フランスBLAMよりハイCPスピーカー、165RSQ登場

2014年に誕生したフランスの新興ブランド、BLAM(ブラム)から新スピーカー、165RSQが登場した。

ブラムのスピーカーは上位グレードのLiveとベーシックグレードのRelaxという2つのシリーズがあり、165RSQはRelaxシリーズにカテゴライズされるのだが、その内容を見るとLiveとRelaxの中間的存在。従来のRelaxシリーズはスチールフレームを採用しているのに対して、165RSQはLiveシリーズ同様のアルミダイキャストフレームを採用しているし、トゥイーターも従来Relaxシリーズが20mm口径なのに対して165RSQは25mm口径(Liveシリーズは28mm)とひと回り大きくなっている。トゥイーターはソフトドーム型。16.5cmウーファーの振動板はペーパーコーンを採用している。

BLAM 165RSQ PAssive ネットワーク無しのActiveもある
クロスオーバーネットワーク付属の165RSQ Passive(42,000円/税別)とネットワーク無しの165RSQ Active(38,000円/税別)の2モデルがラインナップされているので、ヘッドユニットの内蔵クロスオーバーを使ってマルチアンプ・システムを組もうと思っている人ならネットワークが無駄にならないし割安なのも嬉しい。インピーダンスが2Ωだから内蔵アンプでもパワフルに鳴ってくれそうだ。

アルファのブログによると、ネットワーク仕様では面白い使い方ができるとのこと。ウーファーはアンプと直結してフルレンジで鳴らし、トゥイーターのみネットワークを通してハイパスをかけることで、内蔵4チャンネルアンプを使った簡易的なバイアンプ接続をする方法だ。ウーファーの高域側が自然にロールオフする特性になっているそうで、そのおかげで、こんな接続でも違和感なく音楽が楽しめるのだろう。トゥイーターとウーファーのバランス調整は、ネットワークの3段階切り替えアッテネーターでもできるし、ヘッドユニット(カーナビ)のフェダーでも可能だ。

元フォーカルのカーオーディオ開発の責任者で現ブラムのCEOであるギー・ボンネビル氏自らがマテリアルを選びやチューニングを自分の耳でリスニングを繰り返しながら行ういう昔ながらの手法で完成した165RSQは、フレンチ・サウンドの入門スピーカーとしてぴったりだ。

【主な仕様】
●再生周波数帯域:56Hz〜25kHz●定格入力:50W●入力インピーダンス:2Ω●出力音圧レベル:94.7dB(2.83V/1m)●取付口径(ウーファー):43mm●取付奥行(ウーファー):69mm

アルファ