カロッツェリア・スマートループ対応ナビに被災地周辺の通行可能道路を表示可能に

Web上ではGoogle Crisis Responseによって、被災地周辺の通行実績がある道路を確認できるが、スマートループ対応のカロッツェリア・ナビなら、4月1日から、カーナビの地図上で、通行実績のある道路を確認できるようになる!(2011/3/29)



このサービスはGoogle Crisis Responseにも提供しているスマートループのプローブ情報(走行履歴データ)を活用するもの。震災日以降のプローブ情報を元に統計データを再生成し、被災地周辺の「通れた道路」を、スマートループ交通情報を利用して表示する。画面のイメージは下の写真の通り。スマートループ渋滞情報の青い破線(順調)やオレンジ色の破線(混雑)が表示されている道路は前に「通れた道」というわけだ。黒い実線が表示されている道は、VICSによる通行禁止の情報だ。


スマートループ渋滞情報に対応しているのは、2007年以降に発売されたほぼすべてのカロッツェリア(パイオニア)製カーナビ。対応機種で、通信接続を可能にし、スマートループ渋滞情報サービスへの登録を行えば、この情報をカーナビ上に表示できる。なお、この情報は被災地域内での移動の参考となる情報の提供を目的としたもので、個人が現地に向かうのは、系統的な救援&支援活動を妨げる可能性もあるので、十分に注意が必要。また通行許可証を持つ車両と一般車両を区別できないため、一般車両の規制が行われている道路も「通れた道」として表示されるので、一般車両は注意したい。また、スマートループの情報を表示可能な道路は、機種によって異なる。もっとも対象道路が多いのは、最新のサイバーナビだ。

ともあれ、地図上で過去に通行実績があった道路がわかるのは、安心感がある。通行許可証をとって、被災地に物資を届ける際は、スマートループ対応のカロッツェリアナビを活用することで、支援もスムースにできるに違いない。

パイオニア報道資料


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