オーディソンSRアンプに5チャンネル・アンプが追加

イタリアを代表するカーオーディオ・ブランド、オーディソンのベーシック・パワーアンプがSRシリーズ。これまでモノラル2機種、2チャンネル&4チャンネルアンプが各2機種の計4モデルがラインナップされていたが、5チャンネルアンプが追加された。(2011/3/4)

 SRシリーズに新たに追加されたのは、SR5(66,150円)。4Ωステレオ時で50W×4+185Wの定格出力を持つモデルだ。ハイレベルインプットに対応しているので、純正AVナビなどのRCA出力を持たないデッキでも、スピーカー出力を利用して、このアンプを接続可能。また内蔵クロスオーバーが優れもので、フロントチャンネルはクロスオーバー周波数を50Hzから5kHzの間で調整可能なハイパスフィルターが付き、リアチャンネルは50Hzから5kHzの範囲で調整可能なローパスフィルターおよび、クロスオーバー周波数50〜220Hz可変のハイパスフィルターがかけられる。つまりバンドバスの調整ができる。そして、サブウーファーチャンネルは、クロスオーバー周波数50〜220Hz可変のローパスフィルターを搭載。だから、別にクロスオーバーネットワークを用意しなくても、このアンプ1台で、フロント2ウェイ+サブウーファーのマルチアンプシステムを構築できるというわけ。また各チャンネルのフィルターはスルーの設定も可能。フロント&リアスピーカーにハイパスをかけてローパスをかけたサブウーファーをプラスするというシステム構成もアリだし、別途デジタルクロスオーバーを用意して、より高精度に調整することもできる。それらのシステム構成も、このアンプ1台で実現する。

各チャンネル、2Ω駆動に対応。2Ω時の出力は70W×4+160Wとなる。また、フロント&リアチャンネルはブリッジ接続可能。この場合、フロント&リアチャンネルは4Ωのみだが、150W×2+160W、または140W×2+260W(モノラルチャンネルのみ2Ω)の定格出力となる。別売のサブウーファーボリュームコントローラー・VCRA(10,500円)を用意すれば、モノラルチャンネルに接続したサブウーファーの音量を、ドライバーが手元で調整することも可能だ。大規模システムを愛車に積むつもりはないが、純正システムの音には満足していないなら、ワンアンプでフロント2ウェイ+サブウーファーのマルチアンプシステムを組めるSR5は、使い勝手がいい。

【主な仕様】
●出力:55W×4+185W(4Ωステレオ時/14.4V)/140W×2+260W(4Ωブリッジ時・サブウーファーチャンネルは2Ω/14.4V)●SN比:83dB(CEA rating)●周波数特性:5Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.08%/0.03%(サブ)●ダンピングファクター:100/500(サブ)●入力感度:0.3〜5V(プリ入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅500×奥行213×高さ53.5mm

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