3月8〜9日開催のイース・セミナー&ショーで、発表されたロックフォードの2011年ニューモデルの中から、注目モデルをピックアップして紹介!(2011/3/9)
パワーアンプの注目モデル
T1000-4ad |
PBR300X1 |
それ以外にも、新作アンプは多数ある。まず表面にペイントを施したCustom Shopシリーズは「BANDANA」「GEAR」「FIRE」「PATRIOT」の新作4種類が登場。ベーシックアンプのPRIMEシリーズには、50W×4+200W(4Ω)の5chアンプ、R600-5(58,800円)が加わる。こちらは従来機のR300-4と同サイズで6月頃の発売予定。ほかにクラスDのパンチシリーズ・アンプが4モデル、夏頃登場する予定だ。
スピーカーの注目モデル
JPS-100-8 |
T3652-S |
さらに上級のT5コンポーネントも夏頃登場予定だ。T5652-S(252,000円)という16.5cmセパレート2ウェイシステムで、振動板はT3コンポーネント同様、LCPながら、ウーファーは、中央のフォームをLCPでラミネートした3層構造。またトゥイーターも25mmLCPドームだが、中央にフェイズプラグを装備している。ウーファーの磁気回路は、複数のネオジウムマグネットを並べたマルチポール・タイプ。大型のクロスオーバーネットワークは、RFリンクに対応。詳細は不明だが、ネットワーク本体と調整部がセパレート式で、遠隔操作できるものらしい。また将来的にはRFリンクを装備した製品をリンクケーブルで接続すれば、つながったすべての製品を一括制御できるらしい。
ほかにも、ユニット・サブウーファーが多数モデルチェンジ。ここでは名前の羅列だけにしておくが、上級シリーズから順にパワーシリーズP0サブウーファー、パンチP3、パンチP2、パンチP1、そして薄型のプライムR2が登場する。さらにボックスサブウーファーのパンチ・ローデッドのP1&P3も春から夏にかけて順次、発売される予定だ。
注目の3SIXTYは?
デジタルプロセッサーの3SIXTYのニューモデル、3SIXTY.3(102,900円)も着々と開発が進んでいるようで、概要が徐々にわかってきた。まず入力は8チャンネル。ライン入力のローレベルだけではなく、スピーカー出力を接続可能なハイレベル入力にも対応している。またデジタル入力も装備している。イコライザーはパラメトリック・タイプ。各チャンネル31バンドの細かな調整ができるという。マイクを付属し、オートチューニングもできる。タイムディレイは距離と遅延時間の両方で調整が可能になり、調整幅も従来より小刻みになったとのこと。フェイズコントロールにより、位相の反転もできる。iPod/iPhone/iPadの接続が可能なオプション品や、A2DPオーディオプロファイル対応の機器があれば、ワイヤレスのオーディオストリーミングが可能なオプション品も用意。メディア対応力も充実している。ただし、iPodの充電とビデオ再生にも対応しているかわりに、iPodなどの音楽信号はアナログ接続になるらしい。フル機能の調整はパソコンで。iPadなどでも操作できるアプリも開発中らしいが、こちらでは調整範囲に制限があるようだ。発売は夏を予定しているとのことだが、場合によっては遅れる可能性もあり。いずれにせよ、これからはヘッドユニットを交換せずにオーディオをグレードアップする方向に進むのは確実だろうから、期待したい機器ではある。
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・イース・コーポレーション