Car AV Pressからのメッセージ

3月11日に発生した東北関東大震災から1週間が経ちました。岩手・宮城・福島を中心に、各地に甚大な被害をもたらしました、これまで経験したことのない大災害により亡くなられた方々には深い哀悼の意を表するとともに、被災地、および被害を受けたみなさまには、心からお見舞い申し上げます。


余震が続く上に、福島第一原子力発電所の事故も重なり、想像を絶するほど厳しい状況でしょうが、どうかみなさま、がんばって持ちこたえてください。我々にできることは義援金の寄付など、ほんのわずかなことしかありませんが、早期の復興を心からお祈りしております。

さて、運良く災害から免れた我々ができること。それは、普段通りに暮らすことだと考えます。普段通りに寝て、起きて、仕事をし、音楽を聴き、買い物をし、遊ぶ。そんな気持ちになれないという人もいるかもしれませんが、妙な自粛ムードにとらわれず、震災前と同じ生活を続けることが、経済を回すという意味も含めて、回り回って被災地の復興の一助となると思います。

もちろん、被災者の救援や災害復旧の邪魔をしないよう、不要不急のクルマの使用は控えることは必要でしょうが、食料等の買いだめは論外。必要な時、必要な量の食料を仕入れる。みんながそれを心がければ、今の食料品不足、ガソリン不足のような状況は解消されると思います。いま一度、冷静になって、普段通りの生活を心がけたいものです。Car AV Pressも震災後、更新が滞っていましたが、今日からは普段通り、カーAVに関するニュース、レビュー等をお届けしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

そして音楽。音楽は気持ちを元気づけます。心を癒します。都内にいても、余震、計画停電、原発……これらのストレスによりピリピリしたり、急に不安にさいなまれたりすることがあります。そんな時は、まず音楽を聴く。これで、ずいぶん気持ちが落ち着くし、元気が出ます。16年前、阪神淡路大震災で被災した友人も話していました。不安で心が折れそうになったとき、避難中のクルマの中で聞いたFMラジオから流れてきた音楽に、勇気づけられたと。みなさん、音楽をがんがん聴いて元気になり、この危機的状況をみんなで乗り越えていきましょう!

2011年3月18日  石田 功


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