なんと! なんの前触れもなく2021年型のアルパイン・ビッグXが突然、発表されましたね。2020年モデルは旭化成の関連工場の火災の影響で出荷できないモデルもあったので、そのため発表が前倒しになったのかもしれません。
ラインナップは11型の大画面から10型、9型、8型、7型まで全25機種。7型以外は全て車種専用のモデルが用意されています。11型はフローティング・タイプも用意されていて、ハイラックスのほかエスティマ、シエンタ、アクア、プリウス、ランクル・プラド、C-HRなどの車種専用取り付けキットも用意。プリウスなんかは車種専用の埋め込み型は9型ですがフローティングの11型も選べるわけです。
本体は昨年フルモデルチェンジしていて、ハイレゾ再生に対応、デジタルアンプ搭載など、音の面でもかなり進化しています。それは、昨年末のオートサウンドWebグランプリでゴールドアワードを獲得したことからも証明されています。これをベースにシステムアップしていく方向性のものではありませんが、デジタルアンプはスピーカーの制動力に優れ、位相が整っているため情報量も多く、最新のデジタルアンプと言っても過言ではありません。
加えて2021年モデルはApple CarPlayとAndroid Autoにも対応。Amazon Alexaも搭載し、音楽再生など、ふだん使い慣れているスマホのサービスが使えます。といったら「カーナビ要らないじゃん」という声も聞こえてきそうですが、内蔵のナビは6軸ジャイロセンサーによる高精度の自車位置表示を実現。探索ルートを自分好みにチューニングできるルートチューニングも搭載しているし、300m先の信号を〜という音声案内に加え、3つ目の角を〜、2つ目の角を〜という具合にカウントダウンで案内してくれるので分かりやすさも高めています。
また、ボイスタッチはトリガーとなる言葉が不要。地図の拡大や縮小、コンビニなどの周辺スポット検索、オーディオソースの変更など、できる操作は限られていますが「ヘイ、シリ」とか「アレクサ」といったトリガーとなる言葉は要らないので、恥ずかしさは少し薄れるかもしれません。
この2021ビッグXは2月から順次、販売を開始。7型モデル以外のビッグXは車種専用で対応車種が限られているので、マイカーに合うビッグXはあるか、サイト等で調べてみてください。