キッカーHS8の兄貴分、HS10が発表と同時に新発売

アメリカ・ラスベガスで開催中の世界最大規模の家電ショー「CES2020」では、多くのメーカーが最新の技術や製品を出展したり参考出品したりして賑わっていますが、キッカーはCESで発表した新製品を同時に発売開始して話題を集めています。

それが、ハイダウェイ・ウーファーのHS10。昨日1月7日から発売を開始です。これまでもHS8というハイダウェイ・ウーファーがありましたが、HS10はその兄貴分。ウーファーの口径が20cmから25cmへと大きくなっています。


それでいて、ボディ全体のサイズは幅246×奥行314×高さ81mmと、HS8の238×352×79mmと比べても、さほど大きくなっていません。奥行きなんかは、むしろ短いし、総容積もHS8より小さくなっているくらいです。高さが2mm増えているので、シート下に入れられる確率はHS8よりもさらに減っていますが、HS8はラゲッジルームに置いても迫力の低音が室内に響く能力を持っていたので、こちらのHS10も大丈夫でしょう。

そのHS8は2011年のCESに登場し、イノベーションを獲得。僕も、この手のコンパクトなパワードサブウーファーでは唯一、実用できるモデルという認識だったので、ひと回りウーファーサイズが大きくなったHS10にはさらに期待できると思います。内蔵アンプは定格で150W。ライン入力のほか、ハイレベル(スピーカー)入力にも対応しているし、50〜120Hzの範囲で調整できる-12dB/octのローパスフィルターや25Hz(-24dB/oct)のハイパス(サブソニック)フィルターも内蔵しているので、手持ちのシステムに手軽に追加できます。40Hzを6dB増強できるキックEQブーストもキッカーらしいですね。

価格は、キッカー製品の輸入を担当するオージーのサイトにはまだ載っていませんが、千葉・流山のカーオーディオ専門店、サウンドエボリューション・ログオンでは、早くも入荷しキャンペーンを行なっています。それによると、新規購入の場合は取り付け工賃込みで89,000円(税別)。すでにHS8を持っていて載せ替えができる場合は工賃込みで79,000円とのこと。

初回入荷は12台で、次回入荷は3月の予定とのことなので、欲しい方はお早めに。お店でHS8とHS10の比較試聴もできるそうです。

【追記】
HS10の日本での価格がFaceBookで正式に発表されました。78,000円(税別)です。それを考えると、+1,000円でHS8からHS10へ載せ替えできるログオンのキャンペーン価格、お得かも!?