaviConも動作。多彩なNaviCon対応アプリを使って、さまざまな検索ができます。

地デジ放送はワンセグのみ。USBデバイスやSDカードに入った音楽データを手軽に再生できるし、CDの音楽を最大2倍速でSDカードに録音することもできます。

前後撮影対応の2カメラドライブレコーダー、DRV-MN940Bとの連携にも対応。これをつければ、ナビ画面でドラレコの映像を手軽に操作・再生できます。またナビ連動型高度化光ビーコン対応ETC車載器や専用リアビューカメラの接続もできます。これだけ接続できれば拡張性も十分でしょう。

KENWOOD MapFan Clubの会費が1年間無料になる優待券を同梱しているので、期間中なら地図更新が無料。ぎりぎりで更新すれば最新の地図で使える期間が1年延びます。まあ、2年後以降も会費をはらって継続すればいいんでしょうけど。

サウンド面はほどほどでいいので、リーズナブルで快適に使えるナビが欲しいという人には勧められるモデルかと思います。

ケンウッド彩速ナビ2021モデル第1弾はタイプS!

こんなコロナな時期ですが、ケンウッドからも彩速ナビ2021年モデルが出ました。ハイレゾ再生可能なタイプSです。8型モデルのMDV-S708Lと7型で横幅200mmワイドモデルのMDV-S708W、そして2DINサイズのMDV-S708の3モデル。1月中旬からの発売です。

新モデルは地図の見やすさを高めたのが特徴。ハイレゾ再生ができて音を重視しているといえども、カーナビだからここは大事です。新しく採用したのは3D地図の俯角視点を5段階に切り替えられるドライビング3Dマップの採用。個人的に最近3D地図を見ることはめっきり減りましたが3D地図を多用している人には楽しいでしょうね。好みの角度で地図を表示できるので、遠方を見たい時にも便利です。

もう一つ。黒を基調とした地図=ダークモードも採用しています。シンプルで見やすくなるし、道路表現にメリハリが付いて見やすくなります。まあ、この辺はスマホのダークモードと同じで、好みで使い分ければ良いかと思います。

また3Dポリゴンランドマークの収録数が従来は全国主要都市の400箇所だったのが、1200箇所に拡大。3D地図でランドマーク付近を検索すると3Dアニメーションのような地図画面を表示できます。表示された3Dランドマークは360度回転させてみることができ、3Dポリゴンの透過オン/オフ機能も搭載しています。透過オンでは進行方向が透けて見えるので、3D地図表示も見やすくなりますね。

FLAC、WAV(192kHz/24bit)のハイレゾ音源に加え、さまざまな音楽ファイルフォーマットに対応。独自の高音質化技術、K2テクノロジーにより、限りなくマスター音源に近いサウンドを再現します。

サウンドチューニング機能もリスニングポジションや13バンドグラフィックイコライザー 、ナチュラルEQ、フロントフォーカスなど多彩。複数の音楽ソースから横断的にコンテンツを選べるマルチAVブラウザも便利です。

MapFanAssistに対応しているので、KENWOOD MapFan Clubに会員登録すればスマートフォンの連携が可能。KENWOOD Drive Info.に対応しているので開通予定情報のダウンロードやガソリンスタンド価格表示、天気予報情報などが利用できます。ただしスマートループ 渋滞情報や駐車場満空情報、テレビdeみ〜たは有償です。

ハイレゾ対応でこれだけの機能を持っているのに、市場推定価格が8型モデルで税込99,000円、7型モデルが77,000円と10万円を切っているのにも驚き。手軽にクルマでハイレゾを楽しみたい人なら狙い目かもしれません。

アルパインがスタイリッシュなデジタルミラー発売

アルパインから2021ビッグXと同時に車種専用のデジタルミラーも登場しました。2月中旬から発売の予定です。

このデジタルミラーはもっともお安いベースモデルのDME-M01が49,800円(税別)ですが、ドライブレコーダーを搭載したDMR-M01Rだと59,800円(税別)。49,800円のモデルだと、後方の映像を映し出すだけですが、ドラレコ搭載モデルはフロントとリアのカメラが付き、映像を記録できます。

そして車種専用モデルはすべてドラレコ搭載モデルで、アルファード/ヴェルファイア専用のPKG-M01R-AV-30とヴォクシー/ノア/エスクァイア専用のPKG-M01R-NVE-80、そしてハイエース/レジアスエース専用のPKG-M01R-HI-200の3モデルあり、価格はすべて65,800円(税別)。これらはすべて、ほかに車種専用取り付けキット(価格未定)が必要ですが、装着するならドラレコ内蔵を選ぶんでしょうね、たぶん。

ここからはドラレコ搭載モデルを中心に説明していきます。画面は11.1型の大画面で、フロント/リアのカメラともフルHDの高画質。STARVISを搭載したカメラなので、夜も見やすい高画質で記録できます。また後続車のライトで画像調整を行ってくれる自動防眩機能や、室内の明るさに応じて液晶画面を調整するオートディマー機能も搭載。ルームミラーとしてもクリアで鮮明に見えます。

視野角は左右/上下ともに160度で、優れた視認性を覚悟。逆台形のフォルムはスタイリッシュで、車種専用リアカメラカバーをセットで取り付ければ、スマートな取り付けを実現します。HDRも搭載。常時録画や衝撃録画、手動録画、静止画撮影に対応し、駐車中の録画も可能です。これはリアル動画と2モードのタイムラプス録画があります。

今時は少ないと思いますが、ラゲッジルームに壁を作って、普通のルームミラーじゃ後ろが見えないクルマなら、ベースモデルを付けるだけで後ろがクリアに見えるし、安心&安全も手に入れたいならドラレコ内蔵タイプがいいでしょう。それなりに高いですが、スタイリッシュに前後ドラレコ付きのデジタルミラーが入手できます。

アルパイン・ビッグXの2021年モデルが登場!

なんと! なんの前触れもなく2021年型のアルパイン・ビッグXが突然、発表されましたね。2020年モデルは旭化成の関連工場の火災の影響で出荷できないモデルもあったので、そのため発表が前倒しになったのかもしれません。

ラインナップは11型の大画面から10型、9型、8型、7型まで全25機種。7型以外は全て車種専用のモデルが用意されています。11型はフローティング・タイプも用意されていて、ハイラックスのほかエスティマ、シエンタ、アクア、プリウス、ランクル・プラド、C-HRなどの車種専用取り付けキットも用意。プリウスなんかは車種専用の埋め込み型は9型ですがフローティングの11型も選べるわけです。
   ハイエースに装着したフローティング・ビッグX

本体は昨年フルモデルチェンジしていて、ハイレゾ再生に対応、デジタルアンプ搭載など、音の面でもかなり進化しています。それは、昨年末のオートサウンドWebグランプリでゴールドアワードを獲得したことからも証明されています。これをベースにシステムアップしていく方向性のものではありませんが、デジタルアンプはスピーカーの制動力に優れ、位相が整っているため情報量も多く、最新のデジタルアンプと言っても過言ではありません。

加えて2021年モデルはApple CarPlayとAndroid Autoにも対応。Amazon Alexaも搭載し、音楽再生など、ふだん使い慣れているスマホのサービスが使えます。といったら「カーナビ要らないじゃん」という声も聞こえてきそうですが、内蔵のナビは6軸ジャイロセンサーによる高精度の自車位置表示を実現。探索ルートを自分好みにチューニングできるルートチューニングも搭載しているし、300m先の信号を〜という音声案内に加え、3つ目の角を〜、2つ目の角を〜という具合にカウントダウンで案内してくれるので分かりやすさも高めています。

また、ボイスタッチはトリガーとなる言葉が不要。地図の拡大や縮小、コンビニなどの周辺スポット検索、オーディオソースの変更など、できる操作は限られていますが「ヘイ、シリ」とか「アレクサ」といったトリガーとなる言葉は要らないので、恥ずかしさは少し薄れるかもしれません。

この2021ビッグXは2月から順次、販売を開始。7型モデル以外のビッグXは車種専用で対応車種が限られているので、マイカーに合うビッグXはあるか、サイト等で調べてみてください。

あけましておめでとうございます。今年も情報を発信していきます

1都3県ではまた緊急事態宣言を発出するとかで、コロナ禍はまだまだおさまりそうな雰囲気を見せない今日この頃ですが、2021年も明けました。おめでとうございます。

さて、年末に発表されたアルパインの新製品、フローティングビッグDAですが、不明点がいくつかあったので質問をしていたところ、今頃になって(笑)回答が届いたので、それをお知らせします。

まずパワーアンプ。資料のどこを見ても内蔵アンプの出力がなかったので「もしかして?」とは思っていたのですが、アンプレスだそうです。つまり外部アンプを加えないと音は出ないということです。フローティングしていない7型モデルはスタッキングタイプのアンプが用意されているのでまあ良いとして、9型や11型のモデルは外部アンプが必須。好意的に捉えるなら、好みのアンプでシステムアップできるという意味で、カーオーディオ好きに向いていると言えるかもしれません。

もう一つの謎。Flac対応という記述はあるのですがハイレゾ対応とは書かれていません。だからハイレゾへの対応がいまいちわかりにくかったんです。これは、Flacフォーマットのハイレゾ音源は再生できるけど、ダウンサンプリングしての再生なので、ハイレゾ音源をハイレゾのままネイティブで再生することはできないということだそうです。まあ、ダウンコンバートするものの再生できることはできるので良しとしましょう。たとえダウンコンバートしても、元々の音源のクオリティが高ければそこそこは良い音で楽しめると思います。

何しろスマホを繋いで手軽に楽しむものですから、音質をとことん追求する必要はなし。そういう意味では、とても良い製品かと思います。安いですしね。このコロナ禍の中で、デモカーは当分作る予定がないというし、作ったとしても外出自粛で取材に行けそうにもありませんが、コロナが落ち着いた頃には一度デモカーの音を聴いてみたいと思っています。

オートバックスのくるまないとにパイオニア通信ドラレコが採用されました

オートバックスって、こんなサービスも提供しているんですね。高齢者向けの運転見守りサービス「くるまないと」。このサービスにパイオニアの通信ドライブレコーダーとIntelligent Pilotが採用されたそうです。

このサービスは「くるまないと」と「くるまないとfor Biz」の2種類あります。くるまないとはフロント用の1カメラのモデルで、通信ドラレコの機能を活かしてクルマの位置情報や移動情報を家族等が把握できます。高齢者が一人でドライブに出かけても、どこにいるか、事故等を起こしていないかわかるので、安心できますね。

またIntelligent Pilotは独自の地図データとこれまで蓄積してきたプローブデータを活用し、天候や運転傾向なども含めて総合的に事故や危険を予測。個々の車両の状況に応じて注意喚起や警告をしてくれるなど、ドライバーは親切な運転支援を受けられます。

さらにプレミアム・エイドと連携して、ドライブレコーダーが衝撃を検知すると専用コールセンターがGPSの位置情報と事故映像を確認。ドライブレコーダー端末を通じてドライバーと通話します。必要に応じて救急車を要請したり家族等に緊急通知を配信してくれたりするので、万が一の事故の時にも役立ちます。

くるまないとfor Bizはくるまないとの運転見守りシステムに車両管理機能を追加したもの。前方&室内の2カメラ・ドラレコを使っています。複数車両をグループ化して管理できるので、複数の車両を持つ企業や自治体が、効率的にクルマを管理できるし事故等があってもすみやかに把握&対処できます。ま、一般のドライバーには関係ありませんが、タイヤやオイルの交換時期、車検時期といった車両の整備状況も一元管理できるので、担当者の仕事の効率化に役立ちます。

もちろん月々、定額の料金はかかります。本体価格はくるまないと用の1カメラ・タイプ、TMX-DM04-Bが36,900円(税別)でくるまないとfor Biz用のTMX-DM03A-Bが64,800円(税別)。このほかにサービス利用料として通信料込みでくるまないとなら月々980円(税別)、くるまないとfor Bizなら月々1,980円(税別)かかります。この他に緊急通報サービスは別料金で、くるまないと、くるまないとfor Bizともに月額500円(税別)です。

毎日クルマに乗る人ならまだしも、たまにしか乗らない人にとってはちょっと高い気がしないわけではありませんが、安全と安心を買う金額だと思ったら、納得できる気もします。クルマに乗る時間が長い人にほどありがたいサービスといえるでしょう。

アルパインからフローティング式ディスプレイオーディオ

12月15日の夜8時からオンラインで発表会が行われたアルパインの新製品です。ディスプレイ・オーディオの新機種が出ました。名づけてフローティング・ビッグDAです。

アルパインらしい大画面のモデルで、画面サイズは11型のDAF11Vと9型のDAF9V、そして7型のDAF7の3タイプ。11型と9型は1DINサイズの本体にフローティング構造のディスプレイをくっつけたモデルで、7型モデルは幅と高さが2DINサイズで奥行きが半分ほどの本体に7型ディスプレイを搭載しています。

ディスプレイはWVGA。HD画面のモデルが増えてきたなかでWVGAというのはちょっと残念な気もしますが、ポイントは価格。11型でも79,800円、9型なら69,800円、7型にいたっては39,800円(すべて税別)ですから、かなりリーズナブル。この価格ならWVGAでもいいかな? と思えるかもしれません。

特徴は2台のスマートフォンを接続できること。以前、Android Auto対応のカーナビが付いたデモカーに試乗した時に、Android Autoのナビを代えて使ってみると元々のナビのルートは消えてしまうとか、スマホナビと音楽再生を併用できないなどがあって、わりと使いづらいと感じましたが2台のスマホを接続できれば大丈夫。という意味では旦那と奥さんとかカップルとか2人位上で楽しくドライブに出かけることが多い人向けかもしれません。

DAF11VとDAF9VにはHDMIの入出力を装備していますから、これにスマホを接続すればスマホで見ていたYouTubeの動画などもDAの大画面で見られます。7型はHDMIを装備していませんが、別売(3月発売予定)のデジタルアンプを接続できます。このアンプ、DAF7の裏側の開いたスペースにスタッキングして手軽にセット可能。アルパインのデジタルアンプは現行ビッグXでもわかるように最新の設計で音は良いと思われるので手軽に良い音がほしい人ならペアで導入したほうがよいでしょう。

重ね重ね画面がWVGAなのはちょっと残念ですが、このリーズナブルさは魅力大。アルパイン・ストアではクーポンなどを用意してさらにお得に買えるキャンペーンを行っているので、詳しくはアルパイン・ストアをご覧ください。

エタニ電機のETANI ONEが凄い理由

11月29日に名古屋の近く、あま市のコルトレーンでエタニ電機とのコラボ・イベントが行われました。そこで気づいたETANI ONEというDSP+デジタルプレーヤーの凄さをお伝えします。

このモデルは、亡くなった前社長からも何度も説明を受けていて、だいたいのことは知っていたつもりだったんですね。実際、音を聴いても調整後だと情報量が増えるし音場の臨場感も高まるし、なにより聴き心地の良い音になって、クオリティが一段と上がります。これはすごいなぁと思っていたんです。

でも前社長は感覚的に話すかただったので、細かい部分までは謎のところがあったんですね(笑)。それが今回、新社長の鈴木さんが丁寧に説明してくれたので、細かいところまで良くわかったわけです。これは凄いぞ、と。鈴木さんは元パイオニアでスピーカーの企画や開発に携わっていたかたで、現在のカロッツェリア・スピーカーの共通コンセプトである「オープン&スムース」の生みの親。前PRSスピーカーにも大きく関わっていて、スピーカーのブロなんです。

そこで今回詳しく知ったのは、ひとつのスピーカーでも周波数によって位相が変わるということです。ホーム用スピーカーならエンクロージャーに入った完成品なので、出てくる音もそれで完成とお思いでしょう。が、スピーカー・ユニットの構造的な問題で周波数によって位相が変化するんだそうです。例えば100Hzは0度だけど500Hzは90度、1000Hzは180度という具合。すべて0度の状態で再生できるのが位相が回っていなくて理想的なんですが、そうはいかないんですね。

ETANI ONEはスピーカーの実測データに基づいて補正データを作り、すべての周波数で位相が整った状態に直してくれます。これがWave EQの凄いところ。今回はホーム用のディナウディオのスピーカーで、補正前と補正後を聴き比べたのですが、音はぜんぜん変わります。もちろん、補正前でもディナウディオらしい良音なんですが、補正後の音は分解能が格段に高まって、細かい音が良く聴こえます。また、音像の立体感が増して、ヴォーカルと楽器の前後の関係などもはっきりと聴き取れるんです。

さらに、音が柔らかく感じて聴き心地が良くなります。位相が整ったことで、ギスギス感じるような耳障りな音が無くなったんでしょう。ずっと聴いていたい気分になります。今回用意したデモカーでは異常なほど試聴時間が長いお客さんが多かったんですが、たぶんクルマのなかでもそんな気分だったんだと思われます。

この調整にかかる時間は7〜8分ほど。最大4ウェイ・システムの調整ができます。ユーザー側が行うのは、最初のクロスオーバーの設定だけ。あとは待っているだけで測定と補正データの作成、確認を繰り返して整った音に仕上げていくわけです。

最初にクロスオーバーの設定をしますが、あとから設定値の変更も可能。だから最初のクロスオーバー設定がある程度適当でも、あとから直せるわけです。ただし、スピーカーを壊してしまうような極端な設定値は駄目だし、あとから設定し直せば多少は位相がずれてくるので、大きく設定値を変えた場合には最初から測定をやり直したほうが良いかと思います。

パラメトリックEQや定位する位置を補正するパラメーターも搭載しているので、ユーザーの好みに応じて調整したり、ショップ独自のサウンドに変えたりすることも可能。このあたりはインストーラーの腕の見せどころと言えるでしょう。位相を整えたあとに調整すれば、少しの調整で音がリニアに変わっていくのが感じられるので、セッティングもやりやすいと思います。

内蔵のデジタル・プレーヤーはラズパイ。USBを実質3基備えているので大容量のSSDなども接続可能です。もちろんハイレゾ音源の再生も可能。選曲などの操作はWi-Fiで接続したiPadなどでできるので選曲等の操作は手軽です。

車載機を初めて手がけたメーカーだけにサイズ(とくに高さ)は一般的な車載機を無視しているし、価格も価格なのでなかなか取り付けるのには勇気が要りますが、Wave EQはこれまでホームオーディオにもなかった考えかたで、確実にサウンド・クオリティが高まります。バナーに「ホームオーディオを超える音を車内に」といった意味の文言が書かれていましたが、あながち嘘ではありません。それはディナウディオのホーム用スピーカーを使ったデモでも証明されています。

もう少し安かったらいいのになぁという人は多いだろうし、実際に質問コーナーでも同様の問いが出ました。しかし前社長がまさに命がけで作り上げた製品だけに、まずはこの商品の認知度を広げていくことに集中するようです。

高いなぁと思っている人も、音を聴けばきっと凄いと思うこと間違いなし。聴く機会が少ないのが難点ですが、ショップからの依頼があればどこにでも出かけてセミナーを行うそうなので、聴いてみたい人はショップにリクエストしてみるといいでしょう。ある程度人数が集まりそうなら、セミナーを開いてくれると思います。その時は、僕も一緒に行けるといいなぁと思っています(笑)

デンソーソリューションのAVナビがイクリプスから

イクリプスからAVNの新製品3機種が登場。12月中旬から発売の予定です。イクリプス・ブランドといってもデンソーソリューションが企画・開発したもので、旧富士通テンのものとは違うようです。

コストパフォーマンスを追求したモデルで、ラインナップはAVN-LS01とAVN-LS01W、そしてAVN-LBS01の3機種。AVN-LS01/LS01WはDVD/CDとフルセグの地デジチューナーを内蔵したメモリーナビゲーション。Bluetoothにも対応しています。両モデルともWVGAの7型モニターを搭載し、LS01は2DINサイズ、LS01Wは横幅200mmのワイドモデルです。

AVN-LBS01は型番に入ったBの文字が示す通りビジネス仕様の企業向けモデルで、CDデッキもTVもありません。企業向けなので、一般ユーザーには関係ありませんね(笑)。

カーナビ機能を充実させたモデルで、クアッドコアのCPUにより操作はストレスフリー。地図のピンチイン/アウトで縮尺を変えることができるし、ダブルタップ、2点タップでも地図スケールの原稿が可能です。

フラットデザインだから車室内にもフィット。エントリーモデルながら静電容量式タッチパネルを採用し、光沢パネルなのでわりと高級感があります。企業向けモデルは英語、中国語、韓国語にも対応。コロナ禍によって外国人観光客は激減していますが、コロナ禍が落ち着いて外国人観光客が復活したらレンタカーでは重宝することでしょう。

実売価格はいまのところ不明ですが、おそらくお求めやすい価格で売られることでしょう。とにかくお安くAVナビを手に入れたい人には良いかもしれません。

5G時代の電磁波吸収シートをイースが発売

イース・コーポレーションが5G時代の音響用電磁波吸収シート、RAM-25を発表。昨日(12月3日)から「車内音響の魔術師」加盟店を通じて発売しています。

このRAM-25は電子機器の放射ノイズを抑制する音響用の電磁波吸収シート。最近のクルマは電子化が進んでいて、ECUとか追尾用ミリ波レーダーとかオルタネーターとか、多くの電子機器が放射ノイズを発生しているため、カーオーディオにとっては厄介。これらのノイズに対処しないと、本来のポテンシャルを引き出すことができません。

そこでRAM-25。ノイズ発生源の近くにRAM-25を貼り付けることでノイズを吸収してクリアなサウンドを実現してくれます。耐水&難燃性の製品なので、施工場所を選ばないのもいいですね。取り付ける推奨場所はハイブリッドバッテリーやドアトリム、ボンネット、ルーフ、フロア、トランク、電子機器、各種ケーブルなど。裏面が粘着層になっているので、鉄板でも樹脂パーツでも木材でも、あらゆる素材に貼り付けできます。

1枚が幅330×奥行250×厚み25mmのサイズで、これが24枚入ったバルクパックで64,800円(税別)。1枚あたりの価格は2,700円(税別)です。「車内音響の魔術師」の加盟店以外では入手できないので、ほしい方は加盟店へ問い合わせてみてください。

トライムからアルミダイキャスト製バッフル登場

オーディソンやブラムの製品を扱っているトライムからスピーカーの取り付けを手軽にするバッフルが登場しました。名付けてD-Baffleです。

このD-Baffleとはダイキャスト・バッフルの意味。つまり素材にアルミダイキャストを使用しています。その上で汎用。内径寸法は144mm(147mmから30度のテーパー処理)と145.5mmと大きめなので、トライムが扱っているオーディソンやブラムのスピーカーの8割がたに対応しています。

商品はトヨタ/スバル/ダイハツ/アウディ/フィアット/アバルト用のKSM-006(12,000円/税別)とトヨタ/スバル車の楕円スピーカー装着車に対応するKSM-012(14,000円/税別)の2種。ひとまず、トヨタ車を中心とした商品展開のようですが、売れ行きをみて今後もラインナップ拡大を図って行きたいとのことです。

ユニット固定用のビスはM4を8本付属。バッフル固定用ボルトやナット、ワッシャーもKSM-006には6組、KSM-012には8組付属しているのですぐに取り付けられますね。バッフルの背面には振動を制御するウレタンクッションを貼り付けていたり、スピーカーケーブルを内側に通すための穴が空いていたりするのも気がきいています。

ブラムのスピーカーをより強固に8点で固定したい時にはM&Mデザインのバッフル、PCD-1(12,000円/税別)との併用も可能。トライムが販売しているメタルリングスタビライザー、TR-165MS(オープン価格)と組み合わせて使うことができます。

スピーカーの取り付けは、いかに固定強度を高めるかが重要。アルミダイキャストのバッフルなら、がっちり固定できるので万全です。スピーカーの取り付け強度を高めてより良い音を目指したいなら、自分のクルマに対応しているか、手持ちのスピーカーが取り付け可能かなど、販売店に問い合わせてみてください。

オートサウンドWebグランプリが決まりました

お待たせしました。Macが不調でしばらく休ませていたため、10日以上ぶりの更新です。その間に、オートサウンドWebグランプリが発表されましたね。パチパチ。グランプリに選出された製品は、どれも自信を持っておすすめできるものです。

しかし今年は高いモデルが多かったですね。マイクロプレシジョンのパワーアンプが180万円、RSオーディオのスピーカーが120万円ですから、なかなか手を出せるものではありません。が、そのおかげで聴いたスピーカー、すべてがいい!(笑)とくに2ウェイ・スピーカーはダモーレ・エンジニアリングのA1500.2をリファレンスにして聴いたんですが、どちらもいいんです。

今年は2ウェイ機は選外となってしまいましたが、実は僕は点数を入れています。そこで、惜しくもグランプリには選ばれなかったものの魅力的な2ウェイスピーカーを紹介していきます。

まずはブラムのL165P。ライブ・シリーズの63,000円(ペア/税別)の16.5cmセパレート2ウェイ・システムです。付属のパッシブ・クロスオーバー・ネットワークはコンパクトでシンプルな作りですが、ハイパスとローパスが別れたセパレート・タイプ。だからバイアンプ接続が可能だし、ハイパスにはツィーター・レベルの調整機能が付いています。

このスピーカーは音像がビシッと出るタイプではないんですが、ほどよく膨らんでいて弾む感じの低域が魅力的。だから音楽が楽しく聴こえます。人によって音楽の聴きかたは異なるでしょうが、真面目に分析的に音楽を聴くよりは楽しんでこそなんぼと思っている人にはぴったりのスピーカーでしょう。低域が十分かつヌケが良く、気持ちよく音楽が楽しめるスピーカーです。

イートンのスピーカーは計35万円(税別)のONYXシリーズの3ウェイがウィナーを獲得しましたが、2ウェイのCRS-16(95,000円/税別)も良い音が楽しめました。こちらはブラムのスピーカーとは正反対で、とにかく音像の出かたが素晴らしいのが特徴。ダモーレのアンプのおかげもあって、奥行き感や距離感もはっきり出ます。さすがにカロッツェリアPRSスピーカーほどのリアルさはありませんが、音場表現に長けたスピーカーという印象です。ヴァイオリンのつや感も魅力的でした。

そして何より、カロッツェリアの新PRSスピーカー。個人的にはこのスピーカーがゴールド・アワードに値すると今でも思っています。その理由は、アルパインの場合音は良かったんですが、旭化成の工場火災の影響で今後入手できない可能性があることがひとつ。ふたつ目はものすごく高いモデルが多い中で128,000円(税別)と、わりと手ごろな価格で提供してくれていること。そして車載を考えた時、今後の車載用スピーカーのあり方を変える可能性があるエポックメイクな製品であることの3点です。

とにかくこのスピーカー、ダモーレとの組み合わせでは久々に鳥肌が立つほどの感動の音を聴かせてくれたし、デモカーでもこれまでの車載スピーカーにあった違和感を感じさせない、気持ち良い音場で音楽を再現してくれました。ともあれ、今年エントリーしたモデルは受賞機から惜しくも受賞できなかったモデルも含めて多くが魅力的で点数をつけるのに困ったほど。これは近年、めったになかったうれしい悩みでした。みなさんも受賞商品を参考にしつつ、実際に音を聴いてみて好みの製品を選んでみてください。