パナソニックから新型メモリーAVナビ「Sシリーズ」

パナソニックがメモリーAVナビの新製品「ストラーダSシリーズ」CN-S300D(オープン価格)を発表。10月20日から発売する予定だ。

ディスプレイはLEDバックライト搭載の7型ワイドVGA、内蔵地デジチューナーは4チューナー×4アンテナのフルセグタイプで、地図データを格納するメディアは容量16GBのSDHCカードを使用。その他にもう1基、音楽用のSDカードスロットを装備していいて、こちらのSDカードにはCDダイレクト録音ができる。音楽用の4GB SDカードも付属する。

CN-S300Dは16GB SDHCカードを採用したメモリーAVナビ
いちばんの特徴はスマートフォンとの連携を強化したことだ。発売と同時にAndroidスマホ用専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」のリリースを予定。このアプリでは、ぐるなび、るるぶDATA、Yahoo! JAPANなど地点検索ができるようになっていて、スマホで探した目的地をBluetooth経由で簡単にナビに転送できるようになっている。つまり、これまでのナビのように、クルマに乗り込んでから目的地を検索してルート探索を行うというのではなく、目的地は事前にスマホで検索しておき、クルマに乗り込んだらナビに転送してすぐに出発というスタイルができるわけ。ドライブに出かける前にナビ操作でもたもたしなくていい。
Androidアプリの操作の流れ。使い勝手良し
このアプリ、少し触ってみたが、なかなか良くできている。キーワードの入力は音声にも対応しているので文字入力が苦手な人でも簡単だし、地点のカーナビへの転送は、地点情報を送信する画面の下に出てくるアイコンを、上にフリックするだけ。するとBluetoothによる転送が始まり、ナビ側では自動的にルート探索が始まる。これなら、後ろの席からルート探索することも可能だ。なお、当初はAndroid用のアプリのみの提供だが、2011年内をメドにiPhoneアプリも登場する予定。アプリはもちろん、無料で提供される。

クリアパネルを採用したフロントフェイスは凹凸が少なく、スッキリした印象。地図下に出る様々なタッチボタンをオン/オフできるボタンにより、不要なアイコンを消したフルスクリーンマップの表示も可能。これもすっきり感を高める要因だ。地図データ用に16GB SDHCカードを採用したおかげで、過去の渋滞情報を元にした渋滞予測=渋滞データバンクや抜け道マップも収録。より渋滞に遭遇しにくいルートの探索が可能になった。また5ルート同時探索の探索条件のひとつにecoルートが加わっている。

AV機能も充実。SDカードに録音したCDの音源は、D-DOCKなどのSDオーディオ対応機器でも再生可能。また、ナビでCDダイレクト録音するだけではなく、パナソニックのサイトで提供しているパソコン用ソフト「SD-Jukebox V7.0 for Strada LE」を使ってパソコンに保存した音楽ファイルを、CN-S300Dで再生することもできる。iPod/iPhoneの対応は、従来のストラーダSクラスでは音楽再生のみで、ビデオには対応していなかったが、 CN-S300Dは別売ケーブルで、iPodのビデオ再生もできるようになった。音の匠モードも搭載する。オープン価格だが、実勢売価は14万円前後が予想される。

パナソニック カーナビ/カーAV総合


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