入れ替え簡単なカスタムフィットスピーカーFシリーズもモデルチェンジ

カロッツェリアがフラッグシップスピーカー「RSシリーズ」の発表と同時に、純正スピーカーと手軽に入れ替えられるカスタムフィット・スピーカーのベーシックモデル「Fシリーズ」の新型も発表。こちらは10月下旬から発売の予定だ。

新しいFシリーズのラインナップは、17cmのTS-F1720(7,500円)、16cmのTS-F1620(7,350円)10cmのTS-F1020(6,825円)の3機種。従来のFシリーズには13cm×18cm楕円スピーカーがあったが、新しいFシリーズのラインナップからは外れた。

上2つが17cm2ウェイのTS-F1720。下が10cmのTS-F1020

ウーファー部の中心にトゥイーターを備えたコアキシャル2ウェイスピーカーで、トゥイーターはTS-F1720とTS-F1620が2.9cm、TS-F1020は2.5cm。トゥイーターの口径を大きくすることで、トゥイーターの低域側のピストンモーション域を拡大し、クロスオーバー周波数を低く設定することで、中域の定位感を高めるとともに、クロスオーバー・ポイント付近の周波数特性の乱れを抑えている。
こちらは16cm2ウェイのTS-F1620

この「クロスオーバー周波数を低く設定する」という設計は、ここ数年、カロッツェリアが掲げる「オープン&スムース」コンセプトに基づいたもので、以前はウーファーが受け持っていた中高域をトゥイーターから再生することで、クリアかつスムースな音楽再生を狙っている。現行のFシリーズも、この「オープン&スムース」コンセプトによって設計されていたが、新Fシリーズではウーファーの振動板を現行のIMXファイバーコーンから、新開発のIMCCコーンに変更。より価格はリーズナブルになり、中低域の充実と低歪化をはかりつつ、力強く明るい音を実現したという。

トヨタ、日産、ホンダ、スバルなど、多彩なクルマに対応するTS-F1720には、3種類の取付ブラケットを同梱し、多くのクルマに手軽に装着可能。また、全モデルにワンタッチ接続アダプターを付属しているので、配線も簡単にできる。

【主な仕様】
■TS-F1720
●瞬間最大入力:150W●定格入力:30W●再生周波数帯域:32〜26,000Hz●出力音圧レベル:91dB●インピーダンス:4Ω

■TS-F1620
●瞬間最大入力:150W●定格入力:30W●再生周波数帯域:33〜24,000Hz●出力音圧レベル:91dB●インピーダンス:4Ω

■TS-F1020
●瞬間最大入力:150W●定格入力:30W●再生周波数帯域:47〜22,000Hz●出力音圧レベル:89dB●インピーダンス:4Ω


カロッツェリア
カスタムフィットスピーカー主要車種適合表


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