今年もカロッツェリアの春の新製品発表の時期がやってまいりました! と言いつつ、今年は地味。新製品はサテライト・スピーカーのブラックモデルと、2カメラ・ドライブレコーダーのみです。
これはインクリメントPを売却した影響ではなく、相次ぐ半導体工場の火災が影響している模様。カーナビ・カーオーディオ系のメーカーはもとより、自動車メーカーにも影響して、スバルやホンダなど工場を生産停止しているところもありますから。そのため半導体を多用するヘッドユニット系は、半導体の供給が安定するまで新製品の発表を見送るという方針のようです。
そんな中で登場したサテライトスピーカー、TS-STX510-Bですが、従来モデルのTS-STX510のブラックモデルです。価格は13,200円(税込)。従来モデルはホワイトのエンクロージャー入りでしたが、ブラックモデルは引き締まって見えます。
5.7cmフルレンジスピーカーを搭載したモデルで、基本的にはリア用。振動板にはIMCCを採用しし、高い伝搬速度と優れた応答性を実現しています。再生周波数帯域は100Hzから30kHzまで。さすがに重低音は出ませんが、リア用のサテライトスピーカーとしては十分かと思います。
汎用取り付けカナ部を付属しているので、軽自動車からミニバンまで幅広い車種へ取り付け可能。今、サラウンド仕様のクルマは少なくなってきましたが、やはりサテライト・スピーカーは高い位置に付けて音場を広げるのがいいでしょうから、このスピーカーはサラウンド用としてもお手頃です。7mのスピーカーコードが付属しているので、
また変則的ですが、ドアスピーカーのない軽トラなんかだと、フロント用に設置するのも面白いかも。助手席足元におけるベースサウンドクリエイターのTS-WX010A(オープン価格)などを加えて低音をプラスしてやれば、軽トラでも手軽に良い音が楽しめそうです。この場合、白だと浮いてしまう可能性大ですがブラックだと浮いて見えるのも抑えられそうですね。エンクロージャーのサイズは、幅74×高さ95×奥行105mm。フロント用にはちょっとでかいかな?(笑)
ともあれ、リアのサテライトスピーカー用としてはお手軽。車内を本格サラウンド仕様に仕上げて臨場感のある空間を楽しむのも良いかもしれません。