久しぶりに嬉しい悩み。ASWGPの集中試聴が終了

昨日でオートサウンドWebグランプリ選出に向けての2日間の集中試聴が終わりました。他の選者の負担軽減のため、試聴用のエントリー・リストから外すか残すかの選別も行っているため、試聴したのは25台。このうち18台が最終エントリーに残りました。ふぅ。

「どうせAVナビがグランプリをとるんでしょ」という声も聞こえるなか、今年は悩んでいます。今回は、いい意味で。スピーカーもアンプも、魅力的な製品が多いんです。


カーナビだけで選ぶなら、昨年ゴールド・アワードを受賞したサイバーナビは相変わらずの良さだし、彩速ナビはコストパフォーマンスを考えたら抜群に優秀だし、ストラーダは有機ELに切り替わって映像のインパクト抜群。サウンドも想像以上に向上しています。そしてアルパインはハイレゾ再生に対応し内蔵アンプもデジタル・アンプに変更。何もかも新しくなっています。これだけでも悩んでしまいます。

パワーアンプは90万円のダモーレやら180万円のマイクロプレシジョンやら、超弩級のパワーアンプが揃いました。その中に混じったオーディソンのエントリー・アンプも、コンパクトでカワイイ。さすがに音では90万円や180万円のものにはかないませんが、価格差を考えるとこれでもいいかな? と思える部分もあり、ここでも悩んでしまします。

そしてスピーカーもかなり悩みます。今回はパッシブ・クロスオーバーを使用したスピーカーは2chのダモーレ・アンプを使用して聴いたんですが、このアンプが良かったのか、6万円台のブラムや9万円台のイートンなど、比較的リーズナブルなスピーカーでも魅力的な音がします。そしてカロッツェリアのスピーカー。この圧倒的な音場感は、聴いていて久々に鳥肌ものでした。

そればかりではなくイートンの3ウェイやモレルの3ウェイもあります。こちらは価格が上がりますが、それぞれ素晴らしい音を出していました。価格を度外視して純粋に音だけで選ぶのか、車載ということを十分に考慮したうえで、車載に適したものを選ぶのかは大いに悩むところです。

他にもDSPやDSPアンプ、車載デジタル・メディアプレーヤーなどもあります。こちらも驚きが続きました。今回、ブラックスのような超弩級モデルはないんですが、たとえばヘリックスのDSPウルトラなんかも良音だったし、ザプコのプレーヤー内蔵DSPも勢いのある鮮明な音でした。オーディオテクニカのプレーヤーも、ストレートで鮮度の高い音。今後のカーオーディオを考えると、これらが主役になっていくはずで、これらも無視できません。やはり悩みます。

いっそのこと、ジャンル別にしてそれぞれにゴールド・アワードを与えるようにしてもらえると気が楽なんですが(笑)、たぶんそうはならないでしょう。オートサウンドWebグランプリの発表は11月末から12月頭にかけてだと思います。その前に選出と座談会が行われますが、そこまで大いに悩みます(笑)