パナソニックが自転車でも使える「ゴリラ」発表

パナソニックが、自転車ナビを中心にカーナビ、徒歩ナビの3役で使えるポータブルナビ、「ゴリラ」CN-MC01L(オープン価格)を発表。11月中旬から発売の予定だ。

パナソニック「ゴリラCN-MC01L」
このCN-MC01Lは、8GBのSSDを搭載したPNDで、画面サイズは4.3型ワイド。幅117.8×高さ81×厚み18.5ミリのコンパクトボディはIPX5相当の防滴仕様で、自転車ナビとして使用中、雨が降って濡れても大丈夫な設計だ。取付スタンドは、自転車用、クルマ用の両方を標準装備しているので、自転車とクルマで兼用する場合でもスタンドの買い足しは不要。クルマ用のスタンドは吸盤式だから、クルマへの脱着も簡単だ。

サイクルコンピュータのメータ画面はこんな感じ
ナビモードは自転車/クルマ/徒歩の3モードに切り換えでき、自転車モードでは、サイクリングをサポートする機能が充実。サイクルコンピュータは右画面情報画面/詳細情報画面/メーター画面の3パターンから選べ、速度や走行距離、走行時間、消費カロリーといった情報を表示しながらのサイクリングができるし、誘導は大きな矢印がウィンカーのように点滅するウィンカーガイドで、わかりやすさを高めている。また音声案内は「およそ○○メートル先、○方向です」といった通常の案内と、ピンポーン音のみの2通りがあり、切り替え可能。街中で通常の音声案内をされると気恥ずかしいと感じる人もいると思うが、それに配慮したものだ。

ルートや速度、距離などの走行データを内蔵メモリーやSDメモリーカードに保存できるのも便利。内蔵メモリーなら、最大90日分のデータを記録でき、Googleマップなどの地図サイトにアップロードすることもできるので、後でどこを走ったかを思い出したり、仲間と情報を共有するのにも使える。日中の屋内でも画面が見えやすいように設定したハイコントラストメニューも、自転車モードでの見えやすさを考えたものだ。

通常のノーマルメニューにも切り換え可能で、こちらは車内や夜間でも目に優しく見えやすい、黒をベースとしたメニュー。車載使用時は、こちらを使うといい。カーナビ時は立体交差点拡大図やハイウェイ分岐図、レーン看板表示といった案内画面も充実。5/12/25メートルスケールに切り換えられる詳細市街地図も搭載しているし、検索データは住所が3500万件、電話番号が3850万件など十分だ。また細街路でもルート案内や音声案内をしたり、電源オンから地図が表示するまで約10秒と素早いクィックGPSも快適度を高めている。

徒歩モードのお出かけウォークは、歩行者専用地図により、距離優先/屋根優先/歩き易さ優先の3ルートを探索可能。歩道橋や駅の構内、公園内も含めて歩けるルートを提示してくれる。なお、歩行モード時は縦画面で表示。電子コンパスを内蔵しているので、GPSが受からない駅構内や地下道等でも、進んでいる方向はわかる。

徒歩モードや自転車モードで気になるのはバッテリーの持続時間だが、通常使用で約4時間。省電力1モードでは約4時間20分で、省電力2モードだと約15時間に伸びる。ただし、省電力2モードで15時間使えるのは、10秒間無操作で画面が消え、ルート設定は無し、GPSログの動作も無しという状態なので、実用上は約6時間程度だと思ったほうがいい。

そのほか、PCでダウンロードし、ナビ本体で使えるGアプリに対応しているし、JPEG画像のスライドショー再生にも対応。またパナソニックの会員制Webサイト「ナビCafe」にある「おでかけ旅ガイド」で見つけたスポットをカーナビで活用したり、GoogleマップやYahoo! JAPANで探したスポットを、カーナビの目的地に設定できたりもする。実売価格は、4万円前後と予想される。

パナソニック カーナビ/カーAV総合


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